9824プライム

泉州電業

SENSHU ELECTRIC CO.,LTD.

最終更新日: 2026年3月29日

ROE11.4%
BPS327.4円
自己資本比率52.7%
FY2025/3 有報データ

社会インフラを支える、独立系No.1の電線専門商社

あらゆる産業の神経網である電線を通じて、世紀を超えて高度情報化社会の発展を支え、未来を創造するリーディングカンパニーを目指します。

この会社ってなに?

あなたがスマートフォンで動画を見たり、SNSを使ったりするとき、その通信を支える光ファイバーケーブル。実は、泉州電業が供給しているかもしれません。また、自動車や家電製品を作る工場のロボットアームの中にも、同社の特殊な電線が張り巡らされています。普段は目にすることのない場所ですが、私たちの便利な生活を支える社会の「血管」とも言える電線を、全国のインフラや工場に届けているのが泉州電業なのです。

独立系トップの電線専門商社。FY2024は売上高1361.5億円、営業利益103.49億円と増収増益を達成しました。FY2025は銅価格の変動影響などで一時的に減収減益(売上高1355.9億円、営業利益89.52億円)となりましたが、続くFY2026(2026年10月期)は増収増益に回帰し、2期ぶりの最高益更新を見込んでいます。積極的なM&Aによる事業領域拡大と、ROE15%を目標とする資本効率を意識した経営で持続的な成長を目指しています。

卸売業プライム市場

会社概要

業種
卸売業
決算期
10月
本社
大阪府吹田市南金田1丁目4番21号
公式
www.senden.co.jp

社長プロフィール

西村 元秀
西村 元秀
代表取締役社長
堅実派
私たちは、社会の神経網ともいえる電線を取り扱う専門商社として、高度情報化社会の発展を支える使命を担っています。変化し続ける市場のニーズに迅速に応え、持続可能な成長と収益の安定化を実現することで、全てのステークホルダーの皆様に貢献してまいります。

この会社のストーリー

1947
創業

大阪府泉佐野市にて、西村商店として創業。電線販売の歴史が始まる。

1949
株式会社設立

泉州電業株式会社を設立し、法人化。事業拡大への礎を築く。

1995
大阪証券取引所市場第二部へ上場

株式上場を果たし、社会的信用を高め、さらなる飛躍を目指す体制を整える。

2007
海外展開の本格化

香港に現地法人を設立。アジア市場への足がかりを築き、グローバルな事業展開を加速させる。

2019
積極的なM&Aによる事業領域拡大

エヌビーエス株式会社を子会社化するなど、M&Aを積極的に活用。従来の電線販売に留まらないソリューション提供力を強化する。

2022
中期経営計画を2年前倒しで達成

2024年10月期を目標としていた中期経営計画を2年前倒しで達成。好調な業績を背景に、企業としての実行力の高さを示す。

2022
新中期経営計画の策定

新たに2027年10月期を最終年度とする中期経営計画を策定。連結売上高1,600億円、ROE15%という高い目標を掲げ、さらなる成長を目指す。

注目ポイント

安定した株主還元(5期連続増配)

業績好調を背景に5期連続で増配を発表。株主への利益還元に積極的で、長期保有の魅力が高い企業です。(2025年10月期予想)

中期経営計画を前倒しで達成する実行力

2024年を最終年度とする中期経営計画を2年も前倒しで達成。新たに高い目標を掲げており、今後の成長への期待が高まります。

独立系トップの強みとM&A戦略

メーカーの系列に属さない独立系商社として国内トップクラス。M&Aも積極的に行い、FAシステム分野など新たな事業領域へも果敢に挑戦しています。

サービスの実績は?

1,355.9億円
連結売上高
2025年10月期 実績
-0.4% YoY
89.52億円
連結営業利益
2025年10月期 実績
-13.5% YoY
5.6%
純利益率
2025年10月期 実績
前年比 -0.6pt
150
1株当たり配当金
2025年10月期 実績
+15.4% YoY
2.34億円
従業員一人当たり売上高
2026年1月時点
FY2025実績ベース

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓
配当
少なめ
1株 150円
安全性
安定
自己資本比率 52.7%
稼ぐ力
高い
ROE 11.4%
話題性
普通
ポジティブ 45%

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
150
方針: 配当性向30%以上を目標
1株配当配当性向
FY2021/39023.2%
FY2022/314047.6%
FY2023/311033.0%
FY2024/313030.1%
FY2025/315038.7%
2期連続増配
株主優待
あり
権利確定月10月

泉州電業は、配当性向の目標を掲げながら継続的な利益還元を重視する方針をとっており、近年の増配傾向が際立っています。強固な財務基盤と安定したキャッシュフローを背景に、株主還元の拡充を経営の重要課題と位置づけています。今後も持続的な成長と連動した配当の向上により、中長期的な株主価値の最大化を目指す姿勢です。

同業比較(収益性)

卸売業の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
11.4%
業界平均
7.8%
営業利益率上回る
この会社
6.6%
業界平均
4.9%
自己資本比率上回る
この会社
52.7%
業界平均
48.6%

業績推移

儲かってるの?

まあまあです
売上高
FY2022/31,136億円
FY2023/31,250億円
FY2024/31,362億円
FY2025/31,356億円
営業利益
FY2022/374.6億円
FY2023/383.7億円
FY2024/3103億円
FY2025/389.5億円

泉州電業は、電線の総合専門商社として強固な事業基盤を持ち、売上高は銅価格の変動と連動しつつ右肩上がりの成長を遂げてきました。FY2024/3には売上高約1,362億円、純利益約76億円を記録するなど過去最高水準の業績を達成しましたが、FY2025/3は市況の影響によりわずかに減収減益となりました。次期のFY2026/3予想では、売上高約1,440億円、純利益約77億円を見込んでおり、最高益更新に向けた成長路線への回帰が期待されています。

稼ぐ力はどのくらい?

効率よく稼いでいます
ROE
11.4%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
6.1%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
6.6%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/38.4%4.3%5.1%
FY2022/311.5%5.6%6.6%
FY2023/311.7%5.8%6.7%
FY2024/313.6%6.7%7.6%
FY2025/311.4%6.1%6.6%

収益性は総じて安定しており、FY2024/3にはROE(自己資本利益率)が13.6%、営業利益率が7.6%に達するなど効率的な経営が浸透していることが伺えます。商社としての多角的な販売網と独立系トップの地位を活かし、適切な粗利を確保できていることが高い収益力の源泉です。FY2025/3には一時的な収益性の低下が見られたものの、依然として健全な利益水準を維持しており、事業の収益基盤は強固です。

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率52.7%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
0円
会社の純資産
589億円

財務状況は非常に健全であり、有利子負債ゼロを長年維持する実質無借金経営を継続しています。自己資本比率は一貫して50%前後を確保しており、市場変動に耐えうる強固な財務体質を構築しています。利益の積み上げにより純資産額も着実に増加しており、株主資本を効率的に活用しながら安定した事業拡大を実現できる余力が十分にあります。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+94.4億円
営業CF
投資に使ったお金
-38.6億円
投資CF
借入・返済など
-37.5億円
財務CF
手元に残ったお金
+55.8億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/394.0億円6,300万円-17.4億円94.6億円
FY2022/363.4億円-37.3億円-20.9億円26.1億円
FY2023/369.4億円-31.2億円-24.0億円38.2億円
FY2024/382.4億円-25.4億円-38.8億円57.0億円
FY2025/394.4億円-38.6億円-37.5億円55.8億円

本業で稼ぐ力を示す営業キャッシュフローは安定して高い水準を維持しており、潤沢なキャッシュを生み出すビジネスモデルが確立されています。投資キャッシュフローは、子会社化や事業拡大のための支出に伴うマイナスが見られますが、それ以上に稼ぐ力が強く、フリーキャッシュフローは常にプラスを確保しています。この余裕資金を元手に、株主への還元強化やさらなる投資を継続しており、極めて健全な資金循環を実現しています。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/350.0億円14.2億円28.4%
FY2022/378.9億円25.8億円32.7%
FY2023/387.7億円28.5億円32.5%
FY2024/3108億円31.8億円29.6%
FY2025/392.7億円25.6億円27.6%

法人税等の支払額は、税引前利益の増減に合わせて適切に計上されています。実効税率は概ね30%前後で推移しており、会計上の利益に対して適正な納税が行われていることが確認できます。業績が好調な局面では納税額も増加しますが、事業活動を通じた適切な納税は企業としての社会責任を果たしている証左です。

会社の公式開示情報

EDINET等の開示情報によると、電線・ケーブルの販売を主力事業とし、銅価格の変動が売上高に与える影響を受けやすい構造です。独立系国内トップの専門商社として、M&Aによる事業拡大や制御装置分野への展開を加速させており、収益源の多角化に注力しています。

会社の計画は順調?

A
総合評価
前中計を2年前倒しで達成した実績は高く評価。新中計の目標も意欲的。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

新・中期経営計画
FY2026〜FY2028
連結売上高: 目標 1,600億円 順調 (1,355.9億円)
84.7%
経常利益: 目標 130億円 順調 (92.72億円)
71.3%
ROE: 目標 15.0% 順調 (12.0%)
80%
(旧)中期経営計画
〜FY2024
連結売上高: 目標 1,050億円 前倒し達成 (1,361.5億円)
100%
経常利益: 目標 63億円 前倒し達成 (107.56億円)
100%
ROE: 目標 8.0%以上 前倒し達成 (14.2%)
100%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY20251,440億円1,356億円-5.8%
FY20241,310億円1,362億円+3.9%
FY20231,182億円1,250億円+5.7%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2025107億円90億円-16.3%
FY202487億円103億円+18.9%
FY202378億円84億円+7.3%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

前中期経営計画(〜FY2024)は、目標としていた売上高1,050億円、経常利益63億円を2年前倒しで達成し、非常に高い計画遂行能力を示しました。これを受け、2027年10月期を最終年度とする新中計を策定。連結売上高1,600億円、経常利益130億円、ROE15%という野心的な目標を掲げています。FY2025は市況の影響で足踏みしましたが、M&Aや既存事業の深耕により、再び成長軌道への回帰を目指します。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残31,200株
売り残44,300株
信用倍率0.70倍
2026年3月19日時点
今後の予定
2026年10月期 第2四半期決算発表2026年6月上旬(予定)
2026年10月期 第3四半期決算発表2026年9月上旬(予定)

信用倍率は1倍を下回る0.70倍で、売り残が買い残を上回る状況です。これは、株価の下落を見込む空売りが多いことを示唆しており、将来の株価上昇時には買い戻しによる需給改善(踏み上げ)が期待される一方、目先の株価には下押し圧力となる可能性があります。業界平均と比較すると、PBRは割高ですが、PERは割安で配当利回りも高く、バリュー株としての魅力も併せ持っています。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
48
前月比 +5.4%
メディア数
14
日本経済新聞, 株探, 会社四季報オンライン, Yahoo!ファイナンス
業界内ランキング
上位 12%
卸売業 900社中 108位
報道のトーン
45%
好意的
35%
中立
20%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

決算・業績40%
株価・市況30%
経営戦略20%
その他10%

最近の出来事

2025年12月業績上振れ

2025年10月期通期決算にて、連結売上高1361.5億円、営業利益103.49億円を達成し、最高益更新に向けた増益計画を発表。

2025年9月業績下方修正

2025年10月期における業績予想を一転13%減益に下方修正し、銅価高騰等の市場環境の影響が顕在化。

2025年5月株主異動

FMR LLC等、主要株主である筆頭株主の異動に関する適時開示を実施し、保有割合の変動が注目された。

最新ニュース

ネガティブ
3/06 · 日本経済新聞
中立
主要株主及び主要株主である筆頭株主の異動に関するお知らせ
5/12 · TDnet

泉州電業 まとめ

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓
配当
少なめ
1株 150円
安全性
安定
自己資本比率 52.7%
稼ぐ力
高い
ROE 11.4%
話題性
普通
ポジティブ 45%

「独立系トップの電線商社が、全国のインフラ網を強みにM&Aで成長を加速させる『電線の巨人』」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU