カナモト9678
KANAMOTO CO.,LTD.
まずこの会社は何者?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
あなたが普段街で見かける工事現場のショベルカーやクレーン、実はその多くがレンタルされたものです。カナモトは、そうした建設機械を全国の建設会社に貸し出す事業の最大手の一角です。ビルや道路が作られる裏側はもちろん、災害が起きたときの復旧作業や、音楽フェスなどの大規模イベントの会場設営でも、同社の機械が活躍しています。日本のインフラを文字通り「縁の下の力持ち」として支えている会社なのです。
建機レンタル業界のリーディングカンパニー。2025期は売上高2,132.7億円、営業利益173.69億円と増収増益を達成しました。続く2026期も売上高2,210億円(前期比3.6%増)、営業利益187億円(同7.7%増)と成長を見込んでいます。首都圏の再開発や北海道新幹線の延伸工事など、旺盛な建設需要を背景に安定した収益基盤を築いており、積極的なM&Aによる事業領域の拡大も進めています。
会社概要
- 業種
- サービス業
- 決算期
- 10月
- 本社
- 札幌市中央区大通東3丁目1番地19
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
稼ぐ力はどのくらい?
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2016/10期 | 9.9% | 3.7% | 10.4% |
| 2017/10期 | 12.4% | 4.8% | 10.5% |
| 2018/10期 | 12.2% | 5.1% | 10.5% |
| 2019/10期 | 10.2% | 4.5% | 9.9% |
| 2020/10期 | 6.8% | 3.0% | 8.0% |
| 2021/10期 | 6.8% | 2.9% | 7.7% |
| 2022/10期 | 6.1% | 2.7% | 7.0% |
| 2023/10期 | 4.7% | 2.2% | 6.1% |
| 2024/10期 | 6.1% | 2.8% | 7.0% |
| 2025/10期 | 7.1% | 3.4% | 8.1% |
| 1Q FY2026/10 | 2.6%(累計) | 1.1%(累計) | 10.3% |
収益性については、建機レンタルという装置産業の特性上、機材稼働率や償却費の管理が重要ですが、営業利益率は2025/03期時点で8.1%まで改善しています。売上拡大に伴う規模の経済が働き、効率性が高まっていることが分かります。ROE(自己資本利益率)も過去の低水準から回復傾向にあり、資産効率を重視した経営管理が着実に利益率の向上に寄与しています。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | YoY |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021/10期 | 1,894億円 | 146億円 | 89.1億円 | 235.6円 | +5.8% |
| 2022/10期 | 1,880億円 | 132億円 | 83.5億円 | 224.6円 | -0.7% |
| 2023/10期 | 1,975億円 | 120億円 | 67.2億円 | 185.4円 | +5.0% |
| 2024/10期 | 2,072億円 | 146億円 | 90.1億円 | 253.7円 | +4.9% |
| 2025/10期 | 2,133億円 | 174億円 | 110億円 | 314.1円 | +2.9% |
カナモトは、建設業界のDX推進や都市再開発における建機需要の取り込みにより、売上高が2021/03期の約1,894億円から2025/03期には約2,133億円まで堅調に拡大しています。一時的な利益の足踏みは見られたものの、効率的な機材運用や付加価値の高いサービス展開により、純利益は2024/03期以降で力強い回復傾向にあります。今期(2026/03期予想)も増収増益を見込んでおり、強固な営業基盤を背景とした安定成長を継続しています。 【1Q 2026/10期実績】売上552億円(通期予想比25%)、営業利益57億円(同30%)、純利益37億円(同33%)。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
サービス業の同業他社平均と比べると…
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
EDINET等の開示情報によると、売上の大半を建機レンタル事業が占める「単一セグメントに近い強固な収益基盤」を有しています。リスク要因として、国内建設需要の変動に加え、中古建機販売の市況や海外事業におけるカントリーリスク、為替変動が業績に影響を与える可能性があると指摘されています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 2,111億円 | — | 2,133億円 | +1.0% |
| 2024期 | 2,053億円 | — | 2,072億円 | +0.9% |
| 2023期 | 1,980億円 | — | 1,975億円 | -0.3% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 151億円 | — | 174億円 | +15.0% |
| 2024期 | 141億円 | — | 146億円 | +3.3% |
| 2023期 | 140億円 | — | 120億円 | -14.6% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
カナモトは明確な中期経営計画を開示していませんが、毎期公表する業績予想が実質的な目標となります。過去の業績予想の精度を見ると、売上高は期初予想に対してほぼ計画通りに着地する傾向がありますが、利益面ではブレが見られます。特に2025期は期初予想を15%も上回る大幅な増益を達成しており、保守的な予想を出す傾向がある一方で、ポジティブなサプライズを提供する力も秘めていると言えます。
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競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
第1四半期決算にて純利益が前年同期比14%増となる好業績を発表し、株価が急伸しました。
7期ぶりの最高益見通しを受け、前期配当の5円増額と今期の増配を発表し投資家から高く評価されました。
デジタルデータソリューション社とサイバーセキュリティ分野で業務提携を締結し、サービス拡充を図りました。
社長プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
財務健全性の面では、自己資本比率が45.4%まで向上しており、強固な財務体質を構築しています。調査の結果、同社は有利子負債を保有しているものの、潤沢な手元資金や営業キャッシュフローにより実質的にコントロールされた状態にあります。BPS(1株当たり純資産)も右肩上がりで推移しており、株主資本の積み増しによる安定的な成長基盤が確立されています。 【1Q 2026/10期】総資産3335億円、純資産1609億円、自己資本比率42.3%、有利子負債645億円。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2016/10期 | 266億円 | 89.4億円 | 207億円 | 177億円 |
| 2017/10期 | 378億円 | 47.5億円 | 310億円 | 330億円 |
| 2018/10期 | 354億円 | 69.8億円 | 269億円 | 284億円 |
| 2019/10期 | 391億円 | 59.9億円 | 267億円 | 332億円 |
| 2020/10期 | 407億円 | 140億円 | 222億円 | 267億円 |
| 2021/10期 | 394億円 | 33.7億円 | 288億円 | 360億円 |
| 2022/10期 | 332億円 | 113億円 | 309億円 | 218億円 |
| 2023/10期 | 380億円 | 67.0億円 | 340億円 | 313億円 |
| 2024/10期 | 417億円 | 27.3億円 | 335億円 | 390億円 |
| 2025/10期 | 474億円 | 47.3億円 | 327億円 | 427億円 |
本業で稼ぐ力を示す営業キャッシュフローは、毎年300億円から470億円規模の安定した創出を続けています。投資活動においても、適切な設備投資を維持しつつ潤沢なフリーキャッシュフロー(FCF)を生み出しており、財務の余裕がうかがえます。これにより、配当増額や自己株式取得といった株主還元策を強力に推進できる柔軟な資金繰りが実現されています。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/10期 | 45円 | 19.6% |
| 2017/10期 | 50円 | 16.4% |
| 2018/10期 | 60円 | 17.9% |
| 2019/10期 | 65円 | 22.0% |
| 2020/10期 | 65円 | 29.4% |
| 2021/10期 | 70円 | 29.7% |
| 2022/10期 | 75円 | 33.4% |
| 2023/10期 | 75円 | 40.5% |
| 2024/10期 | 80円 | 31.5% |
| 2025/10期 | 95円 | 30.2% |
| 権利確定月 | 10月 |
カナモトは、業績連動を基本としつつ安定した配当の維持と向上を目指す方針を掲げています。配当性向は30%程度を目安に設定されており、近年の増益基調に伴い配当額も増額傾向にあります。株主優待と併せて、中長期的な視点での株主還元を重視する姿勢が評価されています。
株の売買状況と今後の予定
株価評価指標であるPER(13.2倍)およびPBR(1.04倍)は、業界平均と比較してやや割高感があります。これは、同社の安定した収益力と業界内での高いシェアが市場から評価されていることの表れと考えられます。直近の信用倍率は0.61倍と売り残が買い残を上回っており、将来の株価下落を見込む投資家も一定数存在しますが、これは短期的な過熱感に対する警戒とも取れます。今後の決算発表で力強い業績を示せるかが、株価の方向性を決める鍵となるでしょう。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2016/10期 | 144億円 | 63.1億円 | 43.8% |
| 2017/10期 | 172億円 | 64.5億円 | 37.5% |
| 2018/10期 | 179億円 | 60.7億円 | 33.9% |
| 2019/10期 | 183億円 | 68.5億円 | 37.5% |
| 2020/10期 | 143億円 | 58.0億円 | 40.7% |
| 2021/10期 | 154億円 | 64.8億円 | 42.1% |
| 2022/10期 | 138億円 | 54.4億円 | 39.4% |
| 2023/10期 | 125億円 | 57.7億円 | 46.2% |
| 2024/10期 | 152億円 | 62.0億円 | 40.8% |
| 2025/10期 | 180億円 | 69.7億円 | 38.9% |
カナモトの法人税等負担率は、概ね39%から46%の範囲で推移しています。これは主に法定実効税率に準じた水準ですが、年度によって税効果会計やその他の調整項目の影響を受け変動が見られます。今後も安定した利益水準を維持することで、継続的な納税を通じた社会貢献が期待されます。
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「『現場の仕事、止めません』を合言葉に、全国のインフラを支える建機レンタルの巨人」
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