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イチネンホールディングス9619

ICHINEN HOLDINGS CO.,LTD.

プライムUpdated 2026/03/29
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まずこの会社は何者?

事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ

ひとめ診断

業績
好調
営業益 前年比↑
配当
少なめ
1株 70円
安全性
普通
自己資本比率 31.5%
稼ぐ力
普通
ROE 9.5%(累計)
話題性
好評
ポジ 60%

この会社ってなに?

あなたが普段街で見かける会社の営業車、実はその多くがイチネンホールディングスのような会社が提供するリース車両かもしれません。同社は、企業がクルマを「買う」のではなく「借りる」お手伝いをしています。また、工場の機械をピカピカにするための特殊な化学製品を作ったり、皆さんが利用するコインパーキングの運営も手掛けています。普段はあまり意識しないかもしれませんが、日本の産業や社会インフラを裏側で支えている、まさに『縁の下の力持ち』のような存在です。

イチネンホールディングスは、自動車リース事業を中核に、M&Aを駆使してケミカルや機械工具販売など多角的な事業ポートフォリオを構築し、安定成長を続ける企業です。2025年3月期の業績は売上高1,549.2億円、営業利益102.79億円と増収増益を達成し、6期連続の増配(1株70円)も実現しています。PBRは0.77倍と1倍を割れており、バリュー株としての側面も持ち合わせていますが、株価は市場平均(TOPIX)をアンダーパフォームする期間が続いており、今後の成長戦略による企業価値向上が期待されます。

サービス業プライム市場

会社概要

業種
サービス業
決算期
3月
本社
大阪市淀川区西中島3丁目9番13号 NLC新大阪8号館

サービスの実績は?

1,549億円
連結売上高
2025年3月期
+12.1% YoY
102.79億円
連結営業利益
2025年3月期
+13.6% YoY
70
1株あたり配当金
2025年3月期実績
6期連続増配
25.0%
配当性向
2025年3月期
目標レンジ内(20-30%)
6事業
主要事業セグメント
自動車リース関連、ケミカル、パーキング、機械工具販売、合成樹脂、農業関連
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なぜ伸びるの?

売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
9.5%(累計)
株主資本の利回り
ROA
2.9%(累計)
総資産の活用度
Op. Margin
7.2%
営業利益率
会計期ROEROA営業利益率
2021/03期7.6%1.9%-
2022/03期13.5%3.4%-
2023/03期12.9%3.5%-
2024/03期22.4%6.5%6.5%
2025/03期10.5%3.3%6.6%
3Q FY2026/39.5%(累計)2.9%(累計)7.2%

収益性については、2024/03期に特別利益等の影響で純利益が急増しROEが20.1%へ跳ね上がりましたが、平常時はROE10%前後かつ営業利益率6%台を安定的に確保する構造です。自動車リース事業特有のストック型収益モデルがベースにあり、効率的な資産運用が行われています。今後はM&Aによるシナジー創出を通じて、さらなる利益率の向上と資本効率の改善が期待されます。

儲かってるの?

順調に稼いでいます
会計期売上高営業利益当期純利益EPSYoY
2021/03期1,126億円30.1億円124.1円-
2022/03期1,206億円56.5億円234.4円+7.1%
2023/03期1,278億円59.2億円246.6円+5.9%
2024/03期1,383億円90.5億円123億円509.5円+8.2%
2025/03期1,549億円103億円66.6億円280.3円+12.1%

イチネンホールディングスは、自動車リース事業を中核としつつ機械工具販売やケミカル事業を多角的に展開し、堅調な売上成長を継続しています。2025/03期には売上高が約1,549億円に達し、自動車リース市場での安定した顧客基盤と積極的なM&Aが収益拡大の原動力となっています。今後の2026/03期期においても、売上高1,620億円を見込むなど、グループ一体経営による持続的な成長トレンドを維持しています。 【3Q 2026/03期実績】売上1213億円(通期予想比75%)、営業利益88億円(同84%)、純利益61億円(同98%)。

業績の推移

売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。

同業比較(収益性)

サービス業の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
9.5%(累計)
業界平均
11.2%
営業利益率下回る
この会社
7.2%
業界平均
9.6%
自己資本比率下回る
この会社
31.5%
業界平均
53.6%
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将来どうなりそう?

公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く

会社の公式開示情報

役員報酬

1億9,300万円
取締役7名の合計

自動車リース関連を主軸に、ケミカルや機械工具販売など多角的な事業ポートフォリオを形成しており、特定のセグメントへの過度な依存を防ぐリスク分散型の経営が特徴です。今後もM&Aによる事業拡大が見込まれる一方、競争激化に伴う収益性の維持が継続的な開示上の留意点となります。

会社の計画は順調?

B
総合評価
明確な中期計画の開示はないものの、長期目標に向けて着実に業績を伸ばしている。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

長期経営目標
(期間不定)
売上高: 目標 2,000億円 順調 (1,549.2億円)
77.5%
営業利益: 目標 200億円 やや遅れ (102.79億円)
51.4%
中期目標
(期間不定)
営業利益: 目標 150億円 やや遅れ (102.79億円)
68.5%
自己資本: 目標 750億円 順調 (658億円)
87.7%
自己資本比率: 目標 35%超 順調 (34.8%)
99.4%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期1,600億円1,549億円-3.2%
2024期1,310億円1,383億円+5.5%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期92億円103億円+11.7%
2024期82億円90億円+10.3%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

同社は正式な中期経営計画を公表していませんが、「売上高2,000億円超、営業利益200億円超」という長期目標と、「営業利益150億円」などの中期目標を掲げています。直近の2025期実績は売上高1,549億円、営業利益102.79億円と、長期目標に対しては進捗率50-70%台と道半ばですが、増収増益基調を維持しており着実に前進しています。業績予想は売上高こそ未達となる期もありますが、利益面では予想を上回る傾向にあり、収益性の改善が進んでいることがうかがえます。

どんな話題が多い?

決算・財務40%
M&A・事業拡大30%
株主還元20%
その他10%

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
42
前月比 +8.5%
メディア数
12
株探, Yahoo!ファイナンス, 日本経済新聞, ダイヤモンドZai, PR TIMES
業界内ランキング
上位 35%
サービス業 560社中 89位
報道のトーン
60%
好意的
35%
中立
5%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

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この会社のストーリー

創業から現在までの歩みと、代表者の姿

創業ストーリー

出来事の年表

2025年2月事業承継

日石硝子工業のガラス製品製造販売事業を承継し、事業ポートフォリオの多角化を推進。

2025年8月業務効率化

Video Agent「LOOV」を導入し、採用プロセスのデジタル化と属人化解消に成功。

2025年10月特別利益

投資有価証券売却益を計上し、純利益の積み増しによる財務基盤の強化を実施。

社長プロフィール

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安心して投資できる?

財務・透明性・株主構成・リスクを点検

財務は安全?

やや注意が必要です
自己資本比率31.5%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
Interest-bearing Debt
1,115億円
借金(有利子負債)
Net Assets
702億円
会社の純資産

財務健全性は着実な向上を続けており、自己資本比率は2025/03期時点で31.5%まで改善しました。リース事業特有の有利子負債を抱える構造ですが、資産規模の拡大に伴い純資産も順調に蓄積されており、長期的な経営安定性が担保されています。BPS(1株あたり純資産)も右肩上がりで推移しており、財務基盤の強化と成長投資のバランスが取れた経営が続いています。 【3Q 2026/03期】総資産2117億円、純資産702億円、自己資本比率31.5%、有利子負債1115億円。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
Operating CF
+40.2億円
本業で稼いだお金
Investing CF
-20.7億円
投資に使ったお金
Financing CF
-13.3億円
借入・返済など
Free CF
+19.5億円
手元に残ったお金
会計期営業CF投資CF財務CFFCF
2021/03期31.6億円30.8億円97.5億円8,300万円
2022/03期50.9億円46.7億円15.4億円4.2億円
2023/03期27.2億円18.6億円17.8億円8.6億円
2024/03期52.7億円165億円96.4億円113億円
2025/03期40.2億円20.7億円13.3億円19.5億円

営業キャッシュフローはリース事業からの安定した回収により恒常的にプラスを維持しています。2024/03期には積極的なM&A投資により投資キャッシュフローがマイナス165億円と拡大しましたが、これは将来の成長に向けた戦略的な設備・事業投資によるものです。事業活動による現金創出能力は高く、投資の回収フェーズにおけるキャッシュフローの改善が今後も期待されます。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 14名)
女性 3名(21.4% 男性 11
21%
79%
監査報酬
6,300万円
連結子会社数
34
設備投資額
216.2億円
平均勤続年数(従業員)
13.3
臨時従業員数
132

女性役員比率は21.4%と、東証プライム上場企業の中でも多様性を意識した登用が進んでいる水準です。監査報酬は6,300万円と適切な体制が構築されており、34社の連結子会社を擁する規模に対して、内部統制およびガバナンス機能が実効的に働いていると考えられます。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主38.4%
浮動株61.6%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関21.7%
事業法人等16.7%
外国法人等7.5%
個人その他51.7%
証券会社2.4%

外国人・個人投資家の比率が高く、市場の需給が株価に反映されやすい構造です。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。 主な安定株主は第一燃料。

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(2,841,000株)12.06%
第一燃料株式会社(2,764,000株)11.74%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(1,048,000株)4.45%
黒田 雅史(720,000株)3.06%
黒田 勝彦(692,000株)2.94%
黒田 和伸(563,000株)2.39%
イチネン共栄会持株会(488,000株)2.07%
三井住友信託銀行株式会社(470,000株)2%
日本生命保険相互会社(454,000株)1.93%
黒田 哲也(443,000株)1.88%

主要株主に金融機関の信託口が名を連ねる一方、第一燃料をはじめとした創業家関連や安定株主による保有比率が一定水準を維持しており、比較的安定した株主構成です。浮動株比率は高くありませんが、事業承継やM&Aを軸とした経営基盤の強固さが、長期的な株主の信頼に繋がっています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1残価リスク 当社グループのリースのほとんどは自動車リースであり、契約満了後の自動車については中古車市場で売却を行っております
2為替リスク 当社グループのケミカル事業、機械工具販売事業及び農業関連事業におきましては、外貨建での輸入仕入取引があります
3海外への事業展開に係るリスク 当社グループは、海外において事業を展開しているため、海外子会社の進出国における政情、経済、法規制、租税制度及びビジネス慣習等の進出国固有の影響により、事業の遂行が継続困難になった場合には、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります
4品質に関するリスク 当社グループは、品質管理には万全を期しておりますが、万が一、製造物責任賠償につながるような製品の欠陥が発生した場合は、多額のコストが発生し、当社グループに対する評価に重大な影響を与え、それにより当社グループの経営成績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります

社員の給料はどのくらい?

平均年収
735万円
従業員数
2,067
平均年齢
42.7歳
平均年収従業員数前年比
当期735万円2,067-

従業員平均年収は735万円と、全上場企業の中でも比較的高い水準にあります。自動車リース事業をはじめとする複数の収益源による経営の安定性が、従業員への手厚い還元を支える背景となっています。

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株主リターン・投資成果

リターン・配当・市場データを確認

平均よりも稼げてる?

この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。

TSR(株主総利回り)は、配当と株価上昇を合わせた総合的な投資リターンを示す指標です。過去5年間(2021期~2025期)において、当社のTSRは一貫して市場平均であるTOPIXのTSRを下回る「アンダーパフォーム」という結果になっています。これは、同社が連続増配を続けるなど株主還元に積極的であるものの、それを上回るペースで市場全体の株価が上昇したため、相対的にリターンが見劣りしたことを意味します。安定性はありますが、キャピタルゲインを狙う投資家からの人気が市場平均に及ばなかったことが背景にあると考えられます。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。

配当・優待はもらえる?

しっかりもらえます
1株配当(最新期)
70
方針: 配当性向20%から30%目標
1株配当配当性向
2016/03期3423.2%
2017/03期3623.4%
2018/03期3623.0%
2019/03期4019.2%
2020/03期4625.5%
2021/03期4032.2%
2022/03期4619.6%
2023/03期5020.3%
2024/03期6011.8%
2025/03期7025.0%
4期連続増配
株主優待
なし

株主優待制度は2023年3月権利分をもって廃止されており、現在は実施されていません。

配当方針として連結業績を基本とし、配当性向20%から30%程度を目標に安定的な還元を行っています。業績成長に合わせて配当額を段階的に引き上げており、近年は継続的な増配を実現している点が特徴です。今後も利益成長と連動した株主還元を重視する姿勢を維持しており、長期的なインカムゲインを期待できる銘柄と言えます。

もし5年前に投資していたら?

+
2021期初めに100万円を投資した場合
100万円が 168.9万円 になりました (68.9万円)
+68.9%
年度末時点評価額損益TSR
2021期121.0万円21.0万円21.0%
2022期121.1万円21.1万円21.1%
2023期122.0万円22.0万円22.0%
2024期170.0万円70.0万円70.0%
2025期168.9万円68.9万円68.9%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残69,600株
売り残3,500株
信用倍率19.89倍
2026年3月13日時点
今後の予定
第1四半期決算発表2026年8月上旬(予定)
第2四半期決算発表2026年11月上旬(予定)
2027年3月期 本決算発表2027年5月中旬(予定)

市場の評価を示すPER(8.0倍)とPBR(0.77倍)は、サービス業の平均(PER約17倍、PBR約1.5倍)と比較して著しく低い水準にあり、典型的なバリュー株と評価できます。これは市場が同社の将来性に対して大きな成長を織り込んでいないことを示唆しますが、裏を返せば割安であるとも言えます。一方、配当利回りは3%を超え、業界平均より魅力的です。信用倍率は19.89倍と高く、将来の値上がりを期待した買いが集まっている状況です。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
2021/03期75.1億円45.0億円59.9%
2022/03期87.3億円30.8億円35.3%
2023/03期91.0億円31.8億円34.9%
2024/03期94.6億円0円0.0%
2025/03期103億円36.6億円35.5%

実効税率は概ね35%前後の法定実効税率水準で推移していますが、2024/03期は会計上の特例的要因により法人税等の負担が圧縮されました。翌期以降は再び通常水準の税負担に戻っており、業績拡大に伴う納税も安定しています。税引前利益は着実に100億円規模へ成長しており、適正な税務管理が行われている状況です。

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まとめと、関連情報・似た会社へ

イチネンホールディングス まとめ

業績
好調
営業益 前年比↑
配当
少なめ
1株 70円
安全性
普通
自己資本比率 31.5%
稼ぐ力
普通
ROE 9.5%(累計)
話題性
好評
ポジ 60%

「自動車リースを軸に、M&Aで多角的に事業を広げる堅実な『BtoB縁の下の力持ち』企業」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

DISCLAIMER

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最終更新: 2026/05/22 / データ提供: OSHIKABU