(株)中広
CHUCO CO.,LTD.
最終更新日: 2026年3月25日
地域の暮らしに届ける情報の力。全国1,100万部超のフリーメディアで日本を元気にする企業
地域に届ける情報で、人と暮らしと地域をつなぐ
この会社ってなに?
お住まいのポストに届く無料の地域情報誌、見たことはありませんか?地元のグルメ店や美容室、住宅リフォームなどの広告が載った「地域みっちゃく生活情報誌」を発行しているのが中広です。全国で1,100万部以上を各戸に届けるポスティング型のフリーメディアで、地域の暮らしに役立つ情報を届けています。また、求人情報誌「Workin」の事業も展開しています。
中広は1978年創業の総合広告会社で、ポスティング型フリーメディア「ハッピーメディア(R)地域みっちゃく生活情報誌(R)」を全国で発行する独自ビジネスモデルを展開しています。FY2025/3は売上高113億円(前年比+10.7%)と成長を継続。直営・FC方式で全国展開を進め、M&Aによるエリア拡大も積極的に推進しています。PER 14.2倍・配当利回り2.40%で、地域密着型メディアの成長企業として注目されます。
会社概要
- 業種
- サービス業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 岐阜県岐阜市東興町27番地
- 公式
- chuco.co.jp
社長プロフィール
地域に根差した情報を届けることで、地元の企業と生活者をつなぎ、地域経済の活性化に貢献してまいります。デジタルとアナログの両面から地域の情報インフラを構築し、持続可能な地域社会の実現を目指します。
この会社のストーリー
岐阜県で広告会社として創業。地域に密着した広告事業を開始し、地元企業との信頼関係を築いた。
名古屋証券取引所セントレックスに株式を上場。IPO初値は220円。資金調達により事業拡大の基盤を整えた。
ポスティング型フリーメディアのFC展開を本格化。地域密着の情報誌で全国の生活者に届けるビジネスモデルを確立した。
新型コロナウイルスの影響で地域広告市場が冷え込み、営業赤字に。厳しい環境下でも事業基盤の維持に注力した。
Success Holdersのメディア事業承継を皮切りに、積極的なM&Aで発行エリアを拡大。V字回復の原動力に。
広済堂HDの求人媒体「Workin」を取得し、Asian Bridgeを子会社化。フリーメディア×求人×デジタルの三本柱へ進化。
注目ポイント
最低投資金額が約5万円と非常に低く、QUOカード1,000円分の株主優待がもらえます。配当利回り2.40%と合わせた総合利回りは約4.4%と魅力的。投資初心者にも手が届きやすい銘柄です。
全国1,100万部超のフリーメディアを発行する地域密着型ビジネス。M&Aでエリア拡大を加速し、売上高は5期連続で増収中。求人メディアやデジタル事業も新たな成長エンジンとして期待されます。
創業者関連のオリベ興産(33.7%)と後藤一俊氏(11.29%)で約45%を保有。経営陣と株主の利害が一致したオーナー経営で、長期的な視点での経営判断が可能な企業体制です。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2022/3 | 5円 | 33.6% |
| FY2023/3 | 10円 | 80.1% |
| FY2024/3 | 12円 | 42.3% |
| FY2025/3 | 12円 | 49.8% |
| 必要株数 | 100株以上(約5万円) |
| 金額相当 | 1,000円相当 |
| 権利確定月 | 3月 |
コロナ禍で無配となったFY2021/3から復配し、FY2022/3以降は3期連続の増配を実現しました。FY2025/3は1株12円を維持。配当利回り2.40%に加え、株主優待のQUOカード1,000円分を合わせた総合利回りが魅力的です。最低投資金額が約5万円と低く、個人投資家が参入しやすい銘柄です。
儲かってるの?
中広の業績は、コロナ禍で赤字に転落したFY2021/3を底にV字回復を遂げ、5期連続の増収を達成しています。M&Aによるエリア拡大と既存エリアの深耕により、FY2025/3は売上高113億円に到達。FY2026/3は売上高132億円・営業利益4億円を予想し、成長トレンドの加速が見込まれています。
事業ごとの売上・利益
ポスティング型フリーメディア「地域みっちゃく生活情報誌」の発行・広告営業が主力。全国で1,100万部超を各戸配布。直営・FC方式で全国展開。売上構成比約78%を占める最大セグメント。
広済堂ホールディングスから承継した求人情報誌「Workin(ワーキン)」を東北・北陸エリア中心に展開。2025年に事業承継し新たな収益源として育成中。売上構成比約13%。
デジタルマーケティング支援、子会社Asian Bridgeによるシステム開発、キャリア教育副教材の企画発行など。デジタル開発体制を拡充し成長分野として注力。売上構成比約9%。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | -21.4% | -9.5% | -4.5% |
| FY2022/3 | 5.7% | 2.5% | 1.1% |
| FY2023/3 | 4.5% | 1.8% | 2.2% |
| FY2024/3 | 9.6% | 3.7% | 3.0% |
| FY2025/3 | 7.7% | 3.2% | 2.7% |
コロナ禍のFY2021/3に大幅赤字となりましたが、その後は着実に改善しています。営業利益率はFY2024/3の3.0%をピークに安定的に推移しており、ROEも7〜10%台と資本効率の改善が進んでいます。FY2025/3はM&A関連費用の影響でやや利益率が低下しましたが、FY2026/3には回復が見込まれます。
財務は安全?
総資産はFY2021/3の約39億円からFY2025/3には約51億円へ拡大しています。FY2024/3以降はM&A資金として有利子負債を活用し、約22億円の借入がありますが、自己資本比率は40%前後を維持しており、財務健全性は確保されています。BPSも着実に増加しています。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2021/3 | -800万円 | -2.6億円 | 3.2億円 | -2.6億円 |
| FY2022/3 | -500万円 | 4,100万円 | 2.0億円 | 3,600万円 |
| FY2023/3 | 2.5億円 | -1.8億円 | -9,200万円 | 7,400万円 |
| FY2024/3 | 5.0億円 | 5,300万円 | -4.1億円 | 5.6億円 |
| FY2025/3 | 700万円 | -2.5億円 | -2,200万円 | -2.4億円 |
FY2023〜2024/3にかけて営業キャッシュフローが大幅に改善し、FY2024/3には5億円の営業CFを計上しました。FY2025/3は事業拡大に伴う運転資金増加で営業CFが縮小しましたが、投資CFのマイナスはM&Aによる成長投資を反映しています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | -2.7億円 | 0円 | - |
| FY2022/3 | 1.2億円 | 1,900万円 | 15.8% |
| FY2023/3 | 1.7億円 | 8,800万円 | 51.2% |
| FY2024/3 | 3.1億円 | 1.1億円 | 37.5% |
| FY2025/3 | 3.2億円 | 1.6億円 | 49.4% |
税引前利益はFY2022/3の1.2億円からFY2025/3の3.2億円へと着実に拡大しています。実効税率はFY2023/3とFY2025/3に50%前後と高くなっていますが、これはのれん償却やM&A関連の一時的な税務調整の影響です。FY2026/3は正常化が見込まれます。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 488万円 | 527人 | - |
従業員の平均年収は488万円で、平均年齢41.4歳・平均勤続年数10年です。サービス業の中では標準的な給与水準です。連結従業員数はM&Aによるグループ拡大に伴い増加傾向にあり、FY2023/3の439名からFY2025/3には527名へ拡大しています。
誰がこの会社の株を持ってる?
安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。 主な安定株主は大島氏・中広従業員持株会。
筆頭株主のオリベ興産(33.7%)は創業者関連の資産管理会社で、第2位の後藤一俊氏(11.29%)と合わせて約45%を保有するオーナー色の強い株主構成です。代表取締役社長の大島斉氏(1.63%)も上位株主に名を連ね、経営陣と株主の利害が一致しています。中広従業員持株会(3.42%)の存在も、従業員のエンゲージメントの高さを示しています。
会社の公式開示情報
役員報酬
事業別の稼ぎ
| 事業名 | 売上 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|
| フリーメディア事業 | 88億円 | 2.5億円 | 2.8% |
| 求人メディア事業 | 15億円 | 0.3億円 | 2.0% |
| その他事業 | 10億円 | 0.3億円 | 3.0% |
フリーメディア事業が売上の約78%を占める主力セグメントで、地域密着型の無料情報誌ビジネスモデルが中広の強みです。2025年に承継した求人メディア「Workin」が新たな柱として加わり、デジタル関連事業も成長中です。M&Aによるエリア拡大と既存エリアの収益性向上の両輪で事業を拡大しています。
この会社のガバナンスは?
取締役・監査役8名中、女性が2名(25.0%)を占めており、ダイバーシティの観点で業界平均を上回る水準です。4社の連結子会社を有するグループ経営を行い、代表取締役社長の大島斉氏のもと、M&Aを活用した積極的な成長戦略を推進しています。
この株を持っていたら儲かった?
この会社の株価リターンを、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。
中広のTSRは5年間で109.1%とTOPIXの213.4%を大きく下回るパフォーマンスとなっています。小型株特有の流動性の低さや、コロナ禍からの回復の遅れが要因です。ただし、M&Aによる事業規模の拡大と増益基調が続けば、今後のTSR改善が期待されます。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。
もし昔100万円買ってたら?
中広の株価はコロナ禍の底値から回復し、52週安値の392円から501円まで+27.8%のリターンを実現しました。2007年のIPO初値220円と比較すると2倍以上に成長しています。M&Aによる事業拡大と業績成長が続けば、さらなる株価上昇の余地があります。
※ 上記は過去の株価に基づく仮定の計算であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。株式投資にはリスクが伴い、元本を割り込む可能性があります。投資判断はご自身の責任で行ってください。
株の売買状況と今後の予定
中広の株価指標は、PER 14.2倍とサービス業の業界平均(18.5倍)を下回る水準にあります。配当利回り2.40%は業界平均を上回り、QUOカード優待を加えた実質利回りは約4.4%と魅力的です。信用倍率3.23倍と買い残がやや多い状況で、需給面での注意は必要です。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
広済堂ホールディングスの求人媒体事業「Workin」の承継会社を買収。東北・北陸エリアの求人メディアを取得し事業領域を拡大。
Asian Bridgeを子会社化し、デジタル開発体制を拡充。DX推進による事業基盤の強化を図る。
FY2025/3決算を発表。売上高113億円(+10.7%)と成長継続も、営業利益は横ばいの3億円。
最新ニュース
(株)中広 まとめ
ひとめ診断
「地域に届ける無料情報誌のパイオニア。フリーメディアで全国1,100万部超を展開するスタンダード企業」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
同じ業種の企業
「サービス業」に分類される他の企業
事業再生と事業承継のプロが、M&Aと海外展開を武器に中堅企業の成長を後押しする黒子集団
『病院検索サイト』運営からクリニックDX支援へ、急成長後の利益急減で株価は底値圏に沈む
『ビルの呼吸』を司る、地味だが盤石な空調メンテナンスの巨人
ネットの"門番"が、親会社チェンジHDと共にAIを活用したBPOコンサルへ進化中
『エレベーター保守』という超安定市場で、メーカーの牙城を崩し続ける独立系の風雲児
『車をキレイにする』という普遍的ニーズを深掘りし、高収益店舗と技術提供で市場を支配するコーティングの巨人
『ご縁』を科学し、M&Aで業界の覇者を目指す婚活の巨人
『働く』をアップデートするPeople Tech企業、転職サイトと組織改善SaaSの二刀流で成長中