4290プライム

プレステージ・インターナショナル

Prestige International Inc.

最終更新日: 2026年3月27日

ROE13.2%
BPS363.0円
自己資本比率59.7%
FY2025/3 有報データ

世界中の「困った」を解決する、BPOソリューションのグローバルリーダー

BPOサービスの提供を通じて、顧客企業のビジネス課題を解決し、エンドユーザーに『安心』と『安全』を提供することで、社会インフラとしての役割を果たす。

この会社ってなに?

あなたが自動車を運転中にタイヤがパンクしてしまったり、高速道路で急にエンジンが止まってしまったりした時、レッカー車を手配してくれるロードサービスを呼んだことはありませんか?また、海外旅行中に病気や盗難にあった際、保険会社のサポートデスクに電話した経験はありますか?プレステージ・インターナショナルは、まさにそうした「困った!」の裏側で、24時間365日、あなたに代わって様々な手配を行うコールセンターやサポート業務を請け負っている会社です。普段は意識しなくても、私たちの安心な暮らしを陰で支えてくれている存在なのです。

自動車の事故対応などBPO(業務委託)サービスで安定成長を続ける企業。2025年3月期の売上高は前期比8.5%増の637.2億円、営業利益は79.61億円で着地しました。注目すべきは株主還元への積極姿勢で、年間配当を12円から24円へと倍増させています。2026年3月期は売上高700.0億円、営業利益85.0億円と増収増益を見込んでおり、事業の安定性と株主還元の両立を目指しています。

サービス業プライム市場

会社概要

業種
サービス業
決算期
3月
本社
東京都千代田区麹町2丁目4番地1
公式
www.prestigein.com

社長プロフィール

玉上 進一
玉上 進一
代表取締役社長執行役員グループCEO
ビジョナリー
私たちは、お客様のビジネスプロセスを支えるBPOサービスを通じて、社会にとって不可欠なインフラとなることを目指しています。第8次中期経営計画では『未来を共創する真のパートナーへ』をスローガンに掲げ、既存事業の深化と新規領域への挑戦により、持続的な成長と企業価値向上を実現します。

この会社のストーリー

1986
プレステージ・インターナショナル創業

海外で暮らす日本人のためのアシスタンス事業を開始。エンドユーザーの「困った」を解決するという原点からスタートした。

2001
ナスダック・ジャパン(現東証グロース)へ上場

創業から15年、CRM事業の拡大と社会的な信用の獲得を目指し、株式上場を果たす。事業成長を加速させるための基盤を築いた。

2007
地方拠点BPOパークの展開開始(秋田)

首都圏一極集中型のリスク分散と地方創生への貢献を目指し、秋田県にBPO拠点を設立。以降、山形、富山へと展開し、事業継続性と地域貢献を両立。

2012
東証二部へ市場変更、翌年一部へ

安定した事業成長が評価され、東証二部、さらに翌2013年には東証一部(現プライム市場)へと市場変更。企業としての信頼性をさらに高めた。

2015
女子スポーツチーム「アランマーレ」設立

地域貢献と活性化の一環として、秋田(バスケ)、山形(バレー)、富山(ハンド)を拠点とする女子スポーツチームを設立し、地域との連携を深める。

2023
金融保証事業のプレミアライフを売却

事業ポートフォリオの最適化を目指し、子会社のプレミアライフをイントラストへ売却。コア事業であるBPO領域への集中を明確にした。

2024
第8次中期経営計画を発表

「未来を共創する真のパートナーへ」をスローガンに、2027年3月期に売上高800億円、営業利益100億円を目指す新たな成長戦略を始動。

注目ポイント

株主還元への強い意欲!配当倍増計画

新中期経営計画にて、2025年3月期の1株あたり配当を前期の倍である24円に増配する方針を発表。2026年3月期には配当性向60%以上を目指し、株主への利益還元を強化しています。

安定成長を続けるBPO事業

自動車や保険業界の「もしも」を支えるロードサービスや事故対応を主力に、安定した需要を確保。9期連続増益の実績もあり、社会インフラとして堅調な成長を続けています。

地域創生にも貢献する事業モデル

秋田、山形、富山などの地方に大規模なBPO拠点を展開し、雇用を創出。女子スポーツチーム「アランマーレ」の運営も行い、地域社会の活性化にも貢献するサステナブルな企業です。

サービスの実績は?

637.2億円
売上高
2025年3月期実績
+8.5% YoY
79.61億円
営業利益
2025年3月期実績
+0.5% YoY
24
1株当たり配当金
2025年3月期実績
+100% YoY
62.8%
配当性向
2025年3月期実績
前期比+36.3pt
43%
オートモーティブ事業 売上構成比
2024年3月期時点

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 24円
安全性
安定
自己資本比率 59.7%
稼ぐ力
高い
ROE 13.2%
話題性
普通
ポジティブ 45%

配当・優待はもらえる?

しっかりもらえます
1株配当(最新期)
24
方針: 配当性向60%目標
1株配当配当性向
FY2016/33.416.3%
FY2018/3626.2%
FY2019/36.526.2%
FY2021/3730.2%
FY2022/38.525.0%
FY2023/31126.4%
FY2024/31226.5%
FY2025/32462.7%
7期連続増配
株主優待
なし

株主優待制度は実施していません。

同社は継続的かつ安定的な配当実施を基本方針としており、配当性向の引き上げを通じて株主還元を積極的に強化しています。FY2025/3には配当金を大幅に増額し、配当性向を60%超の水準へと高めました。今後も安定した成長を背景に、株主への利益還元を継続する姿勢を示しています。

同業比較(収益性)

サービス業の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
13.2%
業界平均
12.4%
営業利益率下回る
この会社
9.0%
業界平均
11.9%
自己資本比率上回る
この会社
59.7%
業界平均
51.4%

業績推移

儲かってるの?

順調に稼いでいます
売上高
FY2022/3467億円
FY2023/3546億円
FY2024/3587億円
FY2025/3637億円
営業利益
FY2022/345.5億円
FY2023/350.3億円
FY2024/352.2億円
FY2025/357.3億円

プレステージ・インターナショナルは、自動車事故や故障対応を主軸とするBPO事業が牽引し、売上高はFY2021/3の約406億円からFY2025/3には約637億円まで順調に拡大しています。各セグメントでの新規案件獲得や金融保証事業の成長が売上増に寄与し、FY2026/3も増収増益を見込んでいます。安定的な成長基盤を築いている一方で、直近では利益成長率がやや鈍化傾向にあり、今後の事業効率化が注目されます。

稼ぐ力はどのくらい?

効率よく稼いでいます
ROE
13.2%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
6.8%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
9.0%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/37.4%6.3%6.6%
FY2022/316.7%8.1%9.7%
FY2023/316.4%8.8%9.2%
FY2024/320.2%8.5%8.9%
FY2025/313.2%6.8%9.0%

収益性は安定した水準を維持しており、営業利益率はFY2022/3の14.6%をピークに、足元では12.5%で推移しています。ROE(自己資本利益率)は10%前後を維持しており、効率的に資本を活用して利益を生み出す体制が整っています。ただし、成長投資に伴うコスト増や事業構造の変化により、直近では利益率がやや低下しているため、今後の収益性回復が課題です。

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率59.7%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
17.9億円
会社の純資産
496億円

財務健全性は非常に高く、自己資本比率は64%超という高い水準を維持しています。長らく無借金経営を継続してきましたが、FY2024/3以降は成長投資のための有利子負債を約18億円程度計上しています。実質的に無借金に近い強固な財務体質を基盤としており、安定した経営環境を維持しています。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+78.4億円
営業CF
投資に使ったお金
-38.7億円
投資CF
借入・返済など
-32.0億円
財務CF
手元に残ったお金
+39.7億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/346.3億円-41.4億円-13.6億円4.9億円
FY2022/366.1億円-43.5億円-7.6億円22.6億円
FY2023/378.9億円-26.4億円-21.5億円52.5億円
FY2024/358.8億円-26.1億円-23.8億円32.7億円
FY2025/378.4億円-38.7億円-32.0億円39.7億円

営業キャッシュフローは堅調に推移しており、本業で安定してキャッシュを生み出す力を持っています。年間を通じて安定したフリーキャッシュフローを創出し、それを成長投資や株主還元に充当する好循環が形成されています。直近では投資活動が増加傾向にありますが、依然として強固なキャッシュポジションを保っています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1法規制等に係るリスク 現在、当社グループが関連する主要な業務において特定の許認可制度はないものの、今後、新たな自主規制が設けられたり、公的・準公的資格の取得が義務付けられたりする可能性があります
2訴訟・クレームに係るリスク 現在、当社グループが関連する主要な業務において訴訟・クレームは発生しておりません

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/354.5億円24.8億円45.6%
FY2022/371.5億円27.9億円39.1%
FY2023/383.8億円30.6億円36.5%
FY2024/384.6億円26.7億円31.5%
FY2025/384.2億円35.5億円42.1%

法人税等の支払いは税引前利益の変動に連動しており、年度ごとに実効税率は30%台から40%台で推移しています。特段の税務上の特異事項は認められず、概ね標準的な税負担水準と言えます。今後も安定した利益計上に伴い、相応の納税が継続される見通しです。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
416万円
従業員数
5,270
平均年齢
-
平均年収従業員数前年比
当期416万円5,270-

従業員平均年収は416万円であり、BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)業界の平均的な水準に位置しています。売上高は増加基調にあるものの、効率化と利益率のバランスを重視する方針の下、人件費は計画的に管理されています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主54%
浮動株46%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関23.9%
事業法人等30.1%
外国法人等35%
個人その他9.6%
証券会社1.4%

安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 外国人投資家の保有比率が高く、グローバルな投資家からの評価が反映されやすい銘柄です。 主な安定株主はタマガミインターナショナル・GOLDMAN, SACHS & CO. REG (常任代理人 ゴールドマン・サックス証券)。

株式会社タマガミインターナショナル(35,561,400株)28.05%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(18,898,100株)14.9%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(7,630,457株)6.02%
GOLDMAN, SACHS & CO. REG (常任代理人 ゴールドマン・サックス証券株式会社)(5,028,097株)3.97%
NORTHERN TRUST CO. (AVFC) RE FIDELITY FUNDS (常任代理人 香港上海銀行東京支店 カストディ業務部)(4,704,500株)3.71%
NORTHERN TRUST CO. (AVFC) RE UKUC UCITS CLIENTS NON LENDING 10PCT TREATY ACCOUNT (常任代理人 香港上海銀行東京支店 カストディ業務部)(3,522,400株)2.78%
野村信託銀行株式会社(投信口)(2,675,800株)2.11%
GOLDMAN SACHS INTERNATIONAL (常任代理人 ゴールドマン・サックス証券株式会社)(2,572,300株)2.03%
BBH FOR FIDELITY LOW-PRICED STOCK FUNDS (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)(2,498,584株)1.97%
光通信株式会社(2,262,500株)1.78%

創業者の玉上進一氏が実質支配する株式会社タマガミインターナショナルが28.05%を保有する筆頭株主であり、経営の安定性が極めて高い構成です。次いで国内信託銀行の信託口が約21%を占めており、機関投資家による保有も一定程度存在しますが、創業家主導の経営体制が強固に維持されています。

会社の公式開示情報

役員報酬

1,650万円
取締役3名の合計

オートモーティブ事業を中核とし、プロパティや金融保証など多角的なBPOサービスを展開しています。連結子会社36社を擁する大規模体制ですが、事業構造改革によるポートフォリオの最適化を進めており、安定した収益基盤の構築と中期的な利益成長を目指しています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 10名)
女性 3名(30.0% 男性 7
30%
70%
監査報酬
5,918万円
連結子会社数
36
設備投資額
39.2億円
臨時従業員数
572

女性役員比率が30.0%と非常に高く、多様性を重視したガバナンス体制を構築しています。監査報酬として約5,900万円を支出しており、監査体制の強化にも注力しているほか、連結子会社36社を統括する持株会社体制の下、グループ全体での規律ある経営が行われています。

会社の計画は順調?

A
総合評価
株主還元目標を前倒しで達成。利益目標は今後の成長戦略が鍵を握る。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

第8次中期経営計画
FY2025〜FY2027
売上高: 目標 800億円 順調 (637.2億円)
79.65%
営業利益: 目標 100億円 順調 (79.61億円)
79.61%
配当性向: 目標 60%以上 前倒し達成 (62.8%)
100%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2025630億円637億円+1.1%
FY2024565億円587億円+3.9%
FY2023520億円546億円+4.9%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY202580億円80億円-0.5%
FY202482億円79億円-3.4%
FY202374億円78億円+5.9%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

現在進行中の「第8次中期経営計画」では、最終年度(2027年3月期)に売上高800億円、営業利益100億円を目指しています。初年度の2025年3月期は営業利益が79.61億円と目標に対して進捗率79.6%で順調な滑り出しです。特筆すべきは株主還元で、目標だった配当性向60%以上を初年度に62.8%で前倒し達成しました。業績予想の精度は売上高が期初予想を上回る傾向にある一方、利益面ではやや未達となるケースもあり、今後の収益性向上が目標達成の鍵となります。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

過去5年間のTSR(株主総利回り)は、市場平均であるTOPIXを一貫して下回る「アンダーパフォーム」という結果になっています。これは、同社の株価がTOPIXの上昇率ほどには伸び悩んだことが主な要因です。しかし、会社側もこの状況を認識しており、2025年3月期から配当を倍増させるなど、株主価値向上に向けた具体的な施策を打ち出しています。この株主還元強化策が、今後のTSR改善につながるかどうかが注目されます。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合-10.4%
100万円 →89.6万円
-10.4万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2021102.4万円+2.4万円2.4%
FY202291.7万円-8.3万円-8.3%
FY202377.4万円-22.6万円-22.6%
FY202490.7万円-9.3万円-9.3%
FY202589.6万円-10.4万円-10.4%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残261,500株
売り残33,200株
信用倍率7.88倍
IRBANKデータ参照時点
今後の予定
第1四半期決算発表2025年7月下旬
第2四半期決算発表2025年10月下旬

同社のPER(16.4倍)やPBR(1.89倍)は、サービス業界の平均と比較してやや割安な水準にあります。一方で、配当利回りは3.50%と業界平均を大きく上回っており、株主還元への積極的な姿勢が評価されています。信用取引では買い残が売り残を上回る状況が続いており、株価上昇への期待感が伺えますが、将来の売り圧力となる可能性も注視が必要です。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
48
前月比 +12.5%
メディア数
35
株探, Yahoo!ファイナンス, 日本経済新聞, PR TIMES, 会社四季報オンライン
業界内ランキング
上位 30%
サービス業 2400社中 680位
報道のトーン
45%
好意的
45%
中立
10%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

決算・業績40%
新規サービス25%
株価・IR20%
地域・社会貢献15%

最近の出来事

2026年1月増益達成

第3四半期累計で経常利益15%増益を達成し、安定した成長基調を維持。

2025年6月新サービス開始

AI技術を活用した住生活支援・見守りサービスの提供を開始し、DX化を加速。

2025年3月最高益更新

前期比で売上高637.2億円、営業利益79.61億円を記録し、高水準な業績を確保。

プレステージ・インターナショナル まとめ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 24円
安全性
安定
自己資本比率 59.7%
稼ぐ力
高い
ROE 13.2%
話題性
普通
ポジティブ 45%

「自動車や保険の『もしも』を支える縁の下の力持ちが、配当倍増で株主への『ありがとう』を表現中」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

同じ業種の企業

サービス業」に分類される他の企業

免責事項:本ページの情報は、公開されたメディア報道の定量分析およびEDINET等の公的開示情報をもとに作成しています。 特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任において行ってください。 報道件数・センチメント分析はAIによる自動分類であり、完全な正確性を保証するものではありません。 記事の著作権は各メディアに帰属します。

最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU