ラックランド
LUCKLAND CO.,LTD.
最終更新日: 2026年3月29日
商空間創造でV字回復!食と暮らしを支える空間プロデュース集団
人を想い、食を支え、街を創る。
この会社ってなに?
あなたが普段利用するカフェやスーパー、レストラン。そのお店の魅力的な内装や機能的な厨房設備、快適な空間作りを裏側で支えているのがラックランドです。同社は、お店のコンセプト作りからデザイン、工事、そしてオープン後のメンテナンスまでを一貫して手掛ける「商空間のプロ集団」です。あなたが「このお店、居心地がいいな」と感じる空間の多くに、実はラックランドの技術とアイデアが活かされているかもしれません。食品工場や物流倉庫といった、私たちの食生活を支える施設の建設も手掛けています。
店舗の企画・設計・施工を手掛けるラックランドは、FY2025に売上高565.7億円(前期比18.7%増)、営業利益40.33億円と、FY2024の純損失4.79億円から劇的なV字回復を達成しました。この回復は、主力の店舗設備事業の好調さに加え、収益性の低い子会社の売却など事業ポートフォリオの最適化が寄与しています。人気だった株主優待を廃止し、3期ぶりとなる20円の配当を再開するなど、株主還元策を配当に集中させる方針へ転換しており、今後の資本効率改善が期待されます。
会社概要
- 業種
- サービス業
- 決算期
- 12月
- 本社
- 西新宿3丁目18番20号
- 公式
- www.luckland.co.jp
社長プロフィール

私たちは『人を想い、食を支え、街を創る』というパーパスのもと、商空間の企画から施工、メンテナンスまで一貫して手掛ける総合サービス企業です。特に強みである『食』の分野を通じて、お客様の繁盛はもちろん、食の安全・安心や環境問題といった社会課題の解決にも貢献し、持続的な成長を目指します。
この会社のストーリー
厨房設備や冷凍・冷蔵設備などの設計・施工・メンテナンス事業を開始し、商空間づくりの礎を築く。
事業の成長を背景に株式を公開し、企業としての信頼性と知名度を高め、さらなる飛躍への基盤を固めた。
JASDAQから東証一部(現プライム市場)へとステップアップを果たし、社会的な信用をさらに向上させた。
新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、飲食・小売業界の設備投資が停滞し、創業以来の連結営業赤字を計上する厳しい時期を迎えた。
新たなリーダーシップのもと、変革と成長を加速させる新体制がスタート。会社の次なるステージへの期待が高まる。
コロナ禍の苦境を乗り越え、業績は急回復。経常利益は過去最高益を更新する見通しとなり、3期ぶりとなる20円の復配を決定した。
最終年度である2028年に売上高620億円、営業利益45.8億円を目指す中期経営計画を策定。持続的な成長に向けた未来への挑戦が続く。
注目ポイント
コロナ禍で赤字に陥るも、経済活動の再開を追い風に急回復。2025年12月期には経常利益が前期比11倍に拡大し、過去最高益を更新する見通しです。
スーパーや飲食店、食品工場など「食」に関連する商空間の企画から施工、メンテナンスまで一貫して提供。私たちの生活に欠かせない食のインフラを支えています。
PER(株価収益率)は7.3倍と、同業他社や市場平均と比較して割安な水準にあります。今後の業績拡大に伴う株価の上昇が期待されます。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2021/3 | 25円 | 0.1% |
| FY2022/3 | 25円 | 0.1% |
| FY2023/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2024/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2025/3 | 20円 | 9.9% |
株主優待制度は2025年8月末を最後に廃止されました。
当社は業績の回復に合わせて配当を再開し、安定した利益還元を重視する方針へ転換しました。かつて実施していた株主優待制度は廃止されましたが、今後は配当を通じて株主への利益配分を継続する見通しです。成長投資と株主還元のバランスを取りながら、持続的な企業価値向上を目指します。
同業比較(収益性)
サービス業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
当社の売上高は店舗制作事業の堅調な拡大により、FY2025/3には565億円と成長基調を維持しています。過去には営業赤字が続く局面もありましたが、利益構造の抜本的な改善によりFY2025/3には営業利益40億円を達成しました。今後はさらなる利益率の向上と、中核事業への経営資源集中により、持続的な成長を目指す見通しです。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | -1.2% | -0.4% | -1.0% |
| FY2022/3 | -1.5% | -0.5% | -0.7% |
| FY2023/3 | 2.5% | 0.9% | 1.0% |
| FY2024/3 | -5.1% | -1.9% | 0.5% |
| FY2025/3 | 15.9% | 7.0% | 7.1% |
過去数年間は営業利益率が低迷し赤字期もありましたが、事業効率化の成果が表れFY2025/3にはROE(自己資本利益率)15.9%、営業利益率7.1%まで大幅に回復しました。収益性は短期間で劇的に向上しており、効率的な資本運用が利益創出に直結する体質へと変貌を遂げています。安定した利益水準を確保することが、今後の企業価値向上の鍵となります。
財務は安全?
財務健全性は着実に改善しており、自己資本比率はFY2025/3時点で43.9%まで向上しました。過去には有利子負債がゼロの期間もありましたが、事業成長に伴う調達により現在は約49億円の負債を抱えています。しかし、利益剰余金の蓄積によって純資産は約131億円まで拡大しており、強固な財務基盤を維持しています。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 16.5億円 | -6,500万円 | -4.8億円 | 15.9億円 |
| FY2022/3 | -6.4億円 | -6.6億円 | 16.7億円 | -13.0億円 |
| FY2023/3 | -1.4億円 | 11.8億円 | -11.7億円 | 10.4億円 |
| FY2024/3 | 8.6億円 | 5.0億円 | -11.1億円 | 13.6億円 |
| FY2025/3 | 44.5億円 | 7.0億円 | -5.0億円 | 51.6億円 |
営業キャッシュフローは業績回復に伴いFY2025/3には45億円のプラスへと急拡大しました。過去のマイナス期を脱し、本業で安定した現金創出が可能になっています。強固なフリーキャッシュフロー(約52億円)を背景に、成長投資や財務体質の改善、株主還元への柔軟な対応が期待できる状況です。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | -1.6億円 | 0円 | - |
| FY2022/3 | 1.4億円 | 2.9億円 | 204.2% |
| FY2023/3 | 6.1億円 | 3.6億円 | 58.8% |
| FY2024/3 | 3.9億円 | 8.7億円 | 223.5% |
| FY2025/3 | 41.5億円 | 20.7億円 | 49.9% |
過去数年間、税引前利益に対して法人税等の負担が重い期が散見されました。これは繰延税金資産の取り崩しや調整項目による影響が大きいためです。今後は利益水準が安定し、実効税率も標準的な水準へ収束することが予想されます。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 594万円 | 1,338人 | - |
従業員平均年収は594万円となっており、建築・内装業界の同規模企業と比較しても標準的かつ安定した水準を維持しています。近年は店舗企画・設計・施工の需要回復に伴い、業績改善と連動した適正な給与体系が運用されていると考えられます。
誰がこの会社の株を持ってる?
安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。 主な安定株主はエイ・クリエイツ・ガリレイ・SBI証券。
主要株主には金融機関の信託口が上位を占めるほか、取引先企業である株式会社エイ・クリエイツやガリレイ株式会社が名を連ねており、安定的な資本関係が構築されています。創業家や持株会による保有も一定数存在し、経営の継続性と安定性を重視した構成となっています。
会社の公式開示情報
役員報酬
商空間の企画・設計・施工を主軸とし、商業施設や食品工場などのインフラまで幅広い事業を展開しています。2025年12月期は連結経常利益が前期比で大幅に改善するなど収益性が向上していますが、材料価格の高騰や労働力不足といった業界特有のリスク要因を注視する必要があります。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率は0.0%であり、今後の多様性確保が課題です。監査役会設置会社として監査体制を整備し、25社の子会社を擁するグループ経営において、透明性の高いガバナンス体制の維持・強化が図られています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 580億円 | — | 566億円 | -2.5% |
| FY2024 | 460億円 | — | 477億円 | +3.6% |
| FY2023 | 450億円 | — | 451億円 | +0.3% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 42億円 | — | 40億円 | -3.4% |
| FY2024 | 10億円 | — | 2億円 | -76.7% |
| FY2023 | 8億円 | — | 5億円 | -42.5% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
ラックランドはFY2028を最終年度とする新中期経営計画を策定し、売上高620億円、営業利益45.8億円を目指しています。これはFY2025のV字回復を土台とした成長路線ですが、過去の業績予想を見ると、特に営業利益が期初予想を大幅に下回る傾向が見られます。FY2024には10億円の営業利益予想に対し実績は2.33億円と大幅未達でした。計画達成には、事業ポートフォリオ改革の効果を持続させ、収益の安定性を高めることが不可欠です。
この株を持っていたら儲かった?
この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。
同社のTSR(株主総利回り)は、FY2021、FY2022にはTOPIXを上回っていましたが、FY2023以降は大きく下回る(アンダーパフォーム)状況が続いています。これは、コロナ禍以降の業績悪化による株価の低迷と、FY2023、FY2024の無配が直接的な原因です。FY2025には大幅な黒字転換と3期ぶりの復配を果たしており、今後は業績回復に伴う株価上昇と安定配当を通じて、TOPIXを上回るTSRを実現できるかが焦点となります。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| FY2021 | 129.6万円 | +29.6万円 | 29.6% |
| FY2022 | 123.0万円 | +23.0万円 | 23.0% |
| FY2023 | 101.0万円 | +1.0万円 | 1.0% |
| FY2024 | 78.4万円 | -21.6万円 | -21.6% |
| FY2025 | 85.8万円 | -14.2万円 | -14.2% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
現在のPERは6.8倍と、サービス業平均の約20倍と比較して著しく割安な水準にあります。これは、過去の業績の不安定さや赤字期があったことを市場が織り込んでいるためと考えられます。信用買い残が売り残を大幅に上回っており(信用倍率2,202倍)、将来の株価上昇を見込む個人投資家が多い一方、需給面では将来的な売り圧力となる可能性も内包しています。FY2025のV字回復が持続可能であることを示せれば、割安感の修正が期待されます。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
連結子会社エースセンターの全株式をアイナボホールディングスへ譲渡し、経営資源の最適化を図る。
2025年12月期決算にて、営業利益が40.33億円に急拡大し、連結業績が大幅に改善。
2025年8月末基準日を最後に、株主優待制度を廃止することを発表し、配当による利益還元へ注力。
最新ニュース
ラックランド まとめ
ひとめ診断
「店舗作りのプロが、コロナ禍の赤字からV字回復を遂げ、高収益事業への選択と集中を加速」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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