フジ
FUJI CO.,LTD.
最終更新日: 2026年3月29日
中四国エリアの暮らしを支える、地域密着型スーパーの雄
中四国、兵庫エリアにおいて、お客様の暮らしに寄り添い、最も信頼される身近な存在であり続けることを目指します。
この会社ってなに?
あなたが普段、中国・四国地方で食料品や日用品のお買い物をするとき、それはフジの店舗かもしれません。「フジグラン」や「マックスバリュ」といったお店を見かけたことはありませんか?実はこれらはフジが運営しているスーパーマーケットで、日々の食卓を支えています。地域の新鮮な食材を揃えたり、「トップバリュ」のようなお得なプライベートブランド商品を提供したりすることで、あなたの暮らしに密着したサービスを展開している会社なのです。
フジは、中国・四国地方を地盤とするイオングループのスーパーマーケット大手です。2025年2月期の売上高は8,089.3億円、営業利益は129.53億円と、安定した収益基盤を誇ります。2022年のマックスバリュ西日本との経営統合による規模拡大と効率化が進行中で、2026年2月期は売上高8,150億円、営業利益155億円への回復を見込んでいます。PBRが1倍を割れる中、中期経営計画で掲げるROE向上を通じた株価上昇が投資家からの期待を集めています。
会社概要
- 業種
- 小売業
- 決算期
- 2月
- 本社
- 愛媛県松山市宮西1丁目2番1号
- 公式
- www.the-fuji.com
社長プロフィール

私たちは2024年度から始まる新中期経営計画のもと、「企業文化の確立」「既存事業の改革」「事業インフラの統合とシナジー」を基本戦略として推進しています。変化するお客様のニーズに応え、地域社会に貢献し続けることで、持続的な成長と企業価値の向上を目指してまいります。
この会社のストーリー
愛媛県松山市に株式会社フジを設立。地域に根差したスーパーマーケット事業を開始し、中四国エリアでの成長の礎を築いた。
創業20周年を迎え、大証二部に上場。企業の信頼性を高め、さらなる事業拡大に向けた経営基盤を強化した。
東京証券取引所及び大阪証券取引所市場第一部に指定替え。名実ともに関西・中四国を代表する小売企業へと成長を遂げた。
変化する経営環境に対応するため、イオン株式会社との資本業務提携を発表。新たな成長ステージへの大きな転換点を迎えた。
地域でのドミナント戦略を強化するため、和歌山県地盤のスーパーABCを完全子会社化。さらなるエリア拡大を進めた。
マックスバリュ西日本株式会社と経営統合し、共同持株会社「株式会社フジ」を設立。中四国エリア最大の小売企業グループが誕生した。
フジ・リテイリングとマックスバリュ西日本を吸収合併し、事業会社として一本化。新たな中期経営計画をスタートさせ、シナジーの最大化を目指す。
統合シナジーの具現化と企業価値向上を目指す中期経営計画(2024-2026)の達成に向け、既存事業の改革と成長戦略を加速させていく。
注目ポイント
イオンとの資本業務提携、マックスバリュ西日本との経営統合を経て、中四国・兵庫エリアで圧倒的な店舗網を誇る小売企業グループへと進化。スケールメリットを活かした成長が期待されます。
100株保有から、グループ店舗で使える優待割引券や、フジのネットショップで使えるポイント、地域特産品などから選べる株主優待がもらえます。個人投資家にとって嬉しい制度です。
2024年3月に事業会社を一本化し、仕入れや物流の効率化、プライベートブランドの強化などを推進中。中期経営計画に基づき、統合によるシナジーを創出し、PBR1倍超えを目指しています。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2015/3 | 6.1円 | 17.7% |
| FY2016/3 | 6.1円 | 14.9% |
| FY2017/3 | 6.1円 | 11.0% |
| FY2018/3 | 8.8円 | 12.9% |
| FY2019/3 | 8.8円 | 10.5% |
| FY2020/3 | 8.8円 | 14.6% |
| FY2021/3 | 8.8円 | 18.2% |
| FY2022/3 | 11円 | 24.2% |
| FY2023/3 | 30円 | 28.8% |
| FY2024/3 | 30円 | 35.0% |
| FY2025/3 | 30円 | 68.1% |
| FY2026/3 | 30円 | 31.8% |
| 権利確定月 | 2月・8月 |
配当方針として、業績の成長に合わせて安定的に利益を分配することを重視しています。現在は年間30円の配当を継続しており、配当性向の安定的な推移を目標とした株主還元を推進しています。今後も収益性の向上と並行して、株主への長期的な還元強化を目指す考えです。
同業比較(収益性)
小売業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
フジの業績は、2023年3月期の経営統合に伴う規模拡大により、売上高が約7,850億円へと大幅に増加しました。その後も既存事業の改善や効率化を推進することで、売上高は8,000億円規模を維持する安定成長を見せています。今後は、統合シナジーの最大化により、営業利益のさらなる拡大と利益率の改善が期待されています。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2015/3 | 4.7% | 1.9% | 1.7% |
| FY2016/3 | 5.4% | 2.3% | 2.2% |
| FY2017/3 | 6.8% | 3.0% | 2.3% |
| FY2018/3 | 6.6% | 3.5% | 2.3% |
| FY2019/3 | 8.5% | 4.5% | 2.3% |
| FY2020/3 | 5.9% | 3.1% | 2.1% |
| FY2021/3 | 4.4% | 2.3% | 1.9% |
| FY2022/3 | 4.1% | 2.3% | 2.3% |
| FY2023/3 | 4.3% | 2.1% | 1.4% |
| FY2024/3 | 3.4% | 1.7% | 1.9% |
| FY2025/3 | 1.8% | 0.9% | 1.6% |
| FY2026/3 | 3.6% | 2.0% | 1.4% |
収益性については、事業拡大に伴う一時的なコスト増加や競争環境の影響により、ROEや営業利益率は低水準で推移しています。特に近年の営業利益率は1%台後半と業界内でも改善余地が大きく、既存事業の改革が喫緊の課題となっています。今後は、コスト構造の見直しや店舗運営の効率化を通じて、資本効率の向上を図る方針です。
財務は安全?
財務健全性は、経営統合に伴う負債の取り込みにより、有利子負債が約1,510億円へと増加していますが、自己資本比率は50%前後を維持しており、盤石な財務基盤を確保しています。資産総額も約4,118億円と拡大しており、積極的な店舗投資やインフラ統合を行うための十分な体力を有しています。安定的な資本構成を背景に、将来的な成長投資を継続できる体制が整っています。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2015/3 | 112億円 | -55.1億円 | -43.2億円 | 57.3億円 |
| FY2016/3 | 100億円 | -31.4億円 | -62.4億円 | 68.8億円 |
| FY2017/3 | 96.9億円 | -65.3億円 | -27.1億円 | 31.5億円 |
| FY2018/3 | 117億円 | -40.1億円 | -68.5億円 | 77.0億円 |
| FY2019/3 | 98.5億円 | -70.8億円 | -22.1億円 | 27.7億円 |
| FY2020/3 | 121億円 | -158億円 | 48.2億円 | -37.3億円 |
| FY2021/3 | 126億円 | -82.8億円 | -18.4億円 | 43.2億円 |
| FY2022/3 | 86.3億円 | -64.8億円 | -27.1億円 | 21.5億円 |
| FY2023/3 | 242億円 | -145億円 | -54.0億円 | 96.4億円 |
| FY2024/3 | 306億円 | -146億円 | -106億円 | 160億円 |
| FY2025/3 | 167億円 | -130億円 | -147億円 | 37.8億円 |
| FY2026/3 | 377億円 | 39.0億円 | -290億円 | 416億円 |
営業キャッシュフローは経営統合後の規模拡大により年間300億円規模を創出する強固な収益力を示しています。投資キャッシュフローについては、店舗改装やシステム統合など将来の成長に向けた積極的な設備投資を継続していることがFCFの変動要因となっています。財務面では、安定したキャッシュ創出力を背景に有利子負債の返済や株主還元をバランス良く実施しています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2015/3 | 60.3億円 | 30.4億円 | 50.4% |
| FY2016/3 | 79.3億円 | 43.8億円 | 55.2% |
| FY2017/3 | 83.1億円 | 35.0億円 | 42.1% |
| FY2018/3 | 89.4億円 | 33.4億円 | 37.3% |
| FY2019/3 | 86.4億円 | 13.8億円 | 16.0% |
| FY2020/3 | 82.6億円 | 30.2億円 | 36.6% |
| FY2021/3 | 80.1億円 | 38.3億円 | 47.8% |
| FY2022/3 | 99.5億円 | 60.1億円 | 60.4% |
| FY2023/3 | 134億円 | 43.3億円 | 32.4% |
| FY2024/3 | 174億円 | 99.4億円 | 57.2% |
| FY2025/3 | 143億円 | 105億円 | 73.3% |
| FY2026/3 | 125億円 | 43.5億円 | 34.7% |
法人税等の実効税率は、税務上の特例や繰延税金資産の取り崩し、組織再編に伴う税務上の調整などが影響し、年度によって大きな変動が見られます。特に近年は一時的な要因や統合に伴う税コストの発生により、法定の実効税率を大きく上回る水準で推移しています。今後は組織統合が完了し、事業が安定期に入ることで税負担の正常化が見込まれます。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 489万円 | 8,011人 | - |
従業員の平均年収は489万円であり、小売業界の平均的な水準に位置しています。長年地域に根ざしたスーパーマーケットを展開しており、店舗網の拡大や経営統合に伴う人員構成の変化が年収水準にも反映されていると考えられます。
誰がこの会社の株を持ってる?
金融機関・事業法人を中心に安定株主比率が高く、経営の安定性が際立ちます。 事業法人の持合い比率が高く、安定した株主構成が特徴です。 主な安定株主はイオン・アスティ。
同社はイオン株式会社が発行済株式総数の50.6%を保有する連結子会社であり、イオングループの強力なバックアップ体制下にあります。その他、地元金融機関や社員持株会などが名を連ねていますが、筆頭株主であるイオンの支配的な影響力が極めて強い安定した株主構成となっています。
会社の公式開示情報
役員報酬
EDINET開示情報によると、同社は中国・四国地方を地盤とするスーパーマーケット事業を主軸に、イオンとのシナジー創出を核とした経営戦略を展開しています。主な事業リスクとして、消費動向の変化や原材料価格の高騰、および激化する小売り間競争が挙げられています。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率は15.0%であり、東証プライム市場上場企業として多様性の確保とガバナンス強化を推進しています。15社の連結子会社を抱えるグループ体制の下、監査報酬1億3,000万円を投じることで適切な監査体制を構築し、透明性の高い企業経営を目指しています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 155億円 | — | 130億円 | -16.4% |
| FY2024 | 115億円 | — | 151億円 | +31.4% |
| FY2023 | 139億円 | — | 113億円 | -18.6% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 8,150億円 | — | 8,089億円 | -0.7% |
| FY2024 | 7,959億円 | — | 8,010億円 | +0.6% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
2024年度から始まった3カ年の中期経営計画では、最終年度(2026年度)に営業利益260億円、ROE8.0%という高い目標を掲げています。初年度である2025年2月期の実績は営業利益129.5億円と、目標に対して進捗はやや遅れている状況です。マックスバリュ西日本との統合シナジーを最大化し、収益性をいかに改善できるかが、計画達成に向けた最大の焦点となります。
この株を持っていたら儲かった?
この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。
TSR(株主総利回り)は、配当と株価の値上がりを合わせた総合的な投資リターンを示す指標です。過去5年間、当社のTSRは継続してTOPIX(東証株価指数)を下回るアンダーパフォームの状態が続いています。これは、増配は続けているものの、それを上回る株価の伸び悩みが主な要因です。PBR1倍割れの現状を脱却し、株主へのトータルリターンを向上させることが経営の重要課題となっています。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| FY2021 | 113.9万円 | +13.9万円 | 13.9% |
| FY2022 | 198.7万円 | +98.7万円 | 98.7% |
| FY2023 | 115.1万円 | +15.1万円 | 15.1% |
| FY2024 | 124.1万円 | +24.1万円 | 24.1% |
| FY2025 | 137.1万円 | +37.1万円 | 37.1% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
同業他社(小売業平均)と比較すると、PERは割高ですが、PBRは0.82倍と純資産価値に対して株価が割安な水準です。これは、市場が同社の資産効率性をまだ十分に評価していないことを示唆しています。信用倍率は0.72倍と売り残が買い残を上回る「売り長」の状態で、将来の株価下落を見込む投資家が多い一方、株価上昇時には買い戻しによる踏み上げ相場の可能性も秘めています。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
株式会社フジを存続会社とする経営統合により、イオングループ内でのシナジー創出を本格化させました。
売上高8089.3億円、営業利益129.53億円を達成し、収益基盤の強化が数値に表れました。
2026年2月期第3四半期決算にて経常損益59.68億円を計上し、計画的な事業運営を継続しています。
最新ニュース
フジ まとめ
ひとめ診断
「中四国制覇に向け、イオンの看板を掲げた地域流通の雄」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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