ニシオホールディングス
NISHIO HOLDINGS CO.,LTD.
最終更新日: 2026年3月29日
建機からイベントまで、あらゆる”必要”に応えるレンタルソリューションの巨人
レンタル事業を新たな成長産業へと進化させ、社会インフラの整備からイベント開催まで、多様なニーズに応えることで未来の社会づくりに貢献します。
この会社ってなに?
あなたが普段街中で見かける工事現場で活躍しているクレーン車やショベルカー、実はその多くがニシオホールディングスのレンタル機材かもしれません。同社は、そうした建設機械を企業に貸し出すビジネスの国内大手です。それだけでなく、あなたが参加する音楽フェスティバルや地域のお祭りで使われるステージ、テント、音響設備といったイベント用品のレンタルも手掛けています。普段の生活やエンターテイメントの裏側で、ニシオホールディングスのサービスが社会を支えているのです。
建機レンタル業界の雄、ニシオホールディングスは、FY2025に売上高2,149.5億円、営業利益196.02億円を達成し、安定的な成長を続けています。現在進行中の中期経営計画「Next Stage 2026」では、FY2026に売上高2,200億円、営業利益200億円の目標を掲げ、着実に進捗しています。国土強靭化計画や都市再開発、そして地元開催の大阪万博が強力な追い風となり、レンタル需要は底堅く推移。株価はPBR 0.88倍と割安感があり、安定した配当利回りも魅力です。
会社概要
- 業種
- サービス業
- 決算期
- 9月
- 本社
- 大阪市中央区東心斎橋1-11-17
- 公式
- nishio-grp.co.jp
社長プロフィール

大阪・関西万博を契機に、レンタル事業を新たな成長産業へと進化させることを目指しています。グループの総合力を結集し、国内外で多様化する社会のニーズに応えることで、持続可能な社会の実現に貢献していきます。
この会社のストーリー
大阪府で西尾式ブロックを設立し、建設機械器具の賃貸業を開始。ここから総合レンタル企業への道が始まる。
創業40周年を迎え、大証二部に上場。企業の信頼性と成長性が市場に認められ、さらなる飛躍への基盤を築く。
「ニシオホールディングス株式会社」に商号変更し、持株会社体制へ移行。グループ全体の経営戦略を強化し、事業の多角化を加速させる。
東京証券取引所市場第一部へ指定替え。株価は上場来高値となる5,120円を記録し、企業価値が大きく評価される。
東京証券取引所の市場再編に伴い、最上位であるプライム市場へ移行。日本を代表する企業としての地位を確立する。
「レンタル事業を新たな成長産業に進化させる」ことを掲げ、2026年9月期に売上高2,200億円を目指す成長戦略を発表。
地元大阪で開催される万博において、会場建設や運営をレンタルサービスで全面的にサポート。企業の総合力を発揮する一大プロジェクトに挑む。
グループ内再編を進め、中期経営計画の目標として首都圏市場での売上700億円達成を目指し、さらなる事業拡大を図る。
注目ポイント
2025年大阪・関西万博では会場設営や運営をレンタルで支える中心企業です。国家的な大イベントを成功に導く実績は、今後の成長への大きな期待につながります。
着実に売上・利益を伸ばし、配当も連続して増配傾向にあります。安定した財務基盤と株主を重視する姿勢が魅力で、PBRは1倍割れと割安感もあります。
国内外で積極的なM&Aや事業再編を行い、成長を加速させています。変化に素早く対応し、レンタル事業を新たな成長産業へと進化させる戦略眼が強みです。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2021/3 | 85円 | 26.7% |
| FY2022/3 | 100円 | 30.3% |
| FY2023/3 | 112円 | 30.2% |
| FY2024/3 | 126円 | 30.2% |
| FY2025/3 | 131円 | 30.0% |
現在、株主優待制度は実施していません。
配当方針として「配当性向30%」を目標に掲げ、業績の成長に伴い着実な増配を継続する安定的な還元姿勢を維持しています。連結業績の拡大を反映し、一株あたりの配当金はFY2021/3の85円からFY2025/3には131円まで引き上げられました。今後も利益成長を原資として、株主への利益還元を継続・強化していく方針です。
同業比較(収益性)
サービス業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
ニシオホールディングスは、建設機械のレンタル需要が底堅い中、M&Aや事業集約による効率化を進め、5期連続で売上高と営業利益の成長を達成しました。特に建設機械レンタル事業の拡大が寄与し、直近では売上高約2,149億円、営業利益約196億円まで規模を拡大させています。今後は中期経営計画『Next Stage 2026』に基づき、売上高2,200億円と営業利益200億円の達成を目指し、さらなる成長を見込んでいます。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 8.0% | 3.5% | 8.5% |
| FY2022/3 | 7.8% | 3.5% | 8.7% |
| FY2023/3 | 8.3% | 3.8% | 8.8% |
| FY2024/3 | 8.6% | 4.0% | 9.1% |
| FY2025/3 | 8.6% | 4.1% | 9.1% |
売上高純利益率が安定的に推移する中、営業利益率は9%前後で推移し、効率的な資産活用によりROA(総資産利益率)は4.1%まで向上しています。レンタル資産の回転率を高める経営が功を奏しており、資本効率を示すROEも8.6%と堅調な水準を維持しています。高付加価値な建設機械やイベント用品の需要を取り込むことで、今後も収益性の高い事業運営が期待されます。
財務は安全?
自己資本比率は46.6%にまで上昇しており、強固な財務体質を構築しながら着実に純資産を積み上げています。有利子負債については、潤沢なキャッシュフローを背景に適切に管理されており、実質無借金に近い非常に健全なバランスシートを有しています。盤石な財務基盤は、新規投資や将来のさらなるM&Aに向けた強力な支えとなります。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 216億円 | -55.9億円 | -19.7億円 | 160億円 |
| FY2022/3 | 213億円 | -91.5億円 | -121億円 | 122億円 |
| FY2023/3 | 244億円 | -118億円 | -177億円 | 126億円 |
| FY2024/3 | 296億円 | -93.9億円 | -135億円 | 202億円 |
| FY2025/3 | 318億円 | -42.1億円 | -152億円 | 276億円 |
営業キャッシュフローは毎期200億円を超える水準で推移しており、安定した本業の稼ぐ力によって潤沢な営業活動収入を確保しています。成長のための投資を継続しつつも、FCF(フリーキャッシュフロー)は直近で約276億円と過去最高水準を記録しました。これにより、財務基盤の強化と株主還元原資の確保を同時に両立させています。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 135億円 | 46.2億円 | 34.4% |
| FY2022/3 | 143億円 | 51.3億円 | 35.9% |
| FY2023/3 | 157億円 | 53.9億円 | 34.4% |
| FY2024/3 | 174億円 | 58.0億円 | 33.3% |
| FY2025/3 | 188億円 | 67.2億円 | 35.7% |
法人税等の支払いは税引前利益の拡大に伴い増加傾向にあります。実効税率は概ね33%から39%の範囲で推移しており、法令に基づいた適正な納税が行われています。業績成長に応じた納税を確実に遂行することで、企業としての社会的な責務を果たしています。
会社の公式開示情報
有価証券報告書等の開示情報では、建機レンタル事業とイベント関連事業を両輪とする安定的な収益モデルが示されています。自然災害や景気変動による建設需要の揺らぎが主要な事業リスクとして挙げられており、海外展開や首都圏の再編による多角化でこれらの影響を緩和する戦略をとっています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2024 | 1,950億円 | — | 1,990億円 | +2.1% |
| FY2023 | 1,812億円 | — | 1,857億円 | +2.5% |
| FY2022 | 1,700億円 | — | 1,706億円 | +0.4% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2024 | 167億円 | — | 180億円 | +8.0% |
| FY2023 | 153億円 | — | 163億円 | +7.0% |
| FY2022 | 145億円 | — | 149億円 | +2.6% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
現行の中期経営計画「Next Stage 2026」は、最終年度の目標である売上高2,200億円、営業利益200億円に対し、FY2025終了時点で進捗率97%超と極めて順調です。特に、過去3年間の業績予想は期初計画を consistently に上回って着地しており、経営陣の計画策定能力と実行力の高さがうかがえます。大阪万博や国土強靭化といった外部環境も追い風となり、目標の前倒し達成も視野に入る状況です。
株の売買状況と今後の予定
同社のPER(10.0倍)およびPBR(0.88倍)は、サービス業の業界平均と比較して大幅に割安な水準にあります。一方で配当利回りは3.02%と業界平均を上回っており、バリュー株としての魅力が高いと言えます。信用倍率は1.05倍と拮抗しており、需給面では中立的です。今後の決算発表で、割安感が是正されるかどうかが注目されます。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
2025年9月期連結決算において、8.2%の経常増益を達成し堅調な成長を維持。
建設用3Dプリンターのレンタル事業を開始し、先端技術分野への参入を果たす。
2026年9月期第1四半期決算にて前年同期比で経常利益8.1%減を記録。
最新ニュース
ニシオホールディングス まとめ
ひとめ診断
「大阪万博を追い風に、建設現場からイベントまで日本のインフラを『貸し出す』総合レンタル大手」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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