ヒューマンホールディングス
Human Holdings Co.,Ltd.
最終更新日: 2026年3月30日
教育を軸に、人の成長を一生涯サポートする総合ヒューマンサービス企業
すべての人が「なりたい自分」になれる社会を実現する。
この会社ってなに?
あなたが新しいスキルを身につけたいと思ったとき、駅などで「ヒューマンアカデミー」の看板を見たことはありませんか?同社はプログラミングやWebデザイン、国家資格取得のための社会人向け講座を提供しています。また、転職を考えたときには「ヒューマンリソシア」が仕事探しをサポート。ITエンジニアや事務職など、多くの求人情報を持っています。さらに、あなたの祖父母が介護サービスを必要とするとき、デイサービスや訪問介護を提供する「ヒューマンライフケア」が生活を支えているかもしれません。このように、人生の様々なステージで私たちの学びや働き、暮らしをサポートしているのがヒューマンホールディングスです。
ヒューマンホールディングスは、教育、人材、介護を三本柱に安定成長を続ける総合サービス企業です。2025年3月期は売上高1003.3億円、営業利益34.04億円を達成し、過去最高益を更新しました。2026年3月期も増収増益を見込んでおり、売上高1036.0億円、営業利益36.0億円を計画しています。国内の労働人口減少を背景に、リスキリング(学び直し)需要や外国人材活用、介護サービスの需要拡大が同社の追い風となっています。
会社概要
- 業種
- サービス業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 東京都新宿区西新宿7-5-25 西新宿プライムスクエア1F
- 公式
- www.athuman.com
社長プロフィール

当社グループは創業以来「為世為人(いせいいじん)」を経営理念に掲げ、教育事業を中核に据え、人材、介護、保育、美容、ITと事業を拡大してまいりました。人々の自己実現と社会貢献を支援することを通じて、グループ全体の持続的な成長を目指してまいります。
この会社のストーリー
大阪市で教育事業を目的として株式会社日本進研(現:ヒューマンアカデミー株式会社)を設立。後のヒューマングループの礎となる。
人材紹介・派遣事業を開始。教育と人材を結びつけ、人々のキャリアを支援する体制を構築し始める。
ヒューマンホールディングス株式会社がジャスダック証券取引所に上場。社会的な信用を高め、さらなる事業拡大の基盤を築く。
グループ内事業を再編し、教育、人材、介護などの事業を専門会社化。各分野での競争力とサービス品質の向上を図る。
北米の語学学校を買収し、グローバル事業を本格化。同時にWEBマーケティング会社を子会社化し、DXを推進する。
コロナ禍の厳しい環境下でも、オンライン教育やIT人材派遣が伸長。社会の変化に対応し、事業の多角化が強みを発揮する。
創業から約40年、多様な事業を通じて「人」を支え続ける。グループ会社間の連携を深め、シナジー創出を目指す。
中期経営計画に基づき、売上高1,000億円超を目指す。既存事業の強化と共に、M&Aも活用し新たな成長領域へ挑戦を続ける。
注目ポイント
主力の教育事業(ヒューマンアカデミー)で培ったノウハウを活かし、人材、介護、保育、IT、美容など人々のライフステージに関わる多様な事業を展開しています。
国内外で積極的にM&Aを実施し、事業領域を拡大しています。IT関連や海外の語学学校などをグループに加え、変化する社会ニーズに対応し成長を続けています。
安定した財務基盤を背景に、継続的な配当を実施しています。配当利回りも比較的高水準で、株主への利益還元を重視する姿勢が魅力です。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2022/3 | 30.5円 | 20.1% |
| FY2023/3 | 27円 | 20.2% |
| FY2024/3 | 62.5円 | 30.9% |
| FY2025/3 | 75.5円 | 30.1% |
株主優待制度は実施していません。
同社は株主還元を経営の重要課題と位置づけ、配当性向30%程度を目安とした安定的かつ積極的な配当を実施しています。近年の業績向上に伴い、1株あたりの配当金は2024年3月期から大幅に引き上げられました。今後も利益成長に応じた増配と適切な利益還元を継続する方針です。
儲かってるの?
同社は教育や人材事業を核に安定した収益基盤を構築しており、売上高は5期連続で増収を達成しています。2024年3月期以降は利益面でも成長が加速し、2025年3月期には純利益が約26億円まで拡大しました。今後もDX活用による業務効率化や積極的な事業再編を推し進め、業容のさらなる拡大が見込まれます。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 11.6% | 3.3% | 3.1% |
| FY2022/3 | 12.1% | 3.6% | 2.9% |
| FY2023/3 | 9.9% | 3.0% | 2.5% |
| FY2024/3 | 13.4% | 4.2% | 3.3% |
| FY2025/3 | 14.4% | 5.1% | 3.4% |
収益性指標は、直近の2025年3月期においてROEが14.4%、ROAが5.1%と高い水準を維持しています。営業利益率は長らく3%前後で推移してきましたが、構造改革の奏功により利益体質が着実に改善しています。今後も高付加価値なサービス提供を通じて、持続的な利益率向上が期待されます。
財務は安全?
財務健全性は着実に向上しており、自己資本比率は2025年3月期時点で35.7%まで改善しました。有利子負債は一時的に増加しましたが、純資産の積み増しにより財務的な安全性は確保されています。強固なバランスシートを背景に、将来的な成長投資や株主還元を継続できる余力があります。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 20.5億円 | -10.2億円 | 16.7億円 | 10.2億円 |
| FY2022/3 | 18.3億円 | -12.7億円 | 21.0億円 | 5.5億円 |
| FY2023/3 | 25.3億円 | -10.3億円 | -1.1億円 | 15.0億円 |
| FY2024/3 | 46.2億円 | -12.3億円 | -14.3億円 | 33.9億円 |
| FY2025/3 | 15.2億円 | -13.8億円 | -14.6億円 | 1.4億円 |
営業活動によるキャッシュフローは概ねプラスを維持しており、安定した本業の稼ぐ力が確認できます。投資活動は将来の成長を見据えた事業買収やIT投資により継続的な流出が見られます。財務活動においては、自己株式取得や配当支払いを積極的に実施しており、株主還元を意識した資金配分を行っています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 32.5億円 | 18.1億円 | 55.8% |
| FY2022/3 | 27.1億円 | 10.7億円 | 39.3% |
| FY2023/3 | 25.2億円 | 10.6億円 | 42.3% |
| FY2024/3 | 32.9億円 | 11.4億円 | 34.5% |
| FY2025/3 | 35.8億円 | 9.7億円 | 27.1% |
法人税等の実効税率は、過去には一時的に50%を超える年度もありましたが、直近では30%前後の標準的な水準に落ち着いています。利益の成長に伴い税負担額は適正化しており、会計上の利益と税務上の課税所得の乖離も縮小傾向にあります。今後は安定した税負担のもとで純利益を確保できる見通しです。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 606万円 | 4,681人 | - |
従業員の平均年収は606万円となっており、人材・教育業界の平均と比較しても一定の競争力を維持した水準にあります。事業の多角化による収益の安定化が、福利厚生を含めた安定的な待遇を支える背景にあると考えられます。
誰がこの会社の株を持ってる?
外国人・個人投資家の比率が高く、市場の需給が株価に反映されやすい構造です。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。 主な安定株主はオフィスあぐり・ヒューマンホールディングス 従業員持株会。
同社は創業家に関連する法人や個人が上位株主の多くを占めており、有限会社ペアレンツや佐藤氏一族による安定した経営体制が構築されています。市場に流通する浮動株は限定的であり、長期的かつ安定的な経営方針が重視される構成といえます。
会社の公式開示情報
役員報酬
教育や人材派遣など多岐にわたるセグメントを展開し、景気動向や労働力不足が業績に影響を与える事業リスクを抱えています。収益源の多角化によるリスク分散が図られており、積極的なM&Aや事業譲渡を通じて柔軟にポートフォリオの最適化を進めている点が特徴です。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率は0.0%であり、取締役会は依然として男性中心の構成です。監査報酬として5,721万円が支払われており、連結子会社8社を擁するグループ全体で一定規模の監査体制が整備されていますが、今後はダイバーシティの推進がガバナンス上の課題となるでしょう。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 993億円 | — | 1,003億円 | +1.0% |
| FY2024 | 971億円 | — | 959億円 | -1.2% |
| FY2023 | 915億円 | — | 916億円 | +0.1% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 33億円 | — | 34億円 | +3.2% |
| FY2024 | 27億円 | — | 31億円 | +16.8% |
| FY2023 | 29億円 | — | 23億円 | -22.3% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
ヒューマンHDは正式な中期経営計画を開示していませんが、毎期の業績予想を目標として評価できます。直近2期では、売上高は期初予想に対してほぼ計画通りに着地していますが、利益面ではブレが見られます。特にFY2023は営業利益が予想を2割以上下回りましたが、FY2024は逆に16%以上も上振れするなど、収益性の見通し精度が課題と言えます。FY2026の予想達成に向けては、利益率の安定化が鍵となります。
この株を持っていたら儲かった?
この会社の株価リターンを、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。
TSR(株主総利回り)は、株価上昇と配当による総合的な投資リターンを示す指標です。ヒューマンHDはFY2024までTOPIXをアンダーパフォーム(下回る)していましたが、FY2025には250.8%と、TOPIX(213.4%)を大きくアウトパフォーム(上回る)しました。これは、FY2024以降の業績急回復とそれに伴う大幅な増配が株価にポジティブに評価された結果と考えられます。継続的な株主還元強化が、今後のTSR向上にも繋がることが期待されます。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。
もし昔100万円買ってたら?
株価は2008年の金融危機時に付けた77円を大底に長期的な回復トレンドにあります。特にアベノミクス以降、業績拡大と共に株価も上昇し、IPO時の公開価格を上回って推移してきました。2008年の底値で購入していれば、資産は約22倍になっていました。ただし、ここ1年は高値圏でのもみ合いが続いており、短期的なリターンはマイナスとなっています。今後の成長戦略が株価の更なる上昇を後押しできるか注目されます。
※ 上記は過去の株価に基づく仮定の計算であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。株式投資にはリスクが伴い、元本を割り込む可能性があります。投資判断はご自身の責任で行ってください。
株の売買状況と今後の予定
同社のPERは7.1倍、PBRは0.98倍と、サービス業の業界平均(PER 17.0倍、PBR 1.8倍)と比較して著しく割安な水準にあります。これは、同社の多角的な事業構造が市場から複雑と見なされている可能性や、過去の利益のブレが影響している可能性があります。一方で、4.4%を超える配当利回りは魅力的です。信用倍率は1.01倍と拮抗しており、需給面では中立的と言えるでしょう。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
ヒューマンリソシアによるヒューマングローバルタレントの吸収合併を実施し、事業効率化を推進。
2025年3月期決算にて売上高1003.3億円を達成し、安定的な成長基盤を証明。
創業40周年を記念した広告キャンペーンを展開し、認知度向上とブランドイメージの刷新を図った。
最新ニュース
ヒューマンホールディングス まとめ
ひとめ診断
「資格取得から就職、介護まで人生の節目を総合サポートする『ゆりかごから墓場まで』型の人材サービス企業」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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