(株)スタジオアリス2305
STUDIO ALICE Co.,Ltd.
どんな会社?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
お子さまの七五三やお宮参り、入園・入学、誕生日の記念撮影でおなじみの「こども写真城 スタジオアリス」。約500着の衣装が無料で着放題、ディズニーやポケモンなどのキャラクター撮影も人気です。2025年には新ブランド「Studio Moaly」で貸切型フォトスタジオにも進出し、さらに「ALICE IN WONDER WALL」では3Dホログラム没入型セルフスタジオという新体験も提供しています。
スタジオアリスは1974年設立のこども専門写真館チェーンで、全国約400店舗を展開する業界トップ企業です。七五三が売上の約4割を占め、成人式向け振袖レンタル「ふりホ」も成長中。2025/02期は売上高356億円・営業利益30億円と前期比で増益に転じました。富士フイルムが約20%を出資する資本提携先として、写真・映像技術のDX推進にも取り組んでいます。無借金経営で自己資本比率72%と財務基盤は堅固です。
会社概要
- 業種
- サービス業
- 決算期
- 2月
- 本社
- 大阪府大阪市北区梅田1丁目8番17号 大阪第一生命ビル7F
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
事業ごとの売上・利益
こども写真館「スタジオアリス」を全国約400店舗展開。七五三が売上の約4割を占め、お宮参り・入園入学・誕生日・成人式振袖「ふりホ」など、ライフイベント撮影を網羅。売上構成比約95%の主力事業。
撮影用衣装の企画・製造・卸売を行う事業。自社スタジオ向けに加え、外部の写真館やブライダル業界にも衣装を供給。売上構成比約5%。
稼ぐ力はどのくらい?
2026/02期実績
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2016/02期 | 13.6% | 9.9% | 14.1% |
| 2018/02期 | 7.5% | 5.6% | 8.9% |
| 2019/02期 | 8.6% | 6.2% | 10.4% |
| 2020/02期 | 4.9% | 3.5% | 8.3% |
| 2021/02期 | 9.5% | 6.8% | 13.0% |
| 2022/02期 | 12.9% | 9.0% | 14.8% |
| 2023/02期 | 7.5% | 5.2% | 10.4% |
| 2024/02期 | 3.8% | 2.7% | 6.3% |
| 2025/02期 | 4.4% | 3.3% | 8.5% |
| 2026/02期 | 4.0% | 2.9% | 6.4% |
営業利益率は2022/02期の14.8%をピークに低下しましたが、2025/02期には8.5%まで回復。写真館ビジネスならではの高い利益率構造が特徴です。ROEは4.4%と自己資本の厚さから控えめな水準ですが、無借金経営と高い自己資本比率を考慮すれば、安定的な収益体質を維持しています。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | 増収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021/02期 | 364億円 | 47.3億円 | 24.3億円 | 143.3円 | -6.5% |
| 2022/02期 | 407億円 | 60.1億円 | 36.1億円 | 212.8円 | +11.9% |
| 2023/02期 | 386億円 | 40.2億円 | 22.6億円 | 132.9円 | -5.2% |
| 2024/02期 | 364億円 | 22.8億円 | 11.6億円 | 68.2円 | -5.6% |
| 2025/02期 | 356億円 | 30.2億円 | 13.7億円 | 80.4円 | -2.2% |
売上高は2022/02期の407億円をピークに少子化の影響でやや減少傾向にありますが、営業利益は2025/02期に30億円へ回復し増益に転じました。2026/02期は売上高338億円・営業利益29億円を予想。七五三や成人式などライフイベント撮影の安定需要を基盤に、新サービス展開で収益力の維持を図っています。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
サービス業の同業他社平均(自社を除く当サイト掲載銘柄より算出)と比べると…(自社は直近の年次実績で比較)
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
事業別の稼ぎ
| 事業名 | 売上 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|
| 写真事業 | 337億円 | 28億円 | 8.3% |
| 衣装製造卸売事業 | 19億円 | 2億円 | 10.5% |
写真事業が売上の約95%を占める一本足経営です。七五三シーズン(9〜12月)に売上が集中する季節変動が大きいビジネスモデルですが、成人式振袖「ふりホ」の拡充や新ブランド「Studio Moaly」の展開により、撮影機会の多様化と通年での需要平準化を進めています。衣装製造卸売事業は利益率10.5%と高収益です。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 368億円 | — | 356億円 | -3.3% |
| 2024期 | 400億円 | — | 364億円 | -9.0% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
スタジオアリスは明確な数値目標を掲げた中期経営計画は公表していませんが、新サービス展開とDX推進を経営の柱に据えています。少子化による市場縮小に対し、「Studio Moaly」や「ALICE IN WONDER WALL」など新たな撮影体験の創出で対抗。業績予想の精度にはやや課題があるものの、増益への回復基調は評価できます。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
3Dホログラム没入型セルフスタジオ「ALICE IN WONDER WALL」をアリオ亀有にオープン。写真館×テクノロジーの新領域に挑戦。
貸切型フォトスタジオ新ブランド「Studio Moaly」をオープン。データプラン主体のシンプルな価格設定で新たな顧客層を開拓。
2025/02期決算を発表。売上高356億円・営業利益30億円と前期比で増益に転じた。
代表者プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
※ 有利子負債・純資産はいずれも2026/02期末時点
有利子負債ゼロの完全無借金経営が最大の特徴です。自己資本比率は72.2%と極めて高水準で、BPSも1,753円と着実に積み上がっています。現預金も約190億円を保有しており、財務安全性はサービス業の中でもトップクラスです。 【2026/02期】総資産384億円、純資産302億円、自己資本比率76.5%。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2016/02期 | 64.1億円 | ▲37.9億円 | ▲7.3億円 | 26.2億円 |
| 2018/02期 | 50.5億円 | ▲44.5億円 | ▲4.0億円 | 6.0億円 |
| 2019/02期 | 84.2億円 | ▲41.8億円 | ▲7.1億円 | 42.4億円 |
| 2020/02期 | 45.5億円 | ▲50.3億円 | ▲8.7億円 | ▲4.8億円 |
| 2021/02期 | 66.7億円 | ▲36.5億円 | ▲4.6億円 | 30.2億円 |
| 2022/02期 | 93.7億円 | ▲47.4億円 | 8.8億円 | 46.3億円 |
| 2023/02期 | 40.4億円 | ▲43.4億円 | ▲9.7億円 | ▲3.0億円 |
| 2024/02期 | 57.0億円 | ▲36.0億円 | ▲16.4億円 | 21.0億円 |
| 2025/02期 | 63.4億円 | ▲25.2億円 | ▲26.8億円 | 38.2億円 |
営業キャッシュフローは毎期安定的にプラスを確保しており、2025/02期には63億円を創出。店舗投資や設備更新を行いながらもFCF 38億円を確保しています。2023/02期のみFCFがマイナスとなりましたが、これは一時的な投資増加によるもので、翌期以降は回復しています。
この会社のガバナンスは?
取締役8名中、女性が2名(25.0%)とサービス業としては標準的な女性比率を確保しています。こども向けビジネスの特性上、女性視点の経営は重要です。連結子会社3社とコンパクトなグループ体制で、臨時従業員2,588名が全国の店舗運営を支えています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 445万円 | 1,257人 | - |
平均年収429万円、平均年齢34.3歳と若い従業員が多い職場です。写真館という業態の特性上、正社員に加え約2,588名の臨時従業員(パート・アルバイト)が店舗運営を支えています。平均勤続年数は10.7年です。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、市場平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
スタジオアリスの5年TSRは150%で、TOPIXの200%を大きく下回るパフォーマンスとなっています。少子化による市場縮小懸念が株価の重しとなっている一方、配当と株主優待を含めた実質的なリターンは改善されます。新サービス展開の成果が業績に反映されれば、TSR改善の可能性があります。
※ 配当を含む株主総利回り(TSR)ベースです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/02期 | 50円 | 28.2% |
| 2018/02期 | 50円 | 49.8% |
| 2019/02期 | 50円 | 41.7% |
| 2020/02期 | 50円 | 70.2% |
| 2021/02期 | 50円 | 34.9% |
| 2022/02期 | 70円 | 32.9% |
| 2023/02期 | 70円 | 52.7% |
| 2024/02期 | 70円 | 102.7% |
| 2025/02期 | 50円 | 62.2% |
| 必要株数 | 100株以上(約20万円) |
| 金額相当 | 約11,000円相当 |
| 権利確定月 | 8月 |
2024/02期は業績悪化にもかかわらず1株70円の配当を維持(配当性向103%)し、株主還元への姿勢を示しました。2025/02期からは50円に減配となりましたが、配当利回り2.53%に加え、株主優待の写真撮影券(約11,000円相当)を合わせた総合利回りは約8%と非常に魅力的です。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2021期 | 134.1万円 | 34.1万円 | 34.1% |
| 2022期 | 148.4万円 | 48.4万円 | 48.4% |
| 2023期 | 145.0万円 | 45.0万円 | 45.0% |
| 2024期 | 147.7万円 | 47.7万円 | 47.7% |
| 2025期 | 150.0万円 | 50.0万円 | 50.0% |
※ 配当込みで算出したTSR(株主総利回り)です。配当は再投資すると仮定しています。各期の値は有価証券報告書「主要な経営指標等の推移」の株主総利回りです。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
PERは23.1倍とサービス業平均をやや上回る水準ですが、PBR 1.13倍と配当利回り2.53%は業界平均より割安です。信用倍率0.32倍と売り残が買い残を大幅に上回っており、将来の買い戻し需要(踏み上げ)が期待される需給状況にあります。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2016/02期 | 54.8億円 | 24.6億円 | 45.0% |
| 2018/02期 | 38.5億円 | 21.4億円 | 55.7% |
| 2019/02期 | 41.2億円 | 20.9億円 | 50.6% |
| 2020/02期 | 33.3億円 | 21.2億円 | 63.7% |
| 2021/02期 | 49.6億円 | 25.3億円 | 51.0% |
| 2022/02期 | 60.3億円 | 24.2億円 | 40.1% |
| 2023/02期 | 40.1億円 | 17.5億円 | 43.7% |
| 2024/02期 | 23.2億円 | 11.7億円 | 50.2% |
| 2025/02期 | 30.5億円 | 16.9億円 | 55.3% |
実効税率は40〜55%と法定実効税率(約30%)を上回る水準で推移しています。これは交際費等の損金不算入項目や税効果会計の影響によるものです。2025/02期の税引前利益は31億円で、税額は17億円となっています。
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