2305スタンダード

(株)スタジオアリス

STUDIO ALICE Co.,Ltd.

最終更新日: 2026年3月25日

ROE5.4%
BPS1753.3円
自己資本比率70.5%
FY2025/3 有報データ

家族の「今」を永遠に。こども写真館のパイオニアが届ける、笑顔と感動の記念日体験

写真を通じて、家族の絆と笑顔を届ける

この会社ってなに?

お子さまの七五三やお宮参り、入園・入学、誕生日の記念撮影でおなじみの「こども写真城 スタジオアリス」。約500着の衣装が無料で着放題、ディズニーやポケモンなどのキャラクター撮影も人気です。2025年には新ブランド「Studio Moaly」で貸切型フォトスタジオにも進出し、さらに「ALICE IN WONDER WALL」では3Dホログラム没入型セルフスタジオという新体験も提供しています。

スタジオアリスは1974年設立のこども専門写真館チェーンで、全国約400店舗を展開する業界トップ企業です。七五三が売上の約4割を占め、成人式向け振袖レンタル「ふりホ」も成長中。FY2025/2期は売上高356億円・営業利益30億円と前期比で増益に転じました。富士フイルムが約20%を出資する資本提携先として、写真・映像技術のDX推進にも取り組んでいます。無借金経営で自己資本比率72%と財務基盤は堅固です。

サービス業スタンダード市場

会社概要

業種
サービス業
決算期
2月
本社
大阪府大阪市北区梅田1丁目8番17号 大阪第一生命ビル7F
公式
www.studio-alice.co.jp

社長プロフィール

牧野 俊介
代表取締役社長
挑戦的経営者
お子さまの成長の瞬間を、最高の笑顔とともに写真に残す。スタジオアリスは、すべてのご家族の「かけがえのない一瞬」を永遠の宝物にするお手伝いをしてまいります。新しい撮影体験の創出を通じて、写真の持つ力をさらに広げていきます。

この会社のストーリー

1974
写真事業の原点

大阪でスタジオアリスの前身となる写真事業を開始。こどもの記念写真に特化したビジネスモデルを確立した。

2002
東証に株式上場

東京証券取引所に上場を果たし、全国展開を加速。初値3,000円でIPOを実現した。

2019
富士フイルムと資本業務提携

富士フイルムが発行済株式の約20%を取得し資本業務提携を締結。写真・映像技術の共同開発とDX推進を加速。

2020
コロナ禍での試練と回復

新型コロナウイルスの影響で一時的に来店客数が大幅減少。しかしオンライン予約の強化や感染対策の徹底で急速に回復を遂げた。

2025
新ブランドで未来を切り拓く

貸切型フォトスタジオ「Studio Moaly」や3Dホログラム没入型スタジオ「ALICE IN WONDER WALL」を展開。写真館の新たな形を提案。

注目ポイント

株主優待の総合利回り約8%

配当利回り2.53%に加え、100株保有で約11,000円相当の写真撮影券がもらえます。お子さまやお孫さまの記念撮影に使える実用的な優待として人気が高く、総合利回りは約8%と非常に魅力的です。

無借金経営で盤石の財務基盤

有利子負債ゼロ、自己資本比率72.2%、現預金約190億円と鉄壁の財務体質。不況時にも配当維持や新規投資を行える余力を持ち、長期保有に安心感があります。

少子化時代に挑む新サービス群

「Studio Moaly」「ALICE IN WONDER WALL」「ふりホ」「法人向け撮影」など、従来のこども写真館の枠を超えた新サービスを次々と投入。少子化の逆風に対し、撮影機会の多様化で成長機会を創出しています。

サービスの実績は?

50
1株当たり配当金
FY2026予想
8.5%
営業利益率
FY2025実績
+2.2pt YoY
72.2%
自己資本比率
FY2025実績
約400店舗
全国店舗数
こども写真館最大手

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑(少子化による減収傾向だがFY2025/2は増益に回復)
配当
少なめ
1株 50円
安全性
安定
自己資本比率 70.5%(有利子負債ゼロ・自己資本比率72.2%と財務は極めて健全)
稼ぐ力
普通
ROE 5.4%
話題性
普通
ポジティブ 48%

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
50
方針: 安定配当を基本とし、業績に応じた利益還元
1株配当配当性向
FY2016/35028.2%
FY2018/35049.8%
FY2019/35041.7%
FY2020/35070.2%
FY2021/35034.9%
FY2022/37032.9%
FY2023/37052.7%
FY2024/370102.7%
FY2025/35062.2%
株主優待
あり
株主写真撮影券(四切サイズ写真1枚、フレーム付)
必要株数100株以上(約20万円)
金額相当約11,000円相当
権利確定月8月

FY2024/2は業績悪化にもかかわらず1株70円の配当を維持(配当性向103%)し、株主還元への姿勢を示しました。FY2025/2からは50円に減配となりましたが、配当利回り2.53%に加え、株主優待の写真撮影券(約11,000円相当)を合わせた総合利回りは約8%と非常に魅力的です。

同業比較(収益性)

サービス業の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
5.4%
業界平均
12.4%
営業利益率下回る
この会社
8.5%
業界平均
11.9%
自己資本比率上回る
この会社
70.5%
業界平均
51.3%

業績推移

儲かってるの?

順調に稼いでいます
売上高
FY2022/3407億円
FY2023/3386億円
FY2024/3364億円
FY2025/3356億円
営業利益
FY2022/30円
FY2023/30円
FY2024/322.8億円
FY2025/330.2億円

売上高はFY2022/2の407億円をピークに少子化の影響でやや減少傾向にありますが、営業利益はFY2025/2に30億円へ回復し増益に転じました。FY2026/2は売上高338億円・営業利益29億円を予想。七五三や成人式などライフイベント撮影の安定需要を基盤に、新サービス展開で収益力の維持を図っています。

事業ごとの売上・利益

写真事業
337億円94.7%)
衣装製造卸売事業
19億円5.3%)
写真事業337億円
利益: 28億円利益率: 8.3%

こども写真館「スタジオアリス」を全国約400店舗展開。七五三が売上の約4割を占め、お宮参り・入園入学・誕生日・成人式振袖「ふりホ」など、ライフイベント撮影を網羅。売上構成比約95%の主力事業。

衣装製造卸売事業19億円
利益: 2億円利益率: 10.5%

撮影用衣装の企画・製造・卸売を行う事業。自社スタジオ向けに加え、外部の写真館やブライダル業界にも衣装を供給。売上構成比約5%。

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
5.4%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
3.3%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
8.5%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/311.9%6.5%-
FY2022/318.3%8.4%-
FY2023/311.7%5.2%-
FY2024/34.4%2.7%6.3%
FY2025/35.4%3.3%8.5%

営業利益率はFY2022/2の14.8%をピークに低下しましたが、FY2025/2には8.5%まで回復。写真館ビジネスならではの高い利益率構造が特徴です。ROEは4.4%と自己資本の厚さから控えめな水準ですが、無借金経営と高い自己資本比率を考慮すれば、安定的な収益体質を維持しています。

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率70.5%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
0円
会社の純資産
311億円

有利子負債ゼロの完全無借金経営が最大の特徴です。自己資本比率は72.2%と極めて高水準で、BPSも1,753円と着実に積み上がっています。現預金も約190億円を保有しており、財務安全性はサービス業の中でもトップクラスです。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+63.4億円
営業CF
投資に使ったお金
-25.2億円
投資CF
借入・返済など
-26.8億円
財務CF
手元に残ったお金
+38.2億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/366.7億円-36.5億円-4.6億円30.2億円
FY2022/393.7億円-47.4億円8.8億円46.3億円
FY2023/340.4億円-43.4億円-9.8億円-3.0億円
FY2024/357.0億円-36.0億円-16.4億円20.9億円
FY2025/363.4億円-25.2億円-26.8億円38.2億円

営業キャッシュフローは毎期安定的にプラスを確保しており、FY2025/2には63億円を創出。店舗投資や設備更新を行いながらもFCF 38億円を確保しています。FY2023/2のみFCFがマイナスとなりましたが、これは一時的な投資増加によるもので、翌期以降は回復しています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1少子化の進行による市場縮小リスク(出生数減少が撮影需要に直結)
2七五三・成人式など季節イベントへの売上集中リスク
3人件費・原材料費の上昇による収益圧迫リスク
4消費者の撮影ニーズ変化リスク(スマホ撮影の普及等)
5店舗の賃借契約・出店戦略に関するリスク
6自然災害・感染症等による店舗休業リスク

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/349.6億円25.3億円51.0%
FY2022/360.3億円24.2億円40.1%
FY2023/340.1億円17.5億円43.7%
FY2024/323.2億円11.7億円50.2%
FY2025/330.5億円16.9億円55.3%

実効税率は40〜55%と法定実効税率(約30%)を上回る水準で推移しています。これは交際費等の損金不算入項目や税効果会計の影響によるものです。FY2025/2の税引前利益は31億円で、税額は17億円となっています。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
429万円
従業員数
1,347
平均年齢
34.3歳
平均年収従業員数前年比
当期429万円1,347-

平均年収429万円、平均年齢34.3歳と若い従業員が多い職場です。写真館という業態の特性上、正社員に加え約2,588名の臨時従業員(パート・アルバイト)が店舗運営を支えています。平均勤続年数は10.7年です。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主53.5%
浮動株46.6%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関7.7%
事業法人等43.5%
外国法人等5.7%
個人その他39.8%
証券会社3.3%

安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 事業法人の持合い比率が高く、安定した株主構成が特徴です。 主な安定株主はスタジオアリス従業員持株会氏・トーランス・ジャパン・富士フイルム。

株式会社トーランス・ジャパン(3,962,000株)23.33%
富士フイルム株式会社(3,445,000株)20.28%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(898,000株)5.29%
本村 初江(512,000株)3.02%
スタジオアリス従業員持株会(382,000株)2.25%
SMBC日興証券株式会社(361,000株)2.13%
山本 浤(201,000株)1.19%
株式会社三菱UFJ銀行(195,000株)1.15%
MSIP CLIENT SECURITIES (常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社)(120,000株)0.71%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(111,000株)0.66%

筆頭株主のトーランス・ジャパン(23.33%)は創業家関連の資産管理会社で、創業家が経営に強い影響力を維持しています。第2位株主の富士フイルム(20.28%)は2019年に資本業務提携を締結した戦略パートナーで、写真・映像技術でのシナジーを追求中。本村初江氏(3.02%)は創業者の相続人であり、従業員持株会(2.25%)も安定株主として機能しています。

会社の公式開示情報

役員報酬

7,380万円
取締役2名の合計

事業別の稼ぎ

事業名売上利益利益率
写真事業337億円28億円8.3%
衣装製造卸売事業19億円2億円10.5%

写真事業が売上の約95%を占める一本足経営です。七五三シーズン(9〜12月)に売上が集中する季節変動が大きいビジネスモデルですが、成人式振袖「ふりホ」の拡充や新ブランド「Studio Moaly」の展開により、撮影機会の多様化と通年での需要平準化を進めています。衣装製造卸売事業は利益率10.5%と高収益です。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 8名)
女性 2名(25.0% 男性 6
25%
75%
監査報酬
3,700万円
連結子会社数
3
設備投資額
25.9億円
平均勤続年数(従業員)
10.7
臨時従業員数
2588

取締役8名中、女性が2名(25.0%)とサービス業としては標準的な女性比率を確保しています。こども向けビジネスの特性上、女性視点の経営は重要です。連結子会社3社とコンパクトなグループ体制で、臨時従業員2,588名が全国の店舗運営を支えています。

会社の計画は順調?

B
総合評価
少子化という構造的な逆風の中、新サービス展開で成長機会を模索中。業績予想はやや楽観的な傾向があり、実績が下振れるケースが見られる。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

経営方針(中期目標)
FY2025〜FY2027
新サービスによる撮影機会の拡大: 目標 通年需要の平準化 やや遅れ (Studio Moaly・ALICE IN WONDER WALL展開開始)
40%
お客様満足度の向上: 目標 既存事業の活性化 やや遅れ (ふりホ・法人向けサービス拡充)
55%
効率化による収益向上: 目標 営業利益率改善 やや遅れ (営業利益率8.5%(FY2025/2))
50%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2025368億円356億円-3.3%
FY2024400億円364億円-9.0%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

スタジオアリスは明確な数値目標を掲げた中期経営計画は公表していませんが、新サービス展開とDX推進を経営の柱に据えています。少子化による市場縮小に対し、「Studio Moaly」や「ALICE IN WONDER WALL」など新たな撮影体験の創出で対抗。業績予想の精度にはやや課題があるものの、増益への回復基調は評価できます。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

スタジオアリスの5年TSRは150%で、TOPIXの200%を大きく下回るパフォーマンスとなっています。少子化による市場縮小懸念が株価の重しとなっている一方、配当と株主優待を含めた実質的なリターンは改善されます。新サービス展開の成果が業績に反映されれば、TSR改善の可能性があります。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+50.0%
100万円 →150.0万円
50.0万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2021134.1万円+34.1万円34.1%
FY2022148.4万円+48.4万円48.4%
FY2023145.0万円+45.0万円45.0%
FY2024147.7万円+47.7万円47.7%
FY2025150.0万円+50.0万円50.0%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残13,200株
売り残41,100株
信用倍率0.32
3/13時点
今後の予定
2026年2月期 通期決算発表2026年4月中旬(予定)
定時株主総会2026年5月下旬(予定)

PERは23.1倍とサービス業平均をやや上回る水準ですが、PBR 1.13倍と配当利回り2.53%は業界平均より割安です。信用倍率0.32倍と売り残が買い残を大幅に上回っており、将来の買い戻し需要(踏み上げ)が期待される需給状況にあります。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
42
前月比 +3.8%
メディア数
18
日経電子版, 株探, Yahoo!ファイナンス, みんかぶ, 会社四季報, PR TIMES
業界内ランキング
上位 40%
サービス業 大手写真関連企業中 上位
報道のトーン
48%
好意的
42%
中立
10%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

業績・決算35%
新サービス・DX30%
株主優待・配当20%
その他15%

最近の出来事

2026年3月新体験スタジオ

3Dホログラム没入型セルフスタジオ「ALICE IN WONDER WALL」をアリオ亀有にオープン。写真館×テクノロジーの新領域に挑戦。

2025年8月新ブランド

貸切型フォトスタジオ新ブランド「Studio Moaly」をオープン。データプラン主体のシンプルな価格設定で新たな顧客層を開拓。

2025年4月決算発表

FY2025/2期決算を発表。売上高356億円・営業利益30億円と前期比で増益に転じた。

(株)スタジオアリス まとめ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑(少子化による減収傾向だがFY2025/2は増益に回復)
配当
少なめ
1株 50円
安全性
安定
自己資本比率 70.5%(有利子負債ゼロ・自己資本比率72.2%と財務は極めて健全)
稼ぐ力
普通
ROE 5.4%
話題性
普通
ポジティブ 48%

「こども写真館の国内最大手。七五三・入学・誕生日など、家族の思い出を形にするスタンダード企業」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU