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AOKIホールディングス8214

AOKI Holdings Inc.

プライムUpdated 2026/03/29
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まずこの会社は何者?

事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ

ひとめ診断

業績
好調
営業益 前年比↑
配当
少なめ
1株 75円
安全性
安定
自己資本比率 64.4%
稼ぐ力
普通
ROE 2.7%(累計)
話題性
普通
ポジ 45%

この会社ってなに?

あなたが新しいスーツを新調しようと「AOKI」や「ORIHICA」を訪れるとき、そこにはAOKIホールディングスの事業があります。また、休日にちょっと一息つきたくて漫画を読んだりダーツを楽しんだりする「快活CLUB」も、実は同社が運営しています。友人たちとカラオケで盛り上がる「コート・ダジュール」や、誰かの幸せな結婚式が行われる「アニヴェルセル」もAOKIグループの一員です。このように、私たちのフォーマルな場面から楽しい余暇の時間まで、様々なシーンを裏側で支えている会社なのです。

紳士服大手から事業の多角化に成功し、コロナ禍の逆風を乗り越えV字回復を遂げました。2025年3月期は売上高1926.9億円、営業利益156.46億円と増収増益を達成。主力のアパレル事業に加え、巣ごもり需要を捉えた複合カフェ「快活CLUB」が第2の柱に成長しており、収益基盤を安定させています。株主還元にも積極的で、2025年3月期には年間配当75円と大幅な増配を実施し、今後の成長と株価への意識がうかがえます。

小売業プライム市場

会社概要

業種
小売業
決算期
3月
本社
神奈川県横浜市都筑区葛が谷6番56号

サービスの実績は?

492店舗
ファッション事業 店舗数
2025年3月末時点 (AOKI+ORIHICA)
+6店舗 YoY
636店舗
エンターテイメント事業 店舗数
2025年3月末時点 (快活CLUB+コート・ダジュール)
+12店舗 YoY
9施設
アニヴェルセル・ブライダル事業 施設数
2025年3月末時点
-1施設 YoY
75
1株当たり配当金
2025年3月期実績
+50.0% YoY
2.6%
売上高成長率
2025年3月期 vs 2024年3月期
増収
12.9%
営業利益成長率
2025年3月期 vs 2024年3月期
増益
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なぜ伸びるの?

売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
2.7%(累計)
株主資本の利回り
ROA
1.7%(累計)
総資産の活用度
Op. Margin
5.4%
営業利益率
会計期ROEROA営業利益率
2021/03期9.5%5.0%-
2022/03期2.0%1.1%-
2023/03期4.3%2.4%-
2024/03期5.6%3.2%7.4%
2025/03期6.9%4.1%8.1%
3Q FY2026/32.7%(累計)1.7%(累計)5.4%

収益性はコロナ禍の赤字局面から大幅に改善しており、特に売上高に対する営業利益の割合を示す営業利益率は直近で8.1%まで上昇しました。これは、不採算店舗の整理やDX推進によるコスト削減が、本業のファッション事業だけでなくエンターテインメント事業全体に浸透した結果です。自己資本をどれだけ効率的に使って利益を上げたかを示すROEも6.7%まで回復しており、資本効率の改善が着実に進んでいます。

儲かってるの?

順調に稼いでいます
会計期売上高営業利益当期純利益EPSYoY
2021/03期1,432億円119億円-140.8円-
2022/03期1,549億円25.6億円30.2円+8.2%
2023/03期1,762億円56.3億円66.3円+13.7%
2024/03期1,877億円139億円75.7億円90.0円+6.6%
2025/03期1,927億円156億円95.7億円113.9円+2.6%

AOKIホールディングスは、コロナ禍で大きな打撃を受けたファッション事業が回復基調にあることに加え、複合カフェ『快活CLUB』やブライダル事業が安定成長を支え、直近では増収増益を継続しています。2025年3月期は純利益が約96億円に達し、2026年3月期も同水準以上の利益成長を見込むなど、多角化戦略が功を奏しています。事業ポートフォリオの最適化により、パンデミック時の大幅赤字から脱却し、安定した収益基盤を確立しました。 【3Q 2026/03期実績】売上1313億円(通期予想比66%)、営業利益71億円(同42%)、純利益37億円(同39%)。

業績の推移

売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。

同業比較(収益性)

小売業の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
2.7%(累計)
業界平均
3.5%
営業利益率上回る
この会社
5.4%
業界平均
2.9%
自己資本比率上回る
この会社
64.4%
業界平均
47.7%
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将来どうなりそう?

公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く

会社の公式開示情報

役員報酬

2億1,200万円
取締役6名の合計

事業は紳士服の「AOKI」「ORIHICA」を展開するファッション事業を中核に、複合カフェ「快活CLUB」等のエンターテイメント事業、アニヴェルセル等のブライダル事業の3本柱で構成される多角的なポートフォリオが特徴です。小売業特有の景気変動リスクを低減する戦略をとっています。

会社の計画は順調?

A
総合評価
期初予想を上回る着地が続いており、中計目標達成への確度は高いと評価。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中期経営計画「RISING2026」
2024期〜2026期
売上高: 目標 2,000億円 順調 (1,926.9億円)
96.3%
営業利益: 目標 170億円 順調 (156.46億円)
92%
ROE: 目標 9.0%以上 順調 (6.57%)
73%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

純利益
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期80億円96億円96億円+19.7%
2024期58億円68億円76億円+30.6%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期150億円170億円156億円+4.3%
2024期108億円108億円139億円+28.3%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

現行の中期経営計画「RISING2026」では、最終年度(2026年3月期)に売上高2,000億円、営業利益170億円を目標に掲げています。初年度である2025年3月期の実績は売上高1926.9億円、営業利益156.46億円と、目標に対してそれぞれ96%、92%と高い進捗率を見せています。特に、期初予想を大幅に上回る好決算が続いており、計画達成の確度は非常に高いと言えるでしょう。エンターテイメント事業の好調が全体の業績を牽引しており、今後の収益拡大と株主還元の強化が期待されます。

どんな話題が多い?

業績・決算発表40%
事業多角化(快活CLUB等)30%
DX・テクノロジー活用15%
株主還元・優待15%

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
142
前月比 +8.5%
メディア数
68
日本経済新聞, 株探, PR TIMES, 会社四季報オンライン, Yahoo!ファイナンス
業界内ランキング
上位 12%
小売業 1,200社中 144位
報道のトーン
45%
好意的
40%
中立
15%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

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この会社のストーリー

創業から現在までの歩みと、代表者の姿

創業ストーリー

出来事の年表

2025年5月業績好調

2025年3月期決算にて純利益95.74億円を達成し、大幅な増益を記録。

2025年2月DX提携

日立ソリューションズと提携し、DX戦略基盤の強化に向けた取り組みを開始。

2024年5月新中計

中期経営計画「RISING2026」を策定し、持続的な成長に向けたロードマップを公開。

社長プロフィール

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安心して投資できる?

財務・透明性・株主構成・リスクを点検

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率64.4%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
Interest-bearing Debt
170億円
借金(有利子負債)
Net Assets
1,390億円
会社の純資産

同社の財務健全性は極めて高く、自己資本比率は60.9%という強固な水準を維持しており、長期的な安定性を備えています。2025年3月期には約729億円の有利子負債が発生していますが、これは事業拡大や戦略的投資に伴うものであり、豊富な利益余剰金と高い資本の裏付けがあるため過度な懸念はありません。実質的な無借金経営に近い期間を経て、現在は投資と還元のバランスを意識した資本政策へと移行しています。 【3Q 2026/03期】総資産2144億円、純資産1390億円、自己資本比率64.4%、有利子負債170億円。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
Operating CF
+217億円
本業で稼いだお金
Investing CF
-85.2億円
投資に使ったお金
Financing CF
-140億円
借入・返済など
Free CF
+132億円
手元に残ったお金
会計期営業CF投資CF財務CFFCF
2021/03期43.5億円115億円133億円71.7億円
2022/03期171億円8.9億円100億円180億円
2023/03期175億円30.3億円141億円144億円
2024/03期176億円109億円93.4億円67.1億円
2025/03期217億円85.2億円140億円132億円

営業活動によるキャッシュフローは直近で約217億円の黒字を確保しており、本業で稼ぐ力が強固になっていることが示されています。投資CFは店舗改装や新規出店に伴う支出が主ですが、営業CFの範囲内でコントロール可能な健全な投資水準です。財務CFのマイナスは配当支払いや借入金の返済等によるもので、フリーキャッシュフローの安定的な創出により株主還元と成長投資の両立を実現しています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 13名)
女性 3名(23.1% 男性 10
23%
77%
監査報酬
9,200万円
連結子会社数
5
設備投資額
119.9億円
平均勤続年数(従業員)
7.5
臨時従業員数
4972

女性役員比率は23.1%と一定の多様性を確保しており、監査報酬9,200万円の支払いを通じて内部統制とガバナンス体制の強化に注力しています。連結子会社5社を擁するグループ経営において、意思決定の透明性と効率性の両立が図られています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主55.9%
浮動株44.1%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関9.3%
事業法人等46.5%
外国法人等8.8%
個人その他34.5%
証券会社0.8%

安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 事業法人の持合い比率が高く、安定した株主構成が特徴です。 主な安定株主はアニヴェルセルHOLDINGS・トレイデアーリ。

株式会社アニヴェルセルHOLDINGS(32,415,000株)38.54%
日本マスタートラスト信託銀行 株式会社(信託口)(5,946,000株)7.07%
株式会社トレイデアーリ(4,300,000株)5.11%
青 木 彰 宏(2,593,000株)3.08%
青 木 柾 允(2,568,000株)3.05%
AOKIホールディングス従業員持株会(1,958,000株)2.32%
AOKIホールディングス取引先持株会(1,867,000株)2.22%
青 木 寶 久(1,846,000株)2.19%
青 木 擴 憲(1,843,000株)2.19%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(1,755,000株)2.08%

同社は創業家関連企業である株式会社アニヴェルセルHOLDINGSが筆頭株主(38.54%)であり、創業家が強固な支配権を維持しています。また、持株会や取引先持株会を含め安定株主が多く、市場の需給が限定的な創業家主導の経営体制が特徴です。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1当社グループは、主にチェーンストア方式で直営の店舗展開を行っており、当連結会計年度末において、1,332店舗を展開しております

社員の給料はどのくらい?

平均年収
748万円
従業員数
3,098
平均年齢
45歳
平均年収従業員数前年比
当期748万円3,098-

平均年収は748万円であり、小売業界の中では相対的に高い水準にあります。この水準は店舗オペレーションの効率化と多角化戦略による安定した収益基盤が、従業員への待遇に反映されている結果と考えられます。

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株主リターン・投資成果

リターン・配当・市場データを確認

平均よりも稼げてる?

この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。

TSR(株主総利回り)は、配当と株価上昇を合わせた総合的な投資リターンを示す指標です。2021期から2024期にかけては、コロナ禍での業績低迷や株価の伸び悩みを背景に、TOPIXのパフォーマンスを一貫して下回る(アンダーパフォーム)状況が続いていました。しかし、2025期には自社TSRが202.2%となり、TOPIX(213.4%)との差を大幅に縮小しています。これは、業績のV字回復を背景とした大幅な増配と、それに伴う株価上昇が大きく貢献した結果です。今後は安定した株主還元と成長戦略を通じて、TOPIXを継続的に上回るパフォーマンス(アウトパフォーム)を目指せるかが焦点となります。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。

配当・優待はもらえる?

しっかりもらえます
1株配当(最新期)
75
方針: 配当性向目標
1株配当配当性向
2016/03期4037.2%
2017/03期4351.6%
2018/03期4451.8%
2019/03期60112.5%
2020/03期46879.5%
2021/03期10-
2022/03期1033.1%
2023/03期5055.5%
2025/03期7565.9%
3期連続増配
株主優待
あり
権利確定月3月・9月

同社は利益成長に応じて配当を増やす方針をとっており、配当性向を重視しながら積極的な株主還元を実施しています。2025年3月期には年間配当を75円に増額し、高い配当利回りを維持しています。今後も安定した収益基盤を背景に、持続的な利益還元が期待できる銘柄です。

もし5年前に投資していたら?

+
2021期初めに100万円を投資した場合
100万円が 202.2万円 になりました (102.2万円)
+102.2%
年度末時点評価額損益TSR
2021期86.4万円13.6万円-13.6%
2022期83.1万円16.9万円-16.9%
2023期122.9万円22.9万円22.9%
2024期170.5万円70.5万円70.5%
2025期202.2万円102.2万円102.2%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残212,300株
売り残149,700株
信用倍率1.42倍
2026年3月19日時点
今後の予定
2026年3月期 第1四半期決算発表2025年8月上旬
定時株主総会2025年6月27日

PBRは1.00倍と解散価値と同水準であり、業界平均(1.1倍)と比較しても割安感は限定的です。一方、PERは14.7倍と業界平均(22.5倍)を下回っており、利益成長の観点からは割安と評価できます。特筆すべきは4.46%という高い配当利回りで、これは業界平均を大きく上回っており、インカムゲインを重視する投資家にとって魅力的です。信用倍率は1.42倍と拮抗しており、短期的な需給の偏りは見られません。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
2021/03期-66.1億円0円-
2022/03期43.6億円18.0億円41.2%
2023/03期84.3億円28.0億円33.2%
2024/03期132億円56.6億円42.8%
2025/03期148億円52.1億円35.2%

税引前利益が回復するにつれ、納税額も適切に増加しています。2021年3月期の赤字時には法人税等の負担はありませんでしたが、その後の業績回復に伴い、実効税率は概ね35%から43%前後で推移しています。これは法令に準拠した税務処理が行われていることを示しており、業績予想の増益分に応じて納税を通じた社会還元も増加する見込みです。

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もっと知る

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AOKIホールディングス まとめ

業績
好調
営業益 前年比↑
配当
少なめ
1株 75円
安全性
安定
自己資本比率 64.4%
稼ぐ力
普通
ROE 2.7%(累計)
話題性
普通
ポジ 45%

「スーツのAOKIがネットカフェと結婚式場も経営、コロナ禍からのV字回復を遂げた業態のデパート」

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最終更新: 2026/05/22 / データ提供: OSHIKABU