AnyMind Group
AnyMind Group Inc.
最終更新日: 2026年4月30日
アジア15カ国からデジタルの力で「売る」を変える、グロース市場のM&A巧者!
Make every business borderless(あらゆるビジネスをボーダレスに)
この会社ってなに?
YouTuberやインフルエンサーのマーケティング支援、ECサイト構築・運用代行、ライブコマース支援など、「ネットで何かを売りたい」企業や個人を裏側で支えるプラットフォームです。最近ではストームレーベルズ(旧ジャニーズ系)の公式ECサイト運営も手がけています。
AnyMind Groupは2016年にシンガポールで創業し、アジア15カ国・地域でEC(D2C)、マーケティング、生産管理、物流を一貫支援するBPaaSプラットフォームを展開しています。2025年12月期は売上収益573億円(前年比+13%)、売上総利益219億円(同+17%)と過去最高収益を達成。一方、営業利益は18億円(同-30%)と減益でしたが、これはサン・スマイル(41億円)やMISM等の積極的なM&A費用が主因です。2026年12月期は売上収益791億円(+38%)、営業利益30.6億円(+70%)を予想し、中期目標として2027年12月期に売上収益1,050億円・営業利益63億円以上を掲げています。
会社概要
- 業種
- 情報・通信業
- 決算期
- 12月
- 本社
- 東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー31F
- 公式
- anymindgroup.com
社長プロフィール

あらゆるビジネスをデジタル化し、アジアを代表するテクノロジーカンパニーを目指します。グローバルなローカルチームの力で、ボーダレスなビジネスの実現に挑戦し続けます。
この会社のストーリー
十河宏輔氏がシンガポールでAdAsia Holdingsを設立。デジタル広告プラットフォーム事業からスタートしました。
事業領域をマーケティングからEC・D2C・物流へ拡大し、社名をAnyMind Groupに変更。アジア全域への展開を加速しました。
2度の延期を経て東証グロース市場への上場を実現。IPO初値は960円で公開価格を大幅に上回りました。
FY2024/12は売上507億円・営業利益25.6億円と過去最高を記録。法人ブランド支援事業が急成長しました。
サン・スマイル(41億円)、MISM、Vibula、Bcode等を次々と買収。14社目のM&Aで事業領域とアセットを一気に拡大しました。
中期経営計画の最終年度。オーガニック成長とM&A効果の両輪で、売上1,000億円超の大台突破を目指します。
注目ポイント
EC構築・マーケティング・物流・生産管理をワンストップで支援できるのはアジアで唯一。各国にローカルチームを持ち、現地の商慣習に精通した支援が強みです。
創業以来14社を買収し、サン・スマイル(O2O)、MISM(動画制作)、Bcode(ライブコマース)等で事業領域を着実に拡大。買収による成長力が評価されています。
AIマーケティングプラットフォーム「AnyDigital Max」やAIライバーによる24時間ライブ配信支援など、AI活用で次の成長エンジンを構築中です。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2023/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2024/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2025/3 | 2円 | 12.9% |
株主優待制度はありません
FY2025/12に初配当(年2円)を実施し、FY2026/12も同額の2円を予定しています。配当利回りは0.5%程度と低水準ですが、グロース企業として成長投資を優先する方針です。今後は中計の利益成長に伴い、段階的な増配が期待されます。
同業比較(収益性)
情報・通信業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
7期連続の増収を達成し、FY2024/12には売上収益507億円・営業利益25.6億円と過去最高益を記録しました。FY2025/12は売上+13%成長の一方、サン・スマイル買収(41億円)やMISM等のM&A費用が重荷となり営業利益は30%減の18億円に。FY2026/12は買収効果の本格寄与により売上+38%・営業利益+70%のV字回復を見込んでいます。
事業ごとの売上・利益
法人顧客向けにEC構築・運用、マーケティング、物流を一貫支援。前年比31%成長と最も高い成長率を記録。サン・スマイル買収でO2O領域にも進出
Webメディア・アプリ運営者向けに広告収益化プラットフォーム(AnyManager)を提供。市場環境の変化で成長が鈍化
インフルエンサー・クリエイター向けにマネジメント・マネタイズ支援(AnyCreator、AnyTag)を提供。MISM、Bcode買収でライブコマースを強化
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | -11.3% | -6.0% | - |
| FY2022/3 | 2.6% | 1.3% | - |
| FY2023/3 | 4.5% | 2.4% | - |
| FY2024/3 | 15.5% | 6.8% | 5.0% |
| FY2025/3 | 5.5% | 2.1% | 3.1% |
FY2024/12は売上急伸と収益性改善が重なりROE14.0%・営業利益率5.0%と高水準を記録。FY2025/12は大型M&A費用の影響で営業利益率3.1%に低下しましたが、中計ではFY2027/12に営業利益率6.0%を目標に掲げています。成長投資と利益率改善のバランスを取りながら、段階的な収益性向上を目指す方針です。
財務は安全?
M&Aによるのれん増加で総資産は3年間で約2倍に拡大。自己資本比率は58.1%→37.4%に低下しましたが、有利子負債ゼロの実質無借金経営を維持しています。FY2025/12の総資産急増(+110億円)はサン・スマイル等の買収に伴うのれん・無形資産の計上が主因です。BPSは282.6円と堅調に増加しています。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
| FY2022/3 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
| FY2023/3 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
| FY2024/3 | 24.0億円 | -13.4億円 | 21.3億円 | 10.6億円 |
| FY2025/3 | 2.7億円 | -58.7億円 | 44.1億円 | -56.0億円 |
FY2024/12は営業CF24億円を確保しFCFもプラスに。FY2025/12は営業CF2.7億円と縮小し、投資CFは-59億円とサン・スマイル買収等で大幅な資金流出。財務CFは+44億円で新株予約権行使や借入で資金を調達しています。積極的なM&A投資が続いており、短期的にはFCFがマイナスですが、買収効果の本格寄与で回復を見込みます。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | -5.4億円 | 0円 | - |
| FY2022/3 | 3.3億円 | 8,700万円 | 26.7% |
| FY2023/3 | 6.3億円 | 6,900万円 | 11.0% |
| FY2024/3 | 25.4億円 | 2.0億円 | 8.0% |
| FY2025/3 | 14.1億円 | 4.8億円 | 34.2% |
FY2026/12予想の実効税率は46.7%と法定税率(約30%)を大きく上回ります。これは海外子会社(15カ国)の税率差異や、M&Aに伴うのれん償却(税務上非控除)の影響が主因と考えられます。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| FY2025/12 | 1,100万円 | 1,941人 | - |
平均年収は約1,100万円と情報通信業界でもトップクラスの水準です。アジア15カ国で約1,941名の従業員を擁し、平均年齢38歳と若い組織構成が特徴です。グローバル人材の確保競争が激しいテック業界において、高い報酬水準が優秀な人材の採用・リテンションに寄与しています。
誰がこの会社の株を持ってる?
創業者CEOの十河宏輔氏が37.7%、共同創業者の小堤音彦氏が9.6%を保有するオーナー企業。安定株主比率は高い。
筆頭株主は創業者CEOの十河宏輔氏(37.7%)で、共同創業者の小堤音彦氏(9.6%)と合わせて経営陣が約47%を保有する強固なオーナー経営体制です。日本カストディ銀行(8.4%)や日本マスタートラスト信託銀行(2.2%)など機関投資家の保有も増加傾向。JICベンチャー・グロース・ファンド(4.1%)やJAFCO Asia(3.4%)などVCの保有が残っていますが、機関投資家への株主構成のシフトが進んでいます。
会社の公式開示情報
役員報酬
事業別の稼ぎ
| 事業名 | 売上 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|
| 法人ブランド支援 | 売上総利益の73% | - | - |
| パブリッシャー支援 | 売上総利益の14% | - | - |
| クリエイター支援 | 売上総利益の12% | - | - |
売上総利益ベースで法人ブランド支援が73%と圧倒的な主力事業です。同事業は前年比31%成長と好調で、D2C/ECプラットフォームの売上比率は全社の29%に達しています。パブリッシャー支援は市場環境の変化で伸び悩み、クリエイター支援はM&Aで強化中です。地域別では日本・韓国が51%、東南アジアが38%、中華圏・インドが11%。
この会社のガバナンスは?
取締役6名は全員男性で、女性役員比率0.0%はガバナンス上の課題です。監査報酬5,000万円は適正水準。設備投資は30.9億円と成長投資に積極的で、M&Aに加えてプラットフォーム開発への継続投資が行われています。平均勤続年数4.2年は急成長企業の特性を反映しています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2024 | 454億円 | — | 507億円 | +11.7% |
| FY2025 | 647億円 | — | 573億円 | -11.4% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2024 | 13億円 | — | 26億円 | +104.8% |
| FY2025 | 35億円 | — | 18億円 | -48.7% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
FY2024/12は当初予想を営業利益で2倍以上上回る好決算でしたが、FY2025/12はM&A積極化の影響で営業利益が期初予想の約半分に。中計目標のFY2027/12売上1,050億円達成には、FY2026/12の791億円予想を達成した上で、さらに年33%の成長が必要です。M&Aの寄与を含めれば射程圏内ですが、PMIの成否が鍵を握ります。
この株を持っていたら儲かった?
この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。
2年間のTSRは66.9%とTOPIX(151.1%)を大幅に下回り、投資家にとって厳しい結果です。2023年3月の上場後、株価は上場来高値1,587円から399円まで約75%下落。グロース市場全体の低迷に加え、M&A費用による利益圧迫が嫌気されています。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| FY2024 | 111.0万円 | +11.0万円 | 11.0% |
| FY2025 | 66.9万円 | -33.1万円 | -33.1% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
PER25.8倍はグロース株としては標準的な水準。PBR1.41倍は情報通信業の中では割安で、M&Aによるのれん計上で純資産が膨らんでいることが背景です。株価は上場来高値1,587円(2023年7月)から大きく下落し、399円と上場来安値圏で推移しています。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
AIマーケティングプラットフォーム「AnyDigital Max」を提供開始。AIを活用した広告運用の自動化・最適化を実現
FY2025/12通期決算を発表。売上収益573億円(+13%)で過去最高収益を達成。営業利益は18億円(-30%)と減益
動画制作会社MISMを6.5億円で子会社化。2,000名超のクリエイターネットワークと年間2万本超の制作実績を獲得
化粧品・美容雑貨のサン・スマイルを41億円で買収。オフライン流通網の獲得でO2O支援体制を強化
吉本興業グループのFANYにEC・物流支援を提供開始。エンタメ領域でのEC支援を拡大
最新ニュース
AnyMind Group まとめ
ひとめ診断
アジア15カ国でEC・マーケティング・物流を一気通貫支援するプラットフォーム企業が、積極M&Aで売上1,000億円超を目指す
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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