ラックランド9612
LUCKLAND CO.,LTD.
まずこの会社は何者?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
あなたが普段利用するカフェやスーパー、レストラン。そのお店の魅力的な内装や機能的な厨房設備、快適な空間作りを裏側で支えているのがラックランドです。同社は、お店のコンセプト作りからデザイン、工事、そしてオープン後のメンテナンスまでを一貫して手掛ける「商空間のプロ集団」です。あなたが「このお店、居心地がいいな」と感じる空間の多くに、実はラックランドの技術とアイデアが活かされているかもしれません。食品工場や物流倉庫といった、私たちの食生活を支える施設の建設も手掛けています。
店舗の企画・設計・施工を手掛けるラックランドは、2025期に売上高565.7億円(前期比18.7%増)、営業利益40.33億円と、2024期の純損失4.79億円から劇的なV字回復を達成しました。この回復は、主力の店舗設備事業の好調さに加え、収益性の低い子会社の売却など事業ポートフォリオの最適化が寄与しています。人気だった株主優待を廃止し、3期ぶりとなる20円の配当を再開するなど、株主還元策を配当に集中させる方針へ転換しており、今後の資本効率改善が期待されます。
会社概要
- 業種
- サービス業
- 決算期
- 12月
- 本社
- 西新宿3丁目18番20号
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
稼ぐ力はどのくらい?
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2021/12期 | 0.4% | 0.1% | - |
| 2022/12期 | 1.7% | 0.6% | - |
| 2023/12期 | 2.5% | 0.9% | - |
| 2024/12期 | 4.9% | 1.8% | 0.5% |
| 2025/12期 | 18.6% | 7.5% | 7.1% |
| 2025/12期 | 18.4% | 7.5% | 7.1% |
過去数年間は営業利益率が低迷し赤字期もありましたが、事業効率化の成果が表れ2025/03期にはROE(自己資本利益率)15.9%、営業利益率7.1%まで大幅に回復しました。収益性は短期間で劇的に向上しており、効率的な資本運用が利益創出に直結する体質へと変貌を遂げています。安定した利益水準を確保することが、今後の企業価値向上の鍵となります。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | YoY |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021/12期 | 359億円 | — | 3,900万円 | -4.1円 | - |
| 2022/12期 | 410億円 | — | 1.7億円 | -16.6円 | +14.3% |
| 2023/12期 | 451億円 | — | 2.5億円 | 24.6円 | +10.0% |
| 2024/12期 | 477億円 | 2.3億円 | 4.8億円 | -46.6円 | +5.6% |
| 2025/12期 | 566億円 | 40.3億円 | 20.8億円 | 202.0円 | +18.7% |
当社の売上高は店舗制作事業の堅調な拡大により、2025/03期には565億円と成長基調を維持しています。過去には営業赤字が続く局面もありましたが、利益構造の抜本的な改善により2025/03期には営業利益40億円を達成しました。今後はさらなる利益率の向上と、中核事業への経営資源集中により、持続的な成長を目指す見通しです。 【2025/12期実績】売上566億円(前期比18.7%)、営業利益40億円、純利益21億円。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
サービス業の同業他社平均と比べると…
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
商空間の企画・設計・施工を主軸とし、商業施設や食品工場などのインフラまで幅広い事業を展開しています。2025年12月期は連結経常利益が前期比で大幅に改善するなど収益性が向上していますが、材料価格の高騰や労働力不足といった業界特有のリスク要因を注視する必要があります。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 580億円 | — | 566億円 | -2.5% |
| 2024期 | 460億円 | — | 477億円 | +3.6% |
| 2023期 | 450億円 | — | 451億円 | +0.3% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 42億円 | — | 40億円 | -3.4% |
| 2024期 | 10億円 | — | 2億円 | -76.7% |
| 2023期 | 8億円 | — | 5億円 | -42.5% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
ラックランドは2028期を最終年度とする新中期経営計画を策定し、売上高620億円、営業利益45.8億円を目指しています。これは2025期のV字回復を土台とした成長路線ですが、過去の業績予想を見ると、特に営業利益が期初予想を大幅に下回る傾向が見られます。2024期には10億円の営業利益予想に対し実績は2.33億円と大幅未達でした。計画達成には、事業ポートフォリオ改革の効果を持続させ、収益の安定性を高めることが不可欠です。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
連結子会社エースセンターの全株式をアイナボホールディングスへ譲渡し、経営資源の最適化を図る。
2025年12月期決算にて、営業利益が40.33億円に急拡大し、連結業績が大幅に改善。
2025年8月末基準日を最後に、株主優待制度を廃止することを発表し、配当による利益還元へ注力。
社長プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
財務健全性は着実に改善しており、自己資本比率は2025/03期時点で43.9%まで向上しました。過去には有利子負債がゼロの期間もありましたが、事業成長に伴う調達により現在は約49億円の負債を抱えています。しかし、利益剰余金の蓄積によって純資産は約131億円まで拡大しており、強固な財務基盤を維持しています。 【2025/12期】総資産297億円、純資産131億円、自己資本比率44.3%、有利子負債23億円。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2021/12期 | 16.5億円 | 6,500万円 | 4.8億円 | 15.9億円 |
| 2022/12期 | 6.4億円 | 6.6億円 | 16.7億円 | 13.0億円 |
| 2023/12期 | 1.4億円 | 11.8億円 | 11.7億円 | 10.4億円 |
| 2024/12期 | 8.6億円 | 5.0億円 | 11.1億円 | 13.6億円 |
| 2025/12期 | 44.5億円 | 7.0億円 | 5.0億円 | 51.6億円 |
営業キャッシュフローは業績回復に伴い2025/03期には45億円のプラスへと急拡大しました。過去のマイナス期を脱し、本業で安定した現金創出が可能になっています。強固なフリーキャッシュフロー(約52億円)を背景に、成長投資や財務体質の改善、株主還元への柔軟な対応が期待できる状況です。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率は0.0%であり、今後の多様性確保が課題です。監査役会設置会社として監査体制を整備し、25社の子会社を擁するグループ経営において、透明性の高いガバナンス体制の維持・強化が図られています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 594万円 | 1,338人 | - |
従業員平均年収は594万円となっており、建築・内装業界の同規模企業と比較しても標準的かつ安定した水準を維持しています。近年は店舗企画・設計・施工の需要回復に伴い、業績改善と連動した適正な給与体系が運用されていると考えられます。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
同社のTSR(株主総利回り)は、2021期、2022期にはTOPIXを上回っていましたが、2023期以降は大きく下回る(アンダーパフォーム)状況が続いています。これは、コロナ禍以降の業績悪化による株価の低迷と、2023期、2024期の無配が直接的な原因です。2025期には大幅な黒字転換と3期ぶりの復配を果たしており、今後は業績回復に伴う株価上昇と安定配当を通じて、TOPIXを上回るTSRを実現できるかが焦点となります。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/12期 | 25円 | 27.5% |
| 2017/12期 | 25円 | 28.1% |
| 2018/12期 | 25円 | 219.3% |
| 2019/12期 | 25円 | 22.4% |
| 2020/12期 | 25円 | - |
| 2021/12期 | 25円 | - |
| 2022/12期 | 25円 | - |
| 2023/12期 | 0円 | 0.0% |
| 2024/12期 | 0円 | 0.0% |
| 2025/12期 | 20円 | 9.9% |
株主優待制度は2025年8月末を最後に廃止されました。
当社は業績の回復に合わせて配当を再開し、安定した利益還元を重視する方針へ転換しました。かつて実施していた株主優待制度は廃止されましたが、今後は配当を通じて株主への利益配分を継続する見通しです。成長投資と株主還元のバランスを取りながら、持続的な企業価値向上を目指します。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2021期 | 129.6万円 | 29.6万円 | 29.6% |
| 2022期 | 123.0万円 | 23.0万円 | 23.0% |
| 2023期 | 101.0万円 | 1.0万円 | 1.0% |
| 2024期 | 78.4万円 | 21.6万円 | -21.6% |
| 2025期 | 85.8万円 | 14.2万円 | -14.2% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
現在のPERは6.8倍と、サービス業平均の約20倍と比較して著しく割安な水準にあります。これは、過去の業績の不安定さや赤字期があったことを市場が織り込んでいるためと考えられます。信用買い残が売り残を大幅に上回っており(信用倍率2,202倍)、将来の株価上昇を見込む個人投資家が多い一方、需給面では将来的な売り圧力となる可能性も内包しています。2025期のV字回復が持続可能であることを示せれば、割安感の修正が期待されます。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2021/12期 | -7,200万円 | 0円 | - |
| 2022/12期 | 9,700万円 | 2.6億円 | 273.2% |
| 2023/12期 | 6.1億円 | 3.6億円 | 58.8% |
| 2024/12期 | 3.9億円 | 8.7億円 | 223.5% |
| 2025/12期 | 41.5億円 | 20.7億円 | 49.9% |
過去数年間、税引前利益に対して法人税等の負担が重い期が散見されました。これは繰延税金資産の取り崩しや調整項目による影響が大きいためです。今後は利益水準が安定し、実効税率も標準的な水準へ収束することが予想されます。
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「店舗作りのプロが、コロナ禍の赤字からV字回復を遂げ、高収益事業への選択と集中を加速」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。