GMOフィナンシャルゲート
GMO Financial Gate,Inc.
最終更新日: 2026年3月27日
キャッシュレス社会の裏方で急成長!対面決済プラットフォームの雄
あらゆる対面ビジネスシーンで、安全かつ便利なキャッシュレス決済が当たり前になる未来を創造し、決済インフラの新たなスタンダードを築きます。
この会社ってなに?
あなたがカフェでコーヒーを買うとき、クレジットカードやスマホで「ピッ」と支払いますよね。その支払いを処理するお店の端末、実はGMOフィナンシャルゲートが提供しているかもしれません。同社は、飲食店や小売店など、街のさまざまなお店がキャッシュレス決済を導入するための「裏方」を支える会社です。普段何気なく使っている決済の裏側で、安全でスムーズな取引を実現し、お店の運営をサポートしています。次にキャッシュレス決済を使うときは、その端末のメーカーを少し気にしてみてください。
GMOペイメントゲートウェイ傘下で対面決済領域に特化し、急成長を続けるフィンテック企業。FY2025は営業利益22.30億円(前年比+45.7%)と大幅増益を見込む一方、売上高は179.3億円(同-4.2%)と一時的な減少を予想しています。しかし、ストック型収益の積み上げと飲食店向け事業などのM&Aにより、翌FY2026には売上高197.3億円、営業利益28.00億円と再び高成長軌道に戻る計画です。親会社とのシナジーを活かし、対面キャッシュレス決済市場でのシェア拡大を加速させています。
会社概要
- 業種
- 情報・通信業
- 決算期
- 9月
- 本社
- 東京都渋谷区道玄坂1-14-6 ヒューマックス渋谷ビル
- 公式
- gmo-fg.com
社長プロフィール

私たちは、対面決済領域におけるキャッシュレス化を推進し、社会のインフラとなることを目指しています。多様化する決済ニーズに応えるため、M&Aや新サービス開発を積極的に行い、あらゆる業種のお客様に最適なソリューションを提供することで、持続的な成長を実現します。
この会社のストーリー
対面店舗でのクレジット決済を軸とした決済代行事業者として設立。キャッシュレス化の黎明期から事業をスタートさせる。
7月15日に東京証券取引所マザーズ市場へ上場。公開価格2,540円に対し、上場2日目に2.6倍の6,550円で初値がつくなど高い期待を集めた。
上場から約1年で株価は急騰し、上場来高値38,700円を記録。キャッシュレス決済市場の拡大を追い風に、企業価値が大きく評価された。
東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、最上位であるプライム市場へ移行。企業の信頼性と成長性が認められた。
東証の「JPXスタートアップ急成長100」に選出される。上場後の時価総額増加率が高い企業として、その成長性が公に認められた。
自社の決済プラットフォームが、JR東日本メカトロニクスの駅ビル施設向け決済基盤として採用。社会インフラを支える重要な役割を担う。
飲食店向けオペレーション支援・モバイルオーダー事業を買収。決済領域にとどまらず、店舗運営全体のDXを支援するソリューションプロバイダーへ進化。
個人投資家への還元を強化するため、ビットコインを贈呈するユニークな株主優待制度の導入を発表。新たな株主層の獲得を目指す。
注目ポイント
2020年の上場以降、売上・利益ともに急成長を継続。2023年9月期には営業利益が前年比50%以上増加するなど、キャッシュレス市場の拡大を牽引している。
決済代行事業に留まらず、飲食店向けのモバイルオーダー事業を買収するなど、M&Aを積極的に活用。店舗運営全体のDXを支援する企業へと進化を続けている。
業績拡大に伴い増配を続けるほか、2026年からビットコインを贈呈するというユニークな株主優待制度を導入予定。株主への利益還元に積極的だ。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2020/3 | 18.9円 | 50.0% |
| FY2021/3 | 25.1円 | 50.0% |
| FY2022/3 | 28.7円 | 50.6% |
| FY2023/3 | 46円 | 51.0% |
| FY2024/3 | 62円 | 50.8% |
| FY2025/3 | 99円 | 50.1% |
| 必要株数 | 100株以上(約50万円) |
| 金額相当 | 最大10,000円相当 |
| 権利確定月 | 3月 |
当社は配当性向50%を目安とした安定的な利益還元を実施しており、業績成長に合わせて配当額も引き上げています。今後も成長のための投資と株主への還元を両立する方針を維持し、長期的な企業価値向上を目指しています。2026年3月末には限定的な株主優待制度を導入するなど、還元策の拡充にも積極的に取り組んでいます。
同業比較(収益性)
情報・通信業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
当社は店舗向けキャッシュレス決済プラットフォームを展開し、決済取扱高の拡大に伴うリカーリング収益(継続的な収益)の成長により売上高は右肩上がりを続けています。2025年3月期には一時的な成長率鈍化が見られたものの、決済端末の販売と決済処理手数料の安定した積み上げにより、純利益は過去最高水準の約16.3億円を達成しました。2026年3月期も駅ビルやアミューズメント施設向けの新端末投入などが寄与し、さらなる増収増益を見込んでいます。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2020/3 | 7.2% | 4.8% | 12.2% |
| FY2021/3 | 9.4% | 5.8% | 8.3% |
| FY2022/3 | 10.1% | 7.1% | 7.2% |
| FY2023/3 | 14.6% | 8.1% | 7.0% |
| FY2024/3 | 17.2% | 7.1% | 8.2% |
| FY2025/3 | 25.1% | 11.8% | 12.4% |
収益性指標は年々向上しており、特にROE(自己資本利益率)が25.1%まで急上昇するなど、資本効率の改善が際立っています。これは決済代行というストック型のビジネスモデルが浸透し、営業利益率が12.4%へと改善したことが大きく貢献しています。少ない資産で効率よく利益を稼ぐ体質が構築されており、今後も規模の拡大に伴う利益率の向上が期待されます。
財務は安全?
当社は無借金経営を維持しており、強固な財務健全性を誇ります。総資産は事業拡大に伴い138億円規模まで成長しており、現預金を中心とした流動性の高い資産構成となっています。自己資本比率は45.2%を確保しており、中長期的な投資や新規事業買収に向けた余力は十分に保たれています。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2020/3 | -5.4億円 | -3.4億円 | 6.8億円 | -8.7億円 |
| FY2021/3 | 9.6億円 | -4.7億円 | -300万円 | 4.9億円 |
| FY2022/3 | -2.1億円 | -5.3億円 | -3.0億円 | -7.4億円 |
| FY2023/3 | 8.7億円 | -5.3億円 | 12.8億円 | 3.4億円 |
| FY2024/3 | 17.1億円 | -7.2億円 | 6,300万円 | 9.9億円 |
| FY2025/3 | 12.3億円 | -9.0億円 | -11.3億円 | 3.3億円 |
営業キャッシュフローは本業の決済代行事業の拡大により概ね安定してプラスを維持しており、潤沢な営業キャッシュを源泉に投資を加速させています。投資キャッシュフローは決済端末の導入やシステム開発、事業買収などの成長投資によりマイナス傾向にあります。フリーキャッシュフロー(FCF)は安定的に創出されており、無借金経営の安定感を裏付ける強力なキャッシュ・ポジションを築いています。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2020/3 | 4.3億円 | 1.4億円 | 32.0% |
| FY2021/3 | 6.2億円 | 2.1億円 | 33.6% |
| FY2022/3 | 7.5億円 | 2.7億円 | 36.6% |
| FY2023/3 | 11.1億円 | 3.7億円 | 33.0% |
法人税等の支払額は税引前利益の増加に伴い順調に拡大しており、2025年3月期には約6億円規模となりました。実効税率は概ね法定税率に近い30%台前半で推移していますが、2025年3月期は税効果会計等の影響により一時的に低下しています。今後も業績の成長に合わせて、適切な納税を継続する見通しです。
会社の公式開示情報
有価証券報告書等の開示情報では、対面決済端末の提供によるリカーリング(継続課金)収益が成長の柱であることが示されています。競合他社に対する技術的な優位性や、連結子会社としてのグループ連携による顧客基盤の拡大が主要な経営リスクおよび成長要因として記載されています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2024/09 | 192億円 | — | 187億円 | -2.6% |
| FY2023/09 | 125億円 | — | 159億円 | +27.6% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2024/09 | 14億円 | — | 15億円 | +8.6% |
| FY2023/09 | 9億円 | — | 11億円 | +20.4% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
同社は中期経営計画を開示していませんが、通期の業績予想を目標としてトラッキングしています。直近のFY2024期は、期初予想に対し売上高は未達だったものの、営業利益は計画を8.6%上回って着地しました。これは利益率の高いストック収益が順調に伸びたことを示唆します。FY2023期も売上・利益ともに期初予想を大幅に超過達成しており、総じて保守的な予想から上振れする傾向が見られます。FY2025、FY2026と利益の力強い成長が続く計画であり、計画達成能力は一定の評価ができます。
株の売買状況と今後の予定
信用倍率は93倍と高く、信用買い残が積み上がっている状態で、将来的な売り圧力への警戒が必要です。PERは24.1倍と情報・通信業の平均(30.5倍)よりは割安ですが、PBRは7.20倍と業界平均を上回っており、成長期待が株価に織り込まれていることを示しています。2026年3月からは株主優待制度(ビットコイン付与)が導入されるため、個人投資家の関心が高まる可能性があります。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
アミューズメント市場向けマルチ決済端末「F3」の提供を開始し、決済領域の拡大を推進。
飲食店向けの「デジタルレストラン byGMO」を提供開始し、OMO領域への注力を強化。
TakeMeから飲食店オペレーション支援・モバイルオーダー事業を譲受し、ソリューションを拡充。
最新ニュース
GMOフィナンシャルゲート まとめ
ひとめ診断
「GMOグループの対面決済部隊が、キャッシュレス社会の最後の砦『リアル店舗』を攻略中」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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