平安レイサービス(株)
HEIAN CEREMONY SERVICE CO.,LTD.
最終更新日: 2026年3月25日
人生の節目に寄り添い続ける、神奈川の冠婚葬祭リーディングカンパニー
地域に根差し、人生のあらゆる節目に寄り添う総合ライフサービス企業を目指す
この会社ってなに?
人生の大切な節目である結婚式やお葬式を支えるのが平安レイサービスです。神奈川県の平塚・湘南エリアを中心に、葬祭会館や結婚式場を展開しています。近年は家族葬など小規模なお葬式のニーズに対応した貸し切り型の葬祭会館が主力。また、子会社のさがみライフサービスを通じて小田原エリアにも事業を拡大しています。
平安レイサービスは1969年設立、神奈川県南部・中部を地盤とする冠婚葬祭サービスの大手企業です。近年は小規模貸し切り葬祭会館を軸に葬祭事業を拡大し、FY2025/3は売上高106億円・営業利益17.4億円と5期連続の増収増益を達成しました。PBR 0.82倍と割安な水準にあり、営業利益率16%超の高収益体質が特徴です。2026年2月には創業家による株式併合が発表され、株価が大幅に上昇しています。
会社概要
- 業種
- サービス業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 神奈川県平塚市桜ヶ丘1-35
- 公式
- heian-group.co.jp
社長プロフィール
地域の皆様の人生の大切な瞬間に寄り添い、心を込めたサービスを提供してまいります。小規模でも温かみのある家族葬から、格式ある一般葬まで、多様なニーズにお応えし、神奈川県の冠婚葬祭文化の発展に貢献します。
この会社のストーリー
神奈川県平塚市にて冠婚葬祭互助会事業として創業。地域に根差したサービスの提供を開始した。
JASDAQ証券取引所に株式を上場。事業拡大の資金調達基盤を確立した。
東京証券取引所に市場変更。企業としての信頼性と知名度が向上した。
さがみライフサービス、シンエイ・クリエート・サービスを子会社化。小田原エリアにも事業を拡大した。
売上高120億円を目標とする中期経営計画をスタート。小規模貸し切り葬祭会館の新設を加速。
創業家が株式併合を発表。実質的な非公開化に向けた動きとして、同社の歴史の大きな転換点に。
注目ポイント
冠婚葬祭事業は一度施設を建設すれば高い利益率を維持できるストック型ビジネス。営業利益率は5年間で11%から16%超へ大幅に改善し、業界トップクラスの収益性を誇ります。
FY2023/3まで実質無借金経営を続けてきた堅実な財務体質。自己資本比率62%超と安全性が高く、安定した営業CFで事業拡大の原資を確保しています。
平塚・湘南エリアを中心に多数の葬祭会館を展開し、神奈川県首位級のシェアを確立。地域密着の営業力と互助会会員基盤が参入障壁となっています。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2016/3 | 21円 | 22.9% |
| FY2017/3 | 23円 | 21.5% |
| FY2018/3 | 24円 | 24.5% |
| FY2019/3 | 28円 | 26.6% |
| FY2020/3 | 27円 | 30.4% |
| FY2021/3 | 27円 | 49.6% |
| FY2022/3 | 27円 | 35.5% |
| FY2023/3 | 28円 | 32.4% |
| FY2024/3 | 30円 | 40.9% |
| FY2025/3 | 34円 | 29.9% |
2026年2月の株式併合に伴い、株主優待制度は終了が発表されています。従来は500株以上の保有で料理代金5%割引券、1,000株以上で3,000円相当の食品ギフトが贈呈されていました。
配当はFY2021/3の27円からFY2025/3の34円まで4期連続で増配を実施してきました。ただし、FY2026/3は創業家による株式併合の影響で期末配当が無配となり、年間配当は中間配当の18円のみとなる見込みです。なお、株主優待制度も終了が発表されており、株式併合後の株主還元方針に注目が集まっています。
同業比較(収益性)
サービス業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
平安レイサービスの業績は、葬祭事業の拡大を中心に5期連続の増収増益を達成しています。FY2025/3は売上高106億円(前年比+5.1%)、営業利益17.4億円(同+6.8%)と堅調に推移。FY2024/3は税金費用の増加で純利益が一時的に減少しましたが、FY2025/3には大幅に回復しました。FY2026/3も売上高110億円・営業利益19億円を予想し、着実な成長が続く見通しです。
事業ごとの売上・利益
小規模貸し切り型の葬祭会館を中心に、神奈川県内で多数の会館を運営。家族葬から一般葬まで幅広く対応。売上構成比約76%を占める最大セグメント。
結婚式場の運営およびブライダル関連サービス。少子化の影響で縮小傾向だが、一組当たりの単価向上で収益性を維持。売上構成比約11%。
冠婚葬祭互助会の会員募集・運営、介護サービス、仕出し弁当(山大商事)など。安定した前受金収入が特徴。売上構成比約13%。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 4.1% | 2.1% | - |
| FY2022/3 | 5.0% | 2.8% | - |
| FY2023/3 | 5.4% | 3.1% | - |
| FY2024/3 | 4.1% | 2.6% | 16.2% |
| FY2025/3 | 6.2% | 3.9% | 16.4% |
営業利益率は11.0%から16.4%へと5年間で大幅に改善しており、冠婚葬祭業界の中でも高い収益性を誇ります。ROEは3.7%から6.3%へ上昇しましたが、自己資本比率が高いため数値としてはやや控えめ。今後は事業拡大と資本効率の向上により、さらなるROE改善が期待されます。
財務は安全?
自己資本比率は57%から63%へと着実に上昇しており、極めて健全な財務基盤を維持しています。FY2023/3まで無借金経営でしたが、FY2024/3に50億円の有利子負債を計上。これは事業拡大に伴う戦略的な借入であり、財務の安定性に影響はありません。BPSも1,549円から1,804円へ毎期増加しています。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 5.4億円 | -8.7億円 | -10.7億円 | -3.3億円 |
| FY2022/3 | 11.2億円 | -12.0億円 | -4.0億円 | -7,700万円 |
| FY2023/3 | 14.6億円 | -12.4億円 | -3.8億円 | 2.2億円 |
| FY2024/3 | 15.2億円 | -10.5億円 | -5.0億円 | 4.7億円 |
| FY2025/3 | 13.8億円 | -39.0億円 | -3.8億円 | -25.2億円 |
営業キャッシュフローはFY2022/3以降、毎期11〜15億円の安定した水準を確保しています。FY2025/3の投資CFが大幅なマイナス(-39億円)となったのは、新規葬祭会館の建設や設備投資の拡大によるものです。FCFは一時的にマイナスですが、将来の収益拡大に向けた積極投資の結果であり、営業CFの安定性を考慮すれば財務への懸念は限定的です。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 10.9億円 | 3.9億円 | 35.4% |
| FY2022/3 | 13.7億円 | 4.3億円 | 31.8% |
| FY2023/3 | 16.3億円 | 5.7億円 | 35.3% |
| FY2024/3 | 17.6億円 | 8.8億円 | 49.6% |
| FY2025/3 | 18.9億円 | 5.3億円 | 27.8% |
税引前利益は順調に増加し、FY2025/3には19億円に到達しました。FY2024/3の実効税率が49.6%と異常に高かったのは、税務上の一時的な費用が発生したためであり、FY2025/3には28%台の正常な水準に回帰しています。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 558万円 | 293人 | - |
従業員の平均年収は558万円で、平均年齢42歳・平均勤続年数13年です。冠婚葬祭業界としては標準的な給与水準であり、従業員数は293名。別途922名のパート・アルバイトスタッフが業務を支えています。
誰がこの会社の株を持ってる?
外国人・個人投資家の比率が高く、市場の需給が株価に反映されやすい構造です。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。 主な安定株主は小余綾弘産・光通信。
筆頭株主は代表取締役社長の相馬秀行氏(20.42%)で、第2位の小余綾弘産(18.32%)は創業家の資産管理会社です。山田家(山田朗弘氏は現代表取締役社長)も合計約10%を保有しており、創業家2家による強固なオーナー経営体制が特徴です。光通信(3.58%)やJP Morgan(3.04%)も上位に名を連ねています。
会社の公式開示情報
役員報酬
事業別の稼ぎ
| 事業名 | 売上 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|
| 葬祭事業 | 80億円 | 14億円 | 17.5% |
| 婚礼事業 | 12億円 | 1.5億円 | 12.5% |
| 互助会事業・その他 | 14億円 | 2億円 | 14.3% |
葬祭事業が売上の約76%を占める最大セグメントで、営業利益率17.5%と高い収益性を誇ります。婚礼事業は少子化の影響で縮小傾向ですが、単価向上で収益性を維持。互助会事業は前受金ベースの安定収入源であり、将来の葬祭・婚礼需要の取り込みに貢献しています。
この会社のガバナンスは?
取締役・監査役9名中、女性が2名(22.2%)を占めており、スタンダード市場の企業としては女性比率が高い水準です。連結子会社3社(へいあん、山大商事、さがみライフサービス)を統括し、設備投資8.1億円で葬祭会館の拡充を進めています。平均勤続年数13年と定着率も良好です。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 104億円 | — | 106億円 | +2.0% |
| FY2024 | 99億円 | — | 101億円 | +1.8% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
平安レイサービスは中期経営計画でFY2027に売上高120億円・営業利益20億円を最終目標に掲げています。FY2025実績は売上高106億円・営業利益17.4億円と初年度から高い進捗率を示しており、葬祭会館の新設と営業エリア拡大が成長ドライバーとなっています。ただし、株式併合による非公開化が実現すれば、中計の意義は変わる可能性があります。
この株を持っていたら儲かった?
この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。
5年間のTSR(株主総利回り)は123.3%で、TOPIX(213.4%)を大きく下回るパフォーマンスとなっています。地方の冠婚葬祭企業として市場の注目度が低く、株価の再評価が進まなかったことが要因です。ただし、2026年2月の株式併合発表後に株価は急騰しており、直近の投資家には大きなリターンをもたらしました。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| FY2021 | 115.6万円 | +15.6万円 | 15.6% |
| FY2022 | 111.5万円 | +11.5万円 | 11.5% |
| FY2023 | 103.9万円 | +3.9万円 | 3.9% |
| FY2024 | 129.8万円 | +29.8万円 | 29.8% |
| FY2025 | 123.3万円 | +23.3万円 | 23.3% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
株価指標はPER 13.1倍・PBR 0.82倍とセクター平均を下回る割安水準にあります。ただし、株式併合による非公開化が予定されているため、現在の株価は併合価格(1株あたり約1,477円相当)に収束しています。信用買い残が約12.8万株あり、併合価格を意識した動きが続いています。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
創業家が株式併合と単元株式数の廃止を発表。実質的な非公開化(スクイーズアウト)の動きとして市場の注目を集める。
4-12月期の経常利益が前年同期比2%増益で着地。通期業績予想は据え置き。
上期経常利益が3%減益で着地。下期配当を見送りとし、期末配当予想を無配に修正。
最新ニュース
平安レイサービス(株) まとめ
ひとめ診断
「神奈川県首位級の冠婚葬祭大手。地域密着の葬祭会館ネットワークで安定成長を実現するスタンダード企業」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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