(株)ヒップ2136
HIP CORPORATION
まずこの会社は何者?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
自動車メーカーや電機メーカーの「新しいクルマ」「新しい家電」「最新の防衛装備品」の設計・開発を支えているのがヒップのエンジニアたちです。日常で目にする製品の裏側で、ヒップの技術者が図面を描き、ソフトウェアを組み、テストを繰り返しています。メーカーが自社だけでは対応しきれない開発案件を、ヒップの専門エンジニアが技術力で解決しています。
ヒップは1995年設立の技術者派遣専業企業で、自動車を中心に機械・電子・ソフトウェアの開発設計分野にエンジニアを派遣しています。2025年3月期は売上高59.7億円(前年比+5.5%)、営業利益5.7億円と安定成長を継続。無借金経営に近い財務体質(自己資本比率67.4%)と4期連続増配(2026/03期は1株70円予想、配当利回り4.48%)が魅力です。防衛関連にも積極攻勢をかけており、技術者の処遇改善と稼働人員の増加による持続的成長を目指しています。
会社概要
- 業種
- サービス業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 神奈川県横浜市西区楠町8-8
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
事業ごとの売上・利益
自動車・機械・電子・ソフトウェアの開発設計分野にエンジニアを派遣する単一セグメント事業。自動車メーカーを主要顧客とし、防衛関連分野にも拡大中。売上構成比100%。
稼ぐ力はどのくらい?
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2016/03期 | 14.6% | 6.9% | 8.0% |
| 2017/03期 | 12.2% | 5.9% | 6.4% |
| 2018/03期 | 20.1% | 10.2% | 8.0% |
| 2019/03期 | 14.2% | 7.6% | 9.4% |
| 2020/03期 | 14.3% | 8.0% | 10.3% |
| 2021/03期 | 12.4% | 7.3% | 5.2% |
| 2022/03期 | 12.6% | 7.5% | 8.7% |
| 2023/03期 | 11.5% | 7.1% | 10.5% |
| 2024/03期 | 10.4% | 6.5% | 9.8% |
| 2025/03期 | 10.6% | 6.9% | 9.5% |
ROEは10〜12%と安定的に高水準を維持しており、資本効率の良い経営を実践しています。営業利益率は2022/03期以降8〜10%台で推移し、技術者派遣業界の中では優れた収益性を誇ります。無借金経営に近い財務体質のため、ROAも7%前後と高い水準です。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | YoY |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 50.1億円 | 2.6億円 | 3.6億円 | 91.6円 | -7.9% |
| 2022/03期 | 51.9億円 | 4.5億円 | 4.0億円 | 101.5円 | +3.6% |
| 2023/03期 | 54.8億円 | 5.8億円 | 4.0億円 | 101.0円 | +5.5% |
| 2024/03期 | 56.6億円 | 5.5億円 | 3.9億円 | 97.9円 | +3.4% |
| 2025/03期 | 59.7億円 | 5.7億円 | 4.1億円 | 105.7円 | +5.5% |
ヒップの売上高は5期連続で増収を達成しており、2025/03期は59.7億円と過去最高を更新しました。稼働人員の増加と技術料金の上昇が成長ドライバーです。2026/03期は売上高62.6億円(+4.9%)を予想。一方、営業利益はエンジニアの処遇改善や広告宣伝費の増加により横ばい圏で推移しており、人材投資と利益成長のバランスが今後の注目点です。 【当第3四半期累計期間 (自 令和7年4月1日 至 令和7年12月31日)実績】売上47億円(通期予想比74%)、営業利益4.5億円(同79%)、純利益3.1億円(同80%)。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
サービス業の同業他社平均と比べると…
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
事業別の稼ぎ
| 事業名 | 売上 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|
| 技術者派遣事業 | 59.7億円 | 5.7億円 | 9.5% |
技術者派遣事業の単一セグメントで運営されています。自動車を中心とした機械・電子・ソフトウェアの開発設計が主力で、営業利益率9.5%と高い収益性を実現。近年は防衛関連分野への積極展開が特徴的で、国防予算の増加を追い風に新たな成長領域として期待されています。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
2026/03期の年間配当を1株70円に増額。4期連続増配で、配当利回りは4.48%に上昇。
第2四半期累計の売上高は前年同期比+4.9%の増収。処遇改善費用により営業利益は微減。
2025/03期は売上高59.7億円で過去最高を更新。5期連続の増収を達成。
社長プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
自己資本比率は60〜67%と極めて健全な水準を維持しています。2024/03期に一時的に有利子負債6億円を計上しましたが、2025/03期には4億円に減少。BPS(1株当たり純資産)は5年間で771円から1,024円へ着実に成長しており、内部留保の蓄積が順調です。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2016/03期 | 2.5億円 | 400万円 | 6,700万円 | 2.5億円 |
| 2017/03期 | 2.0億円 | 100万円 | 2,900万円 | 2.0億円 |
| 2018/03期 | 4.5億円 | 3.9億円 | 7,800万円 | 8.4億円 |
| 2019/03期 | 3.2億円 | 1,000万円 | 9,400万円 | 3.1億円 |
| 2020/03期 | 3.7億円 | 300万円 | 9,500万円 | 3.6億円 |
| 2021/03期 | 3.7億円 | 4,700万円 | 9,600万円 | 3.2億円 |
| 2022/03期 | 5.6億円 | 700万円 | 1.2億円 | 5.5億円 |
| 2023/03期 | 3.4億円 | 400万円 | 1.7億円 | 3.4億円 |
| 2024/03期 | 5.5億円 | 100万円 | 2.1億円 | 5.5億円 |
| 2025/03期 | 2.2億円 | 9,500万円 | 4.4億円 | 1.2億円 |
営業キャッシュフローは毎期安定してプラスを維持しており、本業からの現金創出力が堅実です。投資キャッシュフローは技術者派遣業の特性上ほぼゼロに近く、設備投資負担が極めて軽い事業モデルです。2025/03期の財務CFが-4.4億円と大きいのは、自己株式取得と配当金支払いの増加によるものです。
この会社のガバナンスは?
取締役・監査役9名中、女性が1名(11.1%)を占めています。オーナー経営者のリーダーシップのもと、技術者の育成と顧客開拓を推進しています。平均勤続年数10.9年と業界の中では良好な定着率を示しています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 486万円 | 844人 | - |
平均年収は486万円で、技術者派遣業界の中では標準的な水準です。平均年齢38.1歳と若い組織であり、技術者の処遇改善に積極的に投資しています。2026/03期も社員の給与引き上げを実施しており、人材確保と定着率向上に注力しています。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
ヒップのTSRは5年間で250.2%と、TOPIX(213.4%)を上回るパフォーマンスを実現しています。特に2024期のTSR 269.5%は際立った実績で、増配と株価上昇の相乗効果によるものです。高配当利回りに加え、株価そのものの上昇も寄与しており、配当と値上がり益の両取りが実現できた銘柄です。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/03期 | 15円 | 23.7% |
| 2017/03期 | 12円 | 21.6% |
| 2018/03期 | 24円 | 22.7% |
| 2019/03期 | 24円 | 28.1% |
| 2020/03期 | 24円 | 25.1% |
| 2021/03期 | 30円 | 32.7% |
| 2022/03期 | 30円 | 29.5% |
| 2023/03期 | 40円 | 39.6% |
| 2024/03期 | 50円 | 51.1% |
| 2025/03期 | 54円 | 51.1% |
株主優待制度はありません。
4期連続増配を実施しており、2026/03期は1株70円(前期比+16円)と過去最高の配当額を予想しています。配当利回りは4.48%と高水準で、配当性向も70.6%と株主還元に積極的な姿勢が鮮明です。4年間で配当額は30円から70円へと2.3倍に増加しており、小型高配当株として注目されています。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2021期 | 165.8万円 | 65.8万円 | 65.8% |
| 2022期 | 150.0万円 | 50.0万円 | 50.0% |
| 2023期 | 193.8万円 | 93.8万円 | 93.8% |
| 2024期 | 269.5万円 | 169.5万円 | 169.5% |
| 2025期 | 250.2万円 | 150.2万円 | 150.2% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
PER 15.8倍はサービス業セクター平均(20.5倍)を下回る水準で、配当利回り4.48%は業界平均を大幅に上回る高水準です。信用取引は買い残のみ31,200株と軽く、需給面での懸念は小さい銘柄です。PBR 1.53倍はBPS成長を考慮すると適正水準といえます。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2016/03期 | 4.0億円 | 1.5億円 | 37.7% |
| 2017/03期 | 3.2億円 | 1.0億円 | 31.5% |
| 2018/03期 | 4.1億円 | 0円 | 0.0% |
| 2019/03期 | 5.0億円 | 1.6億円 | 32.3% |
| 2020/03期 | 5.6億円 | 1.8億円 | 32.1% |
| 2021/03期 | 5.3億円 | 1.7億円 | 31.6% |
| 2022/03期 | 5.9億円 | 1.8億円 | 31.3% |
| 2023/03期 | 5.9億円 | 1.9億円 | 32.3% |
| 2024/03期 | 5.5億円 | 1.6億円 | 29.5% |
| 2025/03期 | 5.6億円 | 1.5億円 | 26.8% |
税引前利益は5〜6億円で安定的に推移しています。実効税率は26〜32%台と標準的な水準で、2025/03期の26.8%はやや低めですが、これは税効果会計の影響によるものです。
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(株)ヒップ まとめ
「自動車・機械・電子の開発設計を支える技術者派遣のプロフェッショナル。4期連続増配で株主還元に積極的なスタンダード市場の隠れた高配当銘柄」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。