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モリト

MORITO CO.,LTD.

最終更新日: 2026年3月29日

ROE7.3%
BPS148.6円
自己資本比率71.8%
FY2025/3 有報データ

小さなパーツで世界を支える、100年超の歴史を持つ服飾資材のグローバルリーダー

私たちは、パーツという小さな存在から、人々の暮らしを豊かにする新しい価値を創造し、グローバル市場でなくてはならない存在であり続けます。

この会社ってなに?

あなたが毎日使っているリュックサックの肩紐を調節するバックルや、カチッと留めるプラスチックのパーツ。あるいは、お気に入りのスニーカーの靴紐の先端についている小さな部品。実はそれら、モリトが作っているかもしれません。同社は普段あまり意識しないけれど、私たちの身の回りにある様々な製品の「パーツ」を製造・販売している会社です。アパレルやカバンだけでなく、自動車のシートベルトや家電製品の内部にも、モリトの技術が隠れています。

服飾付属品の老舗専門商社。2025年11月期は売上高568.7億円、営業利益33.33億円と増収増益を達成しました。特に金属ホック(ボタン)は世界トップシェアを誇り、安定した収益基盤となっています。近年はM&Aを積極的に活用し、BtoC事業やECプラットフォームへと事業ポートフォリオを拡大。6期連続の増配を予定するなど、株主還元への意識も高い企業です。

卸売業プライム市場

会社概要

業種
卸売業
決算期
11月
本社
大阪府大阪市中央区南本町4丁目2番4号
公式
www.morito.co.jp

社長プロフィール

一坪 隆紀
一坪 隆紀
代表取締役社長
挑戦者
1908年の創業以来、私たちはハトメやホックなどのアパレル付属品を通じ、常に新しい価値を追求してきました。『Something New, Something different』を精神に、お客様の期待を超えるソリューションを提供し、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

この会社のストーリー

1908
森本商店として創業

大阪市にて、靴の付属品であるハトメやバックルを取り扱う「森本商店」として事業を開始。これがモリトの原点となる。

1935
株式会社森本商店を設立

事業の発展に伴い、法人化を果たす。服飾付属品の専門商社としての基盤を固め、さらなる成長への一歩を踏み出した。

1964
モリト株式会社へ商号変更、海外進出

現社名に変更し、ブランドイメージを刷新。同年、初の海外拠点として香港事務所を開設し、グローバル展開を本格化させる。

1989
大阪証券取引所市場第二部に上場

株式上場を果たし、社会的信用を高めるとともに、さらなる事業拡大のための資金調達力と経営基盤を強化した。

2013
東京証券取引所市場第一部に指定

東証一部(現プライム市場)への上場により、日本を代表する企業の一つとしての地位を確立。グローバルな信用力も向上した。

2022
中期経営計画「Evolving Morito 2024」始動

M&Aの積極推進やBtoC事業の強化を掲げ、事業ポートフォリオの変革と持続的成長を目指す新たな戦略を開始した。

2024
積極的なM&Aによる事業領域の拡大

服飾雑貨のMs.IDやミツボシコーポレーションを子会社化。BtoC事業やECプラットフォームの活用を加速させる。

2026
持続可能な未来への貢献

廃漁網を再利用した素材開発など、環境配慮型製品の提供を強化。サステナビリティを経営の中核に据え、新たな価値創造を目指す。

注目ポイント

金属ホックで世界トップシェア

主力製品である金属製ホック(スナップボタン)は世界トップクラスのシェアを誇ります。身近な衣類から自動車部品まで、見えない所で世界中の暮らしを支えています。

連続増配で株主還元に積極的

配当性向50%以上を目標に掲げ、6期連続の増配を予定(2024年発表時点)。安定した収益基盤を背景に、株主への利益還元を重視する姿勢が魅力です。

M&Aで未来の成長へ加速

中期経営計画に基づき、M&Aを積極的に活用して事業領域を拡大中。アパレル関連のBtoC事業やEC分野を強化し、次の100年に向けた成長戦略を推進しています。

サービスの実績は?

568.7億円
連結売上高
2025年11月期実績
+17.1% YoY
33.33億円
連結営業利益
2025年11月期実績
+16.2% YoY
70
1株当たり年間配当金
2025年11月期実績
6期連続増配
62.6%
配当性向
2025年11月期実績
目標の50%超を維持
2
M&A実行件数
直近1年半
事業領域拡大を加速

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 70円
安全性
安定
自己資本比率 71.8%
稼ぐ力
普通
ROE 7.3%
話題性
好評
ポジティブ 65%

配当・優待はもらえる?

しっかりもらえます
1株配当(最新期)
70
方針: 配当性向50%以上目標
1株配当配当性向
FY2021/32650.6%
FY2022/33251.4%
FY2023/35566.2%
FY2024/36364.9%
FY2025/37062.6%
4期連続増配
株主優待
なし

株主優待制度は現在実施しておりません。

モリトは健全な財務体質を維持しつつ、株主への利益還元を経営の重要課題と位置付けています。配当方針としては配当性向50%以上を目標に掲げており、業績の成長に連動した積極的な増配が特徴です。配当利回りは市場でも高い水準にあり、着実な増配を繰り返すことで長期保有株主に応える姿勢を明確にしています。

同業比較(収益性)

卸売業の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
7.3%
業界平均
7.8%
営業利益率上回る
この会社
5.9%
業界平均
4.9%
自己資本比率上回る
この会社
71.8%
業界平均
48.5%

業績推移

儲かってるの?

順調に稼いでいます
売上高
FY2022/3485億円
FY2023/3485億円
FY2024/3485億円
FY2025/3569億円
営業利益
FY2022/321.2億円
FY2023/324.6億円
FY2024/328.7億円
FY2025/333.3億円

モリトは服飾付属品の製造・販売で世界的なシェアを誇る専門商社であり、近年の業績は緩やかな増収と利益の拡大傾向が続いています。FY2025/3には売上高が約569億円まで伸長し、M&Aによる事業領域の拡大やグローバル展開が奏功しています。FY2026/3も成長は継続する見通しであり、本業の安定性と新規施策が着実な積み上げを支えています。

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
7.3%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
5.3%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
5.9%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/34.1%3.1%3.7%
FY2022/34.6%3.3%4.4%
FY2023/35.8%4.3%5.1%
FY2024/36.5%4.9%5.9%
FY2025/37.3%5.3%5.9%

売上高営業利益率はFY2021/3の3.7%から着実に改善し、FY2025/3には5.9%まで向上しています。ROE(自己資本利益率)も4%台から7.3%へと右肩上がりで推移しており、経営効率化と収益性の向上が着実に進んでいます。高付加価値製品の提供と徹底したコスト管理が、利益率改善の主要因となっています。

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率71.8%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
0円
会社の純資産
398億円

モリトの財務体質は極めて強固であり、自己資本比率は70%を超える高い水準を維持しています。特筆すべきは有利子負債がゼロの実質無借金経営を実現している点で、盤石な財務基盤が将来の投資や株主還元を強力に支えています。安定した資産背景は、外部環境の変化に対する高い耐性を示しています。

お金の流れは?

本業は稼げていますが投資が多めです
本業で稼いだお金
+29.9億円
営業CF
投資に使ったお金
-50.1億円
投資CF
借入・返済など
-41.4億円
財務CF
手元に残ったお金
-20.2億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/326.4億円-4.0億円-13.8億円22.4億円
FY2022/38.5億円-1.4億円-19.2億円7.2億円
FY2023/344.0億円7,700万円-19.8億円44.8億円
FY2024/346.2億円6.4億円-26.8億円52.6億円
FY2025/329.9億円-50.1億円-41.4億円-20.2億円

営業活動によるキャッシュフローは安定してプラスを維持しており、本業でしっかりと現金を稼ぐ能力を有しています。FY2025/3には成長戦略としてのM&Aに伴う投資支出が約50億円発生したためフリーキャッシュフローは一時的なマイナスとなりましたが、これは将来の成長に向けた積極的な資金投下と言えます。財務キャッシュフローでは配当支払いや自己株式取得などを通じて、株主への利益還元も積極的に行っています。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/318.3億円4.3億円23.3%
FY2022/323.4億円6.7億円28.5%
FY2023/327.7億円5.5億円20.0%
FY2024/330.0億円4.3億円14.4%
FY2025/336.2億円7.1億円19.5%

実効税率には年次で変動が見られますが、これは海外拠点での税制や税効果会計の影響を反映したものです。各期の法人税等は税引前利益に対して適正に計上されており、特別な一時的要因を除けば概ね標準的な範囲内で推移しています。FY2024/3などは繰延税金資産の取り崩しや税務上の優遇措置などが影響し、見かけ上の税率が低下する局面もありました。

会社の公式開示情報

EDINET開示情報によると、金属ホックで世界首位を誇る服飾付属品事業を中核としつつ、近年はM&Aを通じてBtoC領域や環境配慮型素材事業への多角化を推進しています。グローバル展開に伴う為替リスクや、アパレル市場の需要変動が主要なリスク要因として挙げられます。

会社の計画は順調?

A
総合評価
期初予想を上回る着地が多く、利益成長へのコミットメントは評価できる。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

2026年11月期 業績予想
FY2026
売上高: 目標 630.0億円 順調 (568.7億円)
90.3%
営業利益: 目標 35.0億円 順調 (33.33億円)
95.2%
純利益: 目標 30.0億円 順調 (29.16億円)
97.2%
1株当たり配当金: 目標 72円 順調 (70円)
97.2%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2025530億円569億円+7.3%
FY2024510億円485億円-4.8%
FY2023500億円485億円-2.9%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY202531億円33億円+7.5%
FY202426億円29億円+10.3%
FY202323億円25億円+7.1%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

モリトは正式な中期経営計画を開示していませんが、毎期の業績予想が実質的な目標となります。過去3期では売上高が期初予想に未達の年もある一方、営業利益は一貫して期初予想を上回って達成しており、収益性の管理能力の高さが伺えます。特にFY2025は売上・利益ともに期初予想を7%以上も上回る好決算でした。株主還元にも積極的で、6期連続増配を計画しており、利益成長と株主還元の両立を目指す姿勢は明確です。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残56,400株
売り残37,000株
信用倍率1.52倍
2026年3月13日時点
今後の予定
第1四半期決算発表2026年4月14日(予定)
第2四半期決算発表2026年7月14日(予定)

信用倍率は1.52倍と比較的落ち着いており、過熱感は限定的です。PER、PBRともに卸売業の業界平均をやや上回っており、市場が同社の安定した収益力と成長性を評価していることを示唆しています。特に、配当利回りは3.83%と業界平均を大きく上回る高水準であり、インカムゲインを重視する投資家からの注目が集まりやすい状況です。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「好調
報道件数(30日)
42
前月比 +15.5%
メディア数
18
株探, Yahoo!ファイナンス, 日本経済新聞, M&Aニュース ほか
業界内ランキング
上位 30%
卸売業 800社中 240位
報道のトーン
65%
好意的
30%
中立
5%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

業績・増配40%
M&A・事業拡大30%
サステナビリティ20%
その他10%

最近の出来事

2026年1月増配発表

6期連続の増配となる年間72円配当を発表し、業績成長への期待感が高まりました。

2025年1月ミツボシ買収

株式会社ミツボシコーポレーションを子会社化し、服飾資材総合販売事業のシェア拡大を図りました。

2024年11月Ms.ID買収

株式会社Ms.IDを子会社化し、BtoC事業領域の拡充とECプラットフォーム活用を推進しました。

モリト まとめ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 70円
安全性
安定
自己資本比率 71.8%
稼ぐ力
普通
ROE 7.3%
話題性
好評
ポジティブ 65%

「『カバンの留め具』で世界首位。アパレルの黒子がM&Aで事業領域を広げる、100年越えの安定成長企業」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU