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KLab

KLab Inc.

最終更新日: 2026年3月27日

ROE-43.9%
BPS133.9円
自己資本比率80.1%
FY2025/3 有報データ

人気IPゲームで世界を魅了し、AI技術で未来のエンタメを創造する企業

世界中のユーザーを魅了するコンテンツを創出し、エンターテインメントの新たなスタンダードを築くこと。

この会社ってなに?

あなたが普段スマートフォンで楽しんでいる、人気アニメや漫画のキャラクターが登場するゲーム。その多くは、KLabのような会社が企画から開発、運営までを手掛けています。例えば、世界的に有名なサッカー漫画『キャプテン翼』のゲームや、人気アイドルプロジェクト『ラブライブ!』の音楽ゲームを遊んだことがあるかもしれません。普段何気なくタップしている画面の裏側で、KLabのクリエイターたちがキャラクターに命を吹き込み、世界中のファンに熱狂を届けているのです。

KLabはモバイルオンラインゲームの開発・運営を主力とする企業ですが、直近の業績は極めて厳しい状況です。FY2025の連結決算では売上高68.6億円(前期比17.4%減)、営業損失13.04億円を記録し、5期連続の最終赤字となりました。主力の既存ゲームの低迷が続き、収益の柱を再建できていません。この状況を打開すべく、UAEの投資会社との資本業務提携や、AI・ブロックチェーンといったWeb3領域での新規事業創出を急いでおり、まさに事業の存続をかけた転換期にあります。

情報・通信業プライム市場

会社概要

業種
情報・通信業
決算期
12月
本社
東京都港区六本木6丁目10番1号
公式
www.klab.com

社長プロフィール

五十嵐 洋介
五十嵐 洋介
代表取締役社長CEO
挑戦者
ゲーム事業においては、IPの価値を最大化し、ファンの皆様の期待を超える体験を提供することに全力を尽くします。同時に、AIをはじめとする最新技術を活用した新規事業にも積極的に挑戦し、新たなエンターテインメントの可能性を切り拓き、持続的な成長と企業価値の向上を目指してまいります。

この会社のストーリー

2000
KLab株式会社設立

携帯電話向けコンテンツ事業を目的として創業。モバイルインターネットの黎明期から新たなサービスを提供し始める。

2009
ソーシャルゲーム事業へ参入

モバイル向けソーシャルゲームの開発・提供を開始。後の主力事業となるゲーム事業の礎を築く。

2011
東京証券取引所マザーズへ上場

創業から約11年で株式上場を果たす。公開価格1,700円に対し、初値は3,970円と市場から高い期待を集めた。

2013
「ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル」配信開始

大人気IPを活用したリズムアクションゲームをリリースし、社会現象となる大ヒットを記録。同社の代表作となる。

2017
「キャプテン翼 ~たたかえドリームチーム~」配信開始

世界的に有名なIP「キャプテン翼」のゲームをグローバルに展開。海外での実績を大きく伸ばすきっかけとなった。

2023
事業ポートフォリオの転換期

ゲーム事業が厳しい環境に直面する中、経営体制の変更や事業構造改革に着手。次なる成長に向けた模索が始まる。

2024
AI・Web3など新規事業への本格挑戦

ゲームで培った技術力を活かし、AI音楽レーベルの設立や金融分野への進出など、非ゲーム領域での事業創造を加速。

2025
中期経営計画の推進と未来への飛躍

ゲーム事業の再成長と新規事業の収益化を両輪に、V字回復を目指す。グローバルな提携も活発化させ、新たな成長ステージへと向かう。

注目ポイント

人気IP活用のグローバル展開力

「キャプテン翼」や「ラブライブ!」など、世界的人気を誇るIPを活用したゲーム開発が得意。170以上の国・地域で配信し、世界中のファンを熱狂させています。

AI・Web3で切り拓く新規事業

ゲーム開発で培った技術力を武器に、AI音楽レーベルやAI自動取引システム、Web3関連など、未来のエンタメや金融の領域へ果敢に挑戦しています。

変革期に挑むV字回復への期待

現在、事業構造改革の真っ只中。苦しい時期を乗り越え、大型新作ゲームのリリースや新規事業の収益化による、将来の大きな成長ポテンシャルが期待されます。

サービスの実績は?

68.6億円
年間売上高
FY2025実績
-17.4% YoY
13.04億円
年間営業損失
FY2025実績
5
連続最終赤字期間
FY2021-FY2025
0
1株あたり配当金
FY2025実績
2
2026年リリース予定新作タイトル数
会社計画
246億円
時価総額
2026年3月26日時点

ひとめ診断

業績
低迷
赤字
配当
なし
配当なし
安全性
安定
自己資本比率 80.1%
稼ぐ力
低い
ROE -43.9%
話題性
不評
ポジティブ 45%

配当・優待はもらえる?

もらえません
1株配当(最新期)
0
方針: 無配継続中
1株配当配当性向
FY2016/300.0%
FY2017/34.510.6%
FY2018/300.0%
FY2019/300.0%
FY2020/300.0%
FY2021/300.0%
FY2022/300.0%
FY2023/300.0%
FY2024/300.0%
FY2025/300.0%
株主優待
なし

現在、株主優待制度は廃止されており、実施されていません。

業績の低迷により、長期間にわたり無配を継続しており、株主還元よりも事業の立て直しと将来の成長投資を優先する方針です。現在の財務状況下では、配当再開の目処は立っていない状況です。今後の安定的な収益確保と自己資本の蓄積が、配当を検討するための前提条件となります。

同業比較(収益性)

情報・通信業の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
-43.9%
業界平均
11.4%
営業利益率下回る
この会社
-19.0%
業界平均
28.8%
自己資本比率上回る
この会社
80.1%
業界平均
55.0%

業績推移

儲かってるの?

赤字です
売上高
FY2022/3169億円
FY2023/3107億円
FY2024/383.1億円
FY2025/368.6億円
営業利益
FY2022/3-6.0億円
FY2023/3-12.2億円
FY2024/3-13.4億円
FY2025/3-13.0億円

KLabの業績は、主力タイトルのライフサイクル経過に伴う継続的な減収と5期連続の最終赤字という厳しい状況が続いています。FY2025/3には純利益の赤字が約41.8億円まで拡大し、構造改革と新規事業への転換を急いでいる段階です。FY2026/3予想では増収を見込むものの、依然として営業・最終損益ともに赤字が続く見通しであり、早期の収益化が課題です。

稼ぐ力はどのくらい?

赤字で稼げていません
ROE
-43.9%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
-9.8%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
-19.0%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/3-28.7%-5.9%-4.6%
FY2022/3-6.1%-2.9%-3.5%
FY2023/3-14.0%-6.9%-11.4%
FY2024/3-23.6%-8.5%-16.2%
FY2025/3-43.9%-9.8%-19.0%

収益性指標は軒並み低下傾向にあり、営業利益率はFY2025/3時点でマイナス19.0%まで悪化しています。ROE(自己資本利益率)やROA(総資産利益率)も大幅なマイナスが続いており、事業運営における効率性が著しく低下している状態です。赤字からの早期脱却と、収益性を伴う成長モデルへの再構築が求められています。

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率80.1%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
5.6億円
会社の純資産
103億円

財務健全性については、FY2025/3時点での自己資本比率が76.9%と高い水準を維持しており、一時的な財務の安定性は保たれています。ただし、当期純利益の赤字累積により純資産は減少傾向にあり、1株当たり純資産(BPS)も低下しています。有利子負債のコントロールを含め、資本効率の改善が今後の持続的な成長への鍵となります。

お金の流れは?

本業で稼げていません
本業で稼いだお金
-18.0億円
営業CF
投資に使ったお金
+24.8億円
投資CF
借入・返済など
+29.2億円
財務CF
手元に残ったお金
+6.8億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/3-12.8億円-19.3億円-10.4億円-32.1億円
FY2022/3-1.9億円-13.6億円35.4億円-15.4億円
FY2023/3-15.3億円-23.3億円-6,700万円-38.7億円
FY2024/3-1.4億円-10.5億円5.5億円-11.8億円
FY2025/3-18.0億円24.8億円29.2億円6.8億円

長らく営業キャッシュフローのマイナスが続いてきましたが、FY2025/3には投資資産の売却等により投資CFがプラスへ転じ、フリーキャッシュフローも黒字を確保しました。本業からの収益獲得が安定しない中、財務CFでの調達や資産の流動化によって現預金水準を維持しています。今後は営業活動によるキャッシュ創出力の回復が、経営の自立に向けた最重要課題です。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1当社グループのリスク管理体制当社は、グループ全体のリスク管理の基本方針を「リスクマネジメント方針」として制定し、その管理体制を「リスクマネジメント管理規程」において定めております

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/3-10.3億円0円-
FY2022/3-7,300万円0円-
FY2023/3-8.5億円0円-
FY2024/3-12.8億円0円-
FY2025/3-14.2億円0円-

継続的な赤字計上により、法人税等の支払いは発生していません。繰延税金資産の取り崩しや会計上の処理により税負担が生じる場合がありますが、基本的には課税所得がマイナスの状態です。業績が早期に黒字化し、健全な納税を行える体質への復帰が待たれます。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
681万円
従業員数
322
平均年齢
39歳
平均年収従業員数前年比
当期681万円322-

平均年収は681万円と、IT・ゲーム業界の中でも比較的水準の高い給与体系を維持しています。近年は赤字が継続しているものの、優秀なエンジニアやクリエイターを確保するために、一定の報酬水準を維持する採用方針が見受けられます。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主12.1%
浮動株87.9%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関6.3%
事業法人等5.7%
外国法人等16.6%
個人その他61.1%
証券会社10.2%

浮動株比率が高く、株式の流動性が高い反面、株価変動が大きくなりやすい傾向があります。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。 主な安定株主はINTERACTIVE BROKERS LLC(常任代理人:インタラクティブブローカーズ証券)・楽天証券共有口。

INTERACTIVE BROKERS LLC(常任代理人:インタラクティブブローカーズ証券株式会社)(9,766,700株)12.81%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(4,207,000株)5.52%
楽天証券株式会社共有口(3,506,900株)4.6%
株式会社シックスセンツホールディングス(2,000,000株)2.62%
青柳 和洋(1,782,000株)2.33%
モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社(1,503,372株)1.97%
川端 篤(1,400,000株)1.83%
株式会社SBI証券(1,347,077株)1.76%
株式会社Sun Asterisk(1,000,000株)1.31%
福良 伴昭(960,000株)1.25%

海外の機関投資家や信託銀行が上位を占めており、特にInteractive Brokers LLCが筆頭株主として大きな影響力を持っています。また、王族関連の投資会社による出資など、グローバルな資金調達や提携を積極的に進めている点が特徴です。

会社の公式開示情報

役員報酬

1億636万円
取締役5名の合計

モバイルオンラインゲームの企画・開発を主力事業としていますが、現在は5期連続の営業赤字という厳しい経営状況にあります。これを受けて役員報酬の減額を実施しており、今後はAI技術を活用した新規事業や海外提携による収益の多角化が生存戦略の鍵となります。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 7名)
女性 0名(0.0% 男性 7
100%
監査報酬
5,044万円
連結子会社数
2
設備投資額
6.8億円
平均勤続年数(従業員)
9
臨時従業員数
357

現在の役員構成における女性役員比率は0.0%となっており、多様性の確保が今後の課題です。監査等委員会設置会社として監査体制を構築していますが、継続的な赤字脱却に向けたガバナンスと経営再建の実効性が投資家の注目点となっています。

会社の計画は順調?

D
総合評価
過去の中計は大幅未達。業績予想の精度評価も困難で、計画達成能力には深刻な疑問符。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

旧中期経営計画
FY2025以降
売上高: 目標 400億円 未達 (68.6億円)
17.2%
営業利益: 目標 100億円 未達 (-13.04億円)
0%
旧中期経営計画
FY2028以降
売上高: 目標 350億円 未達 (68.6億円)
19.6%
営業利益: 目標 50億円 未達 (-13.04億円)
0%
翌期業績予想
FY2026予想
売上高: 目標 83.0億円 順調 (68.6億円)
82.7%
営業利益: 目標 -14.00億円 順調 (-13.04億円)
93.1%
当期純利益: 目標 -28.00億円 順調 (-41.76億円)
149.1%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2024未開示83億円N/A
FY2025未開示69億円N/A
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2024未開示-13億円N/A
FY2025未開示-13億円N/A

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

過去に掲げた売上高350億円~400億円、営業利益50億円~100億円という中期経営計画は、直近の実績から見て達成の目処が全く立っておらず、事実上の頓挫状態です。現在は具体的な中期計画の開示がなく、単年度の業績予想を追う形となっています。計画策定と実行の両面において大きな課題を抱えており、投資家からの信頼回復には、まず足元の業績を黒字化させることが絶対条件となります。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

KLabのTSR(株主総利回り)は、FY2021からFY2025までの5年間、一貫してTOPIXを大幅に下回る「アンダーパフォーム」となっています。これは、長引く業績不振による赤字継続と、それに伴う株価の長期低迷が主な原因です。この期間、配当も実施されていないため、株価下落がそのまま株主リターンの悪化に直結しています。市場全体の成長の恩恵を受けることができず、厳しい状況が続いています。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+42.1%
100万円 →142.1万円
42.1万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2021155.3万円+55.3万円55.3%
FY2022148.2万円+48.2万円48.2%
FY2023132.0万円+32.0万円32.0%
FY2024119.5万円+19.5万円19.5%
FY2025142.1万円+42.1万円42.1%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残6,500,900株
売り残3,895,400株
信用倍率1.67倍
直近データ時点
今後の予定
第1四半期決算発表2026年5月中旬
第2四半期決算発表2026年8月中旬
株主総会2027年3月下旬

PBRは2.39倍と業界平均よりやや低い水準ですが、赤字のためPERは算出不能、配当もありません。信用買い残は多いものの、売り残も拮抗しており、信用倍率は1.67倍と比較的落ち着いています。短期的な需給要因よりも、四半期ごとの決算で示される業績回復の兆しが株価の最大の変動要因となるでしょう。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや懸念
報道件数(30日)
142
前月比 +15.5%
メディア数
48
日本経済新聞, 株探, Yahoo!ファイナンス, PR TIMES, gamebiz
業界内ランキング
上位 35%
情報・通信業 2,000社中 700位
報道のトーン
45%
好意的
25%
中立
30%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

決算・財務35%
AI新事業30%
業務提携20%
株価・市況15%

最近の出来事

2026年3月新規提携

GPUクラウド販売網を拡張するノーススターアドバイザリー社との提携を発表し、中小企業向けGPU活用支援を強化。

2026年2月決算発表

2025年12月期の最終赤字が41.76億円となり、コスト削減を進めるものの5期連続の赤字決算を計上。

2026年2月業務提携

UAEの投資会社UCIと資本業務提携を締結し、新たな金融戦略を軸とした収益基盤の多角化を推進。

KLab まとめ

ひとめ診断

業績
低迷
赤字
配当
なし
配当なし
安全性
安定
自己資本比率 80.1%
稼ぐ力
低い
ROE -43.9%
話題性
不評
ポジティブ 45%

「『キャプテン翼』など有名IPで一世を風靡したゲーム会社が、連続赤字脱却を賭けてAIとWeb3に社運を託す崖っぷちの状態」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU