9621プライム

建設技術研究所

CTI Engineering Co.,Ltd.

最終更新日: 2026年3月29日

ROE8.9%
BPS235.9円
自己資本比率69.1%
FY2025/3 有報データ

技術力で社会インフラの未来を創造する、防災・減災のトップランナー

真に豊かな社会の実現に貢献するグローバルなインフラサービス企業

この会社ってなに?

あなたが毎日使っている道路や橋、大雨の時に街を守ってくれる川の堤防。そうした社会インフラが安全で長持ちするように、計画段階から専門的な調査や設計を行っているのが建設技術研究所です。普段何気なく目にしている風景の裏側で、災害に強い街づくりを支える「縁の下の力持ち」として活躍しています。最新のAI技術を使って設計ミスを防いだり、より効率的なエネルギー管理システムを開発するなど、未来の暮らしをより安全・快適にするための技術開発も進めているんですよ。

建設コンサルタント業界の雄、建設技術研究所は国土強靭化計画を追い風に安定成長を続けています。2025年12月期は売上高1010.4億円、営業利益91.36億円と増収減益でしたが、続く2026年12月期は売上高1050.0億円、営業利益105.0億円と過去最高益の更新を見込んでいます。安定した公共事業を基盤としつつ、AIを活用した設計自動化やエネルギー分野など新領域への投資も加速させており、持続的な成長を目指しています。

サービス業プライム市場

会社概要

業種
サービス業
決算期
12月
本社
東京都中央区日本橋浜町3-21-1
公式
www.ctie.co.jp

社長プロフィール

西村 達也
西村 達也
代表取締役社長執行役員
挑戦者
プロフェッショナルな技術者集団として、誠意をもって社会資本整備に貢献し、安全・安心で魅力ある社会・環境を創造することが我々の経営理念です。これからも変化を恐れず挑戦を続け、あらゆる社会課題の解決に貢献することで、持続可能な社会の実現とグループの持続的な成長を目指します。

この会社のストーリー

1945
財団法人建設技術研究所の創設

内務省土木試験所の研究者らにより、戦後の国土復興を目的として財団法人建設技術研究所が設立される。日本の社会インフラ整備の礎を築く第一歩であった。

1963
株式会社建設技術研究所の設立

財団法人から事業を継承し、株式会社として新たなスタートを切る。建設コンサルタントとして本格的に事業を展開し始める。

1994
株式店頭公開

日本証券業協会に株式を店頭登録し、企業としての透明性と社会的な信用を高め、さらなる成長への基盤を固める。

2005
本社を日本橋浜町へ移転

業務拡大に伴い、本社を現在の東京都中央区日本橋浜町に移転。首都圏での事業基盤を強化し、全国への展開力を高める。

2013
東京証券取引所市場第一部に上場

東証一部(現プライム市場)への上場を果たし、建設コンサルタント業界におけるリーディングカンパニーとしての地位を確立する。

2024
売上高1,000億円の大台を目指す戦略

コア事業の進化、成長分野の加速、新規事業の探索、海外展開を柱とする新戦略を掲げ、売上高1,000億円企業への挑戦を開始する。

2025
AI・新技術への積極投資

エネルギー分野のインフォメティス社との業務提携や、AIスタートアップとの共同プロジェクトを開始。デジタル技術を活用し、社会課題解決の新たな手法を模索する。

2027
中期経営計画2027の目標

持続的な成長を目指し、中期経営計画で連結受注高1,130億円、営業利益102億円という経営数値目標を設定。社会の変化に対応し、企業価値向上を図る。

注目ポイント

国土強靭化を追い風に成長

国策である防災・減災対策が追い風となり、河川や道路などの社会インフラ整備で強みを発揮。安定した事業基盤のもと、過去最高の売上・利益を更新し続けています。

AI・新技術で未来を拓く

AIを活用した設計図面の自動照査システム開発や、エネルギー分野での業務提携など、DXや新技術へ積極的に投資。伝統的な建設コンサルタントの枠を超えた挑戦を続けています。

安定配当と株主還元

配当性向30%を目安とした安定的な株主還元を基本方針としています。5年間の配当成長率も高く、業績成長を株主と分かち合う姿勢が魅力です。

サービスの実績は?

1,010億円
連結売上高
2025年12月期実績
+3.4% YoY
91.36億円
連結営業利益
2025年12月期実績
-2.8% YoY
75
1株当たり配当金
2025年12月期実績
-50.0% YoY
35.0%
配当性向
2025年12月期会社目標
1,050億円
連結売上高予想
2026年12月期会社予想
+3.9% YoY
105億円
連結営業利益予想
2026年12月期会社予想
+14.9% YoY

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓
配当
少なめ
1株 75円
安全性
安定
自己資本比率 69.1%
稼ぐ力
普通
ROE 8.9%
話題性
好評
ポジティブ 65%

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
75
方針: 配当性向30%目標
1株配当配当性向
FY2021/36019.0%
FY2022/310024.1%
FY2023/315027.7%
FY2024/315061.7%
FY2025/37535.0%
株主優待
なし

株主優待制度は実施されていません。

同社は安定配当を基本方針としつつ、中長期的には配当性向30%を目安とした利益還元を掲げています。業績連動型の配当政策を採っており、利益水準に応じた適正な還元を行う姿勢を示しています。今後も強固な財務基盤を背景に、持続的な配当実施が期待されます。

同業比較(収益性)

サービス業の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
8.9%
業界平均
12.4%
営業利益率下回る
この会社
9.0%
業界平均
11.9%
自己資本比率上回る
この会社
69.1%
業界平均
51.3%

業績推移

儲かってるの?

まあまあです
売上高
FY2022/3835億円
FY2023/3931億円
FY2024/3977億円
FY2025/31,010億円
営業利益
FY2022/380.2億円
FY2023/3100億円
FY2024/394.0億円
FY2025/391.4億円

建設技術研究所は、河川や道路といった社会インフラ整備の需要を背景に、売上高1,000億円の大台を突破するなど堅調な成長を継続しています。国内の防災・減災対策による公共事業の安定受注が下支えとなっている一方、利益面では人件費や外注費の適正化に向けた取り組みが進められています。今後は受注拡大とコスト管理の両立により、過去最高益の更新を目指す強固な経営体制が期待されます。

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
8.9%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
6.2%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
9.0%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/311.5%6.2%9.4%
FY2022/312.3%8.0%9.6%
FY2023/313.7%9.4%10.8%
FY2024/310.9%7.7%9.6%
FY2025/38.9%6.2%9.0%

収益性については、技術者主体の事業構造であるため人件費負担の変動を受けやすく、営業利益率は概ね9%から10%台の高い水準で推移しています。FY2023/3には営業利益率が10.8%に達するなど高い生産性を発揮しましたが、近年は先行投資や物価上昇の影響により微減傾向にあります。今後は高付加価値なコンサルティングサービスの提供を通じ、収益力のさらなる改善が求められています。

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率69.1%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
14.6億円
会社の純資産
668億円

財務健全性は極めて高く、自己資本比率は約70%と盤石な経営基盤を維持しています。近年、有利子負債がわずかに発生していますが、総資産に対して十分に管理可能な範囲であり、財務リスクは限定的です。潤沢な純資産を活用し、M&AやAI技術への戦略的な投資を行うことで、中長期的な成長を支える投資余力を確保しています。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+57.7億円
営業CF
投資に使ったお金
-6.1億円
投資CF
借入・返済など
-50.9億円
財務CF
手元に残ったお金
+51.6億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/353.4億円-6.7億円-11.3億円46.7億円
FY2022/338.0億円-7.5億円-12.9億円30.5億円
FY2023/38.7億円-9.1億円-32.9億円-3,800万円
FY2024/324.1億円-56.6億円-21.1億円-32.5億円
FY2025/357.7億円-6.1億円-50.9億円51.6億円

営業活動によるキャッシュフローは概ね安定してプラスを計上しており、本業による強固な稼ぐ力を証明しています。一部、事業拡大に伴う投資支出や株主還元のための財務キャッシュフローによる流出が見られますが、フリーキャッシュフローは総じて健全な推移を保っています。今後もインフラ老朽化対策などの需要を取り込み、安定した現金創出が見込まれます。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

13 【事業等のリスク】有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります
2なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります
3また、以下の記載は、当社グループのリスクの全てを網羅するものではないことにご留意ください
4(1)市場当社グループの受注は、公共事業に大きく依存しており、その動向により当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります
5また、AIなどの技術革新により事業環境が大きく変化する可能性があります

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/371.2億円26.5億円37.2%
FY2022/382.3億円23.6億円28.7%
FY2023/3102億円26.2億円25.8%
FY2024/395.3億円27.9億円29.3%
FY2025/393.5億円34.0億円36.3%

法人税等の支払額は税引前利益の変動に概ね連動しており、法定実効税率に基づいた適正な納税が行われています。FY2025/3には税負担の影響により純利益がやや圧縮されましたが、これは一時的な要因によるものです。今後の業績見通しにおいても、適切な税務処理を通じて安定した利益成長を図る方針です。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
970万円
従業員数
4,087
平均年齢
42.22歳
平均年収従業員数前年比
当期970万円4,087-

従業員平均年収は970万円と業界内でも高水準を維持しています。高度な専門資格を有する技術者が多いことに加え、国土強靭化等の公共事業を支える専門知識が、安定した給与水準の背景にあります。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主43.6%
浮動株56.4%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関25.3%
事業法人等18.2%
外国法人等13.7%
個人その他41.1%
証券会社1.6%

安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。 主な安定株主は建設技術研究所従業員持株会。

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(3,114,000株)11.3%
有限会社光パワー(2,793,000株)10.1%
建設技術研究所従業員持株会(2,159,000株)7.8%
重田康光(793,000株)2.9%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(750,000株)2.7%
株式会社三菱UFJ銀行(743,000株)2.7%
三菱UFJ信託銀行株式会社(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社)(708,000株)2.6%
住友生命保険相互会社(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)(600,000株)2.2%
第一生命保険株式会社(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)(538,000株)2%
JAPAN ABSOLUTE VALUE FUND GENERAL PARTNER  THOMAS  OWSLEY  RODES(常任代理人 立花証券株式会社)(508,000株)1.8%

大株主には日本マスタートラスト信託銀行等の信託口が名を連ねており、機関投資家による保有割合が高い構成です。建設技術研究所従業員持株会が7.8%を保有しており、従業員が経営に参画する意識を持つ安定的な株主基盤が特徴です。

会社の公式開示情報

役員報酬

2億5,200万円
取締役10名の合計

国内インフラ整備や防災・減災事業を中核としており、海外展開やAI活用による業務効率化を成長の鍵としています。事業リスクとしては、公共事業の予算変動や災害等による事業環境の変化が経営に影響を及ぼす可能性があります。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 15名)
女性 2名(13.3% 男性 13
13%
87%
監査報酬
9,200万円
連結子会社数
25
設備投資額
11.6億円
平均勤続年数(従業員)
12.31
臨時従業員数
1078

女性役員比率は13.3%と改善傾向にあります。監査報酬9,200万円を投じて監査体制を強化しており、連結子会社25社を統括する企業規模に相応しいコーポレート・ガバナンス体制を構築しています。

会社の計画は順調?

B
総合評価
期初予想のブレは大きいが、結果的に増益基調を維持。新中計の進捗に注目。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中期経営計画2027
FY2025〜FY2027
連結売上高: 目標 1,150億円 順調 (1,010億円)
87.8%
連結営業利益: 目標 120億円 順調 (91.36億円)
76.1%
配当性向: 目標 30%目安 順調 (35.0%)
116.6%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY20251,050億円1,010億円-3.8%
FY2024890億円977億円+9.8%
FY2023840億円931億円+10.8%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2025105億円91億円-13.0%
FY202484億円94億円+11.9%
FY202372億円100億円+39.0%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

新たな「中期経営計画2027」では、最終年度に売上高1,150億円、営業利益120億円という挑戦的な目標を掲げています。初年度である2025年12月期は減益スタートとなりましたが、2026年12月期は最高益更新を見込むなど回復基調です。過去の業績予想は期初時点では保守的な傾向が見られましたが、FY2023、FY2024は大幅な上方修正を達成しており、経営陣の計画達成能力は評価できます。国土強靭化という国策を背景とした安定的な受注環境を強みに、計画達成を目指します。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

TSR(株主総利回り)は、配当と株価上昇を合わせた総合的な投資リターンを示す指標です。当社のTSRは、FY2022以降継続して市場平均であるTOPIXを大幅にアウトパフォームしています。これは、堅調な業績を背景とした株価の上昇トレンドに加え、積極的な増配による株主還元強化が投資家から高く評価された結果です。特にFY2023にはTSRが233.9%に達するなど、株主価値の向上に大きく貢献しています。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+175.3%
100万円 →275.3万円
175.3万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2021107.4万円+7.4万円7.4%
FY2022141.5万円+41.5万円41.5%
FY2023233.9万円+133.9万円133.9%
FY2024226.0万円+126.0万円126.0%
FY2025275.3万円+175.3万円175.3%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残27,500株
売り残13,500株
信用倍率2.04倍
2026年3月13日時点
今後の予定
第1四半期決算発表2026年5月中旬
第2四半期決算発表2026年8月中旬

同業他社比較ではPERが12.0倍と業界平均(15.4倍)より割安で、PBRは1.28倍と標準的な水準です。配当利回りは2.43%と業界平均を上回っており、株主還元への意識も評価できます。信用倍率は2.04倍と拮抗しており、需給面での過熱感は限定的です。割安感と高配当利回りが、現在の株価を下支えしている要因と考えられます。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
48
前月比 +12.5%
メディア数
32
日本経済新聞, 株探, Yahoo!ファイナンス, PR TIMES, 日経クロステック
業界内ランキング
上位 15%
サービス業 2400社中 360位
報道のトーン
65%
好意的
25%
中立
10%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

業績・決算40%
技術開発・提携30%
株価・市況20%
コンプライアンス10%

最近の出来事

2025年2月業務提携

インフォメティス社との業務提携によりエネルギーマネジメント分野の新技術開発を強化。

2026年2月業績好調

2026年12月期の連結経常利益が3期ぶりの最高益を達成する見通しを発表。

2026年3月技術実装

BIM/CIM配筋モデル自動生成ツールの機能拡充を発表し、設計の効率化を加速

建設技術研究所 まとめ

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓
配当
少なめ
1株 75円
安全性
安定
自己資本比率 69.1%
稼ぐ力
普通
ROE 8.9%
話題性
好評
ポジティブ 65%

「『国土強靭化』を追い風に、AI技術でインフラの未来を描く建設コンサルタントの巨人」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU