2136スタンダード

(株)ヒップ

HIP CORPORATION

最終更新日: 2026年3月25日

ROE10.6%
BPS1024.4円
自己資本比率67.4%
FY2025/3 有報データ

エンジニアの力でモノづくりを支える。高配当と堅実成長で投資家にも応える技術者集団

技術で未来を創造し、エンジニアと共に成長する企業

この会社ってなに?

自動車メーカーや電機メーカーの「新しいクルマ」「新しい家電」「最新の防衛装備品」の設計・開発を支えているのがヒップのエンジニアたちです。日常で目にする製品の裏側で、ヒップの技術者が図面を描き、ソフトウェアを組み、テストを繰り返しています。メーカーが自社だけでは対応しきれない開発案件を、ヒップの専門エンジニアが技術力で解決しています。

ヒップは1995年設立の技術者派遣専業企業で、自動車を中心に機械・電子・ソフトウェアの開発設計分野にエンジニアを派遣しています。2025年3月期は売上高59.7億円(前年比+5.5%)、営業利益5.7億円と安定成長を継続。無借金経営に近い財務体質(自己資本比率67.4%)と4期連続増配(FY2026/3は1株70円予想、配当利回り4.48%)が魅力です。防衛関連にも積極攻勢をかけており、技術者の処遇改善と稼働人員の増加による持続的成長を目指しています。

サービス業スタンダード市場

会社概要

業種
サービス業
決算期
3月
本社
神奈川県横浜市西区楠町8-8
公式
www.hip-pro.co.jp

社長プロフィール

田中 伸明
代表取締役社長
オーナー経営者
当社は技術者派遣を通じて、日本のモノづくりを支えるエンジニア集団です。自動車・機械・電子・ソフトウェアの開発設計に特化した専門性の高いサービスで、お客様の技術課題を解決します。社員一人ひとりの成長が会社の成長です。

この会社のストーリー

1995
横浜で創業

株式会社ヒップとして横浜に設立。自動車メーカー向けの技術者派遣事業を開始した。

2006
JASDAQ上場

2006年12月にJASDAQに株式を上場。IPO公開価格20万円に対し初値55.5万円(+178%)と大きな注目を集めた。

2013
業界低迷からの復活

リーマンショック後の派遣業界低迷を乗り越え、株価は上場来安値314円から反転。技術者の質を武器に顧客基盤を再構築した。

2022
増配路線の開始

FY2023/3に配当を30円から40円に増額、以後4期連続増配を継続。株主還元の強化で個人投資家からの注目度が急上昇。

2025
防衛関連・高配当で注目

防衛関連分野への積極展開と配当利回り4.48%の高配当が評価され、株価は上昇トレンドを形成中。全国17拠点体制で成長を加速。

注目ポイント

配当利回り4.48%の高配当株

4期連続増配で、FY2026/3は1株70円を予想。配当利回り4.48%は技術者派遣業界でトップクラス。4年間で配当は2.3倍に増加しており、株主還元に非常に積極的です。

無借金に近い堅実財務

自己資本比率67.4%と極めて健全な財務体質。有利子負債はわずか4億円で実質無借金経営。景気変動にも耐えうる強固な財務基盤が安心感を与えます。

防衛関連の成長ポテンシャル

防衛関連分野への積極展開が注目ポイント。日本の防衛予算増加を追い風に、高度な設計開発能力を活かした新たな成長領域として期待されています。

サービスの実績は?

70
1株当たり配当金
FY2026予想
+29.6% YoY
4.48%
配当利回り
FY2026予想
+5.5%
売上高成長率
FY2025実績 (YoY)
844
従業員数
2025年3月時点

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 54円
安全性
安定
自己資本比率 67.4%(自己資本比率67.4%と極めて健全。有利子負債はFY2025/3でわずか4億円、実質無借金経営)
稼ぐ力
高い
ROE 10.6%
話題性
好評
ポジティブ 50%

配当・優待はもらえる?

しっかりもらえます
1株配当(最新期)
54
方針: 業績に応じた安定的な配当を基本とし、株主還元の充実を図る
1株配当配当性向
FY2016/31523.7%
FY2017/31221.6%
FY2018/32422.7%
FY2019/32428.1%
FY2020/32425.1%
FY2021/33032.7%
FY2022/33029.5%
FY2023/34039.6%
FY2024/35051.1%
FY2025/35451.1%
8期連続増配
株主優待
なし

株主優待制度はありません。

4期連続増配を実施しており、FY2026/3は1株70円(前期比+16円)と過去最高の配当額を予想しています。配当利回りは4.48%と高水準で、配当性向も70.6%と株主還元に積極的な姿勢が鮮明です。4年間で配当額は30円から70円へと2.3倍に増加しており、小型高配当株として注目されています。

同業比較(収益性)

サービス業の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
10.6%
業界平均
12.4%
営業利益率下回る
この会社
9.5%
業界平均
11.9%
自己資本比率上回る
この会社
67.4%
業界平均
51.3%

業績推移

儲かってるの?

順調に稼いでいます
売上高
FY2022/351.9億円
FY2023/354.8億円
FY2024/356.6億円
FY2025/359.7億円
営業利益
FY2022/30円
FY2023/30円
FY2024/35.5億円
FY2025/35.7億円

ヒップの売上高は5期連続で増収を達成しており、FY2025/3は59.7億円と過去最高を更新しました。稼働人員の増加と技術料金の上昇が成長ドライバーです。FY2026/3は売上高62.6億円(+4.9%)を予想。一方、営業利益はエンジニアの処遇改善や広告宣伝費の増加により横ばい圏で推移しており、人材投資と利益成長のバランスが今後の注目点です。

事業ごとの売上・利益

技術者派遣事業
59.7億円100.0%)
技術者派遣事業59.7億円
利益: 5.7億円利益率: 9.5%

自動車・機械・電子・ソフトウェアの開発設計分野にエンジニアを派遣する単一セグメント事業。自動車メーカーを主要顧客とし、防衛関連分野にも拡大中。売上構成比100%。

稼ぐ力はどのくらい?

効率よく稼いでいます
ROE
10.6%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
7.0%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
9.5%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/312.4%7.1%-
FY2022/312.6%7.2%-
FY2023/311.5%7.0%-
FY2024/310.4%6.3%9.8%
FY2025/310.6%7.0%9.5%

ROEは10〜12%と安定的に高水準を維持しており、資本効率の良い経営を実践しています。営業利益率はFY2022/3以降8〜10%台で推移し、技術者派遣業界の中では優れた収益性を誇ります。無借金経営に近い財務体質のため、ROAも7%前後と高い水準です。

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率67.4%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
4.0億円
会社の純資産
39.8億円

自己資本比率は60〜67%と極めて健全な水準を維持しています。FY2024/3に一時的に有利子負債6億円を計上しましたが、FY2025/3には4億円に減少。BPS(1株当たり純資産)は5年間で771円から1,024円へ着実に成長しており、内部留保の蓄積が順調です。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+2.2億円
営業CF
投資に使ったお金
-9,500万円
投資CF
借入・返済など
-4.5億円
財務CF
手元に残ったお金
+1.2億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/33.7億円-4,800万円-9,700万円3.2億円
FY2022/35.6億円-800万円-1.2億円5.5億円
FY2023/33.5億円-400万円-1.7億円3.4億円
FY2024/35.5億円200万円-2.1億円5.5億円
FY2025/32.2億円-9,500万円-4.5億円1.2億円

営業キャッシュフローは毎期安定してプラスを維持しており、本業からの現金創出力が堅実です。投資キャッシュフローは技術者派遣業の特性上ほぼゼロに近く、設備投資負担が極めて軽い事業モデルです。FY2025/3の財務CFが-4.4億円と大きいのは、自己株式取得と配当金支払いの増加によるものです。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1技術者の確保・育成に関するリスク(人材不足による稼働率低下)
2主要取引先への依存リスク(自動車メーカー向け比率が高い)
3業界内での競争激化リスク(新規参入・価格競争)
4景気変動による派遣需要の減少リスク
5情報セキュリティリスク(顧客の機密情報管理)
6法規制変更リスク(労働者派遣法の改正等)

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/35.3億円1.7億円31.7%
FY2022/35.9億円1.8億円31.3%
FY2023/35.9億円1.9億円32.1%
FY2024/35.5億円1.6億円29.4%
FY2025/35.6億円1.5億円26.6%

税引前利益は5〜6億円で安定的に推移しています。実効税率は26〜32%台と標準的な水準で、FY2025/3の26.8%はやや低めですが、これは税効果会計の影響によるものです。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
486万円
従業員数
844
平均年齢
38.1歳
平均年収従業員数前年比
当期486万円844-

平均年収は486万円で、技術者派遣業界の中では標準的な水準です。平均年齢38.1歳と若い組織であり、技術者の処遇改善に積極的に投資しています。FY2026/3も社員の給与引き上げを実施しており、人材確保と定着率向上に注力しています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主42.9%
浮動株57.1%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関2.1%
事業法人等20.2%
外国法人等2.4%
個人その他73.4%
証券会社2%

経営者・創業家が20.6%を保有するオーナー経営企業です。 安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 主な安定株主は田中氏・田中氏・ベストプランニング。

株式会社ベストプランニング(612,000株)15.75%
田中 伸明(369,300株)9.5%
亀山 弓子(362,200株)9.32%
ヒップ従業員持株会(338,400株)8.7%
光通信株式会社(171,500株)4.41%
田中 佐津枝(91,800株)2.36%
尾藤 博一(60,000株)1.54%
株式会社横浜銀行 (常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)(45,000株)1.15%
THE BANK OF NEW YORK MELLON 140042 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)(37,000株)0.95%
日本生命保険相互会社(36,000株)0.92%

筆頭株主のベストプランニング(15.75%)は創業者関連会社とみられ、代表取締役の田中伸明氏(9.5%)と合わせると約25%をオーナー一族が保有するオーナー系企業です。従業員持株会も8.7%と高い保有比率で、経営と従業員の一体感がうかがえます。光通信(4.41%)は高配当株投資で知られる投資家で、配当利回りの高さが評価されている証左です。

会社の公式開示情報

役員報酬

2,897万円
取締役5名の合計

事業別の稼ぎ

事業名売上利益利益率
技術者派遣事業59.7億円5.7億円9.5%

技術者派遣事業の単一セグメントで運営されています。自動車を中心とした機械・電子・ソフトウェアの開発設計が主力で、営業利益率9.5%と高い収益性を実現。近年は防衛関連分野への積極展開が特徴的で、国防予算の増加を追い風に新たな成長領域として期待されています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 9名)
女性 1名(11.1% 男性 8
11%
89%
平均勤続年数(従業員)
10.9

取締役・監査役9名中、女性が1名(11.1%)を占めています。オーナー経営者のリーダーシップのもと、技術者の育成と顧客開拓を推進しています。平均勤続年数10.9年と業界の中では良好な定着率を示しています。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

ヒップのTSRは5年間で250.2%と、TOPIX(213.4%)を上回るパフォーマンスを実現しています。特にFY2024のTSR 269.5%は際立った実績で、増配と株価上昇の相乗効果によるものです。高配当利回りに加え、株価そのものの上昇も寄与しており、配当と値上がり益の両取りが実現できた銘柄です。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+150.2%
100万円 →250.2万円
150.2万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2021165.8万円+65.8万円65.8%
FY2022150.0万円+50.0万円50.0%
FY2023193.8万円+93.8万円93.8%
FY2024269.5万円+169.5万円169.5%
FY2025250.2万円+150.2万円150.2%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残31,200株
売り残-
信用倍率-
3/20時点
今後の予定
2027年3月期 第1四半期決算発表2026年8月上旬(予定)
定時株主総会2026年6月下旬(予定)

PER 15.8倍はサービス業セクター平均(20.5倍)を下回る水準で、配当利回り4.48%は業界平均を大幅に上回る高水準です。信用取引は買い残のみ31,200株と軽く、需給面での懸念は小さい銘柄です。PBR 1.53倍はBPS成長を考慮すると適正水準といえます。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
28
前月比 +8.5%
メディア数
12
株探, Yahoo!ファイナンス, 日経電子版, みんかぶ, 会社四季報
業界内ランキング
上位 50%
技術者派遣 主要銘柄中 中位
報道のトーン
50%
好意的
42%
中立
8%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

配当・株主還元35%
業績・決算30%
人材・採用20%
その他15%

最近の出来事

2025年12月増配発表

FY2026/3の年間配当を1株70円に増額。4期連続増配で、配当利回りは4.48%に上昇。

2025年11月2Q決算

第2四半期累計の売上高は前年同期比+4.9%の増収。処遇改善費用により営業利益は微減。

2025年5月本決算

FY2025/3は売上高59.7億円で過去最高を更新。5期連続の増収を達成。

(株)ヒップ まとめ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 54円
安全性
安定
自己資本比率 67.4%(自己資本比率67.4%と極めて健全。有利子負債はFY2025/3でわずか4億円、実質無借金経営)
稼ぐ力
高い
ROE 10.6%
話題性
好評
ポジティブ 50%

「自動車・機械・電子の開発設計を支える技術者派遣のプロフェッショナル。4期連続増配で株主還元に積極的なスタンダード市場の隠れた高配当銘柄」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU