9612プライム

ラックランド

LUCKLAND CO.,LTD.

最終更新日: 2026年3月29日

ROE15.9%
BPS115.3円
自己資本比率43.9%
FY2025/3 有報データ

商空間創造でV字回復!食と暮らしを支える空間プロデュース集団

人を想い、食を支え、街を創る。

この会社ってなに?

あなたが普段利用するカフェやスーパー、レストラン。そのお店の魅力的な内装や機能的な厨房設備、快適な空間作りを裏側で支えているのがラックランドです。同社は、お店のコンセプト作りからデザイン、工事、そしてオープン後のメンテナンスまでを一貫して手掛ける「商空間のプロ集団」です。あなたが「このお店、居心地がいいな」と感じる空間の多くに、実はラックランドの技術とアイデアが活かされているかもしれません。食品工場や物流倉庫といった、私たちの食生活を支える施設の建設も手掛けています。

店舗の企画・設計・施工を手掛けるラックランドは、FY2025に売上高565.7億円(前期比18.7%増)、営業利益40.33億円と、FY2024の純損失4.79億円から劇的なV字回復を達成しました。この回復は、主力の店舗設備事業の好調さに加え、収益性の低い子会社の売却など事業ポートフォリオの最適化が寄与しています。人気だった株主優待を廃止し、3期ぶりとなる20円の配当を再開するなど、株主還元策を配当に集中させる方針へ転換しており、今後の資本効率改善が期待されます。

サービス業プライム市場

会社概要

業種
サービス業
決算期
12月
本社
西新宿3丁目18番20号
公式
www.luckland.co.jp

社長プロフィール

笠原 弘和
笠原 弘和
代表取締役社長
堅実派
私たちは『人を想い、食を支え、街を創る』というパーパスのもと、商空間の企画から施工、メンテナンスまで一貫して手掛ける総合サービス企業です。特に強みである『食』の分野を通じて、お客様の繁盛はもちろん、食の安全・安心や環境問題といった社会課題の解決にも貢献し、持続的な成長を目指します。

この会社のストーリー

1970
冷凍・冷蔵設備のエンジニアリング会社として創業

厨房設備や冷凍・冷蔵設備などの設計・施工・メンテナンス事業を開始し、商空間づくりの礎を築く。

1997
株式を店頭登録(現JASDAQ)

事業の成長を背景に株式を公開し、企業としての信頼性と知名度を高め、さらなる飛躍への基盤を固めた。

2015
東京証券取引所市場第一部へ市場変更

JASDAQから東証一部(現プライム市場)へとステップアップを果たし、社会的な信用をさらに向上させた。

2020
コロナ禍による赤字転落の試練

新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、飲食・小売業界の設備投資が停滞し、創業以来の連結営業赤字を計上する厳しい時期を迎えた。

2024
笠原弘和氏が代表取締役社長に就任

新たなリーダーシップのもと、変革と成長を加速させる新体制がスタート。会社の次なるステージへの期待が高まる。

2025
過去最高益へのV字回復と3期ぶりの復配

コロナ禍の苦境を乗り越え、業績は急回復。経常利益は過去最高益を更新する見通しとなり、3期ぶりとなる20円の復配を決定した。

2028
中期経営計画でさらなる成長へ

最終年度である2028年に売上高620億円、営業利益45.8億円を目指す中期経営計画を策定。持続的な成長に向けた未来への挑戦が続く。

注目ポイント

驚異的なV字回復と最高益更新

コロナ禍で赤字に陥るも、経済活動の再開を追い風に急回復。2025年12月期には経常利益が前期比11倍に拡大し、過去最高益を更新する見通しです。

「食」の空間づくりで社会を支える

スーパーや飲食店、食品工場など「食」に関連する商空間の企画から施工、メンテナンスまで一貫して提供。私たちの生活に欠かせない食のインフラを支えています。

株価は割安水準?成長性に期待

PER(株価収益率)は7.3倍と、同業他社や市場平均と比較して割安な水準にあります。今後の業績拡大に伴う株価の上昇が期待されます。

サービスの実績は?

565.7億円
連結売上高
FY2025実績
+18.7% YoY
40.33億円
連結営業利益
FY2025実績 (前期は2.33億円)
202.0
1株当たり当期純利益 (EPS)
FY2025実績
黒字転換
20
1株当たり配当金
FY2025実績
3期ぶり復配
7.1%
営業利益率
FY2025実績 (前期は0.5%)

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 20円
安全性
普通
自己資本比率 43.9%
稼ぐ力
高い
ROE 15.9%
話題性
好評
ポジティブ 60%

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
20
方針: 安定配当
1株配当配当性向
FY2021/3250.1%
FY2022/3250.1%
FY2023/300.0%
FY2024/300.0%
FY2025/3209.9%
株主優待
なし

株主優待制度は2025年8月末を最後に廃止されました。

当社は業績の回復に合わせて配当を再開し、安定した利益還元を重視する方針へ転換しました。かつて実施していた株主優待制度は廃止されましたが、今後は配当を通じて株主への利益配分を継続する見通しです。成長投資と株主還元のバランスを取りながら、持続的な企業価値向上を目指します。

同業比較(収益性)

サービス業の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
15.9%
業界平均
12.4%
営業利益率下回る
この会社
7.1%
業界平均
11.9%
自己資本比率下回る
この会社
43.9%
業界平均
51.4%

業績推移

儲かってるの?

順調に稼いでいます
売上高
FY2022/3411億円
FY2023/3451億円
FY2024/3477億円
FY2025/3566億円
営業利益
FY2022/3-2.9億円
FY2023/34.6億円
FY2024/32.3億円
FY2025/340.3億円

当社の売上高は店舗制作事業の堅調な拡大により、FY2025/3には565億円と成長基調を維持しています。過去には営業赤字が続く局面もありましたが、利益構造の抜本的な改善によりFY2025/3には営業利益40億円を達成しました。今後はさらなる利益率の向上と、中核事業への経営資源集中により、持続的な成長を目指す見通しです。

稼ぐ力はどのくらい?

効率よく稼いでいます
ROE
15.9%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
7.0%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
7.1%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/3-1.2%-0.4%-1.0%
FY2022/3-1.5%-0.5%-0.7%
FY2023/32.5%0.9%1.0%
FY2024/3-5.1%-1.9%0.5%
FY2025/315.9%7.0%7.1%

過去数年間は営業利益率が低迷し赤字期もありましたが、事業効率化の成果が表れFY2025/3にはROE(自己資本利益率)15.9%、営業利益率7.1%まで大幅に回復しました。収益性は短期間で劇的に向上しており、効率的な資本運用が利益創出に直結する体質へと変貌を遂げています。安定した利益水準を確保することが、今後の企業価値向上の鍵となります。

財務は安全?

やや注意が必要です
自己資本比率43.9%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
49.0億円
会社の純資産
131億円

財務健全性は着実に改善しており、自己資本比率はFY2025/3時点で43.9%まで向上しました。過去には有利子負債がゼロの期間もありましたが、事業成長に伴う調達により現在は約49億円の負債を抱えています。しかし、利益剰余金の蓄積によって純資産は約131億円まで拡大しており、強固な財務基盤を維持しています。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+44.5億円
営業CF
投資に使ったお金
+7.0億円
投資CF
借入・返済など
-5.0億円
財務CF
手元に残ったお金
+51.6億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/316.5億円-6,500万円-4.8億円15.9億円
FY2022/3-6.4億円-6.6億円16.7億円-13.0億円
FY2023/3-1.4億円11.8億円-11.7億円10.4億円
FY2024/38.6億円5.0億円-11.1億円13.6億円
FY2025/344.5億円7.0億円-5.0億円51.6億円

営業キャッシュフローは業績回復に伴いFY2025/3には45億円のプラスへと急拡大しました。過去のマイナス期を脱し、本業で安定した現金創出が可能になっています。強固なフリーキャッシュフロー(約52億円)を背景に、成長投資や財務体質の改善、株主還元への柔軟な対応が期待できる状況です。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1人材の確保について 当社グループは、設計・施工・メンテナンス業務の内製化による収益確保のため、数年前より先行して人員確保を行い、専門的な技能者の育成に努めてまいりました
2資材価格の変動について 当社グループは、冷凍冷蔵機器や工事主要材料等につきまして、受注後に即時発注するなど資材価格の変動を極力抑制する原価管理体制を整備しております
3有価証券投資について 当社グループは、既存顧客との営業上の取引関係の更なる強化、あるいは新規顧客の開拓及び取引関係の強化のため、株式の持合を行っております
4事故及び災害について 当社グループは、現場での安全確保・管理には万全を期して取り組んでおりますが、施工中に予期せぬ重大事故が発生した場合には、経営成績や社会的信用に影響を及ぼす可能性があります

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/3-1.6億円0円-
FY2022/31.4億円2.9億円204.2%
FY2023/36.1億円3.6億円58.8%
FY2024/33.9億円8.7億円223.5%
FY2025/341.5億円20.7億円49.9%

過去数年間、税引前利益に対して法人税等の負担が重い期が散見されました。これは繰延税金資産の取り崩しや調整項目による影響が大きいためです。今後は利益水準が安定し、実効税率も標準的な水準へ収束することが予想されます。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
594万円
従業員数
1,338
平均年齢
40.9歳
平均年収従業員数前年比
当期594万円1,338-

従業員平均年収は594万円となっており、建築・内装業界の同規模企業と比較しても標準的かつ安定した水準を維持しています。近年は店舗企画・設計・施工の需要回復に伴い、業績改善と連動した適正な給与体系が運用されていると考えられます。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主43.9%
浮動株56.1%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関22.4%
事業法人等21.6%
外国法人等5.4%
個人その他43.1%
証券会社7.6%

安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。 主な安定株主はエイ・クリエイツ・ガリレイ・SBI証券。

野村信託銀行株式会社 (取引先信託口)(1,566,000株)13.78%
株式会社エイ・クリエイツ(1,517,000株)13.35%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(829,000株)7.3%
ガリレイ株式会社(670,000株)5.9%
株式会社SBI証券(379,000株)3.34%
望月 圭一郎(293,000株)2.58%
ラックランド社員持株会(255,000株)2.25%
BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG (FE-AC) (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)(178,000株)1.57%
NORTHERN TRUST CO. (AVFC) RE STATE TEACHERS RETIREMENT SYSTEM OF OHIO (常任代理人 香港上海銀行東京支店)(113,000株)1%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(109,000株)0.97%

主要株主には金融機関の信託口が上位を占めるほか、取引先企業である株式会社エイ・クリエイツやガリレイ株式会社が名を連ねており、安定的な資本関係が構築されています。創業家や持株会による保有も一定数存在し、経営の継続性と安定性を重視した構成となっています。

会社の公式開示情報

役員報酬

4,789万円
取締役4名の合計

商空間の企画・設計・施工を主軸とし、商業施設や食品工場などのインフラまで幅広い事業を展開しています。2025年12月期は連結経常利益が前期比で大幅に改善するなど収益性が向上していますが、材料価格の高騰や労働力不足といった業界特有のリスク要因を注視する必要があります。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 10名)
女性 0名(0.0% 男性 10
100%
監査報酬
5,100万円
連結子会社数
25
設備投資額
2.3億円
平均勤続年数(従業員)
7.1

女性役員比率は0.0%であり、今後の多様性確保が課題です。監査役会設置会社として監査体制を整備し、25社の子会社を擁するグループ経営において、透明性の高いガバナンス体制の維持・強化が図られています。

会社の計画は順調?

B
総合評価
V字回復は評価できるが、過去の業績予想精度、特に利益面での未達が目立ち、計画達成の安定性に課題を残す。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

旧・業績予想
FY2025
売上高: 目標 580億円 順調 (565.7億円)
97.53%
営業利益: 目標 41.76億円 順調 (40.33億円)
96.58%
当期純利益: 目標 25.79億円 順調 (20.81億円)
80.69%
中期経営計画
FY2026〜FY2028
売上高: 目標 620億円 順調 (565.7億円)
91.2%
営業利益: 目標 45.8億円 順調 (40.33億円)
88.1%
FY2026 業績予想
FY2026
売上高: 目標 580億円 順調 (565.7億円)
97.5%
営業利益: 目標 41.76億円 順調 (40.33億円)
96.6%
純利益: 目標 25.79億円 順調 (20.81億円)
80.7%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2025580億円566億円-2.5%
FY2024460億円477億円+3.6%
FY2023450億円451億円+0.3%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY202542億円40億円-3.4%
FY202410億円2億円-76.7%
FY20238億円5億円-42.5%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

ラックランドはFY2028を最終年度とする新中期経営計画を策定し、売上高620億円、営業利益45.8億円を目指しています。これはFY2025のV字回復を土台とした成長路線ですが、過去の業績予想を見ると、特に営業利益が期初予想を大幅に下回る傾向が見られます。FY2024には10億円の営業利益予想に対し実績は2.33億円と大幅未達でした。計画達成には、事業ポートフォリオ改革の効果を持続させ、収益の安定性を高めることが不可欠です。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

同社のTSR(株主総利回り)は、FY2021、FY2022にはTOPIXを上回っていましたが、FY2023以降は大きく下回る(アンダーパフォーム)状況が続いています。これは、コロナ禍以降の業績悪化による株価の低迷と、FY2023、FY2024の無配が直接的な原因です。FY2025には大幅な黒字転換と3期ぶりの復配を果たしており、今後は業績回復に伴う株価上昇と安定配当を通じて、TOPIXを上回るTSRを実現できるかが焦点となります。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合-14.2%
100万円 →85.8万円
-14.2万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2021129.6万円+29.6万円29.6%
FY2022123.0万円+23.0万円23.0%
FY2023101.0万円+1.0万円1.0%
FY202478.4万円-21.6万円-21.6%
FY202585.8万円-14.2万円-14.2%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残220,200株
売り残100株
信用倍率2,202.0倍
2026年3月19日時点
今後の予定
第1四半期決算発表2026年5月中旬
第2四半期決算発表2026年8月中旬
定時株主総会2027年3月下旬

現在のPERは6.8倍と、サービス業平均の約20倍と比較して著しく割安な水準にあります。これは、過去の業績の不安定さや赤字期があったことを市場が織り込んでいるためと考えられます。信用買い残が売り残を大幅に上回っており(信用倍率2,202倍)、将来の株価上昇を見込む個人投資家が多い一方、需給面では将来的な売り圧力となる可能性も内包しています。FY2025のV字回復が持続可能であることを示せれば、割安感の修正が期待されます。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「業績好調によるポジティブな基調
報道件数(30日)
48
前月比 +15.5%
メディア数
12
株探, Yahoo!ファイナンス, 日本経済新聞, みんかぶ, M&A Online
業界内ランキング
上位 35%
サービス業 450社中 158位
報道のトーン
60%
好意的
25%
中立
15%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

業績・決算50%
M&A・事業譲渡25%
株主優待・配当15%
新規事業・その他10%

最近の出来事

2026年3月事業譲渡

連結子会社エースセンターの全株式をアイナボホールディングスへ譲渡し、経営資源の最適化を図る。

2026年2月大幅増益

2025年12月期決算にて、営業利益が40.33億円に急拡大し、連結業績が大幅に改善。

2025年8月優待廃止

2025年8月末基準日を最後に、株主優待制度を廃止することを発表し、配当による利益還元へ注力。

最新ニュース

ポジティブ
今期経常を2.2倍上方修正・最高益予想を上乗せ
8/14 · 株探
ネガティブ
株主優待制度の廃止を決定
8/09 · 適時開示
中立
台湾進出支援サービス「スグデル」などの新規事業を展開
6/21 · 公式サイト

ラックランド まとめ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 20円
安全性
普通
自己資本比率 43.9%
稼ぐ力
高い
ROE 15.9%
話題性
好評
ポジティブ 60%

「店舗作りのプロが、コロナ禍の赤字からV字回復を遂げ、高収益事業への選択と集中を加速」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU