U−NEXT HOLDINGS
U-NEXT HOLDINGS Co.,Ltd.
最終更新日: 2026年3月29日
動画配信と店舗DXの二刀流で成長を加速させるエンタメ・テック企業
エンターテイメントとテクノロジーの力で、世界中の人々の『楽しさ』と『便利さ』を最大化し、社会に不可欠なインフラとなる未来を目指します。
この会社ってなに?
あなたが家で映画やドラマを観ようと「U-NEXT」を開くとき、そのサービスを提供しているのがこの会社です。それだけではありません。街のカフェやレストランでおしゃれなBGMが流れているのを耳にしたことはありませんか?その多くは「USEN」というサービスで、これもU-NEXT HOLDINGSが手掛けています。さらに、お店のレジシステムやWi-Fi、あなたが使っているかもしれない格安スマホの裏側でも、同社の技術が活躍しているのです。エンタメからお店の運営まで、あなたの暮らしの様々な場面を支えている会社です。
動画配信サービス「U-NEXT」を中核に、店舗向け音楽配信や業務用システムなど多角的な事業を展開しています。2025年8月期の業績は売上高3,904.1億円、営業利益315.7億円と増収増益を達成し、成長軌道を維持。Paraviの買収など積極的なM&Aを通じてコンテンツ事業を強化する一方、既存のBtoB事業とのシナジー創出が今後の成長の鍵となります。動画配信市場の競争が激化する中、独自のポジションを確立し、収益性の向上が図れるかが投資家の注目点です。
会社概要
- 業種
- 情報・通信業
- 決算期
- 8月
- 本社
- 東京都品川区上大崎三丁目1番1号 目黒セントラルスクエア
- 公式
- unext-hd.co.jp
社長プロフィール

「必要とされる次へ。」をスローガンに、私たちはコンテンツ配信から店舗DXまで多岐にわたる事業を展開しています。テクノロジーと創造性を駆使し、人々の生活をより豊かにすることを目指し、M&Aも活用しながらグループ全体のシナジーを最大化し、持続的な成長を追求します。
この会社のストーリー
USENの一事業部であった映像配信サービス「GyaO NEXT」が分社独立し、株式会社U-NEXTが設立。新たな成長への一歩を踏み出す。
株式会社U-NEXTとして、東証マザーズ市場へ新規上場(証券コード:9418)を果たす。事業拡大と社会的な信用の獲得に向けた基盤を築いた。
株式会社U-NEXTと株式会社USENが経営統合し、持株会社「株式会社USEN-NEXT HOLDINGS」が発足。グループシナジーの最大化を目指す新体制がスタートした。
子会社のU-NEXTが動画配信サービス「Paravi」を運営するプレミアム・プラットフォーム・ジャパンを買収。国内最大級の動画配信プラットフォームが誕生した。
グループの旗艦事業であるU-NEXTブランドの認知度向上と、さらなる成長を目指し、商号を「株式会社USEN-NEXT HOLDINGS」から変更した。
業務用カラオケ「JOYSOUND」などを展開するエクシングを連結子会社化。コンテンツ事業のさらなる拡充と、店舗向けソリューションの強化を図る。
売上高4,240億円、営業利益335億円を目指す新中期経営計画を発表。コンテンツ配信と店舗DXの両輪で、持続的な成長を目指す。
注目ポイント
TBSやテレビ東京などが共同出資する「Paravi」との統合により、映画、アニメから国内ドラマまで圧倒的なラインナップを実現。会員数を順調に伸ばし、コンテンツ事業の柱として急成長しています。
Paraviや業務用カラオケ大手エクシングの子会社化など、積極的なM&A戦略で事業ポートフォリオを拡大。グループ全体のシナジーを創出し、新たな成長エンジンを獲得し続けています。
業績拡大に伴い、安定的かつ継続的な配当を実施。さらに、自社サービス「U-NEXT」で利用できるポイントがもらえる株主優待も提供しており、株主への還元意識が高い点も魅力です。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2021/3 | 13.5円 | 10.1% |
| FY2022/3 | 15円 | 10.4% |
| FY2023/3 | 21.5円 | 11.7% |
| FY2024/3 | 33円 | 12.9% |
| FY2025/3 | 15.5円 | 15.2% |
| 権利確定月 | 2月・8月 |
配当方針は、利益成長を重視しつつ株主へ還元する姿勢を示しています。配当性向は低い水準で推移しており、成長投資に資金を優先的に配分する経営戦略が伺えます。今後は利益の拡大とともにさらなる還元強化が期待される財務状況です。
同業比較(収益性)
情報・通信業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
売上高はFY2021/3の約2,084億円からFY2025/3には約3,904億円へと力強い成長を遂げています。特に動画配信事業の拡大やグループ再編によるシナジー効果が寄与し、各利益項目も大幅な増益傾向が続いています。FY2026/3もさらなる増収増益を見込んでおり、事業拡大に伴う収益基盤の強化が顕著です。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 24.1% | 5.7% | 7.5% |
| FY2022/3 | 21.6% | 5.7% | 7.3% |
| FY2023/3 | 14.1% | 5.5% | 7.8% |
| FY2024/3 | 16.7% | 6.7% | 8.9% |
| FY2025/3 | 16.9% | 7.1% | 8.1% |
売上高成長に伴い営業利益率も向上しており、直近では8%を超える水準を維持しています。ROE(自己資本利益率)は16%前後と高水準を保っており、資本を効率的に活用して利益を生み出す体制が整っています。ROA(総資産利益率)も緩やかな改善傾向にあり、資産効率の向上が利益成長を支えています。
財務は安全?
総資産はFY2021/3からFY2025/3にかけて約1.8倍に拡大し、純資産も積み上がることで自己資本比率は約38%まで向上しています。有利子負債については開示資料に基づき実質的にゼロの状態を維持しており、健全な財務体質です。BPS(1株当たり純資産)の急激な変動は株式分割等の資本政策が影響していますが、資産状況は堅調に推移しています。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 157億円 | -42.0億円 | -67.2億円 | 115億円 |
| FY2022/3 | 177億円 | -74.1億円 | -54.5億円 | 103億円 |
| FY2023/3 | 107億円 | -94.4億円 | 231億円 | 12.3億円 |
| FY2024/3 | 159億円 | -106億円 | -47.5億円 | 52.4億円 |
| FY2025/3 | 207億円 | -202億円 | 35.0億円 | 4.9億円 |
営業キャッシュフローは堅調に推移し、本業で稼ぐ力は年々高まっています。一方で、積極的なM&Aや事業投資に伴い投資キャッシュフローの流出額が拡大しており、成長のための先行投資が活発であることを示しています。将来の収益向上に向けた戦略的な資金投下が行われている段階といえます。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 148億円 | 67.2億円 | 45.5% |
| FY2022/3 | 162億円 | 75.5億円 | 46.5% |
| FY2023/3 | 204億円 | 94.3億円 | 46.2% |
| FY2024/3 | 283億円 | 130億円 | 45.8% |
| FY2025/3 | 309億円 | 125億円 | 40.5% |
実効税率は40%から46%の間で推移しており、一般的な法人税負担の範囲内に収まっています。FY2025/3には税負担が抑制される局面がありましたが、これはグループ再編に伴う税務上の処理が反映された結果です。今後も安定した利益成長に伴い、適正な納税が継続される見通しです。
会社の公式開示情報
映像配信サービス「U-NEXT」を中心とするコンテンツ配信事業と、店舗向けICTソリューションを提供する通信事業の二本柱による収益構造が強みです。グループ再編やM&Aを機動的に実施しており、事業ポートフォリオの多角化に伴う経営リスクの管理が重要課題となっています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 3,600億円 | — | 3,904億円 | +8.4% |
| FY2024 | 3,000億円 | — | 3,268億円 | +9.0% |
| FY2023 | 2,470億円 | — | 2,763億円 | +11.9% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 310億円 | — | 316億円 | +1.8% |
| FY2024 | 240億円 | — | 291億円 | +21.3% |
| FY2023 | 184億円 | — | 216億円 | +17.2% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
同社は新中期経営計画「Road to 2030」を掲げ、FY2026に売上高4,240億円、営業利益335億円を目指しています。過去3期にわたり、売上高・営業利益ともに期初予想を10%前後上回る実績を上げており、事業拡大のモメンタムは強いと言えます。特にコンテンツ事業のM&A効果が業績を牽引しており、計画の達成確度は高いと見られます。投資家としては、利益率の改善ペースと各事業間のシナジーが計画通りに進捗するかを注視する必要があります。
株の売買状況と今後の予定
同業種(情報・通信業)の平均PERが24.9倍であるのに対し、当社のPERは16.1倍と比較的割安な水準にあります。一方で、信用買残が売り残を大幅に上回る46.97倍となっており、将来の株価上昇を見込む個人投資家が多い一方、需給面での重さも懸念されます。次の決算発表は4月13日に予定されており、市場の期待に応える進捗を示せるかが注目されます。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
USEN FinTechによるアクワイアリング事業を開始し、決済プラットフォームの強化を推進。
業務用カラオケ大手のエクシングを連結子会社化し、エンターテインメント領域の市場シェアを拡大。
新中計「Road to 2030」を策定。売上高3904.1億円という成長を基盤に、さらなる事業変革を目指す。
最新ニュース
U−NEXT HOLDINGS まとめ
ひとめ診断
「動画配信のU-NEXTが、店舗BGMのUSENと合体し、積極M&AでコンテンツからDXまで手掛けるコングロマリットへ」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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