2344スタンダード

平安レイサービス(株)

HEIAN CEREMONY SERVICE CO.,LTD.

最終更新日: 2026年3月25日

ROE6.2%
BPS1803.7円
自己資本比率62.7%
FY2025/3 有報データ

人生の節目に寄り添い続ける、神奈川の冠婚葬祭リーディングカンパニー

地域に根差し、人生のあらゆる節目に寄り添う総合ライフサービス企業を目指す

この会社ってなに?

人生の大切な節目である結婚式やお葬式を支えるのが平安レイサービスです。神奈川県の平塚・湘南エリアを中心に、葬祭会館や結婚式場を展開しています。近年は家族葬など小規模なお葬式のニーズに対応した貸し切り型の葬祭会館が主力。また、子会社のさがみライフサービスを通じて小田原エリアにも事業を拡大しています。

平安レイサービスは1969年設立、神奈川県南部・中部を地盤とする冠婚葬祭サービスの大手企業です。近年は小規模貸し切り葬祭会館を軸に葬祭事業を拡大し、FY2025/3は売上高106億円・営業利益17.4億円と5期連続の増収増益を達成しました。PBR 0.82倍と割安な水準にあり、営業利益率16%超の高収益体質が特徴です。2026年2月には創業家による株式併合が発表され、株価が大幅に上昇しています。

サービス業スタンダード市場

会社概要

業種
サービス業
決算期
3月
本社
神奈川県平塚市桜ヶ丘1-35
公式
heian-group.co.jp

社長プロフィール

山田 朗弘
代表取締役社長
地域密着経営者
地域の皆様の人生の大切な瞬間に寄り添い、心を込めたサービスを提供してまいります。小規模でも温かみのある家族葬から、格式ある一般葬まで、多様なニーズにお応えし、神奈川県の冠婚葬祭文化の発展に貢献します。

この会社のストーリー

1969
平安レイサービス設立

神奈川県平塚市にて冠婚葬祭互助会事業として創業。地域に根差したサービスの提供を開始した。

2002
ジャスダック市場に上場

JASDAQ証券取引所に株式を上場。事業拡大の資金調達基盤を確立した。

2013
東証スタンダード市場へ

東京証券取引所に市場変更。企業としての信頼性と知名度が向上した。

2019
M&Aによるエリア拡大

さがみライフサービス、シンエイ・クリエート・サービスを子会社化。小田原エリアにも事業を拡大した。

2024
中期経営計画始動

売上高120億円を目標とする中期経営計画をスタート。小規模貸し切り葬祭会館の新設を加速。

2026
株式併合・非公開化へ

創業家が株式併合を発表。実質的な非公開化に向けた動きとして、同社の歴史の大きな転換点に。

注目ポイント

営業利益率16%超の高収益体質

冠婚葬祭事業は一度施設を建設すれば高い利益率を維持できるストック型ビジネス。営業利益率は5年間で11%から16%超へ大幅に改善し、業界トップクラスの収益性を誇ります。

無借金から始まった堅実経営

FY2023/3まで実質無借金経営を続けてきた堅実な財務体質。自己資本比率62%超と安全性が高く、安定した営業CFで事業拡大の原資を確保しています。

神奈川県で圧倒的な地域シェア

平塚・湘南エリアを中心に多数の葬祭会館を展開し、神奈川県首位級のシェアを確立。地域密着の営業力と互助会会員基盤が参入障壁となっています。

サービスの実績は?

16.4%
営業利益率
FY2025実績
+0.2pt YoY
62.6%
自己資本比率
FY2025実績
+1.8pt YoY
+5.1%
売上高成長率
FY2025実績 (YoY)
293
従業員数
2025年3月時点

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 34円(株式併合に伴い期末配当は無配予定。年間配当は中間配当18円のみの見通し)
安全性
安定
自己資本比率 62.7%(自己資本比率62%超と極めて健全。有利子負債は50億円だが事業規模に対して十分にコントロール可能)
稼ぐ力
普通
ROE 6.2%
話題性
普通
ポジティブ 35%

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
34
方針: 安定配当を基本とし、業績に応じた利益還元
1株配当配当性向
FY2016/32122.9%
FY2017/32321.5%
FY2018/32424.5%
FY2019/32826.6%
FY2020/32730.4%
FY2021/32749.6%
FY2022/32735.5%
FY2023/32832.4%
FY2024/33040.9%
FY2025/33429.9%
5期連続増配
株主優待
なし

2026年2月の株式併合に伴い、株主優待制度は終了が発表されています。従来は500株以上の保有で料理代金5%割引券、1,000株以上で3,000円相当の食品ギフトが贈呈されていました。

配当はFY2021/3の27円からFY2025/3の34円まで4期連続で増配を実施してきました。ただし、FY2026/3は創業家による株式併合の影響で期末配当が無配となり、年間配当は中間配当の18円のみとなる見込みです。なお、株主優待制度も終了が発表されており、株式併合後の株主還元方針に注目が集まっています。

同業比較(収益性)

サービス業の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
6.2%
業界平均
12.4%
営業利益率上回る
この会社
16.4%
業界平均
11.8%
自己資本比率上回る
この会社
62.7%
業界平均
51.4%

業績推移

儲かってるの?

順調に稼いでいます
売上高
FY2022/389.7億円
FY2023/396.7億円
FY2024/3101億円
FY2025/3106億円
営業利益
FY2022/30円
FY2023/30円
FY2024/316.3億円
FY2025/317.4億円

平安レイサービスの業績は、葬祭事業の拡大を中心に5期連続の増収増益を達成しています。FY2025/3は売上高106億円(前年比+5.1%)、営業利益17.4億円(同+6.8%)と堅調に推移。FY2024/3は税金費用の増加で純利益が一時的に減少しましたが、FY2025/3には大幅に回復しました。FY2026/3も売上高110億円・営業利益19億円を予想し、着実な成長が続く見通しです。

事業ごとの売上・利益

葬祭事業
80億円75.5%)
婚礼事業
12億円11.3%)
互助会事業・その他
14億円13.2%)
葬祭事業80億円
利益: 14億円利益率: 17.5%

小規模貸し切り型の葬祭会館を中心に、神奈川県内で多数の会館を運営。家族葬から一般葬まで幅広く対応。売上構成比約76%を占める最大セグメント。

婚礼事業12億円
利益: 1.5億円利益率: 12.5%

結婚式場の運営およびブライダル関連サービス。少子化の影響で縮小傾向だが、一組当たりの単価向上で収益性を維持。売上構成比約11%。

互助会事業・その他14億円
利益: 2億円利益率: 14.3%

冠婚葬祭互助会の会員募集・運営、介護サービス、仕出し弁当(山大商事)など。安定した前受金収入が特徴。売上構成比約13%。

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
6.2%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
3.9%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
16.4%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/34.1%2.1%-
FY2022/35.0%2.8%-
FY2023/35.4%3.1%-
FY2024/34.1%2.6%16.2%
FY2025/36.2%3.9%16.4%

営業利益率は11.0%から16.4%へと5年間で大幅に改善しており、冠婚葬祭業界の中でも高い収益性を誇ります。ROEは3.7%から6.3%へ上昇しましたが、自己資本比率が高いため数値としてはやや控えめ。今後は事業拡大と資本効率の向上により、さらなるROE改善が期待されます。

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率62.7%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
50.0億円
会社の純資産
216億円

自己資本比率は57%から63%へと着実に上昇しており、極めて健全な財務基盤を維持しています。FY2023/3まで無借金経営でしたが、FY2024/3に50億円の有利子負債を計上。これは事業拡大に伴う戦略的な借入であり、財務の安定性に影響はありません。BPSも1,549円から1,804円へ毎期増加しています。

お金の流れは?

本業は稼げていますが投資が多めです
本業で稼いだお金
+13.8億円
営業CF
投資に使ったお金
-39.0億円
投資CF
借入・返済など
-3.8億円
財務CF
手元に残ったお金
-25.2億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/35.4億円-8.7億円-10.7億円-3.3億円
FY2022/311.2億円-12.0億円-4.0億円-7,700万円
FY2023/314.6億円-12.4億円-3.8億円2.2億円
FY2024/315.2億円-10.5億円-5.0億円4.7億円
FY2025/313.8億円-39.0億円-3.8億円-25.2億円

営業キャッシュフローはFY2022/3以降、毎期11〜15億円の安定した水準を確保しています。FY2025/3の投資CFが大幅なマイナス(-39億円)となったのは、新規葬祭会館の建設や設備投資の拡大によるものです。FCFは一時的にマイナスですが、将来の収益拡大に向けた積極投資の結果であり、営業CFの安定性を考慮すれば財務への懸念は限定的です。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1少子高齢化に伴う婚礼需要の減少リスク
2葬儀の小規模化・簡素化による単価下落リスク
3他社との競争激化(大手葬儀チェーンの進出)
4感染症拡大による葬儀・婚礼の自粛リスク
5人件費・原材料費の上昇リスク
6自然災害等による施設損壊リスク

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/310.9億円3.9億円35.4%
FY2022/313.7億円4.3億円31.8%
FY2023/316.3億円5.7億円35.3%
FY2024/317.6億円8.8億円49.6%
FY2025/318.9億円5.3億円27.8%

税引前利益は順調に増加し、FY2025/3には19億円に到達しました。FY2024/3の実効税率が49.6%と異常に高かったのは、税務上の一時的な費用が発生したためであり、FY2025/3には28%台の正常な水準に回帰しています。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
558万円
従業員数
293
平均年齢
42歳
平均年収従業員数前年比
当期558万円293-

従業員の平均年収は558万円で、平均年齢42歳・平均勤続年数13年です。冠婚葬祭業界としては標準的な給与水準であり、従業員数は293名。別途922名のパート・アルバイトスタッフが業務を支えています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主25.4%
浮動株74.6%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関1.6%
事業法人等23.8%
外国法人等7.1%
個人その他66.7%
証券会社0.8%

外国人・個人投資家の比率が高く、市場の需給が株価に反映されやすい構造です。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。 主な安定株主は小余綾弘産・光通信。

相馬秀行(2,447,000株)20.42%
小余綾弘産株式会社(2,195,000株)18.32%
光通信株式会社(429,000株)3.58%
山田雅孝(367,000株)3.06%
山田たか子(365,000株)3.05%
JP MORGAN CHASE BANK 385632 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)(363,000株)3.04%
山田朗弘(355,000株)2.97%
相馬ちず子(323,000株)2.7%
相馬桂(223,000株)1.86%
山田悦子(168,000株)1.4%

筆頭株主は代表取締役社長の相馬秀行氏(20.42%)で、第2位の小余綾弘産(18.32%)は創業家の資産管理会社です。山田家(山田朗弘氏は現代表取締役社長)も合計約10%を保有しており、創業家2家による強固なオーナー経営体制が特徴です。光通信(3.58%)やJP Morgan(3.04%)も上位に名を連ねています。

会社の公式開示情報

役員報酬

1億700万円
取締役4名の合計

事業別の稼ぎ

事業名売上利益利益率
葬祭事業80億円14億円17.5%
婚礼事業12億円1.5億円12.5%
互助会事業・その他14億円2億円14.3%

葬祭事業が売上の約76%を占める最大セグメントで、営業利益率17.5%と高い収益性を誇ります。婚礼事業は少子化の影響で縮小傾向ですが、単価向上で収益性を維持。互助会事業は前受金ベースの安定収入源であり、将来の葬祭・婚礼需要の取り込みに貢献しています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 9名)
女性 2名(22.2% 男性 7
22%
78%
監査報酬
2,860万円
連結子会社数
3
設備投資額
8.1億円
平均勤続年数(従業員)
13
臨時従業員数
922

取締役・監査役9名中、女性が2名(22.2%)を占めており、スタンダード市場の企業としては女性比率が高い水準です。連結子会社3社(へいあん、山大商事、さがみライフサービス)を統括し、設備投資8.1億円で葬祭会館の拡充を進めています。平均勤続年数13年と定着率も良好です。

会社の計画は順調?

A
総合評価
中期計画の初年度としては順調な滑り出し。売上高・営業利益ともに目標の87%以上を初年度で達成しており、最終年度の目標達成は十分に射程圏内。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中期経営計画(FY2025〜FY2027)
FY2025〜FY2027
売上高: 目標 120億円 順調 (106億円 (FY2025))
88.3%
営業利益: 目標 20億円 順調 (17.4億円 (FY2025))
87.1%
営業利益率: 目標 17%以上 順調 (16.4% (FY2025))
96.5%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2025104億円106億円+2.0%
FY202499億円101億円+1.8%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

平安レイサービスは中期経営計画でFY2027に売上高120億円・営業利益20億円を最終目標に掲げています。FY2025実績は売上高106億円・営業利益17.4億円と初年度から高い進捗率を示しており、葬祭会館の新設と営業エリア拡大が成長ドライバーとなっています。ただし、株式併合による非公開化が実現すれば、中計の意義は変わる可能性があります。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

5年間のTSR(株主総利回り)は123.3%で、TOPIX(213.4%)を大きく下回るパフォーマンスとなっています。地方の冠婚葬祭企業として市場の注目度が低く、株価の再評価が進まなかったことが要因です。ただし、2026年2月の株式併合発表後に株価は急騰しており、直近の投資家には大きなリターンをもたらしました。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+23.3%
100万円 →123.3万円
23.3万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2021115.6万円+15.6万円15.6%
FY2022111.5万円+11.5万円11.5%
FY2023103.9万円+3.9万円3.9%
FY2024129.8万円+29.8万円29.8%
FY2025123.3万円+23.3万円23.3%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残127,900株
売り残0株
信用倍率-
1/23時点
今後の予定
臨時株主総会(株式併合決議)2026年4月(予定)
2026年3月期 決算発表2026年5月上旬(予定)

株価指標はPER 13.1倍・PBR 0.82倍とセクター平均を下回る割安水準にあります。ただし、株式併合による非公開化が予定されているため、現在の株価は併合価格(1株あたり約1,477円相当)に収束しています。信用買い残が約12.8万株あり、併合価格を意識した動きが続いています。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「注目度急上昇
報道件数(30日)
35
前月比 +42.5%
メディア数
18
日経電子版, 株探, Yahoo!ファイナンス, みんかぶ, 会社四季報
業界内ランキング
上位 40%
サービス業 冠婚葬祭関連 15社中 6位
報道のトーン
35%
好意的
50%
中立
15%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

株式併合・非公開化45%
業績・決算30%
配当・株主優待15%
その他10%

最近の出来事

2026年2月株式併合発表

創業家が株式併合と単元株式数の廃止を発表。実質的な非公開化(スクイーズアウト)の動きとして市場の注目を集める。

2026年2月3Q決算

4-12月期の経常利益が前年同期比2%増益で着地。通期業績予想は据え置き。

2025年11月上期決算

上期経常利益が3%減益で着地。下期配当を見送りとし、期末配当予想を無配に修正。

平安レイサービス(株) まとめ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 34円(株式併合に伴い期末配当は無配予定。年間配当は中間配当18円のみの見通し)
安全性
安定
自己資本比率 62.7%(自己資本比率62%超と極めて健全。有利子負債は50億円だが事業規模に対して十分にコントロール可能)
稼ぐ力
普通
ROE 6.2%
話題性
普通
ポジティブ 35%

「神奈川県首位級の冠婚葬祭大手。地域密着の葬祭会館ネットワークで安定成長を実現するスタンダード企業」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU