シンプレクス・ホールディングス4373
Simplex Holdings,Inc.
どんな会社?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
あなたが普段使っている銀行のアプリやネット証券の取引画面、そのスムーズで安全な動きの裏側には、シンプレクスの技術が活きているかもしれません。彼らはもともと、一瞬の遅れも許されない金融の世界で、システムを作るプロフェッショナル集団でした。その確かな技術力で、今では金融業界だけでなく、様々な企業の「もっと便利にしたい」「新しいサービスを始めたい」という想いを形にするお手伝い(DX支援)をしています。私たちの生活を陰で支える、縁の下の力持ちのような存在です。
シンプレクス・ホールディングスは、金融機関向けシステム開発で培った高度な技術力を武器に、非金融分野へのDXコンサルティングを急拡大させています。2025期決算では売上高473.9億円(前期比16.4%増)、営業利益108.04億円(同22.1%増)と2桁増収増益を達成し、過去最高益を更新し続けています。来期(2026期)も売上高545.0億円、営業利益127.0億円と力強い成長を見込んでおり、旺盛なDX需要を背景とした高収益体質が投資家からの注目を集めています。
会社概要
- 業種
- 情報・通信業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 東京都港区虎ノ門一丁目23番1号 虎ノ門ヒルズ森タワー19階
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
稼ぐ力はどのくらい?
FY2025/3実績
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 9.5% | 4.8% | - |
| 2022/03期 | 12.2% | 6.5% | - |
| 2023/03期 | 13.7% | 7.9% | - |
| 2024/03期 | 13.9% | 8.3% | 21.7% |
| 2025/03期 | 16.2% | 9.8% | 22.8% |
| 3Q FY2026/3 | 14.3%(累計) | 8.7%(累計) | 25.4% |
同社は技術力を核とした高単価なコンサルティングとシステム開発により、営業利益率は20%を超える高い水準で推移しています。効率的な経営体制によりROE(自己資本利益率)は年々向上し、2025/03期には15.9%に達するなど、資本効率が極めて高い経営を実現しています。収益性の高さは、競合と比較しても同社の競争力の源泉となっています。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | 増収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 275億円 | — | 29.8億円 | 61.8円 | — |
| 2022/03期 | 306億円 | — | 42.0億円 | 83.1円 | +11.1% |
| 2023/03期 | 349億円 | — | 54.3億円 | 96.9円 | +14.3% |
| 2024/03期 | 407億円 | 88.5億円 | 61.9億円 | 107.5円 | +16.5% |
| 2025/03期 | 474億円 | 108億円 | 77.8億円 | 133.8円 | +16.4% |
シンプレクス・ホールディングスは、金融機関向けシステム開発を中心にDX推進事業を展開し、売上収益と営業利益は5期連続で右肩上がりの成長を遂げています。2025/03期には売上収益が約474億円、営業利益が約108億円に達し、強固な顧客基盤と高付加価値なサービス提供が収益を押し上げました。2026/03期も売上収益545億円、営業利益127億円を見込むなど、高い成長モメンタムを維持しています。 【3Q 2026/03期実績】売上425億円(通期予想比78%)、営業利益108億円(同85%)、純利益73億円(同84%)。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
情報・通信業の同業他社平均と比べると…(自社は直近の年次実績で比較)
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
大手金融機関向けのトレーディングシステム開発やDX推進を主力事業としており、高い利益率を確保しています。一方で、特定の金融クライアントへの依存リスクや、優秀なエンジニア獲得に伴う人件費の増大が、主な事業リスクとして開示されています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 460億円 | — | 474億円 | +3.0% |
| 2024期 | 400億円 | — | 407億円 | +1.8% |
| 2023期 | 337億円 | — | 350億円 | +3.7% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 106億円 | — | 108億円 | +1.9% |
| 2024期 | 88億円 | — | 89億円 | +0.6% |
| 2023期 | 68億円 | — | 75億円 | +9.9% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
現行の「中期経営計画2027」では、最終年度(2027期)の売上収益600億円、営業利益116億円を目標としています。初年度である2025期実績は売上収益473.9億円、営業利益108.04億円と、目標に対してそれぞれ進捗率79.0%、93.1%と極めて順調な滑り出しを見せています。過去の業績予想も堅調に上回る実績を残しており、計画達成への信頼性は高いと言えるでしょう。配当性向40%目安の方針も、着実に実行されています。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
2025期売上高473.9億円、営業利益108.04億円を達成し、堅実な成長を継続。
サーキュレーション社と資本業務提携を締結し、人材DX領域での連携を強化。
外為どっとコムの新サービス『CFDネクスト』のシステム基盤構築と運用を主導。
代表者プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
※ 有利子負債・純資産はいずれも3Q FY2026/3末時点
同社の財務基盤は非常に強固であり、有利子負債ゼロの実質無借金経営を継続しています。潤沢な手元資金を背景に自己資本比率は60%前後と高く、安定した財務体質を維持しつつ成長投資を遂行可能です。強固な貸借対照表により、不透明な市場環境下でも盤石な経営基盤を誇っています。 【3Q 2026/03期】総資産881億円、純資産530億円、自己資本比率60.1%、有利子負債141億円。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
| 2022/03期 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
| 2023/03期 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
| 2024/03期 | 83.3億円 | ▲36.7億円 | ▲37.7億円 | 46.6億円 |
| 2025/03期 | 97.5億円 | 5.3億円 | ▲106億円 | 103億円 |
事業活動によるキャッシュフローは常にプラスであり、本業で高い現金を稼ぎ出す力が安定しています。2025/03期にはフリーキャッシュフローが約103億円と大幅に拡大し、強固な稼ぐ力を証明しました。潤沢なキャッシュは成長投資や株主還元に充てられており、財務の健全性を維持しながら戦略的な経営資源の配分を行っています。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率は20.0%と、プライム市場上場企業として一定の多様性を確保しています。監査等委員会設置会社として監視体制を強化しており、高度な金融システムを扱う企業として、適正なガバナンスとコンプライアンスを両立させる体制を構築しています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 954万円 | 1,560人 | - |
従業員平均年収は954万円と、国内のITサービス業界でもトップクラスの高水準にあります。高度な金融ITの専門スキルを持つ人材を確保するため、高い給与水準を維持し、利益成長を従業員に還元する構造が定着しています。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
同社のTSR(株主総利回り)は、2023期から2025期にかけて3期連続でTOPIXを上回るパフォーマンスを達成しています。これは、継続的な2桁成長と、配当性向40%を目安とした積極的な株主還元策が奏功し、株価上昇と配当の両面で株主価値向上に繋がった結果です。特に好調な業績を背景とした増配が、キャピタルゲインだけでなくインカムゲインも生み出し、総合的なリターンを押し上げる要因となっています。
※ 配当を含む株主総利回り(TSR)ベースです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2022/03期 | 23円 | 27.7% |
| 2023/03期 | 25円 | 25.8% |
| 2024/03期 | 42円 | 39.1% |
| 2025/03期 | 50円 | 37.4% |
株主優待制度は実施していません。
同社は利益成長を通じた1株当たり配当金の安定的かつ持続的な増加を基本方針とし、連結配当性向40%を目安とした株主還元を行っています。業績拡大に伴い配当額は着実に増加しており、株主還元への意欲は高いと言えます。成長投資と適切な株主還元のバランスを重視した配当方針を維持しています。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2023期 | 127.6万円 | 27.6万円 | 27.6% |
| 2024期 | 150.5万円 | 50.5万円 | 50.5% |
| 2025期 | 150.8万円 | 50.8万円 | 50.8% |
※ 株価と配当をもとに配当込みで試算したTSR(株主総利回り)です。配当は再投資すると仮定しています。直近期は有価証券報告書が未提出のため株価から試算しています。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
PERは21.7倍と業界平均(24.9倍)をやや下回っており、成長性の高さから見れば割安感も考えられます。一方でPBRは3.82倍と業界平均(1.8倍)を大きく上回り、資本効率の高さが市場から評価されていることを示しています。信用倍率は19.4倍と信用買い残が積み上がっており、将来的な売り圧力への警戒も必要です。今後は4月下旬の通期決算発表が次の注目イベントとなります。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 43.2億円 | 13.4億円 | 31.0% |
| 2022/03期 | 61.9億円 | 19.9億円 | 32.1% |
| 2023/03期 | 73.0億円 | 18.7億円 | 25.6% |
| 2024/03期 | 87.4億円 | 25.5億円 | 29.2% |
| 2025/03期 | 107億円 | 29.5億円 | 27.5% |
法人税等の支払額は、税引前利益の増加に伴い、年間で約20億円から30億円規模で推移しています。実効税率は概ね30%前後で安定しており、適切な税務コンプライアンスを維持しています。各期の利益水準に連動した妥当な納税額となっています。
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