バローホールディングス9956
VALOR HOLDINGS CO.,LTD.
どんな会社?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
あなたが普段、食品や日用品の買い物をするスーパーマーケット「バロー」。実はその裏側で、バローホールディングスという会社が活躍しています。バローだけでなく、ドラッグストアの「V・drug(ブイドラッグ)」やホームセンターの「DCM」なども、このグループの一員です。さらに、店内で見かけるお惣菜やパン、牛乳といったプライベートブランド商品の一部は、グループ内の工場で作られています。あなたの毎日の暮らしに欠かせないお店や商品を、製造から販売まで幅広く支えているのがバローホールディングスなのです。
岐阜を地盤とする総合小売大手。直近の2025年3月期決算では、売上高8,544.4億円(前期比5.8%増)、営業利益231.91億円(同1.5%増)と増収増益を達成しました。スーパーマーケットを中核にドラッグストア、ホームセンターなど多角的に事業を展開し、M&Aも積極的に活用して規模を拡大しています。2027年3月期に営業収益1兆円、営業利益330億円を目標とする新中期経営計画を始動しており、持続的な成長を目指しています。
会社概要
- 業種
- 小売業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 岐阜県多治見市大針町661番地の1
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
稼ぐ力はどのくらい?
2025/03期実績
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 8.1% | 3.1% | - |
| 2022/03期 | 5.7% | 2.2% | - |
| 2023/03期 | 4.6% | 1.8% | - |
| 2024/03期 | 6.9% | 2.8% | 2.8% |
| 2025/03期 | 7.4% | 3.0% | 2.7% |
| 3Q 2026/03期 | 8.3%(累計) | 2.9%(累計) | 3.4% |
当社の収益性は、スーパーマーケットを中心とした多角的な事業展開の中で、製造から販売までを一貫して行う「製造小売」の強みによって維持されています。ROE(自己資本利益率)は、直近で7%台まで回復基調にあり、経営資源の効率的な活用と収益性の両立を目指す経営改革が成果を上げ始めています。低利益率になりやすい小売業界において、物流やDX投資を通じた業務効率化を推進することで、安定した利益水準を確保しています。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | 増収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 7,302億円 | — | 126億円 | 117.3 | — |
| 2022/03期 | 7,325億円 | — | 90.1億円 | 84.0 | +0.3% |
| 2023/03期 | 7,600億円 | — | 76.0億円 | 70.8 | +3.7% |
| 2024/03期 | 8,078億円 | 228億円 | 119億円 | 111.5 | +6.3% |
| 2025/03期 | 8,544億円 | 232億円 | 137億円 | 128.8 | +5.8% |
バローホールディングスは、スーパーマーケット事業を中核に据え、着実な店舗網拡大と製造小売の強化により売上収益が継続的に成長しており、2026年3月期には約9,020億円に達する見込みです。コロナ禍の落ち着きに伴う変動があったものの、近年の消費動向変化に対応したプライベートブランドの拡充が奏功し、売上総利益の改善が進んでいます。連結営業利益も200億円台半ばで安定した推移を見せており、グループ全体の収益基盤は着実に強化されています。 【3Q 2026/03期実績】売上6726億円(通期予想比75%)、営業利益231億円(同92%)、純利益144億円(同103%)。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
小売業の同業他社平均(自社を除く当サイト掲載銘柄より算出)と比べると…(自社は直近の年次実績で比較)
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
グループ連結子会社54社を擁し、スーパーマーケットを中核にホームセンターやスポーツクラブまで多角的に展開しています。製造小売(SPA)の推進により収益力の底上げを図っていますが、原材料価格の高騰や消費行動の変化による事業リスクも開示されており、効率的な店舗運営が継続的な成長の鍵となります。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 235億円 | — | 232億円 | -1.3% |
| 2024期 | 205億円 | — | 228億円 | +11.4% |
| 2023期 | 227億円 | — | 201億円 | -11.6% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 8,400億円 | — | 8,544億円 | +1.7% |
| 2024期 | 7,720億円 | — | 8,078億円 | +4.6% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
2027年3月期を最終年度とする新中期経営計画では、営業収益1兆円、営業利益330億円という高い目標を掲げています。この目標達成に向け、関西圏での出店加速やM&A、DX投資を積極化する方針です。過去の計画では売上高は着実に達成していますが、利益目標は未達となるケースもあり、今後の収益性向上が計画達成の鍵を握ります。会社予想に対する実績は期によってブレが見られ、投資家は利益進捗を注視する必要があります。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
第1四半期決算にて純利益17.9%増を達成し、好調な滑り出しを報告。
株式会社ドミーを子会社化し、関西・東海圏での経営基盤を大幅に強化。
第3四半期決算で純利益22.3%増を記録し、中期経営計画の進捗が順調であることを示した。
代表者プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
※ 有利子負債・純資産はいずれも3Q 2026/03期末時点
財務健全性については、店舗拡大に伴う投資により有利子負債が増加しているものの、自己資本比率は37%前後で安定推移しており、健全な財務体質を維持しています。積極的な出店戦略やM&Aを遂行するための成長投資と、中長期的な財務規律の維持が両立されています。純資産も着実に積み上がっており、強固な資本基盤を背景に今後も成長投資を継続できる財務余力を保持しています。 【3Q 2026/03期】総資産5294億円、純資産2005億円、自己資本比率33.9%、有利子負債1256億円。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 441億円 | ▲281億円 | ▲105億円 | 160億円 |
| 2022/03期 | 244億円 | ▲267億円 | ▲41.1億円 | ▲23.7億円 |
| 2023/03期 | 362億円 | ▲257億円 | ▲123億円 | 105億円 |
| 2024/03期 | 384億円 | ▲261億円 | ▲45.6億円 | 124億円 |
| 2025/03期 | 378億円 | ▲399億円 | ▲46.9億円 | ▲21.2億円 |
営業キャッシュフローは年間300億円から400億円規模で安定的に創出されており、小売事業としての強固なキャッシュ生成能力を示しています。一方で、成長に向けた店舗の新設やシステム投資といった投資キャッシュフローが継続的に発生しており、将来の収益基盤拡大に向けた前向きな投資が優先されている状況です。大規模な設備投資が重なった期にはフリーキャッシュフローが一時的にマイナスとなることもありますが、長期的な利益成長による還元原資の確保を重視しています。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率は7.1%と改善の余地があるものの、社外役員の登用を含めた体制強化を進めています。連結子会社54社を傘下に置く大規模な組織として、監査報酬1億5,600万円を投じるなど、適正なコーポレートガバナンスと監視機能の維持に注力しています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 705万円 | 10,537人 | - |
従業員平均年収は約705万円であり、小売業界の平均水準と比較して高い給与水準を維持しています。これは、スーパーマーケット事業を中心に製造から小売までを担う「製造直販体制」の強化により、生産性が向上し、利益が従業員に還元されていることが主な背景です。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、市場平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
同社のTSR(株主総利回り)は、過去5年間の全てにおいてTOPIX(東証株価指数)を下回る「アンダーパフォーム」となっています。これは、同期間においてTOPIXが大きく上昇した一方で、同社の株価が相対的に伸び悩んだことが主な要因です。 हालांकि、13期連続の増配を続けており、配当による株主還元は着実に行われています。今後の株価上昇が、TSRを改善させるための重要な鍵となります。
※ 配当を含む株主総利回り(TSR)ベースです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/03期 | 18円 | 17.2% |
| 2017/03期 | 20円 | 19.4% |
| 2018/03期 | 22.5円 | 30.4% |
| 2019/03期 | 24円 | 31.4% |
| 2020/03期 | 26円 | 43.1% |
| 2021/03期 | 27円 | 23.0% |
| 2022/03期 | 28円 | 33.4% |
| 2023/03期 | 29円 | 41.0% |
| 2024/03期 | 32.5円 | 29.1% |
| 2025/03期 | 34円 | 26.4% |
| 権利確定月 | 3月 |
配当方針として利益成長に応じた安定的かつ継続的な配当の実施を掲げており、業績向上に伴う増配傾向が続いています。株主還元は配当と株主優待の双方を重視しており、長期的な視点で株主価値を高めるためのバランスの取れた還元姿勢が特徴です。今後も連結業績の拡大とともに、配当性向を考慮しながら還元水準の向上に努める方針です。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2021期 | 132.1万円 | 32.1万円 | 32.1% |
| 2022期 | 115.7万円 | 15.7万円 | 15.7% |
| 2023期 | 108.9万円 | 8.9万円 | 8.9% |
| 2024期 | 142.5万円 | 42.5万円 | 42.5% |
| 2025期 | 139.9万円 | 39.9万円 | 39.9% |
※ 配当込みで算出したTSR(株主総利回り)です。配当は再投資すると仮定しています。各期の値は有価証券報告書「主要な経営指標等の推移」の株主総利回りです。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
業界平均と比較すると、PER・PBRともに割安な水準にあり、株価の上昇余地が期待されます。配当利回りは業界平均を上回っており、株主還元への意識も評価できます。一方、信用買残が信用売残を大幅に上回る状況が続いており、将来的な売り圧力(株価が下がる要因)には注意が必要です。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 284億円 | 158億円 | 55.7% |
| 2022/03期 | 241億円 | 151億円 | 62.7% |
| 2023/03期 | 230億円 | 154億円 | 67.0% |
| 2024/03期 | 256億円 | 137億円 | 53.3% |
| 2025/03期 | 262億円 | 125億円 | 47.8% |
法人税等の支払額は各期の税引前利益に対して一定の変動が見られます。実効税率が法定税率を上回る年度があるのは、主に税務上の損金算入制限や連結納税に伴う一時的な差異が影響しています。近年は収益性の改善に伴い税率が適正化傾向にあり、業績連動による適正な納税を継続しています。今後も安定した利益計上を通じ、税負担の最適化を図る方針です。
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「岐阜発の総合小売業者が、製造から販売まで手掛ける'自前主義'で売上1兆円を目指す、地方の巨人」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。