泉州電業
SENSHU ELECTRIC CO.,LTD.
最終更新日: 2026年3月29日
社会インフラを支える、独立系No.1の電線専門商社
あらゆる産業の神経網である電線を通じて、世紀を超えて高度情報化社会の発展を支え、未来を創造するリーディングカンパニーを目指します。
この会社ってなに?
あなたがスマートフォンで動画を見たり、SNSを使ったりするとき、その通信を支える光ファイバーケーブル。実は、泉州電業が供給しているかもしれません。また、自動車や家電製品を作る工場のロボットアームの中にも、同社の特殊な電線が張り巡らされています。普段は目にすることのない場所ですが、私たちの便利な生活を支える社会の「血管」とも言える電線を、全国のインフラや工場に届けているのが泉州電業なのです。
独立系トップの電線専門商社。FY2024は売上高1361.5億円、営業利益103.49億円と増収増益を達成しました。FY2025は銅価格の変動影響などで一時的に減収減益(売上高1355.9億円、営業利益89.52億円)となりましたが、続くFY2026(2026年10月期)は増収増益に回帰し、2期ぶりの最高益更新を見込んでいます。積極的なM&Aによる事業領域拡大と、ROE15%を目標とする資本効率を意識した経営で持続的な成長を目指しています。
会社概要
- 業種
- 卸売業
- 決算期
- 10月
- 本社
- 大阪府吹田市南金田1丁目4番21号
- 公式
- www.senden.co.jp
社長プロフィール

私たちは、社会の神経網ともいえる電線を取り扱う専門商社として、高度情報化社会の発展を支える使命を担っています。変化し続ける市場のニーズに迅速に応え、持続可能な成長と収益の安定化を実現することで、全てのステークホルダーの皆様に貢献してまいります。
この会社のストーリー
大阪府泉佐野市にて、西村商店として創業。電線販売の歴史が始まる。
泉州電業株式会社を設立し、法人化。事業拡大への礎を築く。
株式上場を果たし、社会的信用を高め、さらなる飛躍を目指す体制を整える。
香港に現地法人を設立。アジア市場への足がかりを築き、グローバルな事業展開を加速させる。
エヌビーエス株式会社を子会社化するなど、M&Aを積極的に活用。従来の電線販売に留まらないソリューション提供力を強化する。
2024年10月期を目標としていた中期経営計画を2年前倒しで達成。好調な業績を背景に、企業としての実行力の高さを示す。
新たに2027年10月期を最終年度とする中期経営計画を策定。連結売上高1,600億円、ROE15%という高い目標を掲げ、さらなる成長を目指す。
注目ポイント
業績好調を背景に5期連続で増配を発表。株主への利益還元に積極的で、長期保有の魅力が高い企業です。(2025年10月期予想)
2024年を最終年度とする中期経営計画を2年も前倒しで達成。新たに高い目標を掲げており、今後の成長への期待が高まります。
メーカーの系列に属さない独立系商社として国内トップクラス。M&Aも積極的に行い、FAシステム分野など新たな事業領域へも果敢に挑戦しています。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2021/3 | 90円 | 23.2% |
| FY2022/3 | 140円 | 47.6% |
| FY2023/3 | 110円 | 33.0% |
| FY2024/3 | 130円 | 30.1% |
| FY2025/3 | 150円 | 38.7% |
| 権利確定月 | 10月 |
泉州電業は、配当性向の目標を掲げながら継続的な利益還元を重視する方針をとっており、近年の増配傾向が際立っています。強固な財務基盤と安定したキャッシュフローを背景に、株主還元の拡充を経営の重要課題と位置づけています。今後も持続的な成長と連動した配当の向上により、中長期的な株主価値の最大化を目指す姿勢です。
同業比較(収益性)
卸売業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
泉州電業は、電線の総合専門商社として強固な事業基盤を持ち、売上高は銅価格の変動と連動しつつ右肩上がりの成長を遂げてきました。FY2024/3には売上高約1,362億円、純利益約76億円を記録するなど過去最高水準の業績を達成しましたが、FY2025/3は市況の影響によりわずかに減収減益となりました。次期のFY2026/3予想では、売上高約1,440億円、純利益約77億円を見込んでおり、最高益更新に向けた成長路線への回帰が期待されています。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 8.4% | 4.3% | 5.1% |
| FY2022/3 | 11.5% | 5.6% | 6.6% |
| FY2023/3 | 11.7% | 5.8% | 6.7% |
| FY2024/3 | 13.6% | 6.7% | 7.6% |
| FY2025/3 | 11.4% | 6.1% | 6.6% |
収益性は総じて安定しており、FY2024/3にはROE(自己資本利益率)が13.6%、営業利益率が7.6%に達するなど効率的な経営が浸透していることが伺えます。商社としての多角的な販売網と独立系トップの地位を活かし、適切な粗利を確保できていることが高い収益力の源泉です。FY2025/3には一時的な収益性の低下が見られたものの、依然として健全な利益水準を維持しており、事業の収益基盤は強固です。
財務は安全?
財務状況は非常に健全であり、有利子負債ゼロを長年維持する実質無借金経営を継続しています。自己資本比率は一貫して50%前後を確保しており、市場変動に耐えうる強固な財務体質を構築しています。利益の積み上げにより純資産額も着実に増加しており、株主資本を効率的に活用しながら安定した事業拡大を実現できる余力が十分にあります。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 94.0億円 | 6,300万円 | -17.4億円 | 94.6億円 |
| FY2022/3 | 63.4億円 | -37.3億円 | -20.9億円 | 26.1億円 |
| FY2023/3 | 69.4億円 | -31.2億円 | -24.0億円 | 38.2億円 |
| FY2024/3 | 82.4億円 | -25.4億円 | -38.8億円 | 57.0億円 |
| FY2025/3 | 94.4億円 | -38.6億円 | -37.5億円 | 55.8億円 |
本業で稼ぐ力を示す営業キャッシュフローは安定して高い水準を維持しており、潤沢なキャッシュを生み出すビジネスモデルが確立されています。投資キャッシュフローは、子会社化や事業拡大のための支出に伴うマイナスが見られますが、それ以上に稼ぐ力が強く、フリーキャッシュフローは常にプラスを確保しています。この余裕資金を元手に、株主への還元強化やさらなる投資を継続しており、極めて健全な資金循環を実現しています。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 50.0億円 | 14.2億円 | 28.4% |
| FY2022/3 | 78.9億円 | 25.8億円 | 32.7% |
| FY2023/3 | 87.7億円 | 28.5億円 | 32.5% |
| FY2024/3 | 108億円 | 31.8億円 | 29.6% |
| FY2025/3 | 92.7億円 | 25.6億円 | 27.6% |
法人税等の支払額は、税引前利益の増減に合わせて適切に計上されています。実効税率は概ね30%前後で推移しており、会計上の利益に対して適正な納税が行われていることが確認できます。業績が好調な局面では納税額も増加しますが、事業活動を通じた適切な納税は企業としての社会責任を果たしている証左です。
会社の公式開示情報
EDINET等の開示情報によると、電線・ケーブルの販売を主力事業とし、銅価格の変動が売上高に与える影響を受けやすい構造です。独立系国内トップの専門商社として、M&Aによる事業拡大や制御装置分野への展開を加速させており、収益源の多角化に注力しています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 1,440億円 | — | 1,356億円 | -5.8% |
| FY2024 | 1,310億円 | — | 1,362億円 | +3.9% |
| FY2023 | 1,182億円 | — | 1,250億円 | +5.7% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 107億円 | — | 90億円 | -16.3% |
| FY2024 | 87億円 | — | 103億円 | +18.9% |
| FY2023 | 78億円 | — | 84億円 | +7.3% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
前中期経営計画(〜FY2024)は、目標としていた売上高1,050億円、経常利益63億円を2年前倒しで達成し、非常に高い計画遂行能力を示しました。これを受け、2027年10月期を最終年度とする新中計を策定。連結売上高1,600億円、経常利益130億円、ROE15%という野心的な目標を掲げています。FY2025は市況の影響で足踏みしましたが、M&Aや既存事業の深耕により、再び成長軌道への回帰を目指します。
株の売買状況と今後の予定
信用倍率は1倍を下回る0.70倍で、売り残が買い残を上回る状況です。これは、株価の下落を見込む空売りが多いことを示唆しており、将来の株価上昇時には買い戻しによる需給改善(踏み上げ)が期待される一方、目先の株価には下押し圧力となる可能性があります。業界平均と比較すると、PBRは割高ですが、PERは割安で配当利回りも高く、バリュー株としての魅力も併せ持っています。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
2025年10月期通期決算にて、連結売上高1361.5億円、営業利益103.49億円を達成し、最高益更新に向けた増益計画を発表。
2025年10月期における業績予想を一転13%減益に下方修正し、銅価高騰等の市場環境の影響が顕在化。
FMR LLC等、主要株主である筆頭株主の異動に関する適時開示を実施し、保有割合の変動が注目された。
最新ニュース
泉州電業 まとめ
ひとめ診断
「独立系トップの電線商社が、全国のインフラ網を強みにM&Aで成長を加速させる『電線の巨人』」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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