ファーストリテイリング
FAST RETAILING CO., LTD.
最終更新日: 2026年3月20日
日本発、世界トップクラスのグローバルアパレル企業
服を変え、常識を変え、世界を変えていく
この会社ってなに?
ユニクロのヒートテックやエアリズム、ウルトラライトダウンなど、季節ごとの定番アイテムを愛用している方は多いはずです。高機能なのにリーズナブルな価格帯で、日常着から仕事着まで幅広くカバー。ジーユー(GU)ではさらにトレンド感のあるファッションを低価格で楽しめます。オンラインストアでの購入や店舗受取サービスも充実しており、日々の「着る」を支える身近な存在です。
ファーストリテイリングは「ユニクロ」「ジーユー」を展開する世界第3位のアパレル製造小売業(SPA)です。直近のFY2025/8では売上収益3兆4,005億円・事業利益5,642億円と過去最高を更新し、北米・欧州・東南アジアでの出店拡大が牽引しました。今期(FY2026/8)は売上収益3兆8,000億円・事業利益6,500億円を見込み、1Qでは事業利益率20.0%と大幅改善を達成。長期目標である売上収益10兆円に向けて、LifeWear(究極の普段着)のグローバルブランディングとサプライチェーンDXを推進しています。
会社概要
- 業種
- 小売業
- 決算期
- 8月
- 本社
- 山口県山口市佐山 10717-1
- 公式
- www.fastretailing.com
社長プロフィール
私たちは「本当に良い服、今までになかった新しい価値を持つ服」を創造し、世界中のあらゆる人々に、良い服を着る喜び、幸せ、満足を提供し続けます。
この会社のストーリー
山口県宇部市にて「メンズショップ小郡商事」として創業しました。
法人化を行い、現在の企業の礎となる小郡商事株式会社を設立しました。
広島市に「ユニーク・クロージング・ウエアハウス(ユニクロ)」の第1号店を出店しました。
お客様が求める商品を早く提供するというファストフード的な発想から、現在の社名に変更しました。
ユニクロ原宿店をオープン。フリースキャンペーンが社会的な大ヒットとなり、SPA(製造小売業)モデルを確立しました。
英国ロンドンに海外初の店舗を出店し、グローバルブランドへの挑戦を開始しました。
ファッション性と低価格を両立した新しいカジュアル衣料ブランド「ジーユー」を立ち上げました。
お客様の声を瞬時に商品化する「情報製造小売業」へと進化し、長期目標である売上収益10兆円に向けて世界中で成長を続けています。
注目ポイント
売上収益3兆円を超す日本発のグローバルアパレル企業。高い利益率を誇り、海外市場でも力強い成長を続けています。
有明プロジェクトをはじめ、顧客ニーズをダイレクトにサプライチェーンへ反映させる独自の仕組みを構築し、他社を圧倒する効率性を実現しています。
2030年までに温室効果ガス排出量の大幅削減を目標に掲げるなど、環境や社会に配慮しながら新たな価値を生み出しています。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2016/8 | 116.7円 | 74.3% |
| FY2017/8 | 116.7円 | 29.9% |
| FY2018/8 | 146.7円 | 29.0% |
| FY2019/8 | 160円 | 30.1% |
| FY2020/8 | 160円 | 54.2% |
| FY2021/8 | 160円 | 28.9% |
| FY2022/8 | 206.7円 | 23.2% |
| FY2023/8 | 290円 | 30.0% |
| FY2024/8 | 400円 | 33.0% |
| FY2025/8 | 500円 | 35.4% |
現在、株主優待制度は実施していません。
配当方針において、業績の成長を反映した持続的な増配を基本姿勢として掲げています。FY2025/8は年間500円(前期比+100円)と大幅増配を実施し、2期連続の増配を達成。配当性向は35.4%と還元余力を十分に残しており、今後も利益成長に連動した安定的な増配が期待されます。
同業比較(収益性)
小売業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
ファーストリテイリングは、「ユニクロ」および「ジーユー」の海外事業が力強く成長を牽引しており、FY2025/8には売上収益3兆4,005億円・事業利益5,642億円と過去最高を大幅更新しました。今期FY2026/8は売上収益3兆8,000億円・事業利益6,500億円を目指し、1Q時点で事業利益率20.0%と大幅改善を実現。中期目標の売上収益5兆円、長期目標の10兆円に向けて着実に歩を進めています。 【2Q FY2026/8実績】売上1.8兆円(通期予想比48%)、営業利益4007億円(同66%)、純利益2793億円(同64%)。
事業ごとの売上・利益
日本国内のユニクロ店舗網(約800店舗)。ヒートテック・エアリズム等の機能性素材が強み
グレーターチャイナ・東南アジア・北米・欧州で急拡大中。全体の成長エンジン
トレンドファッションを低価格で提供。国内中心だが海外展開も加速
セオリー、プラステ、コントワー・デ・コトニエ等のブランドを展開
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2016/8 | 8.0% | 3.9% | 7.1% |
| FY2017/8 | 17.5% | 9.1% | 9.5% |
| FY2018/8 | 18.6% | 9.3% | 11.1% |
| FY2019/8 | 17.2% | 8.2% | 11.2% |
| FY2020/8 | 9.1% | 4.1% | 7.4% |
| FY2021/8 | 15.7% | 6.9% | 11.7% |
| FY2022/8 | 19.7% | 9.6% | 12.9% |
| FY2023/8 | 17.0% | 9.1% | 13.8% |
| FY2024/8 | 18.9% | 10.8% | 16.1% |
| FY2025/8 | 19.7% | 11.6% | 16.6% |
| 2Q FY2026/8 | 10.3%(累計) | 6.8%(累計) | 19.5% |
同社は独自の製造小売業(SPA)モデルを確立しており、高い粗利率と効率的な在庫管理により業界屈指の収益性を誇ります。特にブランド力の向上とコストコントロールの徹底により、営業利益率は極めて高い水準で推移しています。競合する欧米のアパレル大手と比較しても、デジタル技術を駆使したサプライチェーンの最適化が収益性の高さに直結しています。
財務は安全?
総資産は3兆8,593億円と年々拡大を続けており、自己資本比率は58.9%と極めて高水準を維持しています。有利子負債はゼロであり、実質無借金経営を実現。潤沢な内部留保と高い収益力に裏打ちされた盤石な財務基盤が、積極的なグローバル出店投資を可能にしています。 【2Q FY2026/8】総資産4.3兆円、純資産2.7兆円、自己資本比率63.0%。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2016/8 | 988億円 | -2,459億円 | 2,014億円 | -1,472億円 |
| FY2017/8 | 2,122億円 | 1,228億円 | -508億円 | 3,350億円 |
| FY2018/8 | 1,764億円 | -572億円 | 1,982億円 | 1,192億円 |
| FY2019/8 | 3,005億円 | -788億円 | -1,024億円 | 2,217億円 |
| FY2020/8 | 2,649億円 | -760億円 | -1,833億円 | 1,889億円 |
| FY2021/8 | 4,290億円 | -826億円 | -3,030億円 | 3,464億円 |
| FY2022/8 | 4,308億円 | -2,122億円 | -2,131億円 | 2,186億円 |
| FY2023/8 | 4,632億円 | -5,744億円 | -3,646億円 | -1,112億円 |
| FY2024/8 | 6,515億円 | -822億円 | -2,690億円 | 5,693億円 |
| FY2025/8 | 5,806億円 | -5,789億円 | -3,391億円 | 17.0億円 |
営業CFは毎期5,800億円超と強力なプラスを継続しており、グローバル事業の収益力を反映しています。FY2025/8は投資CFが約5,789億円と大規模投資を実施したため、FCFは約17億円とほぼ均衡しましたが、これは将来の成長に向けた戦略的な店舗・物流・デジタル投資によるものです。財務CFは配当金支払い等が中心で、規律ある株主還元を行いつつ強固な手元流動性を確保しています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|
法人税等の支払額は、グローバルでの業績拡大に伴い増加傾向にあります。世界各国で事業を展開しているため、各国の税制に基づき適切な納税が行われています。実効税率は、各地域での収益構成比や現地税率の影響を受けて変動するものの、概ね標準的な税率水準の範囲内で推移しています。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| FY2022/8 | 959万円 | 1,698人 | +4.2% |
| FY2023/8 | 1,147万円 | 1,707人 | +19.6% |
| FY2024/8 | 1,179万円 | 1,601人 | +2.8% |
| FY2025/8 | 1,250万円 | 1,572人 | +6.0% |
平均年収1,250万円は小売業界で突出した高水準。FY2023/8に大幅な賃上げ(+19.6%)を実施し、グローバル人材獲得を強化。単体従業員約1,600名と少数精鋭で、一人当たり売上高は極めて高い。
誰がこの会社の株を持ってる?
外国人・個人投資家の比率が高く、市場の需給が株価に反映されやすい構造です。
創業者の柳井正氏が約17%を直接保有。TTY ManagementやFastRetailing Foundation等の関連法人を含めると実質的な支配力は大きい。機関投資家の保有比率も高く、グローバルな投資家から高い評価を受けている。
会社の公式開示情報
事業別の稼ぎ
| 事業名 | 売上 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|
| 国内ユニクロ事業 | 約9,300億円 | 約1,500億円 | 約16% |
| 海外ユニクロ事業 | 約1兆5,600億円 | 約2,800億円 | 約18% |
| ジーユー事業 | 約3,200億円 | 約300億円 | 約9% |
| グローバルブランド事業 | 約1,600億円 | 約30億円 | 約2% |
国内ユニクロ、海外ユニクロ、ジーユーの3事業を柱とし、売上収益が3兆円を突破する成長企業として開示を行っています。特に海外ユニクロ事業が全売上の約46%を占める最大セグメントに成長しており、利益率も国内事業を上回っています。主なリスク要因には為替変動、地政学リスク、サプライチェーンの途絶リスクなどが挙げられています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2023 | 2,650,000百万円 | — | 2,766,557百万円 | +4.4% |
| FY2024 | 3,050,000百万円 | — | 3,103,836百万円 | +1.7% |
| FY2025 | 3,400,000百万円 | — | 3,400,539百万円 | +0.0% |
| FY2026 | 3,800,000百万円 | — | — | 進行中 |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
ファーストリテイリングは、売上収益3兆円を突破し、次のマイルストーンである「中期売上5兆円」および「長期売上10兆円」に向けて順調に進捗しています。特に北米や欧州でのLifeWear(究極の普段着)の認知拡大が著しく、海外ユニクロ事業が全体の成長エンジンとして機能しています。また、1Q決算でも事業利益率が20.0%と大幅に改善するなど、稼ぐ力も着実に強化されています。
株の売買状況と今後の予定
時価総額は20兆円を超え、国内アパレル・小売業として圧倒的トップに君臨しています。高い成長期待からPERは44.7倍、PBRは8.56倍とプレミアムな評価を受けており、海外メガSPA(ZARA、H&M)と比較しても高いマルチプルが付与されています。信用倍率は高めですが、機関投資家中心の売買シェアが高いため影響は限定的です。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
FY2025/8の最終利益を6%上方修正し、配当も30円増額。通期最高益更新の基調が鮮明に。
FY2025/8通期は売上収益3兆4,005億円、事業利益5,642億円で着地。年間配当500円と大幅増配を決定。
ザイマックスグループと合弁会社を設立し、商業施設事業の運営管理体制を再強化。
FY2026/8第1四半期で事業利益22%増を達成。事業利益率20.0%と大幅改善し、海外ユニクロが好調持続。
最新ニュース
ファーストリテイリング まとめ
ひとめ診断
日本発のグローバルSPA、LifeWearで売上10兆円を目指す世界3位のアパレル王者
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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