モリト9837
MORITO CO.,LTD.
まずこの会社は何者?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
あなたが毎日使っているリュックサックの肩紐を調節するバックルや、カチッと留めるプラスチックのパーツ。あるいは、お気に入りのスニーカーの靴紐の先端についている小さな部品。実はそれら、モリトが作っているかもしれません。同社は普段あまり意識しないけれど、私たちの身の回りにある様々な製品の「パーツ」を製造・販売している会社です。アパレルやカバンだけでなく、自動車のシートベルトや家電製品の内部にも、モリトの技術が隠れています。
服飾付属品の老舗専門商社。2025年11月期は売上高568.7億円、営業利益33.33億円と増収増益を達成しました。特に金属ホック(ボタン)は世界トップシェアを誇り、安定した収益基盤となっています。近年はM&Aを積極的に活用し、BtoC事業やECプラットフォームへと事業ポートフォリオを拡大。6期連続の増配を予定するなど、株主還元への意識も高い企業です。
会社概要
- 業種
- 卸売業
- 決算期
- 11月
- 本社
- 大阪府大阪市中央区南本町4丁目2番4号
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
稼ぐ力はどのくらい?
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2016/11期 | 4.0% | 2.9% | 4.4% |
| 2017/11期 | 10.7% | 7.8% | 4.1% |
| 2018/11期 | 3.8% | 2.7% | 3.9% |
| 2019/11期 | 4.3% | 2.9% | 3.8% |
| 2020/11期 | 1.5% | 1.0% | 2.1% |
| 2021/11期 | 4.3% | 3.1% | 3.7% |
| 2022/11期 | 4.7% | 3.5% | 4.4% |
| 2023/11期 | 5.9% | 4.4% | 5.1% |
| 2024/11期 | 6.6% | 5.0% | 5.9% |
| 2025/11期 | 7.4% | 5.4% | 5.9% |
| 1Q FY2026/11 | 2.0%(累計) | 1.2%(累計) | 6.2% |
売上高営業利益率は2021/03期の3.7%から着実に改善し、2025/03期には5.9%まで向上しています。ROE(自己資本利益率)も4%台から7.3%へと右肩上がりで推移しており、経営効率化と収益性の向上が着実に進んでいます。高付加価値製品の提供と徹底したコスト管理が、利益率改善の主要因となっています。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | YoY |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021/11期 | 436億円 | 16.2億円 | 14.1億円 | 51.4円 | +7.1% |
| 2022/11期 | 485億円 | 21.2億円 | 16.7億円 | 62.2円 | +11.1% |
| 2023/11期 | 485億円 | 24.6億円 | 22.2億円 | 83.0円 | +0.1% |
| 2024/11期 | 485億円 | 28.7億円 | 25.7億円 | 97.1円 | +0.0% |
| 2025/11期 | 569億円 | 33.3億円 | 29.2億円 | 111.9円 | +17.2% |
モリトは服飾付属品の製造・販売で世界的なシェアを誇る専門商社であり、近年の業績は緩やかな増収と利益の拡大傾向が続いています。2025/03期には売上高が約569億円まで伸長し、M&Aによる事業領域の拡大やグローバル展開が奏功しています。2026/03期も成長は継続する見通しであり、本業の安定性と新規施策が着実な積み上げを支えています。 【1Q 2026/11期実績】売上167億円(通期予想比26%)、営業利益10億円(同30%)、純利益6.6億円(同22%)。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
卸売業の同業他社平均と比べると…
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
EDINET開示情報によると、金属ホックで世界首位を誇る服飾付属品事業を中核としつつ、近年はM&Aを通じてBtoC領域や環境配慮型素材事業への多角化を推進しています。グローバル展開に伴う為替リスクや、アパレル市場の需要変動が主要なリスク要因として挙げられます。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 530億円 | — | 569億円 | +7.3% |
| 2024期 | 510億円 | — | 485億円 | -4.8% |
| 2023期 | 500億円 | — | 485億円 | -2.9% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 31億円 | — | 33億円 | +7.5% |
| 2024期 | 26億円 | — | 29億円 | +10.3% |
| 2023期 | 23億円 | — | 25億円 | +7.1% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
モリトは正式な中期経営計画を開示していませんが、毎期の業績予想が実質的な目標となります。過去3期では売上高が期初予想に未達の年もある一方、営業利益は一貫して期初予想を上回って達成しており、収益性の管理能力の高さが伺えます。特に2025期は売上・利益ともに期初予想を7%以上も上回る好決算でした。株主還元にも積極的で、6期連続増配を計画しており、利益成長と株主還元の両立を目指す姿勢は明確です。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
6期連続の増配となる年間72円配当を発表し、業績成長への期待感が高まりました。
株式会社ミツボシコーポレーションを子会社化し、服飾資材総合販売事業のシェア拡大を図りました。
株式会社Ms.IDを子会社化し、BtoC事業領域の拡充とECプラットフォーム活用を推進しました。
社長プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
モリトの財務体質は極めて強固であり、自己資本比率は70%を超える高い水準を維持しています。特筆すべきは有利子負債がゼロの実質無借金経営を実現している点で、盤石な財務基盤が将来の投資や株主還元を強力に支えています。安定した資産背景は、外部環境の変化に対する高い耐性を示しています。 【1Q 2026/11期】総資産572億円、純資産405億円、自己資本比率56.6%、有利子負債31億円。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2016/11期 | 13.9億円 | 27.3億円 | 43.0億円 | 41.2億円 |
| 2017/11期 | 18.0億円 | 29.4億円 | 25.7億円 | 47.4億円 |
| 2018/11期 | 6.3億円 | 51.7億円 | 23.0億円 | 45.5億円 |
| 2019/11期 | 36.1億円 | 1.1億円 | 26.9億円 | 37.2億円 |
| 2020/11期 | 24.6億円 | 1,600万円 | 18.8億円 | 24.5億円 |
| 2021/11期 | 26.4億円 | 4.0億円 | 13.8億円 | 22.4億円 |
| 2022/11期 | 8.5億円 | 1.4億円 | 19.2億円 | 7.2億円 |
| 2023/11期 | 44.0億円 | 7,700万円 | 19.8億円 | 44.8億円 |
| 2024/11期 | 46.2億円 | 6.4億円 | 26.8億円 | 52.6億円 |
| 2025/11期 | 29.9億円 | 50.1億円 | 41.4億円 | 20.2億円 |
営業活動によるキャッシュフローは安定してプラスを維持しており、本業でしっかりと現金を稼ぐ能力を有しています。2025/03期には成長戦略としてのM&Aに伴う投資支出が約50億円発生したためフリーキャッシュフローは一時的なマイナスとなりましたが、これは将来の成長に向けた積極的な資金投下と言えます。財務キャッシュフローでは配当支払いや自己株式取得などを通じて、株主への利益還元も積極的に行っています。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/11期 | 17円 | 41.0% |
| 2017/11期 | 28円 | 23.5% |
| 2018/11期 | 25円 | 54.7% |
| 2019/11期 | 26円 | 50.8% |
| 2020/11期 | 18円 | 104.8% |
| 2021/11期 | 26円 | 50.6% |
| 2022/11期 | 32円 | 51.4% |
| 2023/11期 | 55円 | 66.2% |
| 2024/11期 | 63円 | 64.9% |
| 2025/11期 | 70円 | 62.6% |
株主優待制度は現在実施しておりません。
モリトは健全な財務体質を維持しつつ、株主への利益還元を経営の重要課題と位置付けています。配当方針としては配当性向50%以上を目標に掲げており、業績の成長に連動した積極的な増配が特徴です。配当利回りは市場でも高い水準にあり、着実な増配を繰り返すことで長期保有株主に応える姿勢を明確にしています。
株の売買状況と今後の予定
信用倍率は1.52倍と比較的落ち着いており、過熱感は限定的です。PER、PBRともに卸売業の業界平均をやや上回っており、市場が同社の安定した収益力と成長性を評価していることを示唆しています。特に、配当利回りは3.83%と業界平均を大きく上回る高水準であり、インカムゲインを重視する投資家からの注目が集まりやすい状況です。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2016/11期 | 16.5億円 | 4.7億円 | 28.3% |
| 2017/11期 | 17.0億円 | 0円 | 0.0% |
| 2018/11期 | 17.9億円 | 5.3億円 | 29.8% |
| 2019/11期 | 17.8億円 | 3.8億円 | 21.2% |
| 2020/11期 | 9.3億円 | 4.6億円 | 49.4% |
| 2021/11期 | 18.3億円 | 4.3億円 | 23.3% |
| 2022/11期 | 23.4億円 | 6.7億円 | 28.5% |
| 2023/11期 | 27.7億円 | 5.5億円 | 20.0% |
| 2024/11期 | 30.0億円 | 4.3億円 | 14.4% |
| 2025/11期 | 36.2億円 | 7.1億円 | 19.5% |
実効税率には年次で変動が見られますが、これは海外拠点での税制や税効果会計の影響を反映したものです。各期の法人税等は税引前利益に対して適正に計上されており、特別な一時的要因を除けば概ね標準的な範囲内で推移しています。2024/03期などは繰延税金資産の取り崩しや税務上の優遇措置などが影響し、見かけ上の税率が低下する局面もありました。
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まとめと、関連情報・似た会社へ
モリト まとめ
「『カバンの留め具』で世界首位。アパレルの黒子がM&Aで事業領域を広げる、100年越えの安定成長企業」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。