9983プライム

ファーストリテイリング

FAST RETAILING CO., LTD.

最終更新日: 2026年3月20日

ROE10.3%(累計)
BPS8621.3円
自己資本比率63.0%
2Q FY2026/8 決算短信

日本発、世界トップクラスのグローバルアパレル企業

服を変え、常識を変え、世界を変えていく

この会社ってなに?

ユニクロのヒートテックやエアリズム、ウルトラライトダウンなど、季節ごとの定番アイテムを愛用している方は多いはずです。高機能なのにリーズナブルな価格帯で、日常着から仕事着まで幅広くカバー。ジーユー(GU)ではさらにトレンド感のあるファッションを低価格で楽しめます。オンラインストアでの購入や店舗受取サービスも充実しており、日々の「着る」を支える身近な存在です。

ファーストリテイリングは「ユニクロ」「ジーユー」を展開する世界第3位のアパレル製造小売業(SPA)です。直近のFY2025/8では売上収益3兆4,005億円・事業利益5,642億円と過去最高を更新し、北米・欧州・東南アジアでの出店拡大が牽引しました。今期(FY2026/8)は売上収益3兆8,000億円・事業利益6,500億円を見込み、1Qでは事業利益率20.0%と大幅改善を達成。長期目標である売上収益10兆円に向けて、LifeWear(究極の普段着)のグローバルブランディングとサプライチェーンDXを推進しています。

小売業プライム市場

会社概要

業種
小売業
決算期
8月
本社
山口県山口市佐山 10717-1
公式
www.fastretailing.com

社長プロフィール

柳井正
代表取締役会長兼社長
ビジョナリー
私たちは「本当に良い服、今までになかった新しい価値を持つ服」を創造し、世界中のあらゆる人々に、良い服を着る喜び、幸せ、満足を提供し続けます。

この会社のストーリー

1949
個人営業の紳士服店として創業

山口県宇部市にて「メンズショップ小郡商事」として創業しました。

1963
小郡商事株式会社を設立

法人化を行い、現在の企業の礎となる小郡商事株式会社を設立しました。

1984
「ユニクロ」第1号店オープン

広島市に「ユニーク・クロージング・ウエアハウス(ユニクロ)」の第1号店を出店しました。

1991
「ファーストリテイリング」へ社名変更

お客様が求める商品を早く提供するというファストフード的な発想から、現在の社名に変更しました。

1998
原宿店出店とフリースブーム

ユニクロ原宿店をオープン。フリースキャンペーンが社会的な大ヒットとなり、SPA(製造小売業)モデルを確立しました。

2001
海外進出のスタート

英国ロンドンに海外初の店舗を出店し、グローバルブランドへの挑戦を開始しました。

2006
「ジーユー(GU)」事業を開始

ファッション性と低価格を両立した新しいカジュアル衣料ブランド「ジーユー」を立ち上げました。

2020年代
売上10兆円を目指す情報製造小売業へ

お客様の声を瞬時に商品化する「情報製造小売業」へと進化し、長期目標である売上収益10兆円に向けて世界中で成長を続けています。

注目ポイント

世界トップクラスの圧倒的な成長力

売上収益3兆円を超す日本発のグローバルアパレル企業。高い利益率を誇り、海外市場でも力強い成長を続けています。

最先端の「情報製造小売業」

有明プロジェクトをはじめ、顧客ニーズをダイレクトにサプライチェーンへ反映させる独自の仕組みを構築し、他社を圧倒する効率性を実現しています。

サステナビリティと事業成長の両立

2030年までに温室効果ガス排出量の大幅削減を目標に掲げるなど、環境や社会に配慮しながら新たな価値を生み出しています。

サービスの実績は?

3,400,539百万円
連結売上収益
FY2025/8実績
+9.6% YoY
564,265百万円
営業利益
FY2025/8実績
+12.7% YoY
3,800店舗超
グローバル店舗数
ユニクロ+GU合計
海外比率60%超
20.0%
事業利益率
FY2026/8 1Q実績
+2.5pt YoY

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 500円
安全性
安定
自己資本比率 63.0%
稼ぐ力
高い
ROE 10.3%(累計)
話題性
好評
ポジティブ 75%

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
500
方針: 業績連動型(安定的な増配を基本方針)
1株配当配当性向
FY2016/8116.774.3%
FY2017/8116.729.9%
FY2018/8146.729.0%
FY2019/816030.1%
FY2020/816054.2%
FY2021/816028.9%
FY2022/8206.723.2%
FY2023/829030.0%
FY2024/840033.0%
FY2025/850035.4%
9期連続増配
株主優待
なし

現在、株主優待制度は実施していません。

配当方針において、業績の成長を反映した持続的な増配を基本姿勢として掲げています。FY2025/8は年間500円(前期比+100円)と大幅増配を実施し、2期連続の増配を達成。配当性向は35.4%と還元余力を十分に残しており、今後も利益成長に連動した安定的な増配が期待されます。

同業比較(収益性)

小売業の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
10.3%(累計)
業界平均
3.4%
営業利益率上回る
この会社
19.5%
業界平均
2.5%
自己資本比率上回る
この会社
63.0%
業界平均
47.6%

業績推移

儲かってるの?

順調に稼いでいます
売上高
FY2022/82.3兆円
FY2023/82.8兆円
FY2024/83.1兆円
FY2025/83.4兆円
営業利益
FY2022/82,973億円
FY2023/83,811億円
FY2024/85,009億円
FY2025/85,643億円

ファーストリテイリングは、「ユニクロ」および「ジーユー」の海外事業が力強く成長を牽引しており、FY2025/8には売上収益3兆4,005億円・事業利益5,642億円と過去最高を大幅更新しました。今期FY2026/8は売上収益3兆8,000億円・事業利益6,500億円を目指し、1Q時点で事業利益率20.0%と大幅改善を実現。中期目標の売上収益5兆円、長期目標の10兆円に向けて着実に歩を進めています。 【2Q FY2026/8実績】売上1.8兆円(通期予想比48%)、営業利益4007億円(同66%)、純利益2793億円(同64%)。

事業ごとの売上・利益

国内ユニクロ事業
約9,300億円31.3%)
海外ユニクロ事業
約1兆5,600億円52.5%)
ジーユー事業
約3,200億円10.8%)
グローバルブランド事業
約1,600億円5.4%)
国内ユニクロ事業約9,300億円
利益: 約1,500億円利益率: 約16%

日本国内のユニクロ店舗網(約800店舗)。ヒートテック・エアリズム等の機能性素材が強み

海外ユニクロ事業約1兆5,600億円
利益: 約2,800億円利益率: 約18%

グレーターチャイナ・東南アジア・北米・欧州で急拡大中。全体の成長エンジン

ジーユー事業約3,200億円
利益: 約300億円利益率: 約9%

トレンドファッションを低価格で提供。国内中心だが海外展開も加速

グローバルブランド事業約1,600億円
利益: 約30億円利益率: 約2%

セオリー、プラステ、コントワー・デ・コトニエ等のブランドを展開

稼ぐ力はどのくらい?

効率よく稼いでいます
ROE
10.3%(累計)
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
6.8%(累計)
会社全体の資産の活用度
営業利益率
19.5%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2016/88.0%3.9%7.1%
FY2017/817.5%9.1%9.5%
FY2018/818.6%9.3%11.1%
FY2019/817.2%8.2%11.2%
FY2020/89.1%4.1%7.4%
FY2021/815.7%6.9%11.7%
FY2022/819.7%9.6%12.9%
FY2023/817.0%9.1%13.8%
FY2024/818.9%10.8%16.1%
FY2025/819.7%11.6%16.6%
2Q FY2026/810.3%(累計)6.8%(累計)19.5%

同社は独自の製造小売業(SPA)モデルを確立しており、高い粗利率と効率的な在庫管理により業界屈指の収益性を誇ります。特にブランド力の向上とコストコントロールの徹底により、営業利益率は極めて高い水準で推移しています。競合する欧米のアパレル大手と比較しても、デジタル技術を駆使したサプライチェーンの最適化が収益性の高さに直結しています。

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率63.0%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
0円
会社の純資産
2.7兆円

総資産は3兆8,593億円と年々拡大を続けており、自己資本比率は58.9%と極めて高水準を維持しています。有利子負債はゼロであり、実質無借金経営を実現。潤沢な内部留保と高い収益力に裏打ちされた盤石な財務基盤が、積極的なグローバル出店投資を可能にしています。 【2Q FY2026/8】総資産4.3兆円、純資産2.7兆円、自己資本比率63.0%。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+5,806億円
営業CF
投資に使ったお金
-5,789億円
投資CF
借入・返済など
-3,391億円
財務CF
手元に残ったお金
+17.0億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2016/8988億円-2,459億円2,014億円-1,472億円
FY2017/82,122億円1,228億円-508億円3,350億円
FY2018/81,764億円-572億円1,982億円1,192億円
FY2019/83,005億円-788億円-1,024億円2,217億円
FY2020/82,649億円-760億円-1,833億円1,889億円
FY2021/84,290億円-826億円-3,030億円3,464億円
FY2022/84,308億円-2,122億円-2,131億円2,186億円
FY2023/84,632億円-5,744億円-3,646億円-1,112億円
FY2024/86,515億円-822億円-2,690億円5,693億円
FY2025/85,806億円-5,789億円-3,391億円17.0億円

営業CFは毎期5,800億円超と強力なプラスを継続しており、グローバル事業の収益力を反映しています。FY2025/8は投資CFが約5,789億円と大規模投資を実施したため、FCFは約17億円とほぼ均衡しましたが、これは将来の成長に向けた戦略的な店舗・物流・デジタル投資によるものです。財務CFは配当金支払い等が中心で、規律ある株主還元を行いつつ強固な手元流動性を確保しています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1為替変動リスク:海外売上比率が約60%に達し、円高進行時には連結業績への影響が大きい
2地政学リスク:中国・東南アジアの生産拠点への依存度が高く、政治情勢や貿易摩擦の影響を受けやすい
3消費者嗜好の変化リスク:ファストファッションへの批判やサステナビリティ意識の高まりへの対応が必要
4原材料費・物流コストの高騰リスク:コットン価格や海上運賃の上昇が利益率を圧迫する可能性
5競争激化リスク:ZARA・H&M・SHEINなどグローバルSPA各社との価格・品質競争が一段と激しさを増している
6サプライチェーン途絶リスク:パンデミックや自然災害による調達・物流の寸断が事業継続に影響を及ぼす可能性

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率

法人税等の支払額は、グローバルでの業績拡大に伴い増加傾向にあります。世界各国で事業を展開しているため、各国の税制に基づき適切な納税が行われています。実効税率は、各地域での収益構成比や現地税率の影響を受けて変動するものの、概ね標準的な税率水準の範囲内で推移しています。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
1,250万円
従業員数
1,572
平均年齢
38.4歳
平均年収従業員数前年比
FY2022/8959万円1,698+4.2%
FY2023/81,147万円1,707+19.6%
FY2024/81,179万円1,601+2.8%
FY2025/81,250万円1,572+6.0%

平均年収1,250万円は小売業界で突出した高水準。FY2023/8に大幅な賃上げ(+19.6%)を実施し、グローバル人材獲得を強化。単体従業員約1,600名と少数精鋭で、一人当たり売上高は極めて高い。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主36.8%
浮動株63.2%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関28.8%
事業法人等8%
外国法人等28.5%
個人その他32.8%
証券会社1.9%

外国人・個人投資家の比率が高く、市場の需給が株価に反映されやすい構造です。

日本マスタートラスト信託銀行(信託口)19.83%
柳井正17.4%
日本カストディ銀行(信託口)9.35%
TTY Management B.V.5.19%
その他(柳井康治・機関投資家)48.23%

創業者の柳井正氏が約17%を直接保有。TTY ManagementやFastRetailing Foundation等の関連法人を含めると実質的な支配力は大きい。機関投資家の保有比率も高く、グローバルな投資家から高い評価を受けている。

会社の公式開示情報

事業別の稼ぎ

事業名売上利益利益率
国内ユニクロ事業約9,300億円約1,500億円約16%
海外ユニクロ事業約1兆5,600億円約2,800億円約18%
ジーユー事業約3,200億円約300億円約9%
グローバルブランド事業約1,600億円約30億円約2%

国内ユニクロ、海外ユニクロ、ジーユーの3事業を柱とし、売上収益が3兆円を突破する成長企業として開示を行っています。特に海外ユニクロ事業が全売上の約46%を占める最大セグメントに成長しており、利益率も国内事業を上回っています。主なリスク要因には為替変動、地政学リスク、サプライチェーンの途絶リスクなどが挙げられています。

会社の計画は順調?

S
総合評価
グローバル展開の成功により、毎期安定して高い成長目標を達成・超過している

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中期目標(売上収益5兆円)
約5年後
連結売上収益: 目標 5,000,000百万円 やや遅れ (3,400,539百万円(FY25実績))
68%
ユニクロ事業売上収益: 目標 4,000,000百万円 順調
70%
GU事業他売上収益: 目標 1,000,000百万円 やや遅れ
60%
FY2026/8 業績予想
FY2026/8
売上収益: 目標 3,800,000百万円 大幅遅れ (1,028,000百万円(1Q実績))
27%
事業利益: 目標 650,000百万円 大幅遅れ (205,600百万円(1Q実績))
31.6%
事業利益率: 目標 17.1% 順調 (20.0%(1Q実績))
100%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上収益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY20232,650,000百万円2,766,557百万円+4.4%
FY20243,050,000百万円3,103,836百万円+1.7%
FY20253,400,000百万円3,400,539百万円+0.0%
FY20263,800,000百万円進行中

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

ファーストリテイリングは、売上収益3兆円を突破し、次のマイルストーンである「中期売上5兆円」および「長期売上10兆円」に向けて順調に進捗しています。特に北米や欧州でのLifeWear(究極の普段着)の認知拡大が著しく、海外ユニクロ事業が全体の成長エンジンとして機能しています。また、1Q決算でも事業利益率が20.0%と大幅に改善するなど、稼ぐ力も着実に強化されています。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残604,500株
売り残13,600株
信用倍率44.2倍
2026年2月27日時点
今後の予定
2026年8月期 第2四半期決算発表2026年4月上旬
2026年8月期 第3四半期決算発表2026年7月中旬

時価総額は20兆円を超え、国内アパレル・小売業として圧倒的トップに君臨しています。高い成長期待からPERは44.7倍、PBRは8.56倍とプレミアムな評価を受けており、海外メガSPA(ZARA、H&M)と比較しても高いマルチプルが付与されています。信用倍率は高めですが、機関投資家中心の売買シェアが高いため影響は限定的です。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「好調
報道件数(30日)
482
前月比 +12.4%
メディア数
86
日本経済新聞, 株探, Yahoo!ファイナンス, WWDJAPAN, Bloomberg
業界内ランキング
上位 5%
小売業 1,250社中 12位
報道のトーン
75%
好意的
20%
中立
5%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

決算・業績50%
株価・市況25%
海外戦略15%
その他10%

最近の出来事

2025年4月業績上方修正

FY2025/8の最終利益を6%上方修正し、配当も30円増額。通期最高益更新の基調が鮮明に。

2025年10月本決算・増配

FY2025/8通期は売上収益3兆4,005億円、事業利益5,642億円で着地。年間配当500円と大幅増配を決定。

2025年12月合弁設立

ザイマックスグループと合弁会社を設立し、商業施設事業の運営管理体制を再強化。

2026年1月1Q好決算

FY2026/8第1四半期で事業利益22%増を達成。事業利益率20.0%と大幅改善し、海外ユニクロが好調持続。

ファーストリテイリング まとめ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 500円
安全性
安定
自己資本比率 63.0%
稼ぐ力
高い
ROE 10.3%(累計)
話題性
好評
ポジティブ 75%

日本発のグローバルSPA、LifeWearで売上10兆円を目指す世界3位のアパレル王者

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/30 / データ提供: OSHIKABU