2154プライム

(株)オープンアップグループ

Open Up Group Inc.

最終更新日: 2026年3月25日

未経験をプロに変える。エンジニア育成で日本の人材不足に挑む、人材サービスのリーダー

幸せな仕事を通じて、ひとりひとりの可能性をひらく社会に

この会社ってなに?

自動車や半導体の開発現場、建設現場の施工管理、IT企業のシステム開発――これらの現場で働くエンジニアの多くがオープンアップグループから派遣されています。未経験から研修を受けてエンジニアになれる仕組みを持ち、毎年数千人の技術者を輩出。あなたが利用するスマートフォンや自動車、住んでいるマンションの建設にも、同社のエンジニアが関わっている可能性があります。

オープンアップグループは、機電・IT・建設領域を中心にエンジニア派遣を展開する人材サービス大手です。2021年にビーネックスグループと夢真ホールディングスが経営統合して誕生。FY2025/3は売上高1,880億円・営業利益162億円と過去最高を更新しました。未経験者を育成してエンジニアとして派遣する独自モデルが強みで、PER 13.1倍・配当利回り4.21%と株主還元も充実しています。

サービス業プライム市場

会社概要

業種
サービス業
決算期
6月
本社
東京都港区虎ノ門1-3-1 東京虎ノ門グローバルスクエア16F
公式
openupgroup.co.jp

社長プロフィール

西田 穣
代表取締役会長兼社長CEO
変革型リーダー
幸せな仕事を通じて、ひとりひとりの可能性をひらく社会に。私たちは日本の深刻な人材不足に対し、未経験者をプロのエンジニアに育て上げることで、働く人と企業の双方に価値を提供してまいります。

この会社のストーリー

1997
トラストテックとして創業

技術者派遣会社として設立。機械・電気分野のエンジニア派遣事業を開始した。

2006
東証一部に上場

東京証券取引所一部に上場。技術者派遣のリーディングカンパニーとしての地位を確立。

2021
ビーネックスGと夢真HDが経営統合

ビーネックスグループと夢真ホールディングスが統合し、業界最大級の技術者派遣グループが誕生。

2023
オープンアップグループに社名変更

「幸せな仕事を通じて、ひとりひとりの可能性をひらく社会に」というパーパスを掲げ、新たなスタートを切った。

2025
中計BY25全KPI達成

営業利益率8%・ROE15%超を達成。英国事業を売却し、国内・アジアに経営資源を集中する方針へ。

2026
新中計で営業利益率10%を目指す

次なる成長ステージとして営業利益率10%以上を目標に掲げ、エンジニア育成モデルの進化を推進。

注目ポイント

配当利回り4.77%の高配当株

4期連続増配で配当金は4倍に成長。配当性向60%以上の方針を掲げ、株主還元を重視する経営姿勢が際立ちます。高配当を求める投資家に最適な銘柄です。

未経験者をエンジニアに育てる独自モデル

毎年数千人の未経験者を採用・育成し、プロのエンジニアとして派遣する仕組みが最大の強み。日本の人材不足解決に貢献するソーシャルインパクトの高いビジネスモデルです。

無借金経営の堅実な財務基盤

有利子負債ゼロの実質無借金経営で、自己資本比率64%。安定した営業CFにより、成長投資と株主還元の両立が可能な強固な財務体質を誇ります。

サービスの実績は?

85
1株当たり配当金
FY2026予想
+13.3% YoY
4.77%
配当利回り
FY2026予想ベース
8.6%
営業利益率
FY2025実績
+0.3pt YoY
約20,000
グループ技術者数
2025年時点

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 85円
安全性
安定
自己資本比率 64.2%(有利子負債ゼロ・自己資本比率64%と極めて健全な財務体質)
稼ぐ力
高い
ROE 15.9%
話題性
好評
ポジティブ 52%

配当・優待はもらえる?

しっかりもらえます
1株配当(最新期)
85
方針: 配当性向60%以上を目標とした累進配当
1株配当配当性向
FY2023/65045.8%
FY2024/66547.9%
FY2025/67551.9%
FY2026/6(予想)8562.6%
4期連続増配
株主優待
なし

株主優待制度はありません。

配当金はFY2021/6の22円からFY2026/6予想の85円へと4期連続増配で約4倍に成長。配当性向も60%以上に引き上げており、株主還元を重視する姿勢が鮮明です。現在の配当利回りは4.77%と高配当銘柄として注目されています。株主優待はありませんが、高い配当利回りで十分な還元を行っています。

儲かってるの?

順調に稼いでいます
売上高
FY2022/61,486億円
FY2023/61,617億円
FY2024/61,732億円
FY2025/61,880億円
営業利益
FY2022/6101億円
FY2023/6128億円
FY2024/6143億円
FY2025/6162億円

オープンアップグループの業績は、技術者派遣需要の拡大を背景にFY2025/6で売上高1,880億円・営業利益162億円と過去最高を更新しました。FY2022/6には経営統合効果で売上高が+56%と大幅成長。FY2026/6は英国事業売却の影響で減収予想ですが、営業利益は165億円と増益を見込んでおり、国内事業の収益力向上が確認されています。

事業ごとの売上・利益

機電・IT領域
1,015億円54.0%)
建設領域
564億円30.0%)
海外領域
301億円16.0%)
機電・IT領域1,015億円
利益: 112億円利益率: 11.0%

自動車・半導体・IT分野へのエンジニア派遣が主力。売上構成比54%を占める最大セグメント。営業利益率11%と高収益。

建設領域564億円
利益: 73億円利益率: 12.9%

建設現場の施工管理技術者を派遣。旧夢真の事業基盤を活かし、建設需要の拡大を取り込む。利益率は全セグメント中最高の12.9%。

海外領域301億円
利益: -23億円利益率: -7.6%

英国・アジアでの人材派遣事業。英国子会社は2025年に売却済み。今後はアジアに注力する方針。

稼ぐ力はどのくらい?

効率よく稼いでいます
ROE
15.9%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
10.2%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
8.6%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/62.7%2.0%3.5%
FY2022/611.0%7.2%6.8%
FY2023/614.7%9.4%7.9%
FY2024/616.0%10.1%8.3%
FY2025/615.9%10.2%8.6%

営業利益率は3.5%から8.6%へと大幅に改善し、人材サービス業界でトップクラスの収益性を実現しています。ROEは16%前後と資本効率も高く、経営統合後のシナジーが着実に発現。中期経営計画では営業利益率10%以上を目標に掲げ、さらなる収益力の向上を目指しています。

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率64.2%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
0円
会社の純資産
789億円

有利子負債ゼロの実質無借金経営を維持しており、自己資本比率は64%前後と極めて健全な財務体質です。FY2022/6に総資産が減少したのは経営統合に伴う会計上の調整によるもので、その後は順調に資産を積み増しています。BPSも750円から907円へと着実に増加しています。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+142億円
営業CF
投資に使ったお金
-55.6億円
投資CF
借入・返済など
-96.8億円
財務CF
手元に残ったお金
+86.0億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/635.1億円-13.5億円-51.5億円21.6億円
FY2022/6155億円-21.6億円-220億円133億円
FY2023/6156億円6.1億円-127億円162億円
FY2024/6192億円-50.3億円-88.9億円141億円
FY2025/6142億円-55.6億円-96.8億円86.0億円

営業キャッシュフローは毎期140〜190億円の安定したプラスを計上しており、高いキャッシュ創出力を示しています。FCFも一貫してプラスで、配当・自社株買い等の株主還元と成長投資の両立が可能な財務基盤を構築。FY2022/6の財務CFの大幅マイナスは、経営統合に伴う資本政策によるものです。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1人材獲得競争の激化リスク(エンジニア採用市場の逼迫)
2景気変動による派遣需要の変動リスク
3労働関連法規制の変更リスク(派遣法改正等)
4情報セキュリティリスク(顧客情報・個人情報の漏洩)
5M&Aに伴うのれん減損リスク
6海外事業の為替変動リスク

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/649.4億円23.2億円47.1%
FY2022/6101億円31.3億円31.0%
FY2023/6128億円32.3億円25.3%
FY2024/6143億円25.3億円17.7%
FY2025/6162億円36.9億円22.7%

税引前利益はFY2021/6の49億円からFY2025/6の162億円へと3倍以上に成長。実効税率はFY2024/6に17.7%と低水準でしたが、これは繰延税金資産の計上や海外子会社の税制影響によるもの。FY2026/6は28.5%と正常化する見込みです。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
650万円
従業員数
215
平均年齢
42歳
平均年収従業員数前年比
FY2025/6650万円215-

持株会社としての従業員数は215名と少数精鋭。グループ全体では約2万人の技術者・スタッフが在籍しています。平均年収650万円は持株会社の管理部門中心の数値であり、グループ全体の技術者の待遇改善にも積極的に取り組んでいます。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主38%
浮動株62%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関25%
事業法人等10.4%
外国法人等18%
個人その他44%
証券会社2.6%

創業家(中山隼雄氏)とアミューズキャピタルが安定株主の中核。信託銀行の機関投資家保有も厚く、従業員持株会も安定保有に寄与。外国人投資家比率がやや高く流動性は確保されています。

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(12,897,000株)14.2%
中山 隼雄(8,378,000株)9.2%
株式会社アミューズキャピタル(6,240,000株)6.9%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(7,337,000株)8.1%
株式会社フジタコーポレーション(3,180,000株)3.5%
オープンアップグループ従業員持株会(1,908,000株)2.1%
SSBTC CLIENT OMNIBUS ACCOUNT(1,635,000株)1.8%
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY(1,362,000株)1.5%
JP MORGAN CHASE BANK(1,181,000株)1.3%
三井住友信託銀行株式会社(1,090,000株)1.2%

筆頭株主は信託銀行(14.2%)で、創業家の中山隼雄氏が9.2%を保有する安定的な株主構成です。中山氏はセガの創業者として知られ、関連会社のアミューズキャピタルも6.9%を保有。従業員持株会が2.1%を保有しており、社員のエンゲージメントの高さがうかがえます。外国人投資家の保有比率も高く、グローバルに注目される銘柄です。

会社の公式開示情報

役員報酬

3億5,900万円
取締役3名の合計

事業別の稼ぎ

事業名売上利益利益率
機電・IT領域1,015億円112億円11.0%
建設領域564億円73億円12.9%
海外領域301億円-23億円-7.6%

機電・IT領域が売上の54%を占める最大セグメントで、建設領域(30%)が続きます。機電・IT領域は営業利益率11%、建設領域は12.9%と国内事業は高い収益性を誇ります。英国事業の売却により海外領域は縮小しますが、FY2026/6以降はアジア市場への展開を加速させる計画です。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 8名)
女性 2名(25.0% 男性 6
25%
75%
監査報酬
5,000万円
連結子会社数
25
設備投資額
55.6億円
平均勤続年数(従業員)
5.2
臨時従業員数
0

取締役8名中、社外取締役が6名(75%)と高い独立性を確保したガバナンス体制です。女性取締役比率は25%。25社の連結子会社を統括し、監査等委員会設置会社として経営の透明性を重視しています。

会社の計画は順調?

S
総合評価
中計BY25の主要KPIを全て達成。営業利益率8%、ROE15%超を実現し、計画を上回る成長を遂げた。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中期経営計画「BY25」
FY2022〜FY2025
営業利益率: 目標 8%以上 達成 (8.6% (FY2025))
100%
売上高成長率: 目標 年率10%以上 達成 (年率平均+18.6%)
100%
ROE: 目標 15%以上 達成 (15.9% (FY2025))
100%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY20251,930億円1,880億円-2.6%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2024143億円143億円0.0%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

中期経営計画「BY25」は全ての主要KPIを達成する優秀な成績で終了しました。営業利益率は目標の8%を上回る8.6%、ROEは15.9%と高水準を実現。新中計では営業利益率10%以上を次の目標に掲げ、さらなる成長フェーズに入っています。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株価リターンを、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

直近のTSRは130%とプラスですが、TOPIX(213%)には及ばないパフォーマンスとなっています。ただし、中計BY25の全KPI達成・配当利回り4.77%という実力を考えると、株価には上昇余地があります。英国事業売却による一時的な減収が市場評価に影響していますが、国内事業の高収益化が進めばリレーティングの可能性があります。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし昔100万円買ってたら?

52週安値(1,481円)で購入+20.3%
100万円 →120万円
20.3万円
買値 1,481円 → 現在 1,782
1年前(株価約2,033円)に購入-12.3%
100万円 →87.7万円
-12.3万円
買値 2,033円 → 現在 1,782
5年前(株価約600円)に購入+197.0%
100万円 →297万円
197万円
買値 600円 → 現在 1,782

5年前に投資していた場合、約3倍のリターンを得られた計算です。ただし直近1年は株価が下落しており、52週高値1,979円から約10%調整しています。配当利回り4.77%を加味した総合リターンを考慮すると、中長期での投資妙味が高い水準にあります。

※ 上記は過去の株価に基づく仮定の計算であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。株式投資にはリスクが伴い、元本を割り込む可能性があります。投資判断はご自身の責任で行ってください。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残136,500株
売り残53,300株
信用倍率2.56倍
3/13時点
今後の予定
2026年6月期 第3四半期決算発表2026年5月上旬(予定)
2026年6月期 本決算発表2026年8月上旬(予定)

PER 13.1倍は人材サービス業界平均(約15倍)を下回る割安水準です。PBRも1.96倍と業界平均(2.5倍)より低く、業績成長と株主還元強化を考慮すると割安感があります。配当利回り4.77%は業界トップクラスで、高配当銘柄として機関投資家からも注目されています。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
85
前月比 +8.5%
メディア数
32
日経電子版, 株探, Yahoo!ファイナンス, 会社四季報, みんかぶ
業界内ランキング
上位 15%
人材サービス業界 主要20社中 3位
報道のトーン
52%
好意的
40%
中立
8%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

業績・決算35%
M&A・事業再編25%
人材・採用25%
その他15%

最近の出来事

2026年2月中間決算好調

FY2026/6上期の営業利益は91億円で前年同期比+15%の増益。国内事業の好調が牽引。

2025年10月エイセブHD買収

自動車開発業務請負のエイセブホールディングスを子会社化。自動車領域の事業基盤を強化。

2025年2月英国事業売却

英国の人材派遣子会社を売却し、アジア市場への経営資源シフトを決定。選択と集中を推進。

(株)オープンアップグループ まとめ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 85円
安全性
安定
自己資本比率 64.2%(有利子負債ゼロ・自己資本比率64%と極めて健全な財務体質)
稼ぐ力
高い
ROE 15.9%
話題性
好評
ポジティブ 52%

「技術者派遣のリーディングカンパニー。未経験者をプロのエンジニアに育て、日本の人材不足に挑む」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU