リクルートHD6098
Recruit Holdings Co.,Ltd.
どんな会社?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
転職を考えた時に開く「リクナビNEXT」や「Indeed」、旅行の予約に使う「じゃらん」、住まい探しの「SUUMO」、飲食店の「ホットペッパーグルメ」や美容室の「ホットペッパービューティー」。これらはすべてリクルートグループのサービスです。あなたの人生の「働く」「住む」「食べる」「旅する」「学ぶ」といった重要な意思決定の場面で、リクルートのプラットフォームは情報の橋渡し役として日常のすぐそばにあります。
リクルートホールディングスは、求人検索エンジン「Indeed」や「Glassdoor」を中核とするHRテクノロジー事業と、リクナビ・SUUMO・じゃらん等の国内メディア・人材紹介事業を展開する世界有数の人材情報企業です。2025年3月期は売上収益3兆5,575億円、営業利益4,905億円を達成し、HRテクノロジー事業の成長がグループ全体を牽引しました。AI活用による求職者と求人のマッチング精度向上を最優先テーマとし、中長期的にはグローバルHRテックプラットフォームへの変革を目指しています。
会社概要
- 業種
- サービス業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 東京都千代田区丸の内一丁目9番2号 グラントウキョウサウスタワー
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
事業ごとの売上・利益
Indeedを中心とした求人検索エンジン・HR SaaS事業。米国を中心にグローバルに展開し、売上構成比約37%を占める主力セグメント。AI活用によるマッチング精度向上が収益成長を牽引。
リクナビ・SUUMO・ホットペッパー・じゃらん等の国内メディアおよび人材紹介事業。売上構成比約27%。SaaS型プロダクト「Air ビジネスツールズ」も成長中。
国内外の人材派遣事業。欧州・豪州を中心にグローバルに展開。売上構成比約36%を占めるが利益率は相対的に低い。
稼ぐ力はどのくらい?
FY2025/3実績
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 12.6% | 6.0% | - |
| 2022/03期 | 24.2% | 12.2% | - |
| 2023/03期 | 18.0% | 9.7% | - |
| 2024/03期 | 19.5% | 11.2% | 11.8% |
| 2025/03期 | 22.6% | 14.7% | 13.8% |
営業利益率は2021/03期の7.2%から2025/03期には13.8%まで大幅に改善し、プラットフォーム型ビジネスの高い収益性が顕在化しています。ROEは2025/03期に25.1%と極めて高水準に達しており、積極的な自社株買いによる資本効率の向上も寄与しています。テクノロジー投資と構造改革を両立させながら、持続的な利益率向上を実現しているのが特徴です。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | 増収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 2.3兆円 | 0円 | 1,314億円 | 79.8円 | — |
| 2022/03期 | 2.9兆円 | 0円 | 2,968億円 | 181.7円 | +26.5% |
| 2023/03期 | 3.4兆円 | 0円 | 2,698億円 | 168.6円 | +19.4% |
| 2024/03期 | 3.4兆円 | 4,025億円 | 3,537億円 | 226.0円 | -0.4% |
| 2025/03期 | 3.6兆円 | 4,905億円 | 4,085億円 | 271.4円 | +4.1% |
売上収益は2021/03期の約2.3兆円から2025/03期には約3.6兆円へと大きく成長し、HRテクノロジー事業を中心にグローバル展開が加速しています。営業利益は2022/03期に急拡大した後、2023/03期に一時調整が入りましたが、2025/03期には4,905億円と最高益圏で推移。構造的なコスト削減とAI投資によるマッチング精度向上が利益成長を支えています。2026/03期予想では売上収益がやや減収見込みながら、営業利益は5,400億円へ増益を見込んでおり、収益性の高さが際立ちます。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
サービス業の同業他社平均(自社を除く当サイト掲載銘柄より算出)と比べると…(自社は直近の年次実績で比較)
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
事業別の稼ぎ
| 事業名 | 売上 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|
| HRテクノロジー | 1兆3,060億円 | 2,850億円 | 21.8% |
| マッチング&ソリューション | 9,720億円 | 2,350億円 | 24.2% |
| 人材派遣 | 1兆2,795億円 | 718億円 | 5.6% |
HRテクノロジー・マッチング&ソリューション・人材派遣の3セグメントで構成されています。HRテクノロジーとマッチング&ソリューションの2事業で営業利益の大半を稼ぐ高収益構造が特徴です。人材派遣事業は売上規模は大きいものの利益率は低く、収益のドライバーはテクノロジー事業にシフトしています。景気変動や為替の影響を受けやすいグローバル事業構成であることが最大の留意点です。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
6,400万株・3,500億円を上限とする自己株式取得を発表し、大規模な株主還元姿勢が市場で高く評価されました。
2026年3月期第3四半期決算を発表し、通期予想を売上収益3兆6,647億円、営業利益5,906億円に上方修正。HRテクノロジー事業が牽引しました。
ブログウォッチャーの株式譲渡を発表し、事業ポートフォリオの選択と集中を推進しています。
HRテクノロジー事業で約1,300人の人員削減を発表。AI活用による組織効率化に向けた構造改革を進行中です。
2025年3月期の連結決算を発表。純利益は4,085億円と過去最高を更新し、安定成長を改めて示しました。
代表者プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
※ 有利子負債・純資産はいずれもFY2025/3末時点
実質無借金経営を維持しながら自己資本比率は50%台後半から60%台で推移し、極めて健全な財務基盤を構築しています。2025/03期に総資産が減少したのは、大規模な自社株買いによる純資産の縮小が主因です。有利子負債はゼロであり、キャッシュ創出力の高さを背景に外部借入に頼らない経営を続けています。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
| 2022/03期 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
| 2023/03期 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
| 2024/03期 | 5,354億円 | ▲688億円 | ▲3,346億円 | 4,666億円 |
| 2025/03期 | 6,104億円 | ▲611億円 | ▲8,805億円 | 5,493億円 |
営業キャッシュフローは2021/03期の約2,866億円から2025/03期には約6,104億円へと一貫して拡大し、プラットフォームビジネスの圧倒的なキャッシュ創出力を示しています。投資キャッシュフローは比較的小さく、ソフトウェア中心の事業構造が設備投資を抑制しています。2025/03期には財務活動で約8,805億円の大規模な株主還元(自社株買い・配当)を実施しており、潤沢なフリーキャッシュフローを積極的に還元に振り向ける方針が鮮明です。
この会社のガバナンスは?
同社はガバナンス改革を積極的に推進しており、女性役員比率を約33.3%まで引き上げるなど、多様性を尊重した経営体制を構築しています。監査報酬も高水準であり、グローバル展開に伴うリスク管理および透明性の高い経営体制の整備を優先的に進めています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 1,145万円 | 49,480人 | - |
平均年収1,145万円は上場企業の中でも高水準ですが、純粋持株会社のため単体従業員はわずか116名(経営企画・管理部門の精鋭)に限られます。連結では約49,480名を擁し、事業子会社ごとに報酬水準は大きく異なります。平均年齢40.5歳、平均勤続年数8.5年で、中途採用が活発な企業文化を反映しています。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、市場平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
同社のTSRは5年間を通じてTOPIXを大幅に上回るパフォーマンスを達成しており、2025期には277.8%とTOPIXの213.4%を64ポイント以上上回っています。2023期に一時的に市場を下回る局面がありましたが、HRテクノロジー事業の回復と積極的な株主還元により急速に回復しました。グロース銘柄としての高い成長力と株主還元の充実が、長期的な株主価値創造に貢献しています。
※ 配当を含む株主総利回り(TSR)ベースです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/03期 | 18.1円 | 43.8% |
| 2017/03期 | 23.5円 | 42.6% |
| 2018/03期 | 23円 | 25.3% |
| 2019/03期 | 28円 | 26.8% |
| 2020/03期 | 30円 | 27.7% |
| 2021/03期 | 20円 | 25.1% |
| 2022/03期 | 21円 | 11.6% |
| 2023/03期 | 22円 | 13.0% |
| 2024/03期 | 23円 | 10.2% |
| 2025/03期 | 24円 | 8.8% |
株主優待制度は設けていません。
配当利回りは0.3%台と低水準に見えますが、これは株価の高さに起因するものであり、配当額自体は着実に増額を続けています。同社の株主還元の特徴は大規模な自社株買いによる総還元に重点を置いている点にあります。2026年3月には3,500億円規模の自社株買いを発表しており、配当と自社株買いを組み合わせた高水準の株主還元が継続されています。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2021期 | 193.9万円 | 93.9万円 | 93.9% |
| 2022期 | 195.1万円 | 95.1万円 | 95.1% |
| 2023期 | 132.8万円 | 32.8万円 | 32.8% |
| 2024期 | 243.0万円 | 143.0万円 | 143.0% |
| 2025期 | 277.8万円 | 177.8万円 | 177.8% |
※ 株価と配当をもとに配当込みで試算したTSR(株主総利回り)です。配当は再投資すると仮定しています。直近期は有価証券報告書が未提出のため株価から試算しています。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
PER・PBRともに業界平均を大きく上回る水準にあり、グローバルHRテックプラットフォーマーとしての成長期待が株価に織り込まれていることがわかります。配当利回りは低いものの、大規模な自社株買いを含む総還元では市場でも屈指の水準です。信用倍率は3倍台と標準的で、需給面に大きな偏りはありません。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 1,685億円 | 371億円 | 22.0% |
| 2022/03期 | 3,827億円 | 859億円 | 22.4% |
| 2023/03期 | 3,678億円 | 980億円 | 26.6% |
| 2024/03期 | 4,262億円 | 726億円 | 17.0% |
| 2025/03期 | 5,271億円 | 1,186億円 | 22.5% |
実効税率は30%前後で推移していますが、2024/03期以降は28%台へ低下しており、グローバルな事業構成の最適化や税制メリットの活用が進んでいます。2026/03期予想ではさらに20.7%へ低下が見込まれており、海外子会社の収益構成比の変化が影響しています。
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「Indeedの会社が、世界中の『はたらく』と『暮らす』をテクノロジーでつなぐHRテック・プラットフォーマー」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。