白銅
Hakudo Co.,Ltd.
最終更新日: 2026年3月29日
先端産業を支える、進化し続けるモノづくりのパートナー
お客様の期待を上回る価値を提供し続けることで、製造業の未来を支える不可欠なパートナーとなることを目指します。
この会社ってなに?
あなたが毎日使うスマートフォンやパソコン、その心臓部である半導体チップは、非常に精密な機械で作られています。その機械に欠かせない特殊な金属やプラスチックの部品、それを供給しているのが白銅です。普段、私たちが直接目にすることはありませんが、最先端のテクノロジー製品の裏側で、白銅は「モノづくりのパートナー」として重要な役割を担っています。また、専門家向けに24時間365日いつでも材料の見積もりや注文ができるWebサイトも運営しており、日本の製造業を縁の下から支えている会社です。
非鉄金属の専門商社である白銅は、FY2025に増収増益へ転換しました。売上高は前期比16.0%増の664.1億円、営業利益は18.2%増の29.83億円と回復基調にあります。半導体市場の回復や航空宇宙分野の需要増加が追い風となり、米国でのM&A効果も寄与しています。2027年度を最終年度とする中期経営計画では売上高1,041億円を目標に掲げ、コア事業の深化と海外展開の加速を目指します。
会社概要
- 業種
- 卸売業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 東京都千代田区丸の内2-5-2 三菱ビル11階
- 公式
- www.hakudo.co.jp
社長プロフィール

当社は創業以来、非鉄金属及びプラスチック材料の専門商社として、お客様の多様なニーズに迅速かつ的確にお応えしてきました。これからも『モノづくりのパートナー』として、お客様の期待を上回る価値を提供し、社会の発展に貢献してまいります。
この会社のストーリー
東京都日本橋区に個人経営の「白銅商店」を創業。非鉄金属材料の販売を開始し、日本のモノづくりの黎明期を支え始める。
資本金100万円をもって「株式会社白銅商店」に改組。法人として事業基盤を固め、さらなる成長への一歩を踏み出す。
東京証券取引所市場第二部に上場。社会的な信用を高め、事業拡大のための資金調達手段を確保する。
東京証券取引所市場第一部銘柄に指定される。日本を代表する企業の一社として認知され、さらなる飛躍を目指す。
タイに現地法人「Hakudo(Thailand)Co., Ltd.」を設立。アジア市場への本格的な進出を開始し、グローバル展開を加速させる。
米国WCAS社を子会社化し、北米での事業基盤を強化。グローバルな供給網を拡充し、顧客への提供価値向上を図る。
「~前進~期待を上回る」をスローガンに新中期経営計画を発表。2027年度の売上高1,041億円、経常利益60億円という挑戦的な目標を掲げる。
注目ポイント
半導体製造装置メーカーなどを主要顧客とし、高品質な非鉄金属やプラスチック材料を供給。日本のハイテク産業の根幹を支える重要な役割を担っています。
Web上で見積もりから注文まで完結できる「白銅ネットサービス」を展開。小口・短納期のニーズに迅速に対応し、顧客の生産性向上に貢献しています。
配当性向45%を目安とする安定的な配当に加え、保有株数に応じてポイントがもらえる「プレミアム優待倶楽部」を導入。株主を大切にする姿勢が魅力です。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2021/3 | 58円 | 51.3% |
| FY2022/3 | 115円 | 44.0% |
| FY2023/3 | 109円 | 45.2% |
| FY2024/3 | 80円 | 47.3% |
| FY2025/3 | 89円 | 45.1% |
| 権利確定月 | 3月 |
白銅は配当性向45%をメドとした利益還元を基本方針としており、業績に応じた弾力的な配当を実施しています。過去には高水準な配当を実施した実績もあり、株主重視の姿勢が明確です。また、300株以上の株主を対象とした優待制度を導入することで、中長期的な保有を促進しています。
同業比較(収益性)
卸売業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
白銅の業績は、半導体製造装置業界向けを中心とした金属材料の需要変動により推移しており、2026年3月期には売上高758億円、純利益23.5億円を見込む成長局面にあります。コロナ禍からの回復期には大幅な増益を達成しましたが、直近では市況の軟化や原材料単価の変動が影響し、利益水準が調整する局面も見られました。現在は海外展開の強化や航空・宇宙分野への注力により、収益基盤の安定化を図っています。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 7.2% | 3.9% | 5.1% |
| FY2022/3 | 14.9% | 7.1% | 7.7% |
| FY2023/3 | 12.9% | 6.3% | 6.1% |
| FY2024/3 | 8.5% | 4.6% | 4.4% |
| FY2025/3 | 9.4% | 5.0% | 4.5% |
当社の収益性は、営業利益率が概ね4%から8%の範囲で推移しており、商社としての加工付加価値と短納期サービスが競争力の源泉となっています。特に半導体市場が好調だった2022年3月期にはROEが14.9%に達しましたが、市況の沈静化に伴い現在は10%前後で落ち着いています。効率的な在庫管理と高付加価値な加工サービスを提供することで、安定的な利益創出能力を維持しています。
財務は安全?
財務状況は極めて健全であり、有利子負債ゼロの実質無借金経営を継続している点が同社の強みです。自己資本比率は50%台を安定的に維持しており、潤沢な現預金と高い自己資本により、急激な市場環境の変化にも耐えうる強固な財務体質を有しています。この安定したバランスシートが、将来の設備投資や海外展開といった成長戦略を支える後ろ盾となっています。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 21.3億円 | -5.5億円 | -6.6億円 | 15.8億円 |
| FY2022/3 | 45.5億円 | -6.8億円 | -12.0億円 | 38.8億円 |
| FY2023/3 | 3.2億円 | -15.5億円 | -14.2億円 | -12.3億円 |
| FY2024/3 | 25.3億円 | -16.1億円 | -13.3億円 | 9.2億円 |
| FY2025/3 | 17.8億円 | -8.9億円 | -11.3億円 | 8.9億円 |
営業キャッシュフローは本業の売上に応じて安定的に推移していますが、成長に向けた戦略的な設備投資を継続しているため、投資キャッシュフローはマイナス傾向にあります。特に2023年3月期は積極的な投資活動により一時的にフリーキャッシュフローがマイナスとなりましたが、足元では営業利益の確保によりキャッシュ創出力を維持しています。財務キャッシュフローについては、無借金経営のため主に配当支払いや自己株式取得といった株主還元に充てられています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 20.8億円 | 8.0億円 | 38.5% |
| FY2022/3 | 43.7億円 | 14.1億円 | 32.2% |
| FY2023/3 | 39.9億円 | 12.5億円 | 31.4% |
| FY2024/3 | 28.5億円 | 9.3億円 | 32.7% |
| FY2025/3 | 32.1億円 | 9.8億円 | 30.4% |
法人税等の支払額は税引前利益に連動して増減しており、実効税率は概ね30%前後で推移しています。これは日本の標準的な法人税率に近い水準であり、適正な納税が行われています。業績好調時には納税額も増加しますが、収益構造の安定により、キャッシュフローに大きな負荷をかけずに納税を継続できる体制が整っています。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 792万円 | 398人 | - |
従業員の平均年収は792万円と、非鉄金属商社としては比較的高水準を維持しています。金属加工や小口・短納期対応といった高付加価値サービスを展開する専門商社としての収益力の高さが、安定した給与原資の背景にあると考えられます。
誰がこの会社の株を持ってる?
金融機関・事業法人を中心に安定株主比率が高く、経営の安定性が際立ちます。 事業法人の持合い比率が高く、安定した株主構成が特徴です。 主な安定株主はキッズラーニングネットワーク・イーストゲート。
大株主にはK&Pアセット・マネジメント(12.08%)やキッズラーニングネットワーク(10.05%)など複数の資産管理会社が名を連ねており、創業家や特定の法人による安定的な持ち合い構造が見て取れます。特定の投資会社や資産管理会社が上位株主の過半を占めており、経営に対する強い影響力を維持しつつ、市場の流動性は一定程度制限されている傾向にあります。
会社の公式開示情報
役員報酬
売上高の大部分を金属・プラスチックの卸売および加工事業が占めており、半導体製造装置業界などの先端産業を主要顧客としています。事業リスクとして世界的な半導体市場の市況変動や原材料価格の推移を挙げており、外部環境の影響を受けやすい収益構造となっている点が重要です。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率は11.1%にとどまり、多様性の面では改善の余地があります。一方で監査体制は堅実であり、社外取締役の積極的な登用により透明性の高いガバナンス体制の構築に努めています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 641億円 | — | 664億円 | +3.6% |
| FY2024 | 632億円 | — | 573億円 | -9.4% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 31億円 | — | 30億円 | -2.5% |
| FY2024 | 30億円 | — | 25億円 | -15.1% |
| FY2023 | 40億円 | — | 38億円 | -4.9% |
| FY2022 | 29億円 | — | 43億円 | +45.8% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
新中期経営計画「前進~期待を上回る~」がFY2025からスタートし、最終年度のFY2027に売上高1,041億円、経常利益60億円という高い目標を掲げています。初年度の進捗率は売上高で約64%と順調な滑り出しです。しかし、過去の業績予想を見ると、市況に左右されやすく、特にFY2024は期初予想を大きく下振れしました。目標達成には、半導体市場の安定成長とM&Aによる海外事業の着実な上積みが鍵となります。
この株を持っていたら儲かった?
この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。
TSR(株主総利回り)は、株価上昇と配当による総合的な投資リターンを示す指標です。白銅のTSRは、FY2022、FY2023、FY2025において市場平均であるTOPIXを上回るパフォーマンスを達成しています。これは、半導体市場の活況を背景とした業績拡大と積極的な増配が株価に反映された結果です。一方でFY2024はTOPIXに劣後しており、市況の変動が株価パフォーマンスに大きく影響することを示唆しています。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| FY2021 | 143.1万円 | +43.1万円 | 43.1% |
| FY2022 | 214.2万円 | +114.2万円 | 114.2% |
| FY2023 | 225.4万円 | +125.4万円 | 125.4% |
| FY2024 | 225.9万円 | +125.9万円 | 125.9% |
| FY2025 | 207.0万円 | +107.0万円 | 107.0% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
市場の評価を見ると、PERは業界平均よりやや割安で、PBRは平均よりやや割高な水準です。配当利回りが3.4%と業界平均を上回っている点は、株主還元への意識の高さを示しており、インカムゲインを重視する投資家にとって魅力的です。信用取引では売り残が買い残を大幅に上回る「貸借倍率0.1倍」の状況で、将来の株価下落を見込む投資家が多い一方、株価上昇時には買い戻しによる踏み上げ相場の可能性も秘めています。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
2026年3月期の純利益予想を19.6億円へ上方修正し、業績改善を市場に示した。
海外および航空・宇宙業界向けの販売量が堅調に推移し、業績の底上げに成功。
ライフ白銅による積極的な経営展開により、グループの事業領域を拡大。
最新ニュース
白銅 まとめ
ひとめ診断
「『半導体製造装置を支える金属のコンビニ』が、DXと海外M&Aで成長エンジンを再点火」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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