ウイン・パートナーズ
WIN-Partners Co.,Ltd.
最終更新日: 2026年3月27日
医療現場の最前線を支える、心臓カテーテル治療に強みを持つ医療機器専門商社
最先端の医療機器とソリューションを提供し続け、医療現場のDXを推進することで、持続可能な医療システムの実現に貢献します。
この会社ってなに?
もしあなたやご家族が病院で心臓のカテーテル手術など高度な治療を受けるとき、その手術室ではウイン・パートナーズが届けた医療機器が活躍しているかもしれません。同社は、心臓ペースメーカーやカテーテルといった、命を救うために不可欠な専門性の高い医療機器を、全国の病院へ販売・提供している専門商社です。普段の生活で社名を見る機会は少ないかもしれませんが、日本の最先端医療を縁の下で支える、社会にとって非常に重要な役割を担っている会社なのです。
医療機器専門商社のウイン・パートナーズは、M&Aを軸に事業規模を拡大し、安定的な成長を続けています。2025年3月期は売上高814.1億円(前期比5.6%増)、営業利益28.08億円(同6.9%増)と増収増益を達成。2026年3月期も売上高835.0億円、営業利益30.0億円を見込むなど、成長モメンタムは継続しています。配当性向30%以上という明確な株主還元方針も掲げており、安定配当と事業成長の両立を目指す姿勢が投資家から評価されています。
会社概要
- 業種
- 卸売業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 東京都中央区京橋二丁目2番1号 京橋エドグラン21階
- 公式
- www.win-partners.co.jp
社長プロフィール

私たちは、医療機器販売を通じて、すべての人により良い生活の質(ベター・クオリティ・オブ・ライフ)を提供することを使命としています。競争の激しい業界で優位性を維持するためには人材こそが競争力の源泉であり、顧客の課題を的確に把握し、最適な解決策を提案できる人材の育成に注力してまいります。
この会社のストーリー
株式会社ウイン・インターナショナルとテスコ株式会社が経営統合し、共同持株会社として設立。設立と同時に東京証券取引所市場第一部に上場しました。
北海道を地盤とする医療機器販売会社のプラステンメディカル株式会社を子会社化し、営業エリアの拡大を推進しました。
株主への利益還元を重視し、目標配当性向を30%以上とする基本方針を発表。安定した配当の継続を目指す姿勢を明確にしました。
東京証券取引所の市場区分再編に伴い、最上位であるプライム市場へ移行しました。
クラウド型の医療機器・資産管理システム事業を譲受。医療現場のDX推進と業務効率化に貢献するソリューションの提供を開始しました。
同業の株式会社マーケティングセンターを子会社化し、事業基盤のさらなる強化とシナジー創出を図りました。
堅調な業績を背景に増配を発表。持続的な成長を実現しつつ、積極的な株主還元を継続しています。
注目ポイント
配当利回りは3%台後半と高く、配当性向30%以上を目標に安定配当を継続。さらに100株以上保有でQUOカードがもらえる株主優待も魅力です。
同業他社の買収や、医療現場のDXを推進するシステム事業の譲受など、M&Aを積極的に活用して事業領域を拡大し、持続的な成長を目指しています。
特に専門性が求められる心臓カテーテル治療などの循環器分野に強みを持っています。専門知識を持つ人材育成にも注力し、医療現場からの高い信頼を獲得しています。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2016/3 | 20.5円 | 27.9% |
| FY2017/3 | 26円 | 34.9% |
| FY2018/3 | 29円 | 27.7% |
| FY2019/3 | 32円 | 34.8% |
| FY2020/3 | 33円 | 50.6% |
| FY2021/3 | 34円 | 63.4% |
| FY2022/3 | 35円 | 54.8% |
| FY2023/3 | 50円 | 69.4% |
| FY2024/3 | 50円 | 77.6% |
| FY2025/3 | 52円 | 73.8% |
| 権利確定月 | 3月 |
同社は経営体質の強化や戦略投資に必要な内部留保を確保しつつ、安定的な配当を継続する基本方針を掲げています。目標配当性向を30%以上と設定し、業績成長に合わせて積極的に還元を行う姿勢を維持しています。今後も株主に対する利益還元を重視し、安定配当と優待制度を通じた還元を継続していく見込みです。
同業比較(収益性)
卸売業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
ウイン・パートナーズは心臓カテーテル治療等の医療機器販売を主軸とし、積極的なM&Aと顧客へのソリューション提案を通じて売上高を安定的に拡大させています。FY2021/3の売上高621億円からFY2025/3には814億円へと順調に成長しており、医療機器商社として国内トップクラスの規模を維持しています。堅実な事業運営により、FY2026/3も売上高835億円、純利益20.5億円の増収増益を見込んでいます。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 9.3% | 3.8% | 4.3% |
| FY2022/3 | 7.6% | 4.4% | 3.7% |
| FY2023/3 | 9.7% | 4.7% | 4.1% |
| FY2024/3 | 9.8% | 3.8% | 4.1% |
| FY2025/3 | 9.8% | 4.3% | 4.0% |
売上高純利益率は3%台から4%台で安定して推移しており、効率的な物流体制と付加価値の高い提案営業が収益性の底堅さを支えています。ROEは概ね8%前後を維持しており、資本効率を意識した経営が行われていることが伺えます。今後も成長市場である医療機器分野において、高い専門性を武器に収益基盤をさらに強化していく方針です。
財務は安全?
財務状況は極めて健全であり、自己資本比率は約52%と高い水準を維持しています。公開情報および財務データ上、有利子負債はゼロの実質無借金経営を継続しており、強固な財務体質が不測の事態への耐性と成長投資の原資となっています。潤沢な自己資本を背景に、安定した企業経営と株主還元を両立できる地盤が整っています。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 18.5億円 | -12.8億円 | -9.5億円 | 5.7億円 |
| FY2022/3 | 26.2億円 | -28.9億円 | -12.8億円 | -2.7億円 |
| FY2023/3 | 4.5億円 | 19.2億円 | -11.6億円 | 23.6億円 |
| FY2024/3 | 30.4億円 | -2.2億円 | -14.4億円 | 28.3億円 |
| FY2025/3 | 20.6億円 | -21.7億円 | -18.3億円 | -1.1億円 |
営業活動によるキャッシュフローは本業の安定性により継続してプラスを維持しており、潤沢な営業キャッシュを成長投資と株主還元に最適配分しています。投資キャッシュフローはM&Aや事業譲受に伴う支出が変動要因となるものの、事業拡大のための戦略的な投資が先行しています。財務キャッシュフローは安定的な配当支払いや自己株式取得による還元を反映し、着実に推移しています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 22.7億円 | 7.3億円 | 32.0% |
| FY2022/3 | 27.6億円 | 9.3億円 | 33.7% |
| FY2023/3 | 24.7億円 | 4.3億円 | 17.2% |
| FY2024/3 | 26.5億円 | 8.1億円 | 30.7% |
| FY2025/3 | 28.4億円 | 8.2億円 | 28.9% |
実効税率は概ね法定税率に近い30%前後で推移しており、適切な納税が行われています。FY2023/3期においては税効果会計や一時的な会計上の処理により税負担率が低下しましたが、概ね一定の範囲内で推移しています。将来の業績見通しに基づく予想税額についても、法令に基づいた標準的な水準を織り込んでいます。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 675万円 | 630人 | - |
平均年収は675万円であり、国内の医療機器卸売業界の水準としては堅実なラインです。心臓カテーテルなど専門性の高い医療機器を扱う強みを背景に、安定した収益基盤が給与水準を下支えしていると考えられます。
誰がこの会社の株を持ってる?
外国人・個人投資家の比率が高く、市場の需給が株価に反映されやすい構造です。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。 主な安定株主はBBH FOR FIDELITY LOW-PRICED STOCK FUND (常任代理人 三菱UFJ銀行)・キエマ企画・グリーンホスピタルサプライ。
有限会社オフィスAが約19%の株式を保有する筆頭株主であり、創業関連と見られる資産管理会社が一定の影響力を保持しています。海外機関投資家や信託銀行の持ち分も確認できますが、安定株主による保有比率が相対的に高い構成です。
会社の公式開示情報
役員報酬
医療機器販売を主軸とし、M&Aや事業譲受を通じてDX推進や効率化を図る戦略がリスク要因かつ成長の源泉となっています。連結子会社5社を擁し、経営体質の強化と内部留保を重視した配当政策を展開しています。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率は11.1%にとどまっていますが、連結子会社5社体制による事業の多角化と経営の透明性向上に注力しています。専門家による監査報酬の適正な支払いを通じて、健全なガバナンス体制を構築しています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 780億円 | 810億円 | 814億円 | +4.4% |
| FY2024 | 755億円 | — | 771億円 | +2.1% |
| FY2023 | 688億円 | — | 709億円 | +3.0% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 28億円 | 28億円 | 28億円 | +2.1% |
| FY2024 | 28億円 | — | 26億円 | -7.2% |
| FY2023 | 28億円 | — | 25億円 | -12.4% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
同社は具体的な中期経営計画を開示していませんが、毎期の業績予想が実質的な経営目標となります。直近のFY2025は、売上・利益ともに期初予想を上回り着地しました。しかし過去を振り返ると、FY2023、FY2024は営業利益が期初予想を大幅に下回るなど、収益性のコントロールが課題となっています。M&Aによる規模拡大は進んでいますが、利益率の改善が今後の評価を高める鍵となるでしょう。
この株を持っていたら儲かった?
この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。
過去5年間のTSR(株主総利回り)は、一貫してTOPIXをアンダーパフォームしています。これは、同期間にTOPIXが大幅に上昇した一方、当社の株価が比較的安定した(悪く言えば伸び悩んだ)推移に留まったことが主な要因です。高い配当利回りがTSRを下支えしていますが、株価上昇によるキャピタルゲインの寄与が小さく、市場全体の成長の波に乗り切れていない状況を示唆しています。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| FY2021 | 110.8万円 | +10.8万円 | 10.8% |
| FY2022 | 109.0万円 | +9.0万円 | 9.0% |
| FY2023 | 115.8万円 | +15.8万円 | 15.8% |
| FY2024 | 142.0万円 | +42.0万円 | 42.0% |
| FY2025 | 157.8万円 | +57.8万円 | 57.8% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
業界平均と比較するとPER・PBRはやや割安な水準にあります。一方で、配当利回りは3.73%と業界平均を大きく上回っており、インカムゲインを重視する投資家にとって魅力的です。信用取引では売り残が買い残を大幅に上回る「売り長」の状態で、将来的な買い戻し(踏み上げ)への期待がある一方、短期的な下落圧力も警戒されます。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
北海道の医療機器販売会社プラステンメディカルを子会社化し、販売網を強化しました。
クラウド型医療機器・資産管理システムの事業譲受により、医療現場のDX推進と業務効率化を支援します。
第3四半期累計の連結経常利益が前年同期比8.5%増を達成し、堅調な業績を示しました。
最新ニュース
ウイン・パートナーズ まとめ
ひとめ診断
「病院の心臓手術を支える専門商社が、M&Aによる全国展開とDX推進で成長を加速」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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