タナベコンサルティンググループ9644
TANABE CONSULTING GROUP CO.,LTD.
まずこの会社は何者?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
あなたが普段お買い物をする地域で人気のスーパーや、愛用している製品の部品を作っている会社、実はその多くが『中堅企業』です。そうした会社が『もっと良いサービスを提供したい』『新しい商品を開発したい』と考えたとき、経営のプロとして相談に乗るのがタナベコンサルティンググループです。例えば、どうすればもっとお客さんが増えるか、どうやって海外に進出するか、といった会社の未来に関わる大きな悩みを一緒に解決しています。あなたが知らないところで、日本の元気な会社を縁の下で支えている存在なのです。
2025期は売上高145.4億円、営業利益15.00億円と、M&A効果も寄与し大幅な増益を達成しました。主力の経営コンサルティング事業が堅調な中、DX支援や人的資本経営といった時流に乗った領域をM&Aで強化し、事業ポートフォリオを拡大しています。株主還元にも積極的で、DOE6%以上・総還元性向100%目安という高い目標を掲げ、投資家からの評価向上を目指しています。
会社概要
- 業種
- サービス業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 東京都千代田区丸の内1-8-2 鉃鋼ビルディング9F
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
稼ぐ力はどのくらい?
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 4.4% | 3.7% | - |
| 2022/03期 | 5.3% | 4.4% | - |
| 2023/03期 | 6.2% | 5.1% | - |
| 2024/03期 | 5.6% | 4.5% | 7.9% |
| 2025/03期 | 9.1% | 7.1% | 10.3% |
| 3Q FY2026/3 | 8.8%(累計) | 6.4%(累計) | 13.1% |
収益性については、営業利益率が2025/03期時点で10.3%に向上しており、高付加価値な経営支援サービスによって高い収益性を確保できていることが特徴です。ROE(自己資本利益率)は2025/03期に9.1%まで上昇し、資本効率の改善が着実に進んでいます。経営コンサルティングという人的資本が主体のビジネスモデルにおいて、効率的な収益獲得体質が構築されつつあると言えます。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | 増収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 92.1億円 | — | 5.0億円 | 14.5円 | — |
| 2022/03期 | 106億円 | — | 6.0億円 | 17.5円 | +14.7% |
| 2023/03期 | 118億円 | — | 7.2億円 | 21.1円 | +11.2% |
| 2024/03期 | 127億円 | 10.1億円 | 6.4億円 | 19.1円 | +8.3% |
| 2025/03期 | 145億円 | 15.0億円 | 10.2億円 | 30.8円 | +14.2% |
タナベコンサルティンググループは、中堅企業向けの経営コンサルティングを軸に事業を拡大しており、売上高は2021/03期の約92億円から2025/03期には約145億円へと順調な右肩上がりの成長を遂げています。特に近年はSurpassなどの積極的なグループ化を通じた事業領域の拡大が奏功しており、2026/03期も売上高155億円と成長継続が見込まれます。営業利益についても着実に積み増しており、付加価値の高いコンサルティングサービス提供による収益構造の強化が業績を牽引しています。 【3Q 2026/03期実績】売上124億円(通期予想比80%)、営業利益16億円(同90%)、純利益9.3億円(同86%)。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
サービス業の同業他社平均と比べると…
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
経営コンサルティングを主軸とし、中堅企業をターゲットにした一気通貫の支援体制を敷いています。昨今はマーケティングDXやDE&I(多様性の受容)領域への投資を加速させており、M&Aによる事業拡大とあわせて収益基盤の多様化と成長を図る戦略が有価証券報告書等の開示から読み取れます。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 135億円 | — | 145億円 | +7.7% |
| 2024期 | 125億円 | — | 127億円 | +1.9% |
| 2023期 | 113億円 | — | 118億円 | +4.5% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 15億円 | — | 15億円 | +1.0% |
| 2024期 | 12億円 | — | 10億円 | -18.0% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
現行の中期経営計画では、最終年度である2026年3月期に売上高160億円、営業利益18億円を目標に掲げています。これはオーガニックな成長に加え、DXや人的資本経営分野でのM&Aによる上乗せを織り込んだ意欲的な計画です。直近2025期の実績は、売上・利益ともに計画に対して順調に進捗しています。ただし過去には利益面で期初予想を下回った期もあり、M&Aで拡大した組織の収益性向上が今後の課題となります。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
第2四半期累計の連結経常利益を上方修正し、最高益更新の基盤を構築。
中堅企業の成長を支援するWebページ「中堅企業ラボ」をオープンし、顧客接点を強化。
2026年3月期の期末配当予想を上方修正し、株主還元を拡充。
社長プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
同社の財務健全性は極めて高く、自己資本比率は2025/03期時点でも74.3%と強固な資本基盤を維持しています。これまで実質無借金経営を続けてきましたが、事業拡大に伴う投資等で有利子負債を軽微ながら計上する局面もあります。総資産に占める純資産の割合が大きいため、財務の安全性は極めて高く、安定した経営基盤を背景に機動的な投資が可能な状態です。 【3Q 2026/03期】総資産148億円、純資産113億円、自己資本比率70.3%、有利子負債5.3億円。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 2.2億円 | 14.3億円 | ▲4.1億円 | 16.5億円 |
| 2022/03期 | 6.2億円 | 6.2億円 | ▲6.2億円 | 12.4億円 |
| 2023/03期 | 9.5億円 | ▲11.0億円 | ▲5.8億円 | ▲1.4億円 |
| 2024/03期 | 6.3億円 | ▲4.4億円 | ▲12.3億円 | 1.9億円 |
| 2025/03期 | 14.6億円 | 19.0億円 | ▲13.3億円 | 33.5億円 |
本業で稼いだ営業キャッシュフローを原資としつつ、グループ化のための投資を実行する健全な資金循環が確立されています。2025/03期には営業CFが約14.5億円と大きく伸長し、投資CFとの兼ね合いでも高いフリーキャッシュフローを生み出しました。財務CFは主に配当金の支払いや自社株買いなどの株主還元に充てられており、安定したキャッシュ創出力を背景に投資と還元を両立させています。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率は20.0%と、東証プライム上場企業の中でも多様性推進に積極的な体制を構築しています。監査等委員会設置会社を採用し、外部からの客観的な経営監視機能を強化しており、中堅企業の成長支援という社会的重要度の高い事業を支えるための透明性の高いガバナンスが構築されています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 730万円 | 711人 | - |
従業員平均年収は730万円と、国内のコンサルティング業界の水準と比較しても堅実で高水準な給与体系を維持しています。経営コンサルティングという人的資本が価値の源泉であるビジネスモデルのため、高い専門性を持つ人材の確保と定着を目的に、業績連動型の報酬や還元が浸透している背景があります。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
TSR(株主総利回り)は、株価上昇と配当を合わせた投資家リターンを示す指標です。2024期まではTOPIXの上昇率に劣後する場面も見られましたが、2025期には227.2%とTOPIX(213.4%)を上回り、アウトパフォームに転じました。これは、M&Aによる成長戦略と、DOE6%以上を目安とする高い株主還元方針が市場に評価され始めたことを示唆しています。今後、計画通りの利益成長と還元策の継続が実現すれば、更なるTSR向上が期待されます。
※ 配当を含む株主総利回り(TSR)ベースです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/03期 | 38円 | 56.5% |
| 2017/03期 | 40円 | 54.3% |
| 2018/03期 | 41円 | 52.6% |
| 2019/03期 | 42円 | 52.2% |
| 2020/03期 | 43円 | 53.2% |
| 2021/03期 | 22.1円 | 74.2% |
| 2023/03期 | 42円 | 99.4% |
| 2024/03期 | 44円 | 115.4% |
| 2025/03期 | 48円 | 155.8% |
| 権利確定月 | 3月 |
同社は連結総還元性向100%を目安とし、DOE(株主資本配当率)6%以上を基準とする非常に手厚い配当方針を掲げています。配当性向が高水準にあるのは、この高い還元方針を維持するためです。高い配当利回りを継続しており、安定的なインカムゲインを重視する個人投資家にとって魅力的な還元策といえます。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2021期 | 119.2万円 | 19.2万円 | 19.2% |
| 2022期 | 119.0万円 | 19.0万円 | 19.0% |
| 2023期 | 159.4万円 | 59.4万円 | 59.4% |
| 2024期 | 187.5万円 | 87.5万円 | 87.5% |
| 2025期 | 227.2万円 | 127.2万円 | 127.2% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
信用取引では売り残がなく、買い残のみが積み上がっており、個人の買い意欲がうかがえます。PER・PBRは業界平均と比較してやや割安な水準にあります。特筆すべきは配当利回りの高さで、DOE6%以上を掲げる積極的な株主還元策が株価の下支え要因となっています。時価総額247億円は、今後の成長ポテンシャルを考慮すると拡大の余地がある規模と考えられます。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 7.7億円 | 2.7億円 | 35.5% |
| 2022/03期 | 9.3億円 | 3.3億円 | 35.2% |
| 2023/03期 | 11.6億円 | 4.4億円 | 37.7% |
| 2024/03期 | 10.1億円 | 3.7億円 | 36.7% |
| 2025/03期 | 15.9億円 | 5.7億円 | 36.0% |
法人税等の支払額は、税引前利益の増大に伴い年々増加する傾向にあります。実効税率は概ね35%から40%程度で推移しており、日本の標準的な法人税率に準じた水準です。利益の拡大に合わせて適切に納税義務を果たしており、透明性の高い税務処理を行っています。
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まとめと、関連情報・似た会社へ
タナベコンサルティンググループ まとめ
「日本の背骨『中堅企業』を支え続ける老舗コンサルが、M&AでDXと人的資本経営の領域に染み出している状態」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。