2780スタンダード

コメ兵ホールディングス

Komehyo Holdings Co.,Ltd.

最終更新日: 2026年4月8日

ROE15.6%
BPS2990.6円
自己資本比率35.4%
FY2025/3 有報データ

名古屋発、モノの価値をつなぐリユースの王者

2028/3期に売上高2,600億円・営業利益130億円を達成し、リユース業界のグローバルリーダーとなること

この会社ってなに?

あなたのクローゼットに眠っているブランドバッグや使わなくなった時計、コメ兵に持ち込めば査定・買取してもらえます。逆に「新品は高いけど良いものが欲しい」というとき、信頼できる鑑定のもとでブランド品を安心して購入できる、暮らしに身近なリユースの専門家です。

コメ兵ホールディングスは、1947年に名古屋・大須で創業した中古ブランド品リユースの国内最大手です。傘下の「KOMEHYO」ブランドを中心に、ブランドバッグ・時計・宝石・衣料・楽器など幅広いカテゴリの買取・販売を全国展開しています。FY2025/3期は売上高1,590億円(前期比+33%)と過去最高を更新。金地金の取扱拡大やグループ会社化(Rs-JAPAN)が増収を牽引しました。FY2026/3期は売上高2,000億円(+26%)、営業利益80億円(+30%)を見込みます。2025年12月には米国の越境ライブコマース企業iShopShopsを買収し、海外展開にも本格着手しています。中期経営計画では2028/3期に売上高2,600億円・営業利益130億円を目標としています。

小売業スタンダード市場

会社概要

業種
小売業
決算期
3月
本社
愛知県名古屋市中区大須三丁目25番31号
公式
komehyohds.com

社長プロフィール

石原 卓児
石原 卓児
代表取締役社長 執行役員
現場重視の4代目
「リレーユース」を思想から文化に変えていきたい。お客様から信頼されるプロフェッショナルであり続けることで、人とモノの新しい関係を築いていきます。

この会社のストーリー

1947
名古屋大須で古着屋として創業

終戦直後の名古屋・大須で、石原大二が古着屋「コメ兵商店」を開業。米屋を営んでいた石原家が戦後の物資不足の中で衣類の売買を始めた

2003
東証二部に上場

全国展開を加速するため2003年9月に上場。ブランドバッグ・時計・宝石など高級品リユースで差別化し成長

2013
4代目社長 石原卓児が就任

創業家4代目の石原卓児が社長に就任。ヨドバシカメラでの接客経験を持ち、現場を重視した改革を推進

2020
ホールディングス体制へ移行

持株会社体制に移行し、ブランドオフ・タイヤ&ホイール館等のグループ経営を本格化。コロナ禍を乗り越えV字回復

2025
海外M&Aとグローバル展開

米国iShopShops買収や、サハグループとの合弁によるタイ展開など、リユースのグローバル化に本格着手。売上2,000億円時代へ

注目ポイント

中古ブランド品の国内No.1

1947年創業の圧倒的なブランド力と鑑定ノウハウで、中古ブランド品の買取・販売で国内トップシェア。プロの鑑定士が真贋を見極める信頼のリユース企業です

5期連続増収、成長が止まらない

FY2025/3期の売上高1,590億円は前期比+33%。金地金の取扱拡大やM&Aによるグループ拡大で、FY2026/3期は2,000億円の大台突破を目指しています

リユースのグローバル化に挑む

タイ・香港・フランスなど海外に店舗を展開し、2025年には米国iShopShopsを買収。越境ライブコマースで世界中のファンにブランド品を届ける新たな成長軸を構築中

サービスの実績は?

2,000億円目標
FY2026/3 売上高予想
前期比+26%
過去最高更新
70店舗以上
国内外KOMEHYO店舗
名古屋本店を旗艦に全国展開
拡大中
18
連結子会社数
ブランドオフ・Rs-JAPAN等

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓
配当
少なめ
1株 106円
安全性
普通
自己資本比率 35.4%
稼ぐ力
高い
ROE 15.6%
話題性
好評
ポジティブ 50%

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
106
方針: 配当性向20%程度を目安に安定配当
1株配当配当性向
FY2016/33019.4%
FY2017/33092.4%
FY2018/33030.6%
FY2019/33234.7%
FY2020/324-
FY2021/316-
FY2022/33215.5%
FY2023/36017.7%
FY2024/38819.2%
FY2025/310423.9%
FY2026/3(予想)10625.3%
4期連続増配
株主優待
なし

FY2022/3期から4期連続増配を実施し、FY2025/3期は104円(配当性向23.9%)。FY2026/3期は106円(予想)とさらなる増配を見込みます。配当方針は配当性向20%程度を目安。コロナ禍のFY2020/3期・FY2021/3期は減配しましたが、業績回復に合わせて大幅に増配しています。株主優待は現在実施していません。

同業比較(収益性)

小売業の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
15.6%
業界平均
4.7%
営業利益率上回る
この会社
3.9%
業界平均
3.2%
自己資本比率下回る
この会社
35.4%
業界平均
49.3%

業績推移

儲かってるの?

まあまあです
売上高
FY2022/3711億円
FY2023/3861億円
FY2024/31,195億円
FY2025/31,590億円
営業利益
FY2022/30円
FY2023/30円
FY2024/374.5億円
FY2025/361.8億円

リユース市場の拡大を追い風に5期連続の増収を達成。FY2021/3期はコロナ禍で赤字転落も、その後はV字回復し、FY2025/3期は売上高1,590億円と過去最高を更新しました。営業利益はFY2024/3期の75億円をピークにFY2025/3期は62億円に減益。金地金の薄利多売やRs-JAPAN子会社化のコスト増が要因です。FY2026/3期は売上高2,000億円の大台突破、営業利益80億円(+30%)を予想。個人買取の強化と金地金取扱の拡大が牽引します。

事業ごとの売上・利益

ブランド・ファッション事業
約1,530億円95.9%)
タイヤ・ホイール事業
約60億円3.8%)
不動産賃貸事業
約5億円0.3%)
ブランド・ファッション事業約1,530億円
利益: 約58億円利益率: 約3.8%

KOMEHYO・ブランドオフ等を通じた中古ブランド品・時計・宝石・衣料・金地金の買取・販売事業。売上の約96%を占める主力セグメント

タイヤ・ホイール事業約60億円
利益: 約3億円利益率: 約5%

中古タイヤ・ホイールの買取・販売事業。全国に専門店を展開

不動産賃貸事業約5億円
利益: 約3億円利益率: 約60%

名古屋大須地区を中心とした賃貸不動産の運営管理

稼ぐ力はどのくらい?

効率よく稼いでいます
ROE
15.6%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
5.4%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
3.9%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/3-3.2%-1.6%-
FY2022/311.7%5.7%-
FY2023/316.7%7.9%-
FY2024/319.2%7.8%6.2%
FY2025/315.6%5.4%3.9%

ROEはFY2024/3期に19.2%と高水準を達成しましたが、FY2025/3期は15.6%に低下。営業利益率もFY2024/3期の6.2%からFY2025/3期は3.9%に縮小しました。これは金地金の薄利多売による売上構成の変化が主因です。リユース品単体の粗利率は依然として高く、金地金を除いた実質的な収益力は維持されています。ROAは在庫拡大や子会社化で総資産が膨らみ低下傾向にありますが、自己資本比率35%と健全です。

財務は安全?

やや注意が必要です
自己資本比率35.4%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
623億円
会社の純資産
332億円

総資産は886億円に急拡大。FY2024/3期の640億円から約40%増加しています。主因は仕入在庫の積み増しと子会社化に伴う資産増。有利子負債はFY2025/3期に623億円と一気に増加しましたが、これは金地金の仕入資金として短期借入を活用しているためです。自己資本比率は35.4%と前期の43%から低下しましたが、BPSは2,991円に増加。PBRは1.65倍で株価には成長期待が織り込まれています。

お金の流れは?

本業で稼げていません
本業で稼いだお金
-51.8億円
営業CF
投資に使ったお金
-67.1億円
投資CF
借入・返済など
+119億円
財務CF
手元に残ったお金
-119億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/343.8億円-12.2億円13.5億円31.6億円
FY2022/311.3億円-5.3億円-19.0億円6.0億円
FY2023/315.4億円-19.5億円18.5億円-4.1億円
FY2024/3-5.5億円-32.1億円94.3億円-37.6億円
FY2025/3-51.8億円-67.1億円119億円-119億円

営業CFはFY2024/3期からマイナスに転落。これはリユース品・金地金の在庫積み増しのための運転資本増が原因で、事業自体の採算悪化ではありません。投資CFは-67億円でRs-JAPAN買収と新規出店投資が含まれます。財務CFは+119億円と大幅な借入増加。FCFは-119億円と大幅なマイナスですが、中期経営計画の成長投資フェーズとして意図的な資金投下です。在庫回転が改善すれば営業CF黒字化が見込まれます。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1中古品は新品と異なり仕入量の調節が難しく、景気動向や競合増加、貴金属相場の変動により安定確保が困難になるリスクがあります
2ブランド品の鑑定には高度な専門知識が必要で、偽造品の巧妙化や鑑定ミスによる損失リスクが存在します
3金地金価格の急落が発生した場合、在庫評価損や売上総利益率の低下を招く可能性があります
4リユース市場への新規参入やフリマアプリ等のC2Cプラットフォームとの競合が激化するリスクがあります
5海外展開(タイ・香港・米国等)における為替変動、法規制の変更、カントリーリスクが業績に影響する可能性があります
6M&Aによるグループ拡大に伴い、のれんの減損やPMI(統合プロセス)の遅延が発生するリスクがあります

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/34.3億円10.3億円238.3%
FY2022/337.7億円15.1億円40.1%
FY2023/354.1億円17.0億円31.4%
FY2024/374.8億円24.5億円32.8%
FY2025/360.5億円12.7億円21.0%

実効税率はFY2023/3期以降21〜33%で推移。FY2021/3期の238%は赤字決算で繰延税金資産の取り崩しが発生したためです。FY2025/3期は21.0%と低水準ですが、これは税効果会計の調整によるものです。FY2026/3期予想は42.5%と高めですが、グループ会社化に伴う連結調整の影響が含まれています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主48.8%
浮動株51.2%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関10.3%
事業法人等32.9%
外国法人等5.9%
個人その他44.5%
証券会社6.5%

創業家・石原家の資産管理会社(I-BELIEVE 9.7%、KI 8.4%、YSS 6.6%、SI 3.4%、TMS 3.3%)合計31.4%に加え、石原卓児社長個人3.0%、社員持株会2.7%が安定株主。金融機関10.3%と合わせ安定比率48.8%。

株式会社I-BELIEVE(1,060,000株)9.67%
株式会社KI(923,300株)8.42%
株式会社YSS(727,000株)6.63%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(393,800株)3.59%
株式会社SI(377,200株)3.44%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(376,600株)3.43%
株式会社TMS(361,500株)3.29%
島澤忠史(326,000株)2.97%
石原卓児(325,751株)2.97%
コメ兵ホールディングス社員持株会(296,815株)2.7%

筆頭株主のI-BELIEVE(9.67%)、KI(8.42%)、YSS(6.63%)、SI(3.44%)、TMS(3.29%)はいずれも創業家・石原家の資産管理会社で、大量保有報告書では石原卓児社長と共同保有者として届出されています。これら5社で合計31.4%を保有し、石原社長個人の3.0%と合わせて創業家グループで約34%を支配。社員持株会(2.7%)も安定株主として機能しています。個人株主比率が44.5%と高く、東証スタンダード市場の中型株らしい構成です。

会社の公式開示情報

役員報酬

1億2,476万円
取締役3名の合計

事業別の稼ぎ

事業名売上利益利益率
ブランド・ファッション事業約1,530億円約58億円約3.8%
タイヤ・ホイール事業約60億円約3億円約5%
不動産賃貸事業約5億円約3億円約60%

EDINET有価証券報告書より取得。ブランド・ファッション事業が売上の96%を占める一本足構造。タイヤ・ホイール事業は利益率が高めですが規模は小さく、不動産賃貸は安定した利益貢献。役員報酬は取締役3名で1億2,476万円(1人あたり推定約4,200万円)。連結子会社18社を擁し、ブランドオフ(海外展開担当)やRs-JAPAN(中古車)等を傘下に持ちます。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残507,300株
売り残2,600株
信用倍率193.31倍
2026/3時点
今後の予定
FY2026/3期 本決算2026年5月14日
FY2027/3期 第1四半期決算2026年8月頃

PERは11.7倍と小売業平均を大きく下回り、リユース大手の中でも割安水準。PBRは1.65倍と資本効率の高さを反映しています。信用倍率は193倍と買い残が圧倒的に多く、需給面では重い構造。52週高値5,340円(2024年7月)から一時2,400円まで下落後、4,930円まで回復基調にあります。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや前向き
報道件数(30日)
40
前月比 +15%
メディア数
10
日経新聞, 株探, 東洋経済
業界内ランキング
上位 15%
小売業 350社中 50位
報道のトーン
50%
好意的
35%
中立
15%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

リユース・中古ブランド35%
決算・業績25%
海外展開・M&A18%
金地金・貴金属14%
ESG/サステナビリティ8%

最近の出来事

2026年2月好決算

FY2026/3期Q3決算。売上高1,233億円(前年同期比+28%)、営業利益57億円(+13%)と増収増益。Q3累計・四半期単独ともに過去最高を記録

2025年11月M&A

米国の越境ライブコマースアプリ運営企業iShopShopsの買収を発表。取得金額約2.2億円で海外販路を拡大

2025年11月業績修正

FY2026/3期通期予想を修正。売上高を2,000億円に上方修正する一方、純利益を46億円→40億円に下方修正

2024年11月グループ化

中古車オークション運営のRs-JAPANを完全子会社化。自動車リユース分野に参入

2024年5月決算

FY2024/3期本決算。売上高1,195億円(+39%)、営業利益75億円(+44%)と大幅増益で過去最高を更新

最新ニュース

ポジティブ
FY2026/3期Q3決算 売上1,233億円・営業利益57億円と過去最高を更新
02/13 · 決算短信
ポジティブ
米国の越境ライブコマース企業iShopShopsを買収 海外販路拡大へ
11/25 · 日経新聞
ニュートラル
通期業績予想を修正 売上上方・純利益下方修正
11/06 · 適時開示
ポジティブ
テレビ東京「カンブリア宮殿」でコメ兵特集 石原社長出演
08/14 · テレビ東京
ニュートラル
リユース業界首位争い激化 バイセル・大黒屋との競合環境を株探が分析
04/08 · 株探

コメ兵ホールディングス まとめ

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓
配当
少なめ
1株 106円
安全性
普通
自己資本比率 35.4%
稼ぐ力
高い
ROE 15.6%
話題性
好評
ポジティブ 50%

中古ブランド品リユース国内首位、名古屋発で海外展開を加速する老舗企業

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/10 / データ提供: OSHIKABU