(株)オープンアップグループ2154
Open Up Group Inc.
どんな会社?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
自動車や半導体の開発現場、建設現場の施工管理、IT企業のシステム開発――これらの現場で働くエンジニアの多くがオープンアップグループから派遣されています。未経験から研修を受けてエンジニアになれる仕組みを持ち、毎年数千人の技術者を輩出。あなたが利用するスマートフォンや自動車、住んでいるマンションの建設にも、同社のエンジニアが関わっている可能性があります。
オープンアップグループは、機電・IT・建設領域を中心にエンジニア派遣を展開する人材サービス大手です。2021年にビーネックスグループと夢真ホールディングスが経営統合して誕生。2025/03期は売上高1,880億円・営業利益162億円と過去最高を更新しました。未経験者を育成してエンジニアとして派遣する独自モデルが強みで、PER 13.1倍・配当利回り4.21%と株主還元も充実しています。
会社概要
- 業種
- サービス業
- 決算期
- 6月
- 本社
- 東京都港区虎ノ門1-3-1 東京虎ノ門グローバルスクエア16F
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
事業ごとの売上・利益
自動車・半導体・IT分野へのエンジニア派遣が主力。売上構成比54%を占める最大セグメント。営業利益率11%と高収益。
建設現場の施工管理技術者を派遣。旧夢真の事業基盤を活かし、建設需要の拡大を取り込む。利益率は全セグメント中最高の12.9%。
英国・アジアでの人材派遣事業。英国子会社は2025年に売却済み。今後はアジアに注力する方針。
稼ぐ力はどのくらい?
2025/06期実績
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2016/06期 | 28.6% | 12.8% | 8.5% |
| 2017/06期 | 32.0% | 13.4% | 7.5% |
| 2018/06期 | 25.2% | 11.4% | 6.6% |
| 2019/06期 | 25.1% | 12.5% | 7.0% |
| 2020/06期 | 8.7% | 4.2% | 5.7% |
| 2021/06期 | 4.7% | 3.2% | 3.5% |
| 2022/06期 | 8.7% | 6.2% | 6.8% |
| 2023/06期 | 14.9% | 9.6% | 7.9% |
| 2024/06期 | 17.0% | 10.8% | 8.3% |
| 2025/06期 | 16.5% | 10.5% | 8.6% |
| 2Q 2026/06期 | 8.3%(累計) | 5.2%(累計) | 10.8% |
営業利益率は3.5%から8.6%へと大幅に改善し、人材サービス業界でトップクラスの収益性を実現しています。ROEは16%前後と資本効率も高く、経営統合後のシナジーが着実に発現。中期経営計画では営業利益率10%以上を目標に掲げ、さらなる収益力の向上を目指しています。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | 増収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021/06期 | 951億円 | 33.6億円 | 26.1億円 | 47.6円 | +16.3% |
| 2022/06期 | 1,486億円 | 101億円 | 69.8億円 | 78.3円 | +56.2% |
| 2023/06期 | 1,617億円 | 128億円 | 95.3億円 | 109.1円 | +8.8% |
| 2024/06期 | 1,732億円 | 143億円 | 118億円 | 135.8円 | +7.1% |
| 2025/06期 | 1,880億円 | 162億円 | 126億円 | 144.6円 | +8.5% |
オープンアップグループの業績は、技術者派遣需要の拡大を背景に2025/06期で売上高1,880億円・営業利益162億円と過去最高を更新しました。2022/06期には経営統合効果で売上高が+56%と大幅成長。2026/06期は英国事業売却の影響で減収予想ですが、営業利益は165億円と増益を見込んでおり、国内事業の収益力向上が確認されています。 【2Q 2026/06期実績】売上836億円(通期予想比49%)、営業利益91億円(同55%)、純利益65億円(同55%)。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
サービス業の同業他社平均(自社を除く当サイト掲載銘柄より算出)と比べると…(自社は直近の年次実績で比較)
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
事業別の稼ぎ
| 事業名 | 売上 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|
| 機電・IT領域 | 1,015億円 | 112億円 | 11.0% |
| 建設領域 | 564億円 | 73億円 | 12.9% |
| 海外領域 | 301億円 | -23億円 | -7.6% |
機電・IT領域が売上の54%を占める最大セグメントで、建設領域(30%)が続きます。機電・IT領域は営業利益率11%、建設領域は12.9%と国内事業は高い収益性を誇ります。英国事業の売却により海外領域は縮小しますが、2026/06期以降はアジア市場への展開を加速させる計画です。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 1,930億円 | — | 1,880億円 | -2.6% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2024期 | 143億円 | — | 143億円 | 0.0% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
中期経営計画「BY25」は全ての主要KPIを達成する優秀な成績で終了しました。営業利益率は目標の8%を上回る8.6%、ROEは15.9%と高水準を実現。新中計では営業利益率10%以上を次の目標に掲げ、さらなる成長フェーズに入っています。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
2026/06期上期の営業利益は91億円で前年同期比+15%の増益。国内事業の好調が牽引。
自動車開発業務請負のエイセブホールディングスを子会社化。自動車領域の事業基盤を強化。
英国の人材派遣子会社を売却し、アジア市場への経営資源シフトを決定。選択と集中を推進。
代表者プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
※ 有利子負債・純資産はいずれも2Q 2026/06期末時点
有利子負債ゼロの実質無借金経営を維持しており、自己資本比率は64%前後と極めて健全な財務体質です。2022/06期に総資産が減少したのは経営統合に伴う会計上の調整によるもので、その後は順調に資産を積み増しています。BPSも750円から907円へと着実に増加しています。 【2Q 2026/06期】総資産1255億円、純資産776億円、自己資本比率61.8%、有利子負債100億円。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2016/06期 | 14.2億円 | ▲18.1億円 | 12.9億円 | ▲3.9億円 |
| 2017/06期 | 22.7億円 | ▲23.9億円 | 7.6億円 | ▲1.2億円 |
| 2018/06期 | 51.4億円 | ▲27.2億円 | 24.1億円 | 24.2億円 |
| 2019/06期 | 50.3億円 | ▲14.3億円 | ▲27.5億円 | 36.0億円 |
| 2020/06期 | 48.2億円 | ▲19.9億円 | ▲18.3億円 | 28.3億円 |
| 2021/06期 | 35.1億円 | ▲13.5億円 | ▲51.5億円 | 21.6億円 |
| 2022/06期 | 155億円 | ▲21.6億円 | ▲220億円 | 133億円 |
| 2023/06期 | 156億円 | 6.1億円 | ▲127億円 | 162億円 |
| 2024/06期 | 192億円 | ▲50.3億円 | ▲88.9億円 | 141億円 |
| 2025/06期 | 142億円 | ▲55.6億円 | ▲96.8億円 | 86.0億円 |
営業キャッシュフローは毎期140〜190億円の安定したプラスを計上しており、高いキャッシュ創出力を示しています。FCFも一貫してプラスで、配当・自社株買い等の株主還元と成長投資の両立が可能な財務基盤を構築。2022/06期の財務CFの大幅マイナスは、経営統合に伴う資本政策によるものです。
この会社のガバナンスは?
取締役8名中、社外取締役が6名(75%)と高い独立性を確保したガバナンス体制です。女性取締役比率は25%。25社の連結子会社を統括し、監査等委員会設置会社として経営の透明性を重視しています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 2025/06期 | 650万円 | 215人 | - |
持株会社としての従業員数は215名と少数精鋭。グループ全体では約2万人の技術者・スタッフが在籍しています。平均年収650万円は持株会社の管理部門中心の数値であり、グループ全体の技術者の待遇改善にも積極的に取り組んでいます。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、市場平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
直近のTSRは130%とプラスですが、TOPIX(213%)には及ばないパフォーマンスとなっています。ただし、中計BY25の全KPI達成・配当利回り4.77%という実力を考えると、株価には上昇余地があります。英国事業売却による一時的な減収が市場評価に影響していますが、国内事業の高収益化が進めばリレーティングの可能性があります。
※ 配当を含む株主総利回り(TSR)ベースです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2017/06期 | 9.5円 | 45.3% |
| 2018/06期 | 12.7円 | 42.8% |
| 2019/06期 | 32.3円 | 80.0% |
| 2020/06期 | 18.7円 | 127.9% |
| 2021/06期 | 44円 | 92.3% |
| 2022/06期 | 45円 | 57.5% |
| 2023/06期 | 50円 | 45.8% |
| 2024/06期 | 65円 | 47.9% |
| 2025/06期 | 75円 | 51.9% |
株主優待制度はありません。
配当金は2021/06期の22円から2026/06期予想の85円へと4期連続増配で約4倍に成長。配当性向も60%以上に引き上げており、株主還元を重視する姿勢が鮮明です。現在の配当利回りは4.77%と高配当銘柄として注目されています。株主優待はありませんが、高い配当利回りで十分な還元を行っています。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2021期 | 100.0万円 | 0.0万円 | 0.0% |
| 2022期 | 120.0万円 | 20.0万円 | 20.0% |
| 2023期 | 135.0万円 | 35.0万円 | 35.0% |
| 2024期 | 145.0万円 | 45.0万円 | 45.0% |
| 2025期 | 130.0万円 | 30.0万円 | 30.0% |
※ 配当込みで算出したTSR(株主総利回り)です。配当は再投資すると仮定しています。各期の値は有価証券報告書「主要な経営指標等の推移」の株主総利回りです。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
PER 13.1倍は人材サービス業界平均(約15倍)を下回る割安水準です。PBRも1.96倍と業界平均(2.5倍)より低く、業績成長と株主還元強化を考慮すると割安感があります。配当利回り4.77%は業界トップクラスで、高配当銘柄として機関投資家からも注目されています。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2016/06期 | 25.3億円 | 10.1億円 | 39.8% |
| 2017/06期 | 31.9億円 | 12.6億円 | 39.6% |
| 2018/06期 | 42.3億円 | 16.6億円 | 39.2% |
| 2019/06期 | 56.1億円 | 19.0億円 | 33.9% |
| 2020/06期 | 47.7億円 | 34.4億円 | 72.0% |
| 2021/06期 | 49.4億円 | 23.2億円 | 47.1% |
税引前利益は2021/06期の49億円から2025/06期の162億円へと3倍以上に成長。実効税率は2024/06期に17.7%と低水準でしたが、これは繰延税金資産の計上や海外子会社の税制影響によるもの。2026/06期は28.5%と正常化する見込みです。
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