7613プライム

シークス

SIIX CORPORATION

最終更新日: 2026年3月29日

ROE2.4%
BPS205.9円
自己資本比率49.7%
FY2025/3 有報データ

EMS国内トップ!世界をつなぐ「ものづくり」のグローバルオーガナイザー

私たちは、独自のビジネスモデル「グローバル・ビジネス・オーガナイザー」として、世界中の顧客のあらゆるニーズに応えることにより、社会から必要とされる企業を目指します。

この会社ってなに?

あなたが毎日運転する自動車や、家で使う家電製品。その中にはたくさんの電子部品が詰まっていますが、実はその多くをシークスのような会社がメーカーに代わって製造しています。普段私たちが目にする有名ブランドの製品の裏側で、シークスは世界中の工場で電子基板を組み立て、必要な部品を調達・供給する「縁の下の力持ち」として活躍しているのです。もしかしたら、あなたの身の回りにある電子機器も、シークスの工場で作られたものかもしれません。

シークスは電子機器の製造受託サービス(EMS)で国内トップ企業。直近のFY2025決算では、売上高2,894.9億円、営業利益88.53億円を記録。主力である車載関連事業が売上の6割超を占めるが、市場の変動を受けやすい側面もある。この依存から脱却すべく、新たにバイオ医薬品の受託開発製造(CDMO)事業への参入を発表するなど、事業ポートフォリオの多角化を急いでいる。PBRは0.56倍と依然として割安水準にあり、株主還元と成長戦略の両立が課題となっている。

卸売業プライム市場

会社概要

業種
卸売業
決算期
12月
本社
大阪府大阪市中央区備後町一丁目4番9号 シークスビル
公式
www.siix.co.jp

社長プロフィール

平岡 和也
平岡 和也
代表取締役社長 兼 COO
挑戦者
私たちは「グローバル・ビジネス・オーガナイザー」として、エレクトロニクス分野で培ったものづくりのノウハウとグローバルネットワークをさらに発展させ、新たな事業領域への挑戦を続けています。持続可能な社会の実現に貢献し、全てのステークホルダーの皆様から信頼され、期待される企業グループを目指してまいります。

この会社のストーリー

1957
坂田産業株式会社として創業

坂田インクス株式会社(現サカタインクス株式会社)の貿易部門を分離独立し、大阪市で創業。化学品の輸出入を主業務としてスタートした。

1992
シークス株式会社へ商号変更、EMS事業本格化

現在の社名に変更し、海外での電子機器製造受託サービス(EMS)事業を本格的に開始。グローバル展開の礎を築いた。

1998
大阪証券取引所市場第二部に上場

着実な成長を背景に、株式を上場。企業の信頼性と知名度を高め、さらなる事業拡大への弾みをつけた。

2000
東京証券取引所市場第二部に上場

大証に続き東証にも上場を果たし、全国的な知名度を獲得。より多くの投資家からの資金調達が可能になった。

2001
東証・大証市場第一部に指定替え

上場からわずか3年で第一部(現在のプライム市場)へ。優良企業としての地位を確立し、グローバルEMS企業として大きく飛躍した。

2023
半導体後工程(OSAT)ビジネスに参入

主力のEMS事業を拡大する一環として、半導体の組み立て・検査を行うOSATビジネスへの参入を発表。新たな成長領域への挑戦を開始した。

2024
バイオ医薬品のCDMO事業へ参入

Renzoku Biologicsを買収し、バイオ抗体医薬品の受託開発製造(CDMO)事業へ進出。エレクトロニクス分野で培ったノウハウを異分野に応用し、事業の多角化を加速させる。

注目ポイント

国内トップクラスのEMS事業

電子機器の受託製造サービス(EMS)で国内トップの実績を誇る。世界11カ国に50以上の拠点を持ち、グローバルな生産・調達ネットワークが強み。特に車載関連機器が売上の約65%を占める主力事業となっている。

株主還元への高い意識

配当利回りは4%を超え、市場平均と比べても魅力的な水準。さらに100株以上の保有でギフトカードがもらえる株主優待も実施しており、個人投資家にとって嬉しい還元策が充実している。

新領域への果敢な挑戦

主力のエレクトロニクス分野に加え、半導体後工程(OSAT)やバイオ医薬品の受託開発製造(CDMO)といった新領域へ積極的に進出。既存事業で培った技術やネットワークを活かし、未来の成長の柱を育てている。

サービスの実績は?

65%
車載関連機器 売上構成比
2024年12月期 四季報調べ
主力事業
19%
産業機器関連 売上構成比
2024年12月期 四季報調べ
安定収益源
7%
家電機器関連 売上構成比
2024年12月期 四季報調べ
7%
情報通信機器関連 売上構成比
2024年12月期 四季報調べ
49
1株当たり配当金
FY2025実績
+1円 YoY
92.8%
配当性向
FY2025実績ベース
高水准

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 49円
安全性
普通
自己資本比率 49.7%
稼ぐ力
普通
ROE 2.4%
話題性
好評
ポジティブ 60%

配当・優待はもらえる?

しっかりもらえます
1株配当(最新期)
49
方針: 安定配当
1株配当配当性向
FY2021/33031.1%
FY2022/33131.0%
FY2023/34425.4%
FY2024/34860.2%
FY2025/34992.8%
4期連続増配
株主優待
あり
ギフトカード
必要株数100株以上(約13万円)
金額相当1,000円相当〜
権利確定月12月

同社は、株主への利益還元を重要な経営課題と位置づけ、安定的な配当の継続を基本方針としています。近年は配当額を増額する傾向にあり、配当利回りは約4%と高水準を維持しています。利益の変動に対しては配当性向を柔軟に調整しつつ、株主価値の向上に努めています。

同業比較(収益性)

卸売業の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
2.4%
業界平均
7.8%
営業利益率下回る
この会社
3.1%
業界平均
5.0%
自己資本比率上回る
この会社
49.7%
業界平均
48.6%

業績推移

儲かってるの?

順調に稼いでいます
売上高
FY2022/32,770億円
FY2023/33,098億円
FY2024/33,023億円
FY2025/32,895億円
営業利益
FY2022/389.3億円
FY2023/3123億円
FY2024/385.6億円
FY2025/388.5億円

シークスの業績は、車載関連機器を主力に成長してきましたが、直近では顧客の調整局面や海外拠点の環境変化により足踏み状態が続いています。FY2023/3には純利益が約82億円と過去最高水準を記録しましたが、その後は需要の減速から減益傾向にあります。今後はEMS(電子機器受託製造サービス)の拡大や新規バイオCDMO事業の寄与により、FY2026/3には純利益60億円への回復を目指す計画です。

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
2.4%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
1.2%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
3.1%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/36.9%2.7%2.2%
FY2022/36.1%2.3%3.2%
FY2023/39.1%3.8%4.0%
FY2024/33.7%1.7%2.8%
FY2025/32.4%1.2%3.1%

収益性は、EMSというビジネスモデルの特性上、売上高営業利益率が2〜4%程度と低水準で推移しており、製造コストや原材料価格の影響を強く受けやすい体質です。ROE(自己資本利益率)はFY2023/3の9.1%をピークに低下傾向にあり、効率的な資本活用が今後の課題となっています。安定的な収益確保に向けては、高付加価値分野へのシフトが重要となります。

財務は安全?

やや注意が必要です
自己資本比率49.7%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
760億円
会社の純資産
1,038億円

財務健全性は、近年大きな改善を見せており、直近では自己資本比率が約50%に達しています。FY2024/3から有利子負債を計上していますが、強固な純資産基盤を背景に健全な財務バランスを維持しています。潤沢な自己資本は、成長投資や株主還元を支える重要な土台となっています。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+265億円
営業CF
投資に使ったお金
-22.6億円
投資CF
借入・返済など
-164億円
財務CF
手元に残ったお金
+243億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/3-81.1億円-77.7億円8.7億円-159億円
FY2022/355.7億円-88.9億円66.8億円-33.3億円
FY2023/3198億円-104億円-59.9億円94.0億円
FY2024/3231億円-90.9億円-123億円140億円
FY2025/3265億円-22.6億円-164億円243億円

営業キャッシュフローは、積極的な運転資金管理が奏功し、FY2025/3には約265億円のプラスを創出するまでに回復しています。投資支出は適正にコントロールされており、強固なフリーキャッシュフロー(約243億円)を生み出す体質へと進化しました。この資金余力を活用し、借入金の返済や積極的な株主還元を実行しています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1当社グループの事業等はこれら以外にも様々なリスクをともなっており、ここに記載されたものがリスクのすべてではありません
2なお、本項に記載した将来に関する事項は、当連結会計年度末日現在において当社グループが判断したものであります
3(1) 市況変動当社グループのコア事業であるEMS(電子機器受託製造サービス)は、多様なエレクトロニクス製品分野を対象とした事業を展開しております
4特に、今後CASE(※1)およびMaaS(※2)といった大きな可能性を有する車載関連機器分野およびIoT等のメカからエレキへと変革が進む産業機器分野を注力領域と位置づけており、これらの分野は連結売上高の約8割を占めるに至っております
5このような状況から、これらの事業分野に属する顧客の事業動向が当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/359.3億円13.7億円23.1%
FY2022/383.4億円36.0億円43.2%
FY2023/3118億円36.6億円30.9%
FY2024/382.9億円45.3億円54.7%
FY2025/392.3億円67.4億円73.1%

法人税等の負担は年によって変動が大きく、特に直近のFY2025/3は実効税率が73%を超えるなど税負担が重い状況でした。これは海外子会社の利益に対する現地税制や繰延税金資産の影響などが重なったことによる一時的な要因と考えられます。今後は、税務戦略の適正化を通じて、通常の税率水準へ戻ることが想定されています。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
736万円
従業員数
8,712
平均年齢
37.6歳
平均年収従業員数前年比
当期736万円8,712-

平均年収736万円は、電子部品商社・EMS業界の水準と比較しても高水準です。グローバルに展開するEMS(電子機器製造受託サービス)事業の採算性や、付加価値の高い商社機能が従業員の厚遇を支えていると考えられます。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主51%
浮動株49%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関21.9%
事業法人等29.2%
外国法人等17.6%
個人その他30.7%
証券会社0.7%

安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 主な安定株主はサカタインクス・りそな銀行・三井住友銀行。

サカタインクス株式会社(10,812,000株)22.94%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(3,639,000株)7.72%
有限会社フォーティ・シックス(2,400,000株)5.09%
株式会社りそな銀行(2,170,000株)4.61%
株式会社三井住友銀行(2,160,000株)4.58%
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505223 (常代 株式会社みずほ銀行決済営業部)(1,180,000株)2.5%
一般財団法人村井シークス財団(1,040,000株)2.21%
株式会社日本カストディ銀行(信託口4)(946,000株)2.01%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(908,000株)1.93%
株式会社三菱UFJ銀行(720,000株)1.53%

サカタインクス株式会社が22.94%を保有する筆頭株主であり、その他に信託銀行などの金融機関が安定株主として名を連ねる構造です。創業関連の法人や銀行の持ち合いも見られ、特定の事業会社の影響力が比較的強い安定的な株主構成となっています。

会社の公式開示情報

役員報酬

2億6,600万円
取締役8名の合計

車載関連機器が売上の約65%を占める主力事業となっており、景気動向の影響を受けやすい産業構造です。海外拠点の活用による製造受託と、原材料調達の商社機能を両輪とするビジネスモデル特有の事業リスクを抱えています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 12名)
女性 1名(8.3% 男性 11
8%
92%
監査報酬
6,300万円
連結子会社数
22
設備投資額
43.4億円
平均勤続年数(従業員)
8.2
臨時従業員数
28

女性役員比率が8.3%と低水準であり、多様性の確保が今後の課題です。監査報酬6,300万円を投じて22社の連結子会社を統括する体制を構築しており、グローバルなグループガバナンスの強化に取り組んでいます。

会社の計画は順調?

B
総合評価
過去の中計は達成しているが、直近の業績は外部環境に左右され、予想精度にブレが見られる。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

旧 中期経営計画
FY2021〜FY2023
売上高: 目標 3,000億円 達成 (3,097.7億円)
103.3%
営業利益: 目標 113億円 達成 (122.54億円)
108.4%
FY2026 業績予想
FY2026
売上高: 目標 3,000億円 順調 (2,894.9億円)
96.5%
営業利益: 目標 95億円 順調 (88.53億円)
93.2%
純利益: 目標 60億円 やや遅れ (24.88億円)
41.5%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY20222,400億円2,770億円+15.4%
FY20233,000億円3,098億円+3.3%
FY20253,000億円2,895億円-3.5%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY202280億円89億円+11.6%
FY2023113億円123億円+8.4%
FY202585億円89億円+4.2%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

過去の中期経営計画(FY2021-2023)では売上・利益ともに目標を達成し、計画達成力は示されました。しかし、FY2024以降は市況悪化の影響を受け、減収減益に転じています。FY2026の業績予想は売上3,000億円、営業利益95億円と回復を見込んでいますが、期初予想からの乖離も散見されるため、今後の進捗には注意が必要です。利益率の改善と新規事業の収益化が計画達成の鍵となります。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

過去5年間のTSR(株主総利回り)は、一貫してTOPIXのパフォーマンスを下回る「アンダーパフォーム」となっています。これは、同期間においてTOPIXが大きく上昇した一方で、シークスの株価が2018年の高値から低迷を続けていることが主な要因です。高い配当利回りがTSRを下支えしていますが、株価上昇が伴わない限り、TOPIXとの差を埋めるのは難しい状況が続いています。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合-3.3%
100万円 →96.7万円
-3.3万円
年度末時点評価額損益TSR
FY202193.6万円-6.4万円-6.4%
FY202286.6万円-13.4万円-13.4%
FY2023100.6万円+0.6万円0.6%
FY202486.8万円-13.2万円-13.2%
FY202596.7万円-3.3万円-3.3%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残215,000株
売り残441,000株
信用倍率0.49倍
2026年3月13日時点
今後の予定
2026年12月期 第1四半期決算発表2026年5月中旬(予定)
定時株主総会2026年3月26日

PBRが0.56倍と、解散価値を示す1倍を大きく下回っており、株価は割安と判断されています。配当利回りは約4%と市場平均より高い一方、信用倍率は0.49倍と売り残が買い残を上回る状況です。これは将来の株価下落を見込む投資家が多いことを示唆しており、株価の上値が重くなる要因となり得ます。今後の決算発表で業績回復が示せるかが焦点です。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
48
前月比 +5.2%
メディア数
24
日本経済新聞, 株探, みんかぶ, 日本M&Aセンター, IRBANK
業界内ランキング
上位 38%
卸売業 300社中 114位
報道のトーン
60%
好意的
30%
中立
10%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

決算・財務情報45%
M&A・事業提携25%
配当・株主優待20%
経営・人事10%

最近の出来事

2025年2月増配決定

25年12月期決算発表と併せて、前期配当の増額および今期の増配を発表し、投資家からの評価を獲得。

2024年3月Renzoku社買収

バイオ抗体医薬品CDMO事業への参入を目的として、Renzoku Biologicsを子会社化し、事業の多角化を推進。

2024年11月子会社清算

海外事業の効率化を目指し、連結子会社の清算および持分譲渡を決定し、ポートフォリオの最適化を図る。

シークス まとめ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 49円
安全性
普通
自己資本比率 49.7%
稼ぐ力
普通
ROE 2.4%
話題性
好評
ポジティブ 60%

「EMS国内トップ、自動車業界の黒子からバイオ医薬品製造という新領域へ進出するグローバルサプライヤー」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

同じ業種の企業

卸売業」に分類される他の企業

免責事項:本ページの情報は、公開されたメディア報道の定量分析およびEDINET等の公的開示情報をもとに作成しています。 特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任において行ってください。 報道件数・センチメント分析はAIによる自動分類であり、完全な正確性を保証するものではありません。 記事の著作権は各メディアに帰属します。

最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU