9729プライム

トーカイ

TOKAI Corp.

最終更新日: 2026年3月29日

ROE5.5%
BPS259.4円
自己資本比率74.8%
FY2025/3 有報データ

社会の『すこやか』を支える、暮らしのインフラ企業

『健康生活サービスNo.1企業』として、人々の安全・安心な暮らしと持続可能な社会の実現を目指します。

この会社ってなに?

あなたが病院に入院した時、いつも清潔なシーツや寝巻が用意されていますよね。また、街のレストランで使うおしぼりや、ホテルのタオルなども、その多くはトーカイのような会社が裏側で支えています。さらに、おじいちゃんやおばあちゃんが自宅で介護サービスを受ける際に使うベッドや車いすのレンタルも手がけています。全国に展開する「たんぽぽ薬局」も実はトーカイの事業の一つ。私たちの暮らしの様々な場面で、清潔で快適な環境を縁の下で支えている会社です。

リネンサプライと介護用品レンタルを主力とするトーカイは、安定的なストック型ビジネスを基盤に着実な成長を続けています。FY2025は売上高1,495.4億円(前期比8.2%増)、営業利益82.05億円(同1.5%増)を達成。積極的なM&Aで介護領域を拡大し売上を伸ばす一方、人件費や物価上昇が利益成長の重しとなっています。FY2026は売上高1,579.8億円、営業利益82.16億円を見込んでおり、M&Aによるシナジー創出と既存事業の収益性改善が今後の焦点です。

サービス業プライム市場

会社概要

業種
サービス業
決算期
3月
本社
岐阜県岐阜市若宮町9丁目16番地
公式
www.tokai-corp.com

社長プロフィール

小野木 孝二
小野木 孝二
代表取締役社長
堅実派
創業以来、一貫して『衛生』と『健康』を追求し、人々の安全・安心な暮らしを支えることを使命としてきました。今後も多様化する社会のニーズに応え、新たな価値を創造し続けることで、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

この会社のストーリー

1955
貸布団業として創業

岐阜市にて貸布団業を目的として東海綿業株式会社を設立。戦後の建設ラッシュを背景に、建設作業員の宿舎向けにサービスを提供し、事業の礎を築いた。

1962
リースキン事業の開始

おしぼりやマットなどをレンタルするリースキン事業を開始。貸布団で培ったレンタル・クリーニングのノウハウを活かし、事業の多角化を進めた。

1969
病院関連事業への進出

病院寝具類のリース・クリーニングを開始し、医療分野へ本格的に進出。現在の主力事業となる病院関連サービスの第一歩を踏み出した。

1988
名古屋証券取引所市場第二部に上場

事業の成長と社会的な信用の高まりを受け、名古屋証券取引所に上場。企業として新たなステージに進んだ。

1997
介護用品レンタル事業を開始

高齢化社会の到来を見据え、介護用品のレンタル・販売事業を開始。在宅介護を支える新たなサービスで社会のニーズに応えた。

2000
調剤薬局事業へ進出

たんぽぽ薬局株式会社の株式を取得し、調剤薬局事業へ進出。医療・介護に次ぐ第2の柱として、事業ポートフォリオを強化した。

2024
積極的なM&Aによる事業拡大

介護用品レンタル事業を中心に、積極的なM&Aを継続。事業エリアの拡大とサービス体制の強化を図り、持続的な成長を目指している。

2025
中期経営計画の推進

2028年3月期までの中期経営計画を策定。既存事業の強化と新規事業の創出を通じて、10年先の成長をけん引する体制構築を目指す。

注目ポイント

安定成長のストック型ビジネス

リネンサプライや介護用品レンタルなど、継続的な収益が見込めるストック型ビジネスが主力。景気変動の影響を受けにくく、安定した経営基盤を築いている点が魅力です。

高齢化社会の追い風に乗る

主力事業である病院関連サービスや介護用品レンタルは、日本の高齢化社会において需要の拡大が期待される成長分野。社会貢献と企業成長を両立しています。

安定配当と魅力的な株主優待

安定した収益を背景に、継続的な増配を目指しています。また、長期保有で内容がグレードアップするオリジナルカレーなどの株主優待も個人投資家に人気です。

サービスの実績は?

+8.2%
売上高成長率
FY2025通期
YoY
7,583万円
従業員一人あたり売上高
FY2025
20
総還元性向
FY2028目標
6.0
ROE
FY2028目標
58
1株当たり配当金
FY2025実績
±0円 vs FY2024

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 58円
安全性
安定
自己資本比率 74.8%
稼ぐ力
普通
ROE 5.5%
話題性
好評
ポジティブ 65%

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
58
方針: 安定配当
1株配当配当性向
FY2021/33019.5%
FY2022/34225.5%
FY2023/36034.6%
FY2024/35835.1%
FY2025/35841.7%
1期連続増配
株主優待
あり
オリジナルカレー(3人前)または1,000円相当のギフト
必要株数100株以上(約26万円)
金額相当約1,000円相当
権利確定月3月

同社は安定配当を維持しつつ、業績に応じた還元を基本方針としています。配当性向は近年30〜40%台で推移しており、株主への利益還元を強化している姿勢が見て取れます。今後も事業成長によるキャッシュフローの拡大に伴い、持続的な配当が期待されます。

同業比較(収益性)

サービス業の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
5.5%
業界平均
12.4%
営業利益率下回る
この会社
5.5%
業界平均
11.9%
自己資本比率上回る
この会社
74.8%
業界平均
51.3%

業績推移

儲かってるの?

順調に稼いでいます
売上高
FY2022/31,235億円
FY2023/31,302億円
FY2024/31,382億円
FY2025/31,495億円
営業利益
FY2022/382.5億円
FY2023/378.5億円
FY2024/380.8億円
FY2025/382.0億円

トーカイの業績は、病院関連サービスや介護用品レンタルなどの安定した事業基盤を背景に、売上高がFY2021/3の約1,180億円からFY2025/3には約1,495億円まで順調に拡大しています。営業利益も概ね堅調に推移しており、FY2026/3の予想では約82億円を見込んでいます。純利益に関してはFY2025/3に一時的な要因で47億円まで低下しましたが、中長期的にはインフラサービスとしての底堅い収益力を維持しています。

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
5.5%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
4.2%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
5.5%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/37.4%5.4%6.2%
FY2022/37.5%5.5%6.7%
FY2023/37.4%5.5%6.0%
FY2024/36.7%5.1%5.8%
FY2025/35.5%4.2%5.5%

収益性については、営業利益率が5%台後半から6%台後半で安定しており、高付加価値なサービス提供により一定の利益率を確保しています。ROE(自己資本利益率)はFY2021/3の7.4%からFY2025/3には5.5%へと推移しており、資本効率の維持が今後の課題と言えます。事業の性格上、設備投資が先行するケースがあるものの、安定した顧客基盤によって着実な収益を生み出している点が特徴です。

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率74.8%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
91.7億円
会社の純資産
858億円

財務健全性は極めて高く、自己資本比率は約75%と強固な資本構成を維持しています。長年無借金経営を続けてきましたが、近年は戦略的な投資等の必要性から約91億円の有利子負債を計上しました。しかし、潤沢なネット資産と高い自己資本比率を背景に、極めて安定した財務状況を維持しており、将来の成長投資に向けた余力も十分です。

お金の流れは?

本業は稼げていますが投資が多めです
本業で稼いだお金
+101億円
営業CF
投資に使ったお金
-114億円
投資CF
借入・返済など
-52.0億円
財務CF
手元に残ったお金
-13.2億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/392.3億円-42.0億円-19.7億円50.3億円
FY2022/3101億円-67.4億円-29.0億円34.0億円
FY2023/385.9億円-62.4億円-24.3億円23.6億円
FY2024/380.4億円-102億円-32.0億円-21.7億円
FY2025/3101億円-114億円-52.0億円-13.2億円

営業キャッシュフローは毎期100億円規模を生み出す高い収益力を示しており、安定したキャッシュ創出能力が強みです。一方で、近年の投資キャッシュフローの拡大は、M&Aによる事業拡大や積極的な設備更新によるものと推測されます。一時的にフリーキャッシュフローがマイナスとなっていますが、これは将来の成長に向けた積極的な投資を優先している結果と言えます。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1中期経営計画及び

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/380.5億円25.7億円31.9%
FY2022/388.8億円30.7億円34.6%
FY2023/380.8億円19.7億円24.4%
FY2024/385.0億円26.9億円31.7%
FY2025/388.4億円41.0億円46.4%

法人税等の支払いは、税引前利益の変動に応じて推移しています。FY2025/3の実効税率が一時的に上昇したのは、繰延税金資産の取り崩しや会計上の特殊要因が影響した可能性があります。通常時は法定実効税率に近い30%台前半で推移しており、税務上の大きな乖離は見られません。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
534万円
従業員数
4,654
平均年齢
40.8歳
平均年収従業員数前年比
当期534万円4,654-

従業員平均年収は534万円であり、サービス業という業種特性を踏まえると標準的な水準です。近年の人件費増加は給与体系の見直しや労務環境の改善を目的とした投資的側面が強く、持続的な人材確保に注力しています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主60.9%
浮動株39.1%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関32.8%
事業法人等28.1%
外国法人等11.7%
個人その他26.9%
証券会社0.5%

金融機関・事業法人を中心に安定株主比率が高く、経営の安定性が際立ちます。 主な安定株主は小野木興産・十六銀行・三菱UFJ銀行。

㈱小野木興産(5,640,000株)16.67%
日本マスタートラスト信託銀行㈱(信託口)(2,891,000株)8.54%
トーカイ共友会(1,483,000株)4.38%
㈱大垣共立銀行(常任代理人 ㈱日本カストディ銀行)(1,420,000株)4.19%
㈱十六銀行(1,410,000株)4.17%
岐阜信用金庫(1,344,000株)3.97%
㈱三菱UFJ銀行(1,339,000株)3.96%
小野木  孝二(1,130,000株)3.34%
トーカイ従業員持株会(978,000株)2.89%
㈱日本カストディ銀行(信託口)(969,000株)2.86%

筆頭株主である㈱小野木興産が16.67%を保有しており、創業家に関連する企業が安定株主として強い影響力を持っています。銀行や信用金庫等の金融機関による持ち合い比率も一定数存在し、経営の安定性が重視される株主構成といえます。

会社の公式開示情報

役員報酬

1億2,200万円
取締役6名の合計

主力は病院関連のサービスや介護用品レンタルで、安定した収益源を確保しています。一方で連結子会社16社を擁する多角的な事業展開を行っており、少子高齢化に伴う市場の変化や法令遵守コスト、人件費の上昇が主要な事業リスクとして注視されています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 10名)
女性 2名(20.0% 男性 8
20%
80%
監査報酬
5,000万円
連結子会社数
16
設備投資額
44.3億円
平均勤続年数(従業員)
10.3
臨時従業員数
4243

女性役員比率20%を達成しており、多様性の確保に努めています。監査等委員会設置会社として社外役員を含む透明性の高い監査体制を構築しており、事業規模に対して適切なリスク管理と法令遵守(コンプライアンス)が組織内に浸透しています。

会社の計画は順調?

B
総合評価
売上は計画通り伸長するも、利益目標の達成には収益性改善が不可欠。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中期経営計画
FY2026〜FY2028
売上高: 目標 1,700億円 順調 (1,495.4億円)
87.96%
営業利益: 目標 100億円 順調 (82.05億円)
82.05%
ROE: 目標 6.0% 順調 (6.63%)
110.5%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY20251,429億円1,495億円+4.6%
FY20241,356億円1,382億円+1.9%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY202577億円82億円+6.6%
FY202474億円81億円+8.7%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

現行の中期経営計画では、FY2028に売上高1,700億円、営業利益100億円を目標に掲げています。FY2025実績を基準とすると、売上高の進捗率は約88%と順調ですが、営業利益の進捗率は約82%とやや課題を残します。M&Aによる事業規模拡大が売上成長を牽引している一方で、物価高や人件費増が利益を圧迫しており、既存事業の収益性向上とM&Aのシナジー創出が目標達成の鍵となります。業績予想は期初計画を上回る傾向にあり、経営の安定感は評価できます。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

過去5年間のTSR(株主総利回り)は、一貫してTOPIXをアンダーパフォームしています。これは、同社の安定的ながらも緩やかな成長性が、市場全体の力強い上昇局面において見劣りしたためと考えられます。配当による株主還元は継続的に行われているものの、それを補って余りあるキャピタルゲインを創出するには至っていません。株価が長らくボックス圏で推移してきたことが、TSRがTOPIXに劣後する主な要因となっています。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合-20.4%
100万円 →79.6万円
-20.4万円
年度末時点評価額損益TSR
FY202183.1万円-16.9万円-16.9%
FY202261.2万円-38.8万円-38.8%
FY202371.9万円-28.1万円-28.1%
FY202481.0万円-19.0万円-19.0%
FY202579.6万円-20.4万円-20.4%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残623,600株
売り残44,100株
信用倍率14.1倍
2026年3月20日時点
今後の予定
2027年3月期 第1四半期決算発表2026年8月上旬
定時株主総会2026年6月下旬

業界平均と比較して、トーカイの株価はPER15.7倍、PBR1.01倍と割安な水準にあります。これは、高い成長性よりも事業の安定性が評価されるディフェンシブ銘柄としての特性を反映しています。配当利回りは2.28%と業界平均を上回っており、インカムゲインを重視する投資家にとって魅力的です。一方で、信用買い残が売り残を大幅に上回る信用倍率14.1倍となっており、将来の株価上昇を見込んだ買いが多いものの、需給面での上値の重さも警戒されます。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
48
前月比 +12.5%
メディア数
32
株探, Yahoo!ファイナンス, 日本経済新聞, M&A Online, 会社四季報オンライン ほか
業界内ランキング
上位 15%
サービス業 2400社中 360位
報道のトーン
65%
好意的
25%
中立
10%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

決算・業績40%
M&A・事業拡大30%
中期経営計画15%
株主還元15%

最近の出来事

2026年2月役員人事

新体制への移行に伴う役員人事の適時開示を実施。

2026年1月中期経営計画

2028年3月期までの中期経営計画を策定し、年平均成長率の向上を目標に掲げる。

2024年7月事業承継

LE.O.VE社より福祉用具貸与事業を承継し、介護分野のシェア拡大を実現。

トーカイ まとめ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 58円
安全性
安定
自己資本比率 74.8%
稼ぐ力
普通
ROE 5.5%
話題性
好評
ポジティブ 65%

「病院・介護の『縁の下の力持ち』、M&Aを重ねて超高齢社会のインフラ企業へ進化中」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU