9869プライム

加藤産業

KATO SANGYO CO.,LTD.

最終更新日: 2026年3月29日

ROE7.5%
BPS505.8円
自己資本比率36.2%
FY2025/3 有報データ

食卓を支え、世界へ羽ばたく。30年超の連続増収を誇る独立系食品卸の雄

国内市場での強固な基盤を維持しつつ、アジアを中心にグローバルな食品流通ネットワークを構築し、世界中の食卓を豊かにすることを目指します。

この会社ってなに?

あなたが普段スーパーやコンビニで手に取る多くの食品、実はその裏側で加藤産業が活躍しています。彼らは食品メーカーから商品を仕入れ、全国のお店に届ける「食のインフラ」を支える重要な役割を担っているのです。例えば、朝食の食パンに塗る「カンピー」ブランドのジャムは、加藤産業の自社製品です。あなたがレストランで食事をするときも、その食材が加藤産業を通じて運ばれてきたものかもしれません。私たちの豊かな食生活は、こうした卸売企業の存在があってこそ成り立っています。

加藤産業は、FY2025に売上高1兆2142.6億円、営業利益181.80億円を達成した国内大手の食品卸売企業です。30年以上にわたる連続増収という驚異的な安定性を誇り、盤石な国内事業を基盤としています。近年はシンガポールの食品卸売会社を買収するなど、東南アジアを中心に積極的なM&Aを展開し、海外事業の成長を加速させています。安定的な業績と累進配当を掲げる株主還元方針が、長期投資家にとっての魅力となっています。

卸売業プライム市場

会社概要

業種
卸売業
決算期
9月
本社
兵庫県西宮市松原町9番20号
公式
www.katosangyo.co.jp

社長プロフィール

加藤 和弥
加藤 和弥
代表取締役社長執行役員
挑戦者
私たちは、豊かな食生活を提供することを通じて人々の幸せを実現することを使命としています。独立系食品卸としての独自のポジションを活かし、国内外の食のインフラを支え続けます。株主様への利益還元も経営の重要政策と捉え、安定的・継続的な企業価値の増大に努めてまいります。

この会社のストーリー

1947
加藤産業株式会社設立

兵庫県西宮市にて、食品卸売業を目的として会社設立。日本の食文化を支える長い歴史がここから始まる。

1956
自社ブランド「カンピー(Kanpy)」誕生

消費者向けオリジナルブランド「カンピー」を立ち上げ、ジャムや缶詰などを発売。メーカーとしての顔も持ち始める。

1990
大阪証券取引所市場第二部に上場

株式上場を果たし、企業としての信頼性と知名度を向上させ、さらなる事業拡大への基盤を築く。

2017
31期連続の増収を達成

経済の変動にも揺るがない安定した経営基盤を証明。食品流通のインフラとして社会に不可欠な存在であることを示す。

2020
マレーシアの卸売企業を買収

海外事業を本格化し、マレーシアのMerison社を買収。東南アジア市場への足がかりを築き、グローバル展開を加速させる。

2023
シンガポールの食品卸売会社を買収

シンガポールのTeo Soon Seng社を買収し、東南アジアでのネットワークをさらに強化。成長戦略を着実に実行する。

2026
「カンピー」ブランド誕生70周年

長年にわたり食卓で愛され続ける自社ブランドが70周年を迎える。記念商品の発売などでさらなるブランド価値向上を図る。

2027-
グローバルな食の架け橋へ

これまでのM&Aで築いた海外拠点を活用し、日本の食文化を世界へ、世界の食文化を日本へ届けることで、持続的な成長を目指す。

注目ポイント

30年超の連続増収実績

景気の波に左右されにくい食品卸という事業特性に加え、着実な経営戦略により、30年以上にわたる連続増収という驚異的な安定成長を続けています。

積極的な海外展開(M&A)

国内市場だけでなく、成長著しい東南アジア市場へも積極的に進出。マレーシアやシンガポールの有力企業をM&Aし、グローバルな成長基盤を築いています。

株主還元と嬉しい優待

安定的な配当を継続する累進配当政策を掲げており、株主への利益還元に積極的です。100株以上保有すると、自社ブランド「カンピー」のジャムセットがもらえます。

サービスの実績は?

12,142億円
連結売上高
FY2025実績
+3.8% YoY
181.8億円
連結営業利益
FY2025実績
+7.9% YoY
140
1株当たり配当金
FY2025実績
+16.7% YoY
31年以上
連続増収記録
2017年時点の記事に基づく
継続中
205億円
従業員一人当たり売上高
FY2025実績

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 140円
安全性
普通
自己資本比率 36.2%
稼ぐ力
普通
ROE 7.5%
話題性
好評
ポジティブ 65%

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
140
方針: 累進配当
1株配当配当性向
FY2021/37230.2%
FY2022/38325.2%
FY2023/39727.2%
FY2024/312026.5%
FY2025/314032.9%
4期連続増配
株主優待
あり
自社製品(手造りジャムセット)
必要株数100株以上(約64万円)
金額相当約2,700円相当
権利確定月3月

同社は株主還元を経営の重要課題と位置づけ、安定的かつ業績に見合った累進配当政策を採用しています。近年の増益基調に伴い配当額も着実に増加しており、株主を重視する姿勢が評価されています。今後も強固な財務体質を活かし、長期的視点での還元強化が期待されます。

同業比較(収益性)

卸売業の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
7.5%
業界平均
7.8%
営業利益率下回る
この会社
1.5%
業界平均
5.0%
自己資本比率下回る
この会社
36.2%
業界平均
48.7%

業績推移

儲かってるの?

順調に稼いでいます
売上高
FY2022/31.0兆円
FY2023/31.1兆円
FY2024/31.2兆円
FY2025/31.2兆円
営業利益
FY2022/3134億円
FY2023/3167億円
FY2024/3169億円
FY2025/3182億円

加藤産業は食品卸売業として強固な地盤を持ち、売上高はFY2021/3の約1兆1,371億円からFY2025/3には約1兆2,143億円まで継続的に成長しています。営業利益も堅調に推移しており、効率的な事業運営と市場シェアの拡大が収益の底上げに寄与しました。今後は海外事業の強化や自社ブランドの拡販を通じ、持続的な利益成長を目指す方針です。

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
7.5%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
2.8%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
1.5%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/36.2%2.2%1.0%
FY2022/38.0%2.8%1.3%
FY2023/37.7%2.7%1.5%
FY2024/38.9%3.2%1.4%
FY2025/37.5%2.8%1.5%

収益性に関しては、売上総利益率の維持と販管費の効率的なコントロールにより、営業利益率は1.0%から1.5%の間で安定した推移を見せています。ROE(自己資本利益率)は概ね7%から9%のレンジで推移しており、資本効率を意識した経営が一定の成果を上げています。卸売業という薄利多売の業態ながら、規模の経済を活かした着実な収益確保が特徴です。

財務は安全?

やや注意が必要です
自己資本比率36.2%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
0円
会社の純資産
1,770億円

財務健全性は極めて高く、自己資本比率は約36.2%まで上昇しており、安定した財務基盤を構築しています。特筆すべきは実質無借金経営に近い健全なキャッシュポジションであり、有利子負債を抑えた経営により金利上昇リスクを回避しています。強固な純資産を背景に、さらなる成長投資や株主還元を行うための余力も十分に確保されています。

お金の流れは?

本業は稼げていますが投資が多めです
本業で稼いだお金
+40.7億円
営業CF
投資に使ったお金
-149億円
投資CF
借入・返済など
-84.1億円
財務CF
手元に残ったお金
-108億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/3143億円-93.6億円-71.4億円49.0億円
FY2022/3151億円-62.7億円-82.1億円88.2億円
FY2023/3147億円-90.0億円-44.6億円56.7億円
FY2024/3259億円-36.9億円-157億円222億円
FY2025/340.7億円-149億円-84.1億円-108億円

営業キャッシュフローは本業の安定収益により概ねプラスで推移していますが、FY2025/3は一時的な要因により減少しました。一方で積極的な設備投資や海外企業買収への投資支出を継続しており、成長に向けた資本配分が鮮明です。財務キャッシュフローは継続的な配当支払や借入金の返済によりマイナス傾向となっており、健全な資金循環を維持しています。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/3133億円49.0億円36.9%
FY2022/3154億円41.1億円26.7%
FY2023/3185億円65.0億円35.1%
FY2024/3187億円42.4億円22.7%
FY2025/3201億円68.7億円34.2%

法人税等の支払いは各期の税引前利益に連動していますが、税効果会計の影響等により実効税率には年次で変動が見られます。特にFY2024/3などの低水準な年度は、税務上の特例や調整項目が影響した可能性があります。企業として適切に納税を行いながら、安定した純利益の確保を目指す経営姿勢です。

会社の公式開示情報

EDINET等の開示情報によれば、加藤産業は加工食品を中心とした卸売事業を核に、低温物流や酒類など多角的に事業を展開しています。特に海外事業の強化やシンガポールの食品卸売会社買収など、国内市場の成熟を見越した成長戦略をリスク分散とともに推進しており、強固な収益構造を維持しています。

会社の計画は順調?

A
総合評価
明確な中期経営計画の開示はないものの、業績予想は概ね達成しており信頼性は高い。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

FY2026 会社業績予想
FY2026
売上高: 目標 12,520億円 順調 (12,142.6億円)
97%
営業利益: 目標 175億円 順調 (181.80億円)
103.9%
当期純利益: 目標 143億円 順調 (132.28億円)
92.5%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY20221兆340億円1兆357億円+0.2%
FY20231兆670億円1兆994億円+3.0%
FY20241兆1,490億円1兆1,698億円+1.8%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2022119億円134億円+13.2%
FY2023137億円167億円+22.1%
FY2024170億円169億円-0.8%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

加藤産業は具体的な数値目標を掲げた中期経営計画を開示していませんが、毎期の業績予想は安定して達成しています。特にFY2023は売上高・営業利益ともに期初予想を大幅に上回る好決算でした。これは、コスト上昇を価格転嫁で吸収し、PB(プライベートブランド)商品や高付加価値商材の販売が好調であったことが要因です。安定した経営基盤と着実な業績達成力は、投資家にとって安心材料と言えるでしょう。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残4,300株
売り残30,600株
信用倍率0.14倍
2026年3月20日時点
今後の予定
第2四半期決算発表2026年5月中旬
第3四半期決算発表2026年8月中旬
通期決算発表2026年11月中旬

同業他社比較では、PERは業界平均並みですが、PBRはやや割高な水準にあります。これは、同社の安定した収益性や成長性が市場から評価されていることの表れと考えられます。信用倍率は0.14倍と売り残が多く、株価の上昇局面では買い戻しによるさらなる上昇(踏み上げ)が期待される一方、下落圧力も警戒される状況です。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
48
前月比 +12.5%
メディア数
18
日本経済新聞, 株探, Yahoo!ファイナンス, 流通ニュース, 神戸新聞
業界内ランキング
上位 15%
卸売業 299社中 42位
報道のトーン
65%
好意的
30%
中立
5%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

決算・業績45%
M&A・海外展開25%
株主還元・優待15%
事業戦略・IR15%

最近の出来事

2026年2月1Q好調

2026年9月期第1四半期において、経常利益が前年同期比12.2%増となる堅調なスタートを切った。

2025年11月増益達成

2025年9月期連結決算で、営業利益181.80億円を計上し、安定した成長基盤を示した。

2023年8月海外買収

シンガポールの食品卸売会社Teo Soon Seng Pte.Ltd.を買収し、海外事業の拡大を推進した。

加藤産業 まとめ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 140円
安全性
普通
自己資本比率 36.2%
稼ぐ力
普通
ROE 7.5%
話題性
好評
ポジティブ 65%

「食のインフラとして30年超の連続増収、M&Aで海外にも版図を広げる安定成長の巨人」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU