福井コンピュータホールディングス
Fukui Computer Holdings,Inc.
最終更新日: 2026年3月29日
建設DXのトップランナー!日本のインフラを支えるソフトウェア企業
ICTの力で、すべての人が豊かに生活できる社会の実現に貢献します。
この会社ってなに?
あなたが新しいマイホームの計画で建築士と打ち合わせをするとき、画面に映し出される3Dの完成予想図を見たことはありませんか?あるいは、街で新しい道路やビルが作られる工事現場の裏側で、どのように正確な設計や測量が行われているか想像したことはありますか?福井コンピュータは、まさにそうした住宅の設計図や公共工事の測量図を作成するための専門的なソフトウェアを開発・販売している会社です。全国の設計事務所や建設会社が同社のツールを使っており、私たちの暮らしを支えるインフラ作りに欠かせない役割を担っています。
福井コンピュータホールディングスは、建築・測量土木業界向けCADソフトウェアで国内トップシェアを誇る高収益企業です。2025年3月期決算では売上高147.2億円、営業利益60.85億円を達成し、営業利益率は41%を超える驚異的な水準を維持しています。建設業界のDX化という強い追い風を受け、安定成長と7期連続の増配を実現しており、株主還元にも積極的です。今後は同業のダイテックHDとの経営統合により、さらなる事業領域の拡大と成長加速が期待されます。
会社概要
- 業種
- 情報・通信業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 福井県福井市高木中央1丁目2501番地
- 公式
- hd.fukuicompu.co.jp
社長プロフィール

当社グループは創業以来、建設業界に特化したソフトウェア開発で成長してきました。深刻な人手不足や働き方改革といった業界の課題に対し、ICTの力で生産性向上に貢献することが我々の使命です。今後も業界の未来を創造するソリューションを提供し、唯一無二のITパートナーとなることを目指します。
この会社のストーリー
福井県福井市にて、建築・測量分野に特化したCADソフトウェアの開発・販売事業を開始。建設業界のIT化の黎明期を支える。
創業から着実に事業を拡大し、社会的な信用を高めるべく株式を公開。さらなる成長への基盤を築く。
事業環境の変化に迅速に対応し、グループ全体の経営効率を高めるため、持株会社「福井コンピュータホールディングス株式会社」を設立。
JASDAQから東証二部への市場変更を経て、ついに東証一部(現プライム市場)へ。企業価値と知名度をさらに向上させる。
国土交通省が推進する「i-Construction」を追い風に、3次元データ活用ソフトウェアが主力事業へと成長。建設業界のDXを強力にサポートする。
建設設備業向けCADで強みを持つダイテックHDと経営統合を発表。建築・土木から設備まで網羅する総合ソリューション企業へと進化する。
「建設業界の課題を解決する、唯一無二のITパートナーへ」をスローガンに、コアビジネスの成長と新たなビジネスモデルの展開を目指す。
注目ポイント
建築・測量土木向けのCADソフトウェアで業界トップシェアを誇ります。ニッチな市場で確固たる地位を築いており、安定した事業基盤が魅力です。
営業利益率30%超という高い収益性を実現。稼いだ利益は積極的に株主に還元しており、配当性向35%以上を目標に掲げています。
人手不足という社会課題を背景に、建設業界のDX(デジタルトランスフォーメーション)は待ったなし。国の後押しもあり、同社のソリューションへの需要は今後ますます高まることが期待されます。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2021/3 | 50円 | 29.3% |
| FY2022/3 | 60円 | 29.4% |
| FY2023/3 | 60円 | 32.6% |
| FY2024/3 | 65円 | 35.2% |
| FY2025/3 | 70円 | 34.5% |
株主優待制度は設けておりません。
当社は株主への利益還元を重要課題と位置づけ、配当性向35%以上を目標に安定的な配当の継続に努めています。業績の拡大に伴い、2021年3月期の50円から2025年3月期の70円へと着実な増配傾向を維持しています。キャッシュフローに裏打ちされた強固な財務基盤があるため、将来的なさらなる還元余地も十分にあると考えられます。
同業比較(収益性)
情報・通信業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
当社は建築・測量土木分野に特化したCADソフトウェアの国内トップシェア企業であり、安定した需要を背景に底堅い成長を維持しています。FY2025/3には売上高が約147億円、営業利益が約61億円に達し、ソフトウェアのサブスクリプション移行等による収益モデルの変革が奏功しました。FY2026/3も売上高約156億円、営業利益約66億円という過去最高益の更新を見込む強気な業績予想が示されています。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 22.5% | 16.7% | 40.4% |
| FY2022/3 | 22.3% | 17.2% | 44.1% |
| FY2023/3 | 17.6% | 14.2% | 41.0% |
| FY2024/3 | 15.6% | 12.8% | 40.4% |
| FY2025/3 | 15.5% | 12.7% | 41.3% |
当社の収益性の高さは業界でも際立っており、営業利益率は一貫して40%を超える高水準を維持しています。これは建築・土木特化型パッケージソフトの圧倒的なブランド力と開発コストの償却後の高い利益率に支えられているためです。直近ではROEが15%前後と高い自己資本利益率を記録しており、資本効率を重視した経営が継続されていることを示しています。
財務は安全?
財務状況は極めて健全であり、有利子負債がゼロの実質無借金経営を実現しています。自己資本比率も80%を超えて推移しており、強固な財務基盤が将来の成長投資や株主還元を支える原資となっています。潤沢な手元資金を背景に、今後はM&Aや新規事業開発に向けた積極的な投資が期待される財務内容です。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 42.2億円 | -2.4億円 | -9.3億円 | 39.9億円 |
| FY2022/3 | 46.5億円 | -1.9億円 | -10.3億円 | 44.6億円 |
| FY2023/3 | 29.8億円 | -7.1億円 | -12.4億円 | 22.7億円 |
| FY2024/3 | 48.6億円 | -18.4億円 | -12.4億円 | 30.2億円 |
| FY2025/3 | 56.5億円 | -29.7億円 | -13.4億円 | 26.8億円 |
本業で稼ぐ力を示す営業キャッシュフローは一貫してプラスで推移しており、安定して高い現金創出力を有しています。投資活動には適宜資金を投じていますが、それを大きく上回るフリーキャッシュフローを確保できていることが特徴です。結果として、配当の増加や自己株式取得といった株主還元を継続的に行える好循環なサイクルが確立されています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 52.4億円 | 17.1億円 | 32.6% |
| FY2022/3 | 63.6億円 | 21.4億円 | 33.6% |
| FY2023/3 | 56.4億円 | 18.3億円 | 32.5% |
| FY2024/3 | 56.8億円 | 18.6億円 | 32.8% |
| FY2025/3 | 62.1億円 | 20.2億円 | 32.6% |
法人税等の支払いは、連結税引前当期純利益の推移に連動して安定的に計上されています。実効税率は概ね32%から35%の範囲内で推移しており、税務上の大きな変動要因は特に見当たりません。業績拡大に伴い納税額も増加傾向にありますが、これは適正な利益成長を反映した結果です。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 713万円 | 551人 | - |
従業員の平均年収は713万円と、IT・ソフトウェア業界の平均と比較しても高い水準を維持しています。建設・測量・土木分野に特化したニッチトップ企業としての高い収益性が、安定した給与原資を支える背景となっています。
誰がこの会社の株を持ってる?
金融機関・事業法人を中心に安定株主比率が高く、経営の安定性が際立ちます。 事業法人の持合い比率が高く、安定した株主構成が特徴です。 主な安定株主はダイテックホールディング・STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001(常任代理人 みずほ銀行)・光通信。
筆頭株主である株式会社ダイテックホールディングが47.14%の株式を保有しており、極めて強固な支配体制を構築しています。機関投資家や信託銀行系の保有も見られますが、安定株主の比率が高く、経営権は創業家や特定法人による強い影響下にあると分析されます。
会社の公式開示情報
役員報酬
EDINET開示情報によると、主力事業は建設DXを軸としたCADソフトウェアの開発・販売です。主なリスク要因として特定の業界(建設・建築)への依存度や、技術革新のスピードへの対応、そしてダイテックホールディングスとの経営統合に伴う組織再編が挙げられます。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率は22.2%と、日本の上場企業の中では高い多様性を確保しています。監査体制の強化や指名・報酬委員会の設置を通じて透明性の向上を図っており、建設テック分野のリーダーとしてガバナンス体制を着実に進化させています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 138億円 | — | 147億円 | +6.4% |
| FY2024 | 139億円 | — | 138億円 | -0.4% |
| FY2023 | 146億円 | — | 136億円 | -6.5% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 54億円 | — | 61億円 | +12.9% |
| FY2024 | 53億円 | — | 56億円 | +4.6% |
| FY2023 | 64億円 | — | 56億円 | -12.8% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
現行の中期経営計画(FY2025-2027)では、最終年度に売上高200億円、営業利益80億円という高い目標を掲げています。初年度であるFY2025は増収増益で着地し、進捗は順調に推移しています。一方、前中期経営計画(FY2022-2024)は売上・利益ともに未達で終了しました。しかし、近年の業績予想は期初時点では保守的な傾向があり、結果的に上方修正や超過達成となるケースが散見されるため、計画達成能力は一定の評価ができます。
この株を持っていたら儲かった?
この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。
同社のTSR(株主総利回り)は、FY2023以降TOPIXを継続的に下回る「アンダーパフォーム」となっています。これは、高収益で安定成長を続けているものの、グロース株全体が軟調な相場や、より成長期待の高い銘柄へ投資家の資金が向かった影響と考えられます。安定した配当はTSRを下支えしていますが、それを上回る株価の相対的なパフォーマンスの弱さがTOPIX劣後の主な要因です。今後の成長戦略の進捗やダイテックHDとの統合効果が具体的に業績に反映されるかが、TSR向上の鍵となります。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| FY2021 | 184.7万円 | +84.7万円 | 84.7% |
| FY2022 | 154.6万円 | +54.6万円 | 54.6% |
| FY2023 | 133.7万円 | +33.7万円 | 33.7% |
| FY2024 | 130.3万円 | +30.3万円 | 30.3% |
| FY2025 | 170.0万円 | +70.0万円 | 70.0% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
同社のPER(株価収益率)は15.3倍と、情報・通信業の平均である約25倍と比較して割安な水準にあります。PBR(株価純資産倍率)も業界平均をやや下回っています。一方で配当利回りは2.19%と業界平均より高く、株主還元への意識が伺えます。信用取引においては、信用倍率が1.47倍と均衡しており、短期的な需給の偏りは限定的です。今後の決算発表は5月上旬に予定されています。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
ダイテックホールディングとの経営統合を発表し、建設DX分野での連携を強化。
2026年3月期の売上高予想を前期比13%増の166億円へ上方修正。
FY2025-2027を対象とする第3次中期経営計画を策定し、ROE向上と株主還元を強化。
最新ニュース
福井コンピュータホールディングス まとめ
ひとめ診断
「家の設計図から道路工事まで、日本の建設DXを陰で支える高収益CADソフトウェアの巨人」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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