船井総研ホールディングス9757
Funai Soken Holdings Incorporated
まずこの会社は何者?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
あなたが普段利用する近所のパン屋さんや、お世話になっている歯医者さん、街で見かける工務店。実はその裏側で、船井総研のコンサルタントが経営のアドバイスをしているかもしれません。同社は、こうした地域に根差す中小企業が「もっとお客さんを増やすにはどうすればいいか」「どうやって事業を大きくしていくか」といった悩みを解決するプロ集団です。つまり、あなたの生活を支える多くのお店や会社の成長を、黒子として支えているのが船井総研なのです。
中小企業向け経営コンサルティングの雄。2025期は売上高333.3億円(前期比8.8%増)、営業利益88.13億円(同5.9%増)と増収増益を達成し、安定した成長軌道に乗っています。2026年から始まる新中期経営計画では、2028期に売上高460億円、営業利益115億円という野心的な目標を掲げ、DX支援やM&Aを加速させる方針です。配当性向も高く、株主還元への意識が強い点も投資家にとって魅力的です。
会社概要
- 業種
- サービス業
- 決算期
- 12月
- 本社
- 東京都千代田区丸の内1-6-6 日本生命丸の内ビル 21階
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
稼ぐ力はどのくらい?
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2021/12期 | 17.0% | 14.2% | - |
| 2022/12期 | 18.7% | 15.6% | - |
| 2023/12期 | 19.5% | 16.1% | - |
| 2024/12期 | 23.6% | 19.0% | 27.2% |
| 2025/12期 | 25.7% | 19.8% | 26.4% |
| 2025/12期 | 26.7% | 19.8% | 26.4% |
同社は資産を効率的に活用して利益を生み出す力が非常に強く、ROE(自己資本利益率)は20%超の高水準を維持しています。高い営業利益率を確保できるのは、顧客の課題を深く掘り下げる専門性の高いコンサルティングサービスによる高付加価値化が功を奏しているためです。この収益体質は競合他社と比較しても圧倒的な競争力の源泉となっています。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | YoY |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021/12期 | 228億円 | — | 43.8億円 | 44.3円 | - |
| 2022/12期 | 256億円 | — | 49.9億円 | 50.5円 | +12.4% |
| 2023/12期 | 282億円 | — | 52.0億円 | 53.1円 | +10.2% |
| 2024/12期 | 306億円 | 83.2億円 | 59.9億円 | 64.0円 | +8.5% |
| 2025/12期 | 333億円 | 88.1億円 | 65.3億円 | 70.7円 | +8.8% |
船井総研ホールディングスは、中小企業向けの経営コンサルティングを主軸として、売上高および営業利益ともに堅調な成長を継続しています。特に2024/03期以降は売上規模が300億円を突破し、コンサルティング需要の拡大を背景に増収基調が定着しています。2026年3月期も成長投資を加速させ、さらなる収益拡大を見込む計画です。 【2025/12期実績】売上333億円(前期比8.8%)、営業利益88億円、純利益65億円。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
サービス業の同業他社平均と比べると…
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
経営コンサルティングを主軸に、M&A支援やDX推進など多角的なサービス展開を行っています。開示情報からは、人材・労働力不足や顧客企業の経営環境の変化が主な事業リスクとして挙げられており、それらに対する先手的なソリューション提供が成長の要となっています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 330億円 | — | 333億円 | +1.0% |
| 2024期 | 305億円 | — | 306億円 | +0.5% |
| 2022期 | 253億円 | — | 256億円 | +1.3% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 89億円 | — | 88億円 | -1.0% |
| 2024期 | 79億円 | — | 83億円 | +5.4% |
| 2023期 | 79億円 | — | 72億円 | -8.3% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
2026年から始動した新中期経営計画では、2028期に売上高460億円、営業利益115億円という高い目標を掲げています。これは直近の2025期実績から売上高で約38%、営業利益で約30%の成長を意味します。計画達成の鍵は、既存のコンサルティング事業の深耕に加え、M&Aによる非連続な成長とDX関連サービスの拡大です。過去の業績予想は売上・利益ともにおおむね±5%程度の精度で推移しており堅実ですが、目標達成のハードルは低くなく、今後の進捗を注視する必要があります。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
女性活躍推進における最高位の「えるぼし認定(3つ星)」を取得し、評価向上。
輸出支援のSTANDAGEと資本業務提携を締結し、海外売上拡大に向けた取り組みを開始。
2025期通期業績で売上高333.3億円、営業利益88.13億円を達成し、過去最高を更新。
2026-2028年度の新中期経営計画を策定し、ROE30%を掲げ成長加速を宣言。
社長プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
貸借対照表は、長年蓄積された利益剰余金により非常に強固な財務基盤を構築してきました。近年は成長に向けたM&Aや投資に伴い有利子負債が増加傾向にありますが、自己資本比率は70%を超えており健全性は極めて高い状態です。潤沢な内部留保を背景に、将来の事業拡大に向けた積極的な投資余力を十分に保持しています。 【2025/12期】総資産345億円、純資産258億円、自己資本比率71.5%、有利子負債2.8億円。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2021/12期 | 52.1億円 | 2.2億円 | 25.5億円 | 50.0億円 |
| 2022/12期 | 49.6億円 | 3.9億円 | 30.0億円 | 53.5億円 |
| 2023/12期 | 54.8億円 | 22.3億円 | 73.8億円 | 32.5億円 |
| 2024/12期 | 70.1億円 | 25.9億円 | 69.7億円 | 44.2億円 |
| 2025/12期 | 79.0億円 | 19.6億円 | 68.5億円 | 98.7億円 |
営業活動によるキャッシュフローは一貫してプラスで推移しており、本業による安定した収益獲得能力が証明されています。投資キャッシュフローはM&Aなどへの戦略的支出によりマイナスとなる年もありますが、潤沢な営業キャッシュフローの範囲内で賄えています。財務キャッシュフローは主に配当金の支払いや自己株式の取得に充てられており、株主還元を重視する姿勢が鮮明です。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率が33.3%と高く、多様な視点を取り入れた経営体制を構築しています。監査等委員会設置会社を採用し、監査報酬として3,000万円を充てるなど、ガバナンスとコンプライアンスの強化に注力している点が特徴です。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 739万円 | 1,651人 | - |
従業員平均年収は739万円と、コンサルティング業界の水準に照らしても堅調な推移を見せています。中堅・中小企業向けコンサルティングという同社の強みを背景に、高付加価値なサービス提供が安定した収益源となり、従業員への還元にも反映されていると考えられます。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
TSR(株主総利回り)は、株価変動と配当を合わせた総合的な投資リターンを示す指標です。当社のTSRは2022期を除き、継続して市場平均であるTOPIXをアンダーパフォーム(下回る)しています。これは、安定した増配を続けているものの、市場全体の成長率と比較して株価上昇が緩やかであったことが主な要因です。特に、成長期待の高い銘柄に資金が集中した2023期以降はその傾向が顕著であり、今後の株価上昇がTSR改善の鍵となります。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/12期 | 36円 | 47.6% |
| 2017/12期 | 45円 | 71.0% |
| 2018/12期 | 35円 | 50.0% |
| 2019/12期 | 40円 | 52.2% |
| 2020/12期 | 45円 | 64.0% |
| 2021/12期 | 48円 | 54.2% |
| 2022/12期 | 55円 | 54.5% |
| 2023/12期 | 65円 | 61.1% |
| 2024/12期 | 75円 | 58.6% |
| 2025/12期 | 85円 | 120.3% |
| 権利確定月 | 6月・12月 |
同社は株主還元を経営の重要事項と位置づけており、安定配当を維持しつつ増配を目指す方針をとっています。配当利回りは市場でも高い水準にあり、インカムゲインを重視する投資家からの注目を集めています。ただし配当性向が高まる傾向にあるため、今後の業績成長による利益剰余金の積み増しが持続的な還元の鍵となります。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2021期 | 105.7万円 | 5.7万円 | 5.7% |
| 2022期 | 111.9万円 | 11.9万円 | 11.9% |
| 2023期 | 108.4万円 | 8.4万円 | 8.4% |
| 2024期 | 104.4万円 | 4.4万円 | 4.4% |
| 2025期 | 103.9万円 | 3.9万円 | 3.9% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
信用倍率は3.87倍とやや買い残が多い状況ですが、過熱感がある水準ではありません。業界比較では、PERは平均より割安ですが、PBRは高めで資本効率が評価されていると言えます。特筆すべきは7.44%という高い配当利回りで、業界平均を大きく上回っており、インカムゲインを重視する投資家からの資金流入が期待されます。時価総額は業界内で大きい部類に入ります。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2021/12期 | 64.5億円 | 20.7億円 | 32.1% |
| 2022/12期 | 72.0億円 | 22.1億円 | 30.7% |
| 2023/12期 | 73.4億円 | 21.4億円 | 29.2% |
| 2024/12期 | 84.1億円 | 24.2億円 | 28.7% |
| 2025/12期 | 88.4億円 | 23.1億円 | 26.2% |
法人税等の支払いは、連結税引前利益の伸びに伴い順調に増加しています。実効税率は概ね30%前後で推移しており、日本国内の標準的な税率水準に準拠しています。特筆すべき異常値はなく、適正な税務処理と申告が行われていると考えられます。
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