アミューズ
AMUSE INC.
最終更新日: 2026年3月27日
サザンからBABYMETALまで!感動を創造し続ける総合エンターテインメント企業
世界中の人々の心に永遠の感動を届け、多様な文化の発展に貢献する企業グループを目指す。
この会社ってなに?
あなたが好きなアーティストのコンサートに行くとき、そのチケットを買ったり、会場でグッズを手に取ったりしますよね。その裏側で、イベント全体を企画・運営しているのがアミューズのような会社です。サザンオールスターズや福山雅治、星野源といった多くの有名アーティストが所属しており、彼らの音楽やライブ活動を支えています。また、あなたが普段観ているテレビドラマや映画の中にも、アミューズが制作に関わっている作品があるかもしれません。エンタメの世界を身近に感じるとき、その感動の裏にはアミューズの仕事が隠れているのです。
大手芸能プロダクションのアミューズは、サザンオールスターズや福山雅治など国民的アーティストを多数抱える総合エンターテインメント企業です。FY2025は売上高681.9億円(前期比24.4%増)、営業利益27.98億円(同104.7%増)と、コロナ禍後のライブ活動本格再開によりV字回復を遂げました。一方で、レーベル事業の子会社を売却し、映像制作会社を買収するなど、IP(知的財産)を軸とした事業ポートフォリオの再編を加速させており、収益構造の転換期にあります。
会社概要
- 業種
- サービス業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 山梨県南都留郡富士河口湖町西湖997
- 公式
- www.amuse.co.jp
社長プロフィール

私たちは、アーティストと共に世界基準のエンターテインメントを創造し、人々の心に感動を届けることを使命としています。変化の激しい時代においても、良質なコンテンツを通じて世界中の人々と感動を分かち合い、文化創造に貢献し続けます。
この会社のストーリー
大里洋吉氏が設立。同年、ロックバンド「サザンオールスターズ」がレコードデビューし、社会現象を巻き起こす。
福山雅治が歌手デビュー。その後、俳優としても大成功を収め、アミューズを代表するアーティストの一人となる。
エンターテインメント企業としての成長性と透明性を高めるため、株式市場に上場。社会的な信用を獲得する。
アイドルとメタルの融合という斬新なコンセプトでBABYMETALが活動開始。後に世界的な人気を博し、海外事業の成功モデルとなる。
持続可能な未来を見据え、自然豊かな環境に本社を移転。「アミューズ ヴィレッジ」を創設し、新たな働き方と創造の拠点を築く。
映像制作会社「極東電視台」を子会社化。自社でのコンテンツ企画・制作能力を強化し、事業領域を拡大する。
創立50周年に向けて、中核事業であるアーティストマネジメント部門などを分社化。各事業の専門性と機動性を高める体制へ移行。
注目ポイント
サザンオールスターズ、福山雅治、星野源など、時代を象徴するトップアーティストが多数所属。安定した収益基盤となっています。
BABYMETALの世界的な成功を筆頭に、海外市場への展開を積極的に推進。アニメ製作や海外アーティストとの連携も強化しています。
アーティストマネジメントだけでなく、イベント企画、映像・音楽制作、グッズ販売、ファンクラブ運営など、多角的な事業で収益源を分散しています。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2016/3 | 60円 | 29.2% |
| FY2017/3 | 25円 | 21.3% |
| FY2018/3 | 25円 | 22.9% |
| FY2019/3 | 40円 | 15.6% |
| FY2020/3 | 35円 | 20.2% |
| FY2021/3 | 35円 | 36.6% |
| FY2022/3 | 40円 | 44.6% |
| FY2023/3 | 40円 | 39.8% |
| FY2024/3 | 40円 | 169.4% |
| FY2025/3 | 40円 | 40.3% |
| 権利確定月 | 3月 |
当社は安定的な配当の継続を基本方針として掲げており、年間40円の配当を維持する姿勢を見せています。業績が一時的に低迷したFY2024/3においても配当を維持した点は、株主還元への強い意識の表れと言えます。今後は、業績成長に合わせて配当性向の最適化を図ることで、持続的な価値還元を目指す方針です。
同業比較(収益性)
サービス業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
当社の売上高はFY2021/3の約398億円からFY2025/3には約682億円へと順調に拡大しており、主力のアーティストマネジメント事業が成長を牽引しています。一方で、FY2024/3には営業利益が約14億円まで一時的に落ち込むなど、制作費や販管費の増加が利益を圧迫する局面もありました。FY2025/3には純利益が約16億円まで回復し、翌期に向けた収益基盤の再構築が進んでいることが示されています。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 4.9% | 3.4% | - |
| FY2022/3 | 3.1% | 3.2% | - |
| FY2023/3 | 2.9% | 2.9% | - |
| FY2024/3 | -2.1% | 0.7% | 2.5% |
| FY2025/3 | 11.7% | 2.7% | 4.1% |
売上高純利益率や営業利益率は、コンテンツ制作の成否や販管費の変動により年度ごとに振れ幅があるものの、FY2025/3時点では売上拡大に伴い収益性が改善傾向にあります。特にROE(自己資本利益率)は、投資家から重視される効率的な資本運用の指標となりますが、FY2024/3の1.0%からFY2025/3には4.4%まで回復しており、資本効率の正常化が進んでいます。今後も制作事業の多角化を通じて、利益率の底上げを図る方針です。
財務は安全?
当社の財務体質は、長らく無借金経営を維持してきたことで非常に強固な自己資本比率を誇り、急激な事業環境の変化にも耐えうる基盤を有しています。FY2023/3以降は成長投資のための外部資金活用により有利子負債が発生していますが、資産規模に対する負債比率は極めて低く、健全性は十分に保たれています。潤沢な現預金と安定した純資産を背景に、将来のエンターテインメント市場における競争優位性を確保するための投資を継続可能です。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2021/3 | -2.7億円 | -17.2億円 | -2.3億円 | -19.9億円 |
| FY2022/3 | 16.5億円 | -12.8億円 | -6.6億円 | 3.7億円 |
| FY2023/3 | 100億円 | -19.6億円 | -29.3億円 | 80.5億円 |
| FY2024/3 | -3.1億円 | -17.3億円 | -7.3億円 | -20.4億円 |
| FY2025/3 | 4.3億円 | -6.1億円 | -20.6億円 | -1.8億円 |
営業活動によるキャッシュフローはコンテンツのヒット状況に左右されやすく、FY2023/3のような大きなプラスから一時的なマイナスまで変動が見られます。継続的な成長投資として投資CFは年間で数億円から20億円規模のマイナスを維持しており、将来の収益源となるコンテンツ開発に資金を投下しています。財務CFのマイナスは主に配当や自社株買いなど株主還元を優先していることを示しており、安定的なキャッシュマネジメントが行われています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 33.2億円 | 16.6億円 | 49.8% |
| FY2022/3 | 28.0億円 | 12.4億円 | 44.1% |
| FY2023/3 | 33.8億円 | 16.9億円 | 49.9% |
| FY2024/3 | 17.8億円 | 13.9億円 | 78.0% |
| FY2025/3 | 29.6億円 | 13.2億円 | 44.4% |
実効税率は年度によって変動が大きく、利益水準が低い年や一時的な特別損益が発生した年度には税率が高く見える傾向があります。通常の法人税負担に加え、事業構造の整理や税務上の調整などが影響していると考えられます。今後は安定した利益成長に伴い、適正な水準へ収束することが予想されます。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 708万円 | 586人 | - |
従業員平均年収は708万円であり、エンターテインメント業界の平均と比較しても高い水準を維持しています。制作業務やマネジメント業務といった高度な専門性が求められる職務が多いため、高い報酬水準で優秀な人材を確保する方針が伺えます。
誰がこの会社の株を持ってる?
安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。 主な安定株主はオオサト。
筆頭株主である㈱オオサトが約27.5%の株式を保有しており、創業者である大里洋吉氏の影響力が非常に強い安定した株主構成となっています。その他、金融機関やアーティスト持株会、関連会社が名を連ねており、長期的な視点での経営体制が維持されている点が特徴です。
会社の公式開示情報
役員報酬
主な事業内容はアーティストマネジメント、音楽・映像制作、ファンクラブ運営など多岐にわたります。開示資料によればグループ連結子会社18社を抱える強固な経営体制を構築していますが、エンタメ事業特有のトレンド変化や所属タレントへの依存リスクなどが継続的な経営上の課題として挙げられています。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率は15.0%と、多様な視点を取り入れた経営体制の構築を推進しています。監査報酬4,300万円を支出して監査体制を強化するほか、連結子会社18社を統括する大規模な事業展開を行っており、ガバナンスとリスク管理の両立を図っています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2022 | 360億円 | — | 387億円 | +7.6% |
| FY2023 | 400億円 | — | 525億円 | +31.3% |
| FY2024 | 470億円 | — | 548億円 | +16.6% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2022 | 25億円 | — | 29億円 | +14.2% |
| FY2023 | 26億円 | — | 32億円 | +21.3% |
| FY2024 | 27億円 | — | 14億円 | -49.4% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
FY2024を最終年度とする中期経営計画「AMUSE Your Value」は、営業利益目標50億円に対し実績13.67億円と大幅未達で終了しました。コロナ禍の影響が想定以上に長引いたことが主因です。一方、直近の業績予想は、大型ライブの成功で売上高は予想を上回る傾向にありますが、FY2024のように利益面で大幅な計画未達を記録するなど、収益の安定性には課題を残しています。FY2026の業績予想は前期比で減収減益を見込んでおり、保守的な計画からのスタートとなっています。
この株を持っていたら儲かった?
この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。
TSR(株主総利回り)は、配当と株価の値上がりを合わせた総合的な投資リターンを示す指標です。FY2021からFY2025までの5年間、アミューズのTSRは一貫してTOPIXをアンダーパフォーム(下回る)しています。これは、同期間においてTOPIXが大きく上昇する中、アミューズの株価が長期的に低迷したことが主な要因です。安定的な配当は実施されているものの、株価の値下がりが響き、投資家への総合的なリターンは市場平均に比べて見劣りする結果となっています。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| FY2021 | 113.5万円 | +13.5万円 | 13.5% |
| FY2022 | 89.3万円 | -10.7万円 | -10.7% |
| FY2023 | 83.2万円 | -16.8万円 | -16.8% |
| FY2024 | 74.0万円 | -26.0万円 | -26.0% |
| FY2025 | 79.8万円 | -20.2万円 | -20.2% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
同社のPBRは0.98倍と、解散価値を示す1倍を割り込んでおり、市場からは割安と評価されています。PERは業界平均並みですが、配当利回りは平均を上回る水準です。信用倍率は2.14倍と落ち着いており、需給バランスは比較的安定しています。株価が資産価値に対して割安な水準にあることから、今後の成長戦略や株主還元策が市場に評価されるかが焦点となります。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
2026年3月期の純利益予想を前期比2.2倍の36億円へ上方修正し、投資家心理が改善しました。
連結子会社であるA-Sketchをユニバーサルミュージックへ譲渡し、事業ポートフォリオの再編を実施しました。
創立50周年に向けた成長戦略として、アーティストマネジメント事業の中核化を目的とした会社分割を行いました。
最新ニュース
アミューズ まとめ
ひとめ診断
「サザン・福山雅治を擁するエンタメ界の巨人、ライブ経済の復活を追い風にIPビジネスの多角化を急ぐ」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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