JBCCホールディングス9889
JBCC Holdings Inc.
まずこの会社は何者?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
あなたが普段利用する銀行のATMや、お店のレジでスムーズに支払いができるのは、実はJBCCのような会社が裏側でシステムを支えているおかげかもしれません。また、ネットショッピングで個人情報を入力しても安心なのは、同社が提供するセキュリティサービスが企業の情報漏洩を防いでいるからです。JBCCは、社会を支える様々な企業の「IT部門」として、私たちの便利な暮らしを縁の下から力強くサポートしています。
JBCCホールディングスは、クラウドとセキュリティを軸に企業のDXを支援するITサービス企業です。2025期には売上高698.7億円、営業利益61.55億円を達成し、続く2026期も売上高715.0億円、営業利益68.00億円と増収増益を見込むなど、事業構造改革が着実に実を結んでいます。中期経営計画「CHALLENGE 2026」では目標を上方修正しており、配当性向45%以上を掲げる積極的な株主還元姿勢も投資家から評価されています。
会社概要
- 業種
- 情報・通信業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 東京都中央区八重洲二丁目2番1号 東京ミッドタウン八重洲 八重洲セントラルタワー13階
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
稼ぐ力はどのくらい?
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 11.0% | 5.6% | - |
| 2022/03期 | 12.6% | 6.6% | - |
| 2023/03期 | 14.1% | 7.7% | - |
| 2024/03期 | 15.5% | 8.7% | 6.8% |
| 2025/03期 | 20.3% | 11.3% | 8.8% |
| 3Q FY2026/3 | 16.0%(累計) | 8.5%(累計) | 9.6% |
当社の収益性は年々着実に向上しており、営業利益率は2021/03期期の4.3%から2025/03期期には8.8%へと大幅な改善を実現しています。経営効率の指標であるROE(自己資本利益率)も19.0%まで上昇しており、資本効率を重視した経営が定着しています。高付加価値サービスへの事業構造転換が、利益率の向上と収益力の強化に直結しています。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | YoY |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 600億円 | — | 19.3億円 | 30.1円 | - |
| 2022/03期 | 559億円 | — | 22.4億円 | 35.1円 | -6.8% |
| 2023/03期 | 581億円 | — | 26.8億円 | 42.6円 | +4.0% |
| 2024/03期 | 652億円 | 44.2億円 | 31.9億円 | 50.9円 | +12.1% |
| 2025/03期 | 699億円 | 61.5億円 | 46.0億円 | 74.2円 | +7.2% |
JBCCホールディングスは、クラウドやセキュリティ、超高速開発といった高付加価値なITソリューション事業が好調であり、直近の2025/03期期まで増収基調を維持しています。デジタル変革(DX)需要を背景に、2024/03期期以降は利益成長が加速しており、2026/03期期も引き続き過去最高益を更新する見通しです。安定した顧客基盤とストックビジネスの積み上げが、継続的な業績拡大を牽引しています。 【3Q 2026/03期実績】売上565億円(通期予想比79%)、営業利益54億円(同80%)、純利益38億円(同79%)。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
情報・通信業の同業他社平均と比べると…
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
事業構造は情報ソリューションを主軸とし、クラウド、セキュリティ、超高速開発を強みとする連結子会社9社で構成されています。高いストックビジネス比率の実現を中期経営計画の柱として掲げており、安定的な収益基盤の構築と同時に、市場変化に伴う技術的な陳腐化を主な事業リスクとして認識しています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 51億円 | — | 62億円 | +20.7% |
| 2024期 | 40億円 | — | 44億円 | +10.6% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 665億円 | — | 699億円 | +5.1% |
| 2024期 | 590億円 | — | 652億円 | +10.5% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
現行の中期経営計画「CHALLENGE 2026」は、クラウドやセキュリティといった付加価値の高い事業への構造転換を掲げています。好調な業績を背景に、売上高目標を720億円から745億円へ、営業利益率目標を10%から11%へと上方修正しており、計画は順調に進捗していると言えます。近年の業績予想は期初計画を上回る傾向にあり、経営陣の目標達成へのコミットメントは評価できます。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
2025年3月期決算発表。営業利益61.55億円を達成し、過去最高益を更新。
中期経営計画を上方修正し、営業利益率目標を11%へ引き上げ。
スパイスコードと資本提携を締結し、AIプラットフォーム「ロカルメ・オーダー」の強化を発表。
社長プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
財務基盤は強固であり、自己資本比率は50%台を維持しながら、事業拡大のための投資を積極的に実施しています。2025/03期期には有利子負債約52億円を計上していますが、これは成長投資を目的としたものであり、強固な資本基盤を背景に健全な財務バランスを保っています。資産構成の変化は、クラウド環境構築などのサービス強化に向けた戦略的な投資の結果と言えます。 【3Q 2026/03期】総資産453億円、純資産252億円、自己資本比率53.3%、有利子負債22億円。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 25.5億円 | 2.0億円 | 10.4億円 | 23.6億円 |
| 2022/03期 | 35.6億円 | 6,700万円 | 21.4億円 | 35.0億円 |
| 2023/03期 | 9.1億円 | 9.6億円 | 13.9億円 | 5,400万円 |
| 2024/03期 | 12.3億円 | 3.9億円 | 24.2億円 | 16.3億円 |
| 2025/03期 | 66.4億円 | 3.6億円 | 8.9億円 | 70.0億円 |
本業で稼ぐ力を示す営業キャッシュフローは、2025/03期期に約66億円と過去最高水準を達成しました。投資キャッシュフローがプラスに転じている年度があるのは、資産の効率化や売却などが影響しています。高いFCF(フリーキャッシュフロー)創出能力を活かし、株主還元や将来の成長に向けた再投資を両立させる良好な循環が形成されています。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率は20.0%と一定の多様性が確保されています。監査等委員会設置会社を採用しており、監査報酬として7,200万円を投じるなど、適正な監視・監督体制を構築しています。純粋持株会社として連結子会社9社を統括し、強固なガバナンス体制のもとで中長期的な成長を目指しています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 1,027万円 | 1,592人 | - |
従業員平均年収は1,027万円と、ITサービス業界の中でも高水準な給与水準を維持しています。これは同社グループがクラウドやセキュリティなどの付加価値の高いDXソリューション事業へ注力し、継続的な増収増益を達成することで従業員へ高い利益還元が行われているためです。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
TSR(株主総利回り)は、2023期以降、市場平均であるTOPIXを大きく上回るパフォーマンスを示しています。特に2025期には自社TSRが287.3%に達し、TOPIXの184.5%を100ポイント以上アウトパフォームしました。これは、クラウド・セキュリティ事業への構造転換が成功し、連続最高益を更新する高い成長を遂げていることに加え、配当性向45%以上を掲げた積極的な増配姿勢が、株価と配当の両面から投資家に評価された結果と言えるでしょう。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/03期 | 25円 | 97.5% |
| 2017/03期 | 27円 | 35.9% |
| 2018/03期 | 32円 | 45.2% |
| 2019/03期 | 46円 | 43.2% |
| 2020/03期 | 50円 | 41.7% |
| 2021/03期 | 50円 | 41.6% |
| 2022/03期 | 58円 | 41.4% |
| 2023/03期 | 72円 | 42.2% |
| 2024/03期 | 94円 | 46.2% |
| 2025/03期 | 134円 | 180.6% |
現在、株主優待制度は実施していません。
配当方針として「配当性向45%以上」を掲げ、株主への安定的かつ継続的な利益還元を重視しています。直近では業績の飛躍的な成長に合わせ、積極的な増配を実施しており、高い配当利回りを提供しています。経営基盤の強化と株主還元の両立を目指し、今後も効率的な資本配分が進められる方針です。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2021期 | 91.5万円 | 8.5万円 | -8.5% |
| 2022期 | 99.1万円 | 0.9万円 | -0.9% |
| 2023期 | 140.2万円 | 40.2万円 | 40.2% |
| 2024期 | 211.6万円 | 111.6万円 | 111.6% |
| 2025期 | 287.3万円 | 187.3万円 | 187.3% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
PERは業界平均より割安ですが、PBRはやや割高な水準にあり、資本効率の高さが評価されていると見られます。特筆すべきは配当利回りの高さで、業界平均を大きく上回っており、株主還元への積極姿勢が窺えます。信用倍率は158.88倍と非常に高く、信用買い残が積み上がっているため、将来的な需給悪化には注意が必要です。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 27.3億円 | 8.0億円 | 29.2% |
| 2022/03期 | 32.3億円 | 9.8億円 | 30.4% |
| 2023/03期 | 38.5億円 | 11.7億円 | 30.4% |
| 2024/03期 | 45.5億円 | 13.6億円 | 29.9% |
| 2025/03期 | 63.1億円 | 17.1億円 | 27.1% |
法人税等の納税額は、経常利益の成長に伴い年々増加しています。実効税率は概ね30%前後で推移しており、法令に基づいた適切な納税が行われています。2025/03期期に一時的に税率が低下しているのは、税効果会計などの影響によるものと考えられます。今後も業績拡大に伴い、社会貢献として安定した納税が期待されます。
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