2391スタンダード

(株)プラネット

PLANET,INC.

最終更新日: 2026年3月26日

ROE7.1%
BPS849.9円
自己資本比率84.7%
FY2025/3 有報データ

日用品業界のデータインフラを支える縁の下の力持ち。21期連続増配の高配当ディフェンシブ銘柄

消費財業界の情報インフラとして、サプライチェーンの効率化と最適化に貢献する

この会社ってなに?

ドラッグストアやスーパーで手に取るシャンプー、洗剤、化粧品。これらの商品がメーカーから卸売業者、そして店頭に届くまでの受発注や物流データの橋渡しをしているのがプラネットです。いわば日用品業界のデータの高速道路を運営しており、私たちが日常的に商品を手に入れられる仕組みの裏側を支えています。

プラネットは1985年にライオンやユニ・チャームなど大手消費財メーカーの共同出資で設立され、日用品・化粧品業界に特化したEDI(電子データ交換)基盤を提供する企業です。メーカーと卸・小売を結ぶ受発注データの標準化プラットフォームとして業界で圧倒的なシェアを持ち、競合がほぼ存在しない独自のポジションを確立しています。FY2025/7期は売上高31.6億円・営業利益5.6億円。無借金経営で自己資本比率84.7%と盤石な財務基盤を誇り、21期連続増配を達成しています。

サービス業スタンダード市場

会社概要

業種
サービス業
決算期
7月
本社
東京都渋谷区千駄ヶ谷4丁目23番1号 松栄ビル
公式
www.planet-van.co.jp

社長プロフィール

坂田 政一
代表取締役社長
堅実経営者
プラネットは日用品・化粧品業界のデータインフラとして、メーカーと流通をつなぐEDIプラットフォームを提供しています。業界標準の情報基盤として、サプライチェーン全体の効率化と最適化に貢献してまいります。

この会社のストーリー

1985
消費財メーカー4社の共同出資で設立

ライオン、ユニ・チャーム等の大手日用品メーカーが共同出資し、業界共通のEDI(電子データ交換)基盤として設立された。

1990
EDIサービス本格稼働

日用品・化粧品業界向けの基幹EDIサービスが本格稼働。メーカーと卸売業者間の受発注データ交換の標準プラットフォームとなった。

2004
東証に株式上場

2004年2月にJASDAQ(現東証スタンダード)に上場。公開価格135,000円に対し初値420,000円と約3倍の評価を受けた。

2015
データベース事業を拡大

商品マスタデータベースサービスやデータ活用サービスを拡充。EDI基盤を活用した付加価値サービスの展開を加速した。

2022
True Dataと業務提携

POSデータクレンジングサービスを共同開発。消費財メーカーのデータ活用を支援する新サービスとして展開を開始した。

2025
隣接業界への横展開を推進

日用品・化粧品で確立したEDIモデルを酒類・加工食品など隣接業界へ横展開。利用率30〜50%の領域を開拓し、中長期成長を目指す。

注目ポイント

21期連続増配の高配当銘柄

累進配当方針とDOE 4.5%目安により、21期連続の増配を実現。配当利回り3.50%は高配当株として魅力的で、無借金経営による安定したキャッシュフローが増配の持続性を支えています。

無借金・高収益のディフェンシブ銘柄

有利子負債ゼロ、自己資本比率84.7%、営業利益率17〜23%。ストック型のプラットフォームビジネスにより景気変動の影響を受けにくく、安定した収益を創出し続けています。

業界唯一のEDIプラットフォーム

日用品・化粧品業界で競合がほぼ存在しない唯一無二のポジション。設立母体の消費財メーカーが株主兼顧客というユニークな構造が、高い参入障壁と安定した収益基盤を形成しています。

サービスの実績は?

44
1株当たり配当金
FY2026予想
+1.1% YoY
21
連続増配年数
2025年時点
84.7%
自己資本比率
FY2025実績
0
有利子負債
完全無借金経営

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓(FY2025/7はシステム投資増により営業利益が一時的に減少したが、FY2026/7は回復見込み)
配当
少なめ
1株 43.5円
安全性
安定
自己資本比率 84.7%(有利子負債ゼロ・自己資本比率84.7%と財務健全性は極めて高い)
稼ぐ力
普通
ROE 7.1%
話題性
普通
ポジティブ 40%

配当・優待はもらえる?

しっかりもらえます
1株配当(最新期)
43.5
方針: 累進配当を基本とし、DOE(純資産配当率)4.5%を目安に継続的かつ安定的な配当を実施
1株配当配当性向
FY2016/33856.3%
FY2017/33954.0%
FY2018/34049.4%
FY2019/340.554.7%
FY2020/34161.5%
FY2021/341.555.2%
FY2022/34252.9%
FY2023/342.563.7%
FY2024/34362.2%
FY2025/343.572.0%
9期連続増配
株主優待
なし

株主優待制度はありません。累進配当による安定的な利益還元を重視しています。

21期連続増配を達成しており、累進配当(減配しない方針)とDOE 4.5%を目安とする明確な株主還元方針を掲げています。配当利回り3.50%は高配当株として魅力的な水準です。配当性向は50〜72%とやや高めですが、無借金で安定したキャッシュフローを創出しているため、増配の持続性は高いと評価できます。

同業比較(収益性)

サービス業の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
7.1%
業界平均
12.4%
営業利益率上回る
この会社
17.8%
業界平均
11.8%
自己資本比率上回る
この会社
84.7%
業界平均
51.2%

業績推移

儲かってるの?

まあまあです
売上高
FY2022/331.3億円
FY2023/331.3億円
FY2024/331.7億円
FY2025/331.6億円
営業利益
FY2022/37.0億円
FY2023/36.3億円
FY2024/36.4億円
FY2025/35.6億円

売上高は30〜32億円のレンジで安定的に推移しており、ストック型ビジネスならではの高い収益安定性が特徴です。FY2025/7はシステム投資に伴う費用増で営業利益が一時的に減少しましたが、FY2026/7は増収増益への回復を見込んでいます。EDIプラットフォームの利用拡大と隣接業界への横展開が成長ドライバーです。

事業ごとの売上・利益

EDI事業
25.5億円80.7%)
データベース・その他事業
6.1億円19.3%)
EDI事業25.5億円
利益: 5.0億円利益率: 19.6%

消費財メーカーと卸売業者間の受発注データ交換プラットフォーム。日用品・化粧品業界で圧倒的シェアを持つ基幹EDIサービスが主力。売上構成比約80%。

データベース・その他事業6.1億円
利益: 0.6億円利益率: 9.8%

商品マスタデータベースやPOSデータクレンジングサービスなど、EDI基盤を活用した付加価値サービス。True Dataとの業務提携によるデータ活用サービスも展開。

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
7.1%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
6.0%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
17.8%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2016/312.2%10.0%23.8%
FY2017/312.5%10.3%23.1%
FY2018/312.1%9.7%23.5%
FY2019/311.0%9.1%23.4%
FY2020/310.0%8.3%23.9%
FY2021/310.3%8.6%23.0%
FY2022/310.2%8.4%22.5%
FY2023/38.3%6.9%20.0%
FY2024/38.4%7.0%20.2%
FY2025/37.1%6.0%17.8%

営業利益率は17〜23%と非常に高い水準を維持しており、EDIプラットフォームのストック型収益モデルの強さを示しています。ROEは7〜10%台で推移しており、無借金経営のため自己資本が厚いことがROEを抑制する要因となっていますが、安定配当による株主還元で資本効率のバランスを取っています。

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率84.7%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
0円
会社の純資産
56.4億円

有利子負債ゼロの完全無借金経営で、自己資本比率は82〜85%と極めて高い水準を維持しています。BPSも728円から850円へ着実に増加しており、安定したストック型収益が内部留保の蓄積に寄与しています。財務健全性は上場企業の中でもトップクラスです。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+5.3億円
営業CF
投資に使ったお金
-1,900万円
投資CF
借入・返済など
-2.9億円
財務CF
手元に残ったお金
+5.1億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2016/36.0億円-6.3億円-2.5億円-2,600万円
FY2017/37.1億円-6.3億円-2.5億円8,600万円
FY2018/37.0億円-4.6億円-2.7億円2.4億円
FY2019/37.7億円-1.9億円-2.6億円5.8億円
FY2020/37.2億円-2.9億円-2.7億円4.3億円
FY2021/37.8億円-2.4億円-2.8億円5.4億円
FY2022/36.9億円-2.1億円-2.8億円4.8億円
FY2023/36.3億円-4.7億円-2.8億円1.6億円
FY2024/36.3億円-2.7億円-2.9億円3.6億円
FY2025/35.3億円-1,900万円-2.9億円5.1億円

営業キャッシュフローは毎期5〜7億円台を安定的に創出しており、ストック型ビジネスの強固なキャッシュ創出力を示しています。投資キャッシュフローはシステム更新投資が中心で、FY2025/7は投資が一巡し大幅にフリーキャッシュフローが改善しました。財務キャッシュフローのマイナスは主に配当金の支払いによるものです。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1特定業界(日用品・化粧品)への依存リスク
2EDIシステムの技術的陳腐化・代替リスク
3主要株主(消費財メーカー)の経営方針変更リスク
4情報セキュリティ・サイバー攻撃リスク
5法規制の変更によるデータ取扱いへの影響リスク
6少数精鋭組織のため、キーパーソン離脱リスク

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2016/37.0億円2.5億円36.1%
FY2017/37.0億円2.3億円32.2%
FY2018/37.2億円1.8億円25.3%
FY2019/37.2億円2.3億円32.0%
FY2020/37.5億円3.1億円41.0%
FY2021/37.3億円2.3億円31.4%
FY2022/37.3億円2.1億円28.1%
FY2023/36.5億円2.1億円32.5%
FY2024/36.9億円2.3億円33.7%
FY2025/35.9億円1.9億円32.4%

実効税率は28〜34%で推移しており、法定実効税率に近い水準です。税引前利益は5.9〜7.3億円のレンジで安定的に推移しており、安定した納税貢献を続けています。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
650万円
従業員数
45
平均年齢
42歳
平均年収従業員数前年比
FY2025/7650万円45-

少数精鋭の組織で、約45名の従業員で30億円超の売上を創出しています。1人当たり売上高は約7,000万円と非常に高い生産性を誇ります。プラットフォーム型ビジネスのため、人員を大幅に増やさずとも事業拡大が可能な構造です。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主62%
浮動株38%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関16%
事業法人等38.3%
外国法人等2%
個人その他42%
証券会社1.7%

設立母体である大手消費財メーカー群が安定株主として大きな割合を占めており、経営基盤は極めて安定しています。株主同士がプラネットの顧客でもあるユニークな構造です。

ライオン株式会社(1,036,400株)15.63%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(退職給付信託口・株式会社SUBARU再信託受託者)(1,058,400株)15.96%
ユニ・チャーム株式会社(301,200株)4.54%
ジョンソン株式会社(301,200株)4.54%
エステー株式会社(301,200株)4.54%
日本製紙クレシア株式会社(301,200株)4.54%
牛乳石鹸共進社株式会社(301,200株)4.54%
小林正彦(200,400株)3.02%
プラネット従業員持株会(99,500株)1.5%
その他個人・機関投資家41.19%

プラネットの株主構成は設立母体である消費財メーカー群が大株主という極めてユニークな形態です。ライオン(15.63%)を筆頭に、ユニ・チャーム、ジョンソン、エステー、日本製紙クレシア、牛乳石鹸共進社がそれぞれ約4.5%を保有。これらの企業はプラネットのEDIサービスの主要顧客でもあり、株主=顧客という強固な関係が経営の安定性を支えています。

会社の公式開示情報

役員報酬

3億3,900万円
取締役4名の合計

事業別の稼ぎ

事業名売上利益利益率
EDI事業25.5億円5.0億円19.6%
データベース・その他事業6.1億円0.6億円9.8%

EDI事業が売上の約80%を占めるコア事業で、高い営業利益率を実現しています。データベース・その他事業は売上構成比約20%ですが、POSデータクレンジングなど新サービスの成長が期待されます。日用品・化粧品以外の隣接業界(酒類・加工食品等)へのEDI横展開も中長期の成長余地です。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 10名)
女性 1名(10.0% 男性 9
10%
90%
監査報酬
1,500万円
連結子会社数
0
設備投資額
2.0億円
平均勤続年数(従業員)
12
臨時従業員数
5

役員10名のうち社外役員が6名(60%)と外部の視点を重視したガバナンス体制を構築しています。連結子会社はなく、単体経営でシンプルな組織運営を行っています。設立母体の消費財メーカーからの派遣役員も在籍し、業界知見に基づく経営監督が機能しています。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

プラネットのTSRはほぼ横ばいで推移しており、TOPIXを大きく下回るパフォーマンスとなっています。ただし、これは株価の変動が小さいディフェンシブ銘柄の特性であり、配当利回り3.50%のインカムゲインを加味すると、安定志向の投資家には一定の魅力があります。業界横展開による成長加速がTSR改善の鍵です。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+6.0%
100万円 →106.0万円
6.0万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2021100.0万円+0.0万円0.0%
FY2022103.0万円+3.0万円3.0%
FY2023105.0万円+5.0万円5.0%
FY2024108.0万円+8.0万円8.0%
FY2025106.0万円+6.0万円6.0%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残20,000株
売り残4,200株
信用倍率4.76倍
2025/12時点
今後の予定
2026年7月期 第3四半期決算発表2026年5月下旬(予定)
2026年7月期 通期決算発表2026年9月中旬(予定)

PER 20.3倍はサービス業の平均(25倍程度)を下回り、PBR 1.48倍も業界平均以下の水準です。配当利回り3.50%はサービス業の中では突出した高さで、高配当・安定成長のディフェンシブ銘柄として評価されています。信用買い残が売り残の約4.8倍とやや高めですが、出来高が少ないため大きなインパクトはありません。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「安定
報道件数(30日)
30
前月比 +3.5%
メディア数
15
日経電子版, 株探, Yahoo!ファイナンス, みんかぶ, 会社四季報
業界内ランキング
上位 50%
サービス業 上位中堅クラス
報道のトーン
40%
好意的
55%
中立
5%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

業績・決算40%
配当・株主還元30%
サービス・提携20%
その他10%

最近の出来事

2026年2月中間決算好調

FY2026/7期中間決算で経常利益11.4%増の3.33億円を達成。事前予想を上回る好決算。

2025年9月21期連続増配

FY2026/7期の配当予想を1株44円と発表。21期連続の増配達成で株主還元を強化。

2025年3月データ事業拡大

True Dataとの業務提携によるPOSデータクレンジングサービスを展開中。データ活用ビジネスを拡大。

(株)プラネット まとめ

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓(FY2025/7はシステム投資増により営業利益が一時的に減少したが、FY2026/7は回復見込み)
配当
少なめ
1株 43.5円
安全性
安定
自己資本比率 84.7%(有利子負債ゼロ・自己資本比率84.7%と財務健全性は極めて高い)
稼ぐ力
普通
ROE 7.1%
話題性
普通
ポジティブ 40%

「日用品・化粧品業界のデータインフラを支える、唯一無二のEDIプラットフォーム企業」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU