8057プライム

内田洋行

UCHIDA YOKO CO.,LTD.

最終更新日: 2026年3月29日

ROE13.9%
BPS27.2円
自己資本比率40.3%
FY2025/3 有報データ

ICTと空間デザインで、未来の学びと働き方を創造する企業

「情報の価値化と知の協創をデザインする」をビジョンに掲げ、人と組織が生み出すデータに価値を見出し、人の創造性を引き出すことを目指します。

この会社ってなに?

皆さんが学生時代に使っていた机や椅子、あるいは今オフィスで座っているデスク。それらは内田洋行の製品かもしれません。でも、今の内田洋行の強みはそれだけではありません。お子さんが学校で使っているタブレット端末や、授業で使う電子黒板といったICT環境の裏側では、同社がシステム構築を担っている可能性が高いです。また、最近あなたの会社で導入されたフリーアドレスのオフィスや、快適なWeb会議室も、実は内田洋行がデザインした「働く場」かもしれません。私たちの「学ぶ」と「働く」を、空間とデジタルの両面から支えている会社なのです。

内田洋行は、GIGAスクール構想を追い風に教育現場のICT化で急成長を遂げ、2025年7月期には売上高3370.6億円、営業利益121.74億円と過去最高益を更新しました。続く2026年7月期も学習用端末の更新需要が本格化し、売上高4180億円、営業利益154億円と大幅な増収増益を見込んでいます。祖業であるオフィス構築事業もハイブリッドワーク需要を捉え堅調に推移しており、4期連続の増配を実施するなど株主還元にも積極的です。

卸売業プライム市場

会社概要

業種
卸売業
決算期
7月
本社
東京都中央区新川2丁目4番7号
公式
www.uchida.co.jp

社長プロフィール

大久保 昇
大久保 昇
代表取締役社長
ビジョナリー
「情報の価値化と知の協創をデザインする」というビジョンのもと、ICTと空間デザインの力で教育や働き方の分野で新たな価値創造を目指しています。特に教育分野では、グローバルなCBTプラットフォームの展開を推進し、未来の学びに貢献していきます。

この会社のストーリー

1910
創業

満州(現中国東北部)大連にて測量製図器械・文房具の販売を目的として「内田洋行」を創業。社会への貢献を目指す旅が始まる。

1941
株式会社内田洋行設立

事業の拡大に伴い、株式会社内田洋行を設立。組織としての基盤を固め、さらなる成長への一歩を踏み出す。

1964
東京証券取引所へ上場

東京証券取引所市場第二部に上場(後に第一部、現プライム市場へ)。社会的な信用を獲得し、事業展開を加速させる。

2010
創業100周年とICT事業へのシフト

創業100周年を迎える。オフィス家具の知見を活かしつつ、ICTソリューション事業を本格化させ、時代の変化に対応する。

2020
GIGAスクール構想で教育ICT事業が急成長

国のGIGAスクール構想を追い風に、教育機関向けのICTシステム構築事業が大きく伸長。教育分野でのプレゼンスを不動のものとする。

2023
海外企業買収によるグローバル展開の加速

CBTプラットフォーム「TAO」を開発するルクセンブルクのOAT社を完全子会社化。教育ICT事業のグローバル展開を本格化させる。

2024
第17次中期経営計画を策定

2027年7月期を最終年度とする新中期経営計画を発表。「働く場」「学ぶ場」の変革をリードし、持続的な成長を目指す。

注目ポイント

教育ICTのリーディングカンパニー

GIGAスクール構想で全国の小中学校に学習用端末やシステムを導入した実績が強み。今後は端末更新需要や、海外企業の買収によるグローバルな教育プラットフォーム展開で更なる成長が期待されます。

「空間」×「ICT」の独自ソリューション

オフィス家具で培った空間デザイン力と、先進のICT技術を融合。ハイブリッドワークに対応したオフィス空間や、次世代の学習環境など、ユニークな「場づくり」で企業の課題を解決します。

安定した成長と積極的な株主還元

業績は好調で、最高益を更新し続けています。それに伴い4期連続で増配を発表するなど、株主への利益還元にも積極的で、長期的な資産形成を目指す投資家にとって魅力的な企業です。

サービスの実績は?

300
1株当たり配当金
2025年7月期実績
+36.4% YoY
24.2%
売上高成長率(会社予想)
2026年7月期
26.5%
営業利益成長率(会社予想)
2026年7月期
3.13億円
従業員一人当たり売上高
2025年7月期
2
M&A・子会社化実績
直近3年(スマートインサイト, OAT)

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 3.76円
安全性
普通
自己資本比率 40.3%
稼ぐ力
高い
ROE 13.9%
話題性
好評
ポジティブ 75%

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
3.76
方針: 配当性向30%目標
1株配当配当性向
FY2021/31.7622.3%
FY2022/31.7630.7%
FY2023/32.3829.4%
FY2024/32.7630.9%
FY2025/33.7630.1%
3期連続増配
株主優待
なし

株主優待制度は現在実施されておりません。

配当については、業績連動と安定配当のバランスを重視した方針を採用しており、4期連続の増配を実施するなど株主還元を強化しています。配当性向は30%程度を目標としており、利益成長がそのまま配当額に反映される仕組みです。今後も持続的な成長と連動した株主還元策を継続していく姿勢を明確にしています。

同業比較(収益性)

卸売業の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
13.9%
業界平均
7.7%
営業利益率下回る
この会社
3.6%
業界平均
5.0%
自己資本比率下回る
この会社
40.3%
業界平均
48.7%

業績推移

儲かってるの?

順調に稼いでいます
売上高
FY2022/32,219億円
FY2023/32,465億円
FY2024/32,779億円
FY2025/33,371億円
営業利益
FY2022/378.9億円
FY2023/384.4億円
FY2024/393.5億円
FY2025/3122億円

内田洋行は、小中学校向けGIGAスクール構想の更新需要を追い風に、公共関連事業が牽引して売上高・利益ともに成長を続けています。FY2025/3には売上高が約3,371億円、純利益が約98億円に達するなど過去最高水準を更新しました。FY2026/3も旺盛なICTインフラ需要により、さらなる増収増益を見込んでいます。

稼ぐ力はどのくらい?

効率よく稼いでいます
ROE
13.9%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
5.6%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
3.6%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/312.3%4.6%3.6%
FY2022/39.7%3.6%3.6%
FY2023/312.2%4.8%3.4%
FY2024/310.9%4.6%3.4%
FY2025/313.9%5.6%3.6%

収益性については、事業の拡大に伴いROE(自己資本利益率)が13.9%まで向上するなど、資本効率の改善が進んでいます。営業利益率は3%台半ばで安定して推移しており、ICTインフラと空間構築の相乗効果による堅実な収益構造を構築しています。ROAもFY2025/3には5.6%に上昇しており、資産活用効率も高まっています。

財務は安全?

やや注意が必要です
自己資本比率40.3%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
0円
会社の純資産
708億円

財務健全性は極めて高く、実質無借金経営を継続しつつ、純資産を積み上げることで自己資本比率を40%前後の高水準で維持しています。FY2025/3時点での純資産は約708億円に達し、潤沢な財務基盤を背景に戦略的なM&Aや先行投資を可能にしています。高い自己資本比率は、同社の事業継続性と安定した株主還元の強力な裏付けとなっています。

お金の流れは?

本業は稼げていますが投資が多めです
本業で稼いだお金
+5.5億円
営業CF
投資に使ったお金
-10.3億円
投資CF
借入・返済など
-27.5億円
財務CF
手元に残ったお金
-4.8億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/3205億円-11.3億円-14.8億円193億円
FY2022/3-54.1億円-22.0億円-86.3億円-76.1億円
FY2023/372.7億円-48.6億円-35.2億円24.1億円
FY2024/348.5億円-18.2億円-23.5億円30.3億円
FY2025/35.5億円-10.3億円-27.5億円-4.8億円

営業キャッシュフローは、事業規模の拡大に伴う運転資本の増減の影響を受けて変動していますが、本業を通じた稼ぐ力は健在です。投資活動では、将来の成長を見据えたソフトウェア開発やプラットフォームへの先行投資を継続的に行っています。財務キャッシュフローについては、積極的な配当支払いや自己株式取得を通じて、株主への利益還元を優先的に実行しています。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/3110億円48.6億円44.1%
FY2022/378.4億円33.7億円42.9%
FY2023/391.6億円27.9億円30.5%
FY2024/3101億円31.4億円31.0%
FY2025/3131億円33.0億円25.1%

法人税等の支払いは、連結業績の拡大に連動して増加傾向にあります。実効税率は、税務上の控除適用や利益構成の変化により変動していますが、直近では概ね30%前後で推移しています。今後の業績拡大に伴い、納税額は増加する見通しですが、適正な税務コントロールによりキャッシュの流出を管理しています。

会社の公式開示情報

EDINET開示情報によれば、公共・教育機関向けICT事業が売上の柱となっており、特にGIGAスクール構想に関連する大型案件の更新・入替需要が業績を大きく牽引しています。リスク要因として、特定市場(教育・公共)への依存度が高いため、政府のICT投資政策や入札環境の変化が連結業績に直接的な影響を及ぼす構造となっています。

会社の計画は順調?

S
総合評価
GIGAスクール需要を的確に捉え、中計目標を大幅に前倒し達成。業績予想も保守的で上振れが続く。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

第17次中期経営計画
FY2025〜FY2027
売上高: 目標 4,180億円 順調 (3,370.6億円)
80.6%
営業利益: 目標 154億円 順調 (121.74億円)
79.1%
(旧)第16次中期経営計画
FY2022〜FY2024
売上高: 目標 2,200億円以上 前倒し達成 (2,779.4億円)
100%
営業利益: 目標 60億円以上 前倒し達成 (93.45億円)
100%
ROE: 目標 8%安定達成 達成 (10%超で推移)
100%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY20253,000億円3,371億円+12.4%
FY20242,550億円2,779億円+9.0%
FY20232,300億円2,466億円+7.2%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2025100億円111億円122億円+21.7%
FY202486億円93億円+8.7%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

旧中期経営計画(FY2024目標)は、GIGAスクール構想の追い風を最大限に活用し、売上高・営業利益ともに目標を大幅に上回る水準で前倒し達成しました。現在進行中の第17次中期経営計画(FY2027まで)では、2026年7月期に売上高4,180億円、営業利益154億円という高い目標を掲げています。業績予想は保守的な傾向があり、期中に上方修正されることが多く、計画達成能力は極めて高いと評価できます。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残未特定
売り残未特定
信用倍率7.14倍
2026年3月19日時点時点
今後の予定
第1四半期決算発表2026年12月上旬(予定)
第2四半期決算発表2027年3月上旬(予定)
2027年7月期 通期決算発表2027年9月上旬(予定)

PERは卸売業の業界平均(約12.6倍)と比較して割安な水準にあります。一方、PBRは業界平均を上回っており、資本効率の高さが評価されていると考えられます。信用倍率は7倍台とやや高く、短期的な需給の緩みを警戒する声もありますが、GIGAスクール更新需要という明確な成長ストーリーが株価を下支えしています。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「好調
報道件数(30日)
142
前月比 +15.4%
メディア数
48
日本経済新聞, 株探, Yahoo!ファイナンス, 会社四季報オンライン
業界内ランキング
上位 12%
卸売業 850社中 102位
報道のトーン
75%
好意的
20%
中立
5%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

決算・業績修正40%
ICTソリューション30%
株主還元・増配20%
その他事業動向10%

最近の出来事

2025年6月業績上方修正

第3四半期累計の連結経常利益が前年同期比24.4%増となり、通期業績を上方修正

2025年12月TAO次世代版

世界で普及するCBTプラットフォーム「TAO」の次世代版提供開始を発表。

2026年3月大幅増益・増配

中間決算で純利益が78%増を達成し、期末配当を66円に増額修正。

内田洋行 まとめ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 3.76円
安全性
普通
自己資本比率 40.3%
稼ぐ力
高い
ROE 13.9%
話題性
好評
ポジティブ 75%

「創業110年超の老舗オフィス家具メーカーが、GIGAスクール特需をテコに教育DXのインフラ企業へと変貌を遂げた姿」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU