Shinwa Wise Holdings2437
SHINWA WISE HOLDINGS CO.,LTD.
まずこの会社は何者?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
あなたが美術館で鑑賞するような有名な絵画や、ニュースで「史上最高額で落札!」と報じられるアート作品。そうした高価な美術品が、いったいどこで売買されているかご存知ですか?Shinwa Wise Holdingsは、まさにその『セリ市』、つまり美術品オークションを日本で最も大きく手がけている会社です。あなたがテレビや雑誌で目にするようなアート作品が、同社のオークションを通じて次の所有者のもとへ渡っていく、その橋渡しをしています。最近では、実物の絵画だけでなく、デジタルデータのアート作品(NFT)の取引にも力を入れており、アートの新しい未来を創り出そうとしています。
美術品オークション最大手のShinwa Wise Holdingsは、2025期決算で売上高20.7億円、営業利益0.12億円と黒字転換を達成したものの、最終赤字を計上しました。2026期は売上高23.1億円、営業利益0.80億円への回復を目指しますが、業績の変動が大きい状況です。近年はNFTアートなど新規分野の強化を進める一方、投資ファンドによるTOB(株式公開買付け)が発表されるなど、経営は大きな変革期にあります。PERは131.3倍と非常に高く、将来の事業再生への期待が織り込まれている形です。
会社概要
- 業種
- サービス業
- 決算期
- 5月
- 本社
- 東京都千代田区丸の内2-3-2 郵船ビルディング 2階
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
稼ぐ力はどのくらい?
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2016/05期 | 9.3% | 4.1% | 9.1% |
| 2017/05期 | 8.8% | 3.2% | 6.8% |
| 2018/05期 | 13.1% | 4.1% | 6.5% |
| 2019/05期 | 2.9% | 1.0% | 2.9% |
| 2020/05期 | 16.7% | 7.8% | 15.8% |
| 2021/05期 | 1.3% | 0.7% | 7.5% |
| 2022/05期 | 6.0% | 3.9% | 15.6% |
| 2023/05期 | 11.3% | 8.1% | 14.9% |
| 2024/05期 | 33.9% | 21.7% | 11.9% |
| 2025/05期 | 6.0% | 3.8% | 0.6% |
| 3Q FY2026/5 | 14.2%(累計) | 10.1%(累計) | 24.2% |
収益性は2023/03期に営業利益率14.9%、ROE 10.5%と高い水準を記録しましたが、翌期の業績急落によりROEが-42.0%、営業利益率が-11.9%へと一気に低下しました。2025/03期には営業利益率が0.6%とプラス圏へ回復したものの、ROEは依然として-6.1%と低迷しています。今後は、コスト管理の徹底と高利益率のアート関連事業の収益力強化が、資本効率の改善における最優先課題となります。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | YoY |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021/05期 | 28.1億円 | 2.1億円 | 2,300万円 | 3.3円 | +63.6% |
| 2022/05期 | 26.3億円 | 4.1億円 | 1.4億円 | 16.1円 | -6.5% |
| 2023/05期 | 36.5億円 | 5.4億円 | 3.7億円 | 37.5円 | +38.7% |
| 2024/05期 | 20.4億円 | 2.4億円 | 10.1億円 | -98.8円 | -44.2% |
| 2025/05期 | 20.7億円 | 1,200万円 | 1.4億円 | -13.2円 | +1.6% |
当社は美術品公開オークションの運営を核としていますが、2024/03期には市場環境の悪化や一部取引の不調により、営業損益が2.4億円の赤字、純損益は10.1億円の赤字へと大幅に悪化しました。2025/03期には黒字化に向けた構造改革を進め営業損益は12百万円の黒字を確保しましたが、純損益は依然として1.4億円の赤字が残りました。2026/03期予想では、売上高23.1億円、純利益0.6億円を見込み、収益体質の立て直しと黒字定着を目指すフェーズにあります。 【3Q 2026/05期実績】売上10.0億円(通期予想比43%)、営業利益△2.4億円(同-303%)、純利益△3.1億円(同-565%)。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
サービス業の同業他社平均と比べると…
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
有価証券報告書や決算短信では、美術品オークション運営を核としつつも、市場環境に左右される収益構造がリスクとして示されています。不適切会計を機とした開示体制の強化が継続的な課題となっており、経営の透明性向上が注視されています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2022期 | 29億円 | — | 26億円 | -10.2% |
| 2023期 | 42億円 | — | 37億円 | -12.5% |
| 2024期 | 27億円 | — | 20億円 | -23.6% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 1億円 | — | 0億円 | -85.0% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
同社は過去に「中期経営ビジョン」を公表していますが、具体的な数値目標は開示されていません。そのため、現在は単年度の業績予想が実質的な経営目標となります。直近の業績予想は期初予想を大幅に下回る傾向が続いており、2025期の営業利益も期初予想0.8億円に対し実績は0.12億円と大きく乖離しました。アート市場の変動性に加え、事業構造改革の途上にあるため、計画の蓋然性を見極めるには注意が必要です。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
代表取締役の異動を発表し、経営体制の再編を実施。
2026年5月期第2四半期累計において経常損益が2.52億円の赤字となり、業績の低迷が顕在化。
アート関連サービスを展開するbetween the artsと資本業務提携を締結し、事業強化を図る。
社長プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
財務健全性は2022/03期に自己資本比率72.2%まで高まりましたが、2024/03期の巨額赤字により純資産が減少しました。2025/03期時点では自己資本比率は70.7%まで回復しており、有利子負債をゼロに抑えた無借金経営を維持できている点は大きな強みです。手元資金を慎重に管理しつつ、安定した財務基盤の上で事業の立て直しを図れる体制が整っています。 【3Q 2026/05期】総資産29億円、純資産20億円、自己資本比率70.9%、有利子負債2.7億円。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2016/05期 | 2.8億円 | 3.5億円 | 3.8億円 | 7,000万円 |
| 2017/05期 | 15.5億円 | 12.5億円 | 21.3億円 | 28.0億円 |
| 2018/05期 | 7.6億円 | 6,700万円 | 1.8億円 | 8.2億円 |
| 2019/05期 | 3,400万円 | 4.0億円 | 9.9億円 | 4.4億円 |
| 2020/05期 | 3,600万円 | 3.2億円 | 9.3億円 | 3.6億円 |
| 2021/05期 | 7.6億円 | 1,600万円 | 5.8億円 | 7.4億円 |
| 2022/05期 | 5.5億円 | 4,200万円 | 1.0億円 | 6.0億円 |
| 2023/05期 | 8.5億円 | 2.2億円 | 1,600万円 | 10.7億円 |
| 2024/05期 | 8.1億円 | 2.5億円 | 1.4億円 | 10.6億円 |
| 2025/05期 | 2.1億円 | 2,200万円 | 6,700万円 | 1.9億円 |
2023/03期までは営業活動によるキャッシュフローが順調に推移し、潤沢なフリーキャッシュフローを創出してきましたが、2024/03期には業績悪化に伴い営業CFが8.1億円のマイナスへ転落しました。2025/03期においても2.1億円の営業赤字が継続しており、現金確保に向けた経営の引き締めが急務となっています。現在は本業でのキャッシュ創出力をいち早く回復させることが、持続的な投資活動を再開するための鍵となります。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/05期 | 4.2円 | 24.5% |
| 2017/05期 | 4.5円 | 25.4% |
| 2018/05期 | 4.7円 | - |
| 2019/05期 | 3円 | - |
| 2020/05期 | 0円 | 0.0% |
| 2021/05期 | 0円 | 0.0% |
| 2022/05期 | 0円 | 0.0% |
| 2023/05期 | 0円 | 0.0% |
| 2024/05期 | 7円 | - |
| 2025/05期 | 0円 | 0.0% |
| 権利確定月 | 5月 |
当社は経営基盤の強化を優先しており、業績動向に応じて機動的に配当を行う方針です。直近では安定的な配当よりも、事業投資や財務改善を最優先として無配が続いており、中長期的な企業価値向上を第一の配当方針としています。株主還元策として、自社のアート関連サービスを利用できる優待制度を導入し、株主との関係強化を図るユニークな取り組みを行っています。
株の売買状況と今後の予定
PERは131.3倍と業界平均を大幅に上回っており、将来の成長への過大な期待が織り込まれている可能性があります。一方、信用取引では売り残がゼロに対し、買い残が260万株以上積み上がっており、将来の株価下落時には需給の悪化要因となるリスクがあります。直近では投資ファンドによるTOBが進行中であり、その動向が株価の最大の変動要因となっています。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2016/05期 | 3.3億円 | 1.7億円 | 50.6% |
| 2017/05期 | 3.0億円 | 1.4億円 | 45.2% |
| 2018/05期 | -2.6億円 | 0円 | - |
| 2019/05期 | -1.3億円 | 0円 | - |
| 2020/05期 | -3.2億円 | 0円 | - |
| 2021/05期 | 2.0億円 | 1.8億円 | 88.4% |
| 2022/05期 | 4.2億円 | 2.8億円 | 65.9% |
| 2023/05期 | 5.8億円 | 2.0億円 | 35.2% |
| 2024/05期 | -2.2億円 | 0円 | - |
| 2025/05期 | -1,700万円 | 0円 | - |
2023/03期までは利益水準に応じた法人税等を納付してきましたが、2024/03期および2025/03期は赤字計上に伴い法人税等は発生していません。過去の黒字期には高い実効税率が記録されていますが、これは繰延税金資産の取り崩しや、各期の特殊要因による税務上の調整が影響しているものと推察されます。2026/03期には再び収益が見込まれており、税引前利益80百万円に対して約31%の法人税等を計上する予想となっています。
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Shinwa Wise Holdings まとめ
「日本最大手の美術品オークションハウスが、NFTやM&Aをテコに事業再生と成長の岐路に立つ」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。