カナモト
KANAMOTO CO.,LTD.
最終更新日: 2026年3月29日
社会インフラを支える、建機レンタルのパイオニア
レンタル事業を通じてあらゆる建設現場の課題を解決し、安全で豊かな社会づくりに貢献するグローバル企業を目指します。
この会社ってなに?
あなたが普段街で見かける工事現場のショベルカーやクレーン、実はその多くがレンタルされたものです。カナモトは、そうした建設機械を全国の建設会社に貸し出す事業の最大手の一角です。ビルや道路が作られる裏側はもちろん、災害が起きたときの復旧作業や、音楽フェスなどの大規模イベントの会場設営でも、同社の機械が活躍しています。日本のインフラを文字通り「縁の下の力持ち」として支えている会社なのです。
建機レンタル業界のリーディングカンパニー。FY2025は売上高2,132.7億円、営業利益173.69億円と増収増益を達成しました。続くFY2026も売上高2,210億円(前期比3.6%増)、営業利益187億円(同7.7%増)と成長を見込んでいます。首都圏の再開発や北海道新幹線の延伸工事など、旺盛な建設需要を背景に安定した収益基盤を築いており、積極的なM&Aによる事業領域の拡大も進めています。
会社概要
- 業種
- サービス業
- 決算期
- 10月
- 本社
- 札幌市中央区大通東3丁目1番地19
- 公式
- www.kanamoto.co.jp
社長プロフィール

当社は建設機械レンタル事業を通じて、社会インフラの整備に貢献し、日本経済の発展と共に成長してきました。今後も業界のパイオニアとして、お客様の多様なニーズに応え、安全で豊かな社会づくりと持続的な企業価値の向上を目指してまいります。
この会社のストーリー
北海道室蘭市にて個人経営の「金本商店」として創業。建設機械の修理・販売から事業を開始し、後のカナモトの礎を築いた。
室蘭から札幌へ本社を移転し、「株式会社カナモト」を設立。日本の高度経済成長を背景に、建設機械レンタル事業という新たな分野へ本格的に進出した。
札幌証券取引所に上場し、翌年には東京証券取引所(当時二部)にも上場。企業としての信頼性を高め、全国展開への基盤を固めた。
九州地盤の建機レンタル最大手である株式会社ニシケンを子会社化。M&Aを通じて全国規模での事業網を強化し、業界内でのプレゼンスをさらに高めた。
計測機器レンタルに強みを持つソーキホールディングスを完全子会社化。事業領域を拡大し、顧客へのソリューション提供能力を強化した。
デジタルデータソリューションとの業務提携など、DXを積極的に推進。建設業界の働き方改革や省力化ニーズに対応する新たなサービス展開を加速させている。
2025年10月期決算で増益・増配を発表し、2026年10月期は7期ぶりの経常最高益更新を目指す。首都圏や北海道の再開発需要を追い風に、力強い成長が続く。
注目ポイント
北海道を基盤に、M&Aも活用しながら全国規模のネットワークを構築。近年はオーストラリアや東南アジアなど海外にも拠点を広げ、グローバルに成長を続けています。
インフラ整備や都市開発に不可欠な事業で安定した収益を上げています。業績は好調で、増配傾向にあり、株主への還元にも積極的な姿勢が魅力です。
500株以上を1年以上継続保有する株主を対象に、北海道の銘菓などを集めたカタログギフトを贈呈。地元北海道への想いと株主への感謝が感じられます。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2021/3 | 70円 | 29.7% |
| FY2022/3 | 75円 | 33.4% |
| FY2023/3 | 75円 | 40.5% |
| FY2024/3 | 80円 | 31.5% |
| FY2025/3 | 95円 | 30.2% |
| 権利確定月 | 10月 |
カナモトは、業績連動を基本としつつ安定した配当の維持と向上を目指す方針を掲げています。配当性向は30%程度を目安に設定されており、近年の増益基調に伴い配当額も増額傾向にあります。株主優待と併せて、中長期的な視点での株主還元を重視する姿勢が評価されています。
同業比較(収益性)
サービス業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
カナモトは、建設業界のDX推進や都市再開発における建機需要の取り込みにより、売上高がFY2021/3の約1,894億円からFY2025/3には約2,133億円まで堅調に拡大しています。一時的な利益の足踏みは見られたものの、効率的な機材運用や付加価値の高いサービス展開により、純利益はFY2024/3以降で力強い回復傾向にあります。今期(FY2026/3予想)も増収増益を見込んでおり、強固な営業基盤を背景とした安定成長を継続しています。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 6.6% | 2.9% | 7.7% |
| FY2022/3 | 5.9% | 2.7% | 7.0% |
| FY2023/3 | 4.7% | 2.1% | 6.1% |
| FY2024/3 | 6.0% | 2.8% | 7.0% |
| FY2025/3 | 7.0% | 3.4% | 8.1% |
収益性については、建機レンタルという装置産業の特性上、機材稼働率や償却費の管理が重要ですが、営業利益率はFY2025/3時点で8.1%まで改善しています。売上拡大に伴う規模の経済が働き、効率性が高まっていることが分かります。ROE(自己資本利益率)も過去の低水準から回復傾向にあり、資産効率を重視した経営管理が着実に利益率の向上に寄与しています。
財務は安全?
財務健全性の面では、自己資本比率が45.4%まで向上しており、強固な財務体質を構築しています。調査の結果、同社は有利子負債を保有しているものの、潤沢な手元資金や営業キャッシュフローにより実質的にコントロールされた状態にあります。BPS(1株当たり純資産)も右肩上がりで推移しており、株主資本の積み増しによる安定的な成長基盤が確立されています。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 394億円 | -33.7億円 | -288億円 | 360億円 |
| FY2022/3 | 332億円 | -113億円 | -309億円 | 218億円 |
| FY2023/3 | 380億円 | -67.0億円 | -340億円 | 313億円 |
| FY2024/3 | 417億円 | -27.3億円 | -335億円 | 390億円 |
| FY2025/3 | 474億円 | -47.3億円 | -327億円 | 427億円 |
本業で稼ぐ力を示す営業キャッシュフローは、毎年300億円から470億円規模の安定した創出を続けています。投資活動においても、適切な設備投資を維持しつつ潤沢なフリーキャッシュフロー(FCF)を生み出しており、財務の余裕がうかがえます。これにより、配当増額や自己株式取得といった株主還元策を強力に推進できる柔軟な資金繰りが実現されています。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 154億円 | 64.8億円 | 42.1% |
| FY2022/3 | 138億円 | 54.4億円 | 39.4% |
| FY2023/3 | 125億円 | 57.7億円 | 46.2% |
| FY2024/3 | 152億円 | 62.0億円 | 40.8% |
| FY2025/3 | 180億円 | 69.7億円 | 38.9% |
カナモトの法人税等負担率は、概ね39%から46%の範囲で推移しています。これは主に法定実効税率に準じた水準ですが、年度によって税効果会計やその他の調整項目の影響を受け変動が見られます。今後も安定した利益水準を維持することで、継続的な納税を通じた社会貢献が期待されます。
会社の公式開示情報
EDINET等の開示情報によると、売上の大半を建機レンタル事業が占める「単一セグメントに近い強固な収益基盤」を有しています。リスク要因として、国内建設需要の変動に加え、中古建機販売の市況や海外事業におけるカントリーリスク、為替変動が業績に影響を与える可能性があると指摘されています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 2,111億円 | — | 2,133億円 | +1.0% |
| FY2024 | 2,053億円 | — | 2,072億円 | +0.9% |
| FY2023 | 1,980億円 | — | 1,975億円 | -0.3% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 151億円 | — | 174億円 | +15.0% |
| FY2024 | 141億円 | — | 146億円 | +3.3% |
| FY2023 | 140億円 | — | 120億円 | -14.6% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
カナモトは明確な中期経営計画を開示していませんが、毎期公表する業績予想が実質的な目標となります。過去の業績予想の精度を見ると、売上高は期初予想に対してほぼ計画通りに着地する傾向がありますが、利益面ではブレが見られます。特にFY2025は期初予想を15%も上回る大幅な増益を達成しており、保守的な予想を出す傾向がある一方で、ポジティブなサプライズを提供する力も秘めていると言えます。
株の売買状況と今後の予定
株価評価指標であるPER(13.2倍)およびPBR(1.04倍)は、業界平均と比較してやや割高感があります。これは、同社の安定した収益力と業界内での高いシェアが市場から評価されていることの表れと考えられます。直近の信用倍率は0.61倍と売り残が買い残を上回っており、将来の株価下落を見込む投資家も一定数存在しますが、これは短期的な過熱感に対する警戒とも取れます。今後の決算発表で力強い業績を示せるかが、株価の方向性を決める鍵となるでしょう。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
第1四半期決算にて純利益が前年同期比14%増となる好業績を発表し、株価が急伸しました。
7期ぶりの最高益見通しを受け、前期配当の5円増額と今期の増配を発表し投資家から高く評価されました。
デジタルデータソリューション社とサイバーセキュリティ分野で業務提携を締結し、サービス拡充を図りました。
最新ニュース
カナモト まとめ
ひとめ診断
「『現場の仕事、止めません』を合言葉に、全国のインフラを支える建機レンタルの巨人」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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