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クックパッド(株)2193

Cookpad Inc.

スタンダードUpdated 2026/03/25
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まずこの会社は何者?

事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ

ひとめ診断

業績
普通
営業益 前年比↓(FY2024/3に黒字転換したが、売上縮小傾向が続いており収益の持続性に注視が必要)
配当
なし
配当なし(現在無配。繰越欠損金の解消と収益安定が配当再開の前提条件)
安全性
安定
自己資本比率 91.5%(無借金経営・自己資本比率91%超と財務安全性は極めて高い)
稼ぐ力
普通
ROE 5.6%
話題性
不評
ポジ 25%

この会社ってなに?

「今日の晩ごはん何にしよう?」と思ったとき、冷蔵庫の食材で検索すればレシピが見つかる――クックパッドは、そんな日常の料理シーンを支えるサービスです。投稿レシピ数は337万品を超え、家庭料理のアイデアの宝庫。月額550円のプレミアム会員になると人気順検索や専門家レシピも利用可能です。近年は「食トレンド大賞」の発表など、食文化の発信にも力を入れています。

クックパッドは1998年にサービスを開始した日本最大級の料理レシピ投稿・検索サービスを運営するIT企業です。創業者の佐野陽光氏が株式の約64%を保有するオーナー企業で、2024/03期に3期連続の赤字から黒字転換を達成。2025/03期は売上高53億円・営業利益2.6億円と黒字を維持しました。無借金経営で自己資本比率91%超と財務基盤は極めて健全ですが、売上高は縮小傾向にあり、収益構造の再構築が課題です。PBR 0.93倍と解散価値に近い水準で推移しています。

サービス業スタンダード市場

注目ポイント

無借金・高自己資本比率の鉄壁財務

有利子負債ゼロ、自己資本比率91%超。赤字が続いた時期も外部借入なしで乗り切った財務基盤の強さは特筆に値します。

黒字転換を果たした再建途上の企業

3期連続の赤字から脱却し、2024/03期に黒字転換。大幅な人員削減と事業構造改革により、筋肉質な経営体制を構築中。成長回帰への期待が持てます。

337万品のレシピ資産とブランド力

ユーザーが投稿した337万品超のレシピは唯一無二のデータ資産。「クックパッド」の名前は料理レシピの代名詞として高い知名度を誇ります。

会社概要

業種
サービス業
決算期
12月
本社
東京都目黒区大橋2丁目22番44号
公式
info.cookpad.com

サービスの実績は?

337万品
投稿レシピ数
累計
1,007万円
平均年収
2025期実績
91.5%
自己資本比率
2025期実績
101
従業員数
2025年3月時点
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なぜ伸びるの?

売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く

事業ごとの売上・利益

レシピサービス(国内)
約40億円75.5%)
海外事業
約13億円24.5%)
レシピサービス(国内)約40億円
利益: 約3億円利益率: 7.5%

料理レシピの投稿・検索サービス。月額550円のプレミアム会員からの課金収入と広告収入が主力。投稿レシピ数337万品超。

海外事業約13億円
利益: 約▲1億円

英語圏・スペイン語圏・インドネシアなどでレシピサービスを展開。Cookpad Limited等の連結子会社5社で構成。

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
5.6%
株主資本の利回り
ROA
5.1%
総資産の活用度
Op. Margin
5.0%
営業利益率
会計期ROEROA営業利益率
2021/12期11.0%10.0%26.3%
2022/12期17.7%15.8%38.7%
2023/12期14.2%12.8%36.8%
2024/12期9.7%9.0%11.5%
2025/12期5.6%5.1%4.9%
2025/12期5.6%5.1%5.0%

2021期〜2023期は大幅な赤字で収益性指標は軒並みマイナスでしたが、2024/03期にROE 9.8%・営業利益率11.5%へと劇的に改善しました。2025/03期は営業利益率4.9%とやや低下しましたが、これは売上減少の影響です。無借金経営のため、ROAとROEの差が小さく資本効率が良好です。

儲かってるの?

まあまあです
会計期売上高営業利益当期純利益EPSYoY
2021/12期100億円26.3億円23.8億円-22.4円-
2022/12期90.9億円35.2億円34.9億円-33.5円-9.2%
2023/12期76.1億円28.0億円22.3億円-23.2円-16.3%
2024/12期58.8億円6.7億円13.3億円15.6円-22.7%
2025/12期53.4億円2.6億円7.4億円9.6円-9.2%

クックパッドは2021期〜2023期にかけて3期連続の営業赤字を計上しましたが、大規模な人員削減と事業構造改革により、2024/03期に黒字転換を達成しました。売上高は100億円から53億円へ縮小していますが、コスト構造の見直しにより営業利益を確保しています。2025/03期は営業利益2.6億円と黒字を維持しており、筋肉質な経営体制への移行が進んでいます。 【2025/12期実績】売上53億円(前期比-9.2%)、営業利益2.6億円、純利益7.4億円。

業績の推移

売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。

同業比較(収益性)

サービス業の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
5.6%
業界平均
11.2%
営業利益率下回る
この会社
5.0%
業界平均
9.6%
自己資本比率上回る
この会社
91.5%
業界平均
53.4%
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将来どうなりそう?

公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く

会社の公式開示情報

役員報酬

1,200万円
取締役2名の合計

事業別の稼ぎ

事業名売上利益利益率
レシピサービス(国内)約40億円約3億円7.5%
海外事業約13億円約▲1億円-

国内レシピサービスが売上の大半を占める一人柱の事業構造です。プレミアム会員からの課金収入と広告収入が主な収益源。海外事業は縮小傾向にあり、選択と集中による収益改善を図っています。役員報酬は2名で1,200万円と極めて低い水準で、従業員の平均年収を下回っています。

どんな話題が多い?

業績・決算35%
事業構造改革25%
競合・業界動向25%
その他15%

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや厳しい
報道件数(30日)
35
前月比 -8.5%
メディア数
18
日経電子版, 株探, Yahoo!ファイナンス, みんかぶ, 東洋経済
業界内ランキング
上位 60%
サービス業 上位60%
報道のトーン
25%
好意的
45%
中立
30%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

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この会社のストーリー

創業から現在までの歩みと、代表者の姿

創業ストーリー

1997
レシピサイトの原型が誕生

佐野陽光氏が個人プロジェクトとして料理レシピの共有サイトを構想。翌年にサービスを公開した。

2004
クックパッド株式会社を設立

事業の法人化を実施。レシピ投稿・検索サービスとして本格的な事業展開を開始した。

2009
東京証券取引所マザーズに上場

IPO初値は公開価格の2倍となる19,100円を記録。料理レシピサイトの先駆者として注目を集めた。

2016
創業者の退任と経営混乱

佐野氏が取締役を退任。その後の経営方針の迷走が業績悪化の一因となった。

2023
大規模人員削減と事業構造改革

従業員を大幅に削減し、赤字体質からの脱却を図る構造改革を断行した。

2024
黒字転換を達成

2024/03期に営業黒字に転換。コスト構造の見直しにより、持続的な収益体制の構築を進めている。

出来事の年表

2026年2月通期決算発表

2025/12期期の通期決算を発表。売上高53億円、2期連続の営業黒字を達成。

2025年11月食トレンド大賞

クックパッド食トレンド大賞2025」を発表。食文化の発信力を維持。

2024年11月優待廃止

株主優待制度の廃止を発表。2023年12月権利分をもって終了。

社長プロフィール

今井 松兼
代表取締役
改革推進者
毎日の料理を楽しみにする。クックパッドはこのミッションのもと、テクノロジーの力で料理に関する課題解決に取り組み、利益を追求しつつ未来の常識となるサービスの創出を目指してまいります。
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安心して投資できる?

財務・透明性・株主構成・リスクを点検

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率91.5%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
Interest-bearing Debt
0円
借金(有利子負債)
Net Assets
129億円
会社の純資産

クックパッドは有利子負債ゼロの完全無借金経営を続けており、自己資本比率は88〜94%と極めて高い水準です。総資産は赤字期の縮小を経て2025/03期で141億円に安定。BPSは175.1円で現在の株価163円に対しPBR 0.93倍と解散価値をやや下回る水準にあります。 【2025/12期】総資産141億円、純資産129億円、自己資本比率91.5%。

お金の流れは?

本業は稼げていますが投資が多めです
Operating CF
+5.8億円
本業で稼いだお金
Investing CF
-49.3億円
投資に使ったお金
Financing CF
-19.4億円
借入・返済など
Free CF
-43.5億円
手元に残ったお金
会計期営業CF投資CF財務CFFCF
2021/12期0円0円0円0円
2022/12期0円0円0円0円
2023/12期0円0円0円0円
2024/12期15.2億円1.9億円23.4億円17.1億円
2025/12期5.8億円49.3億円19.4億円43.5億円

2021期〜2023期は営業CFがマイナスでしたが、2024/03期に営業CF 15億円のプラスに転換しました。2025/03期も営業CFは5.8億円のプラスを維持。投資CF▲49億円は大きいですが、これは資産の再配分によるものです。財務CFのマイナスは自社株買い等の株主還元を反映しています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 7名)
女性 2名(28.6% 男性 5
29%
71%
監査報酬
3,843万円
設備投資額
5,800万円
平均勤続年数(従業員)
5.6
臨時従業員数
107

取締役・監査役7名中、女性が2名(28.6%)とダイバーシティに配慮したガバナンス体制を構築しています。連結子会社5社を統括するグループ経営で、設備投資は5,800万円とIT企業らしくコンパクト。平均勤続年数5.6年はIT業界では標準的な水準です。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主4.6%
浮動株95.4%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関4.2%
事業法人等0.4%
外国法人等3%
個人その他91.3%
証券会社1.1%

浮動株比率が高く、株式の流動性が高い反面、株価変動が大きくなりやすい傾向があります。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。

佐野 陽光(46,585,300株)63.55%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(3,708,000株)5.06%
UBS AG LONDON A/C IPB SEGREGATED CLIENT ACCOUNT(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)(708,600株)0.97%
NORTHERN TRUST CO. (AVFC) RE U.S. TAX EXEMPTED PENSION FUNDS SEC LENDING(常任代理人 香港上海銀行東京支店)(672,800株)0.92%
橋本 健太(484,700株)0.66%
平尾 丈(426,800株)0.58%
楽天証券株式会社共有口(355,700株)0.49%
BNP PARIBAS LUXEMBOURG/2S/JASDEC/JANUS HENDERSON HORIZON FUND(常任代理人 香港上海銀行東京支店)(339,200株)0.46%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(323,600株)0.44%
齋藤 貴子(322,800株)0.44%

筆頭株主は創業者の佐野陽光氏で63.55%を保有しており、圧倒的な支配権を持つオーナー企業です。信託銀行が約5%を保有するほかは、個人投資家中心の株主構成となっています。個人投資家の保有比率が91.3%と極めて高く、創業者の経営方針が直接反映される企業といえます。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1プレミアム会員数の減少リスク(競合サービスとの競争激化)
2広告収入の減少リスク(ユーザー数・PV数の低下)
3海外事業の収益化リスク(グローバル展開の不確実性)
4人材確保・流出リスク(少人数体制での事業運営)
5情報セキュリティリスク(個人情報・レシピデータの管理)
6競合サービス(クラシル・DELISH KITCHEN等)との差別化リスク

社員の給料はどのくらい?

平均年収
1,007万円
従業員数
101
平均年齢
37.5歳
平均年収従業員数前年比
当期1,007万円101-

従業員の平均年収は1,007万円と、IT業界の中でもトップクラスの高水準です。従業員数は大幅な人員削減を経て101名まで縮小しましたが、少数精鋭の体制で高い給与水準を維持しています。平均年齢37.5歳、平均勤続年数5.6年とIT企業らしい組織構成です。

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株主リターン・投資成果

リターン・配当・市場データを確認

平均よりも稼げてる?

この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。

クックパッドのTSRは5年間で46.3%と、投資元本の半分以上を毀損しています。TOPIX(213.2%)に対して大幅にアンダーパフォームしており、赤字期の株価下落が大きく影響しています。黒字転換後は底打ちの兆しがあるものの、投資回収には相当な株価上昇が必要な状況です。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。

配当・優待はもらえる?

もらえません
1株配当(最新期)
0
方針: 無配(配当方針は未開示)
1株配当配当性向
2016/12期10114.8%
2017/12期824.6%
2018/12期00.0%
2019/12期00.0%
2020/12期00.0%
2021/12期00.0%
2022/12期00.0%
2023/12期00.0%
2024/12期00.0%
2025/12期00.0%
株主優待
なし

2023年12月権利分をもって株主優待制度を廃止。現在は優待制度なし。

クックパッドは現在無配で、配当の再開時期は未定です。2023年12月権利分をもって株主優待制度(料理コーチングサービスのクーポン)も廃止されました。黒字転換は果たしたものの、成長投資を優先する方針のため、配当再開には収益基盤のさらなる安定が必要と見られます。

もし5年前に投資していたら?

+
2021期初めに100万円を投資した場合
100万円が 146.3万円 になりました (46.3万円)
+46.3%
年度末時点評価額損益TSR
2021期183.3万円83.3万円83.3%
2022期163.0万円63.0万円63.0%
2023期137.9万円37.9万円37.9%
2024期149.2万円49.2万円49.2%
2025期146.3万円46.3万円46.3%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残1,619,200株
売り残1,258,900株
信用倍率1.29倍
3/13時点
今後の予定
2026年12月期 第1四半期決算発表2026年5月上旬(予定)
定時株主総会2026年3月下旬(予定)

クックパッドのPBR 0.93倍はIT・サービス業界の中では極めて低い水準で、業界平均の2.5倍を大幅に下回っています。PER 17.1倍も業界平均より低めです。信用倍率は1.29倍と買い残がやや優勢で、株価反発への期待が一定程度見られます。無配のため配当利回りは0%です。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
2021/12期-25.9億円0円-
2022/12期-35.3億円0円-
2023/12期-23.8億円0円-
2024/12期11.1億円0円0.0%
2025/12期11.0億円3.6億円32.5%

2021期〜2023期は税引前利益がマイナスのため法人税は発生していません。2024/03期・2025/03期は黒字転換したものの、過年度の繰越欠損金の活用により実効税率は0%となっています。累積赤字が大きいため、当面は法人税負担が軽い状態が続く見込みです。

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もっと知る

まとめと、関連情報・似た会社へ

クックパッド(株) まとめ

業績
普通
営業益 前年比↓(FY2024/3に黒字転換したが、売上縮小傾向が続いており収益の持続性に注視が必要)
配当
なし
配当なし(現在無配。繰越欠損金の解消と収益安定が配当再開の前提条件)
安全性
安定
自己資本比率 91.5%(無借金経営・自己資本比率91%超と財務安全性は極めて高い)
稼ぐ力
普通
ROE 5.6%
話題性
不評
ポジ 25%

「レシピ投稿サイトの先駆者。赤字から黒字転換を果たし、創業者主導で再建中のIT企業」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

DISCLAIMER

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最終更新: 2026/05/22 / データ提供: OSHIKABU