Shinwa Wise Holdings
SHINWA WISE HOLDINGS CO.,LTD.
最終更新日: 2026年3月30日
アートを資産に変える、美術品オークションの国内最大手パイオニア
アートの民主化を進め、誰もがアートに触れ、その価値を享受できる世界の実現を目指します。
この会社ってなに?
あなたが美術館で鑑賞するような有名な絵画や、ニュースで「史上最高額で落札!」と報じられるアート作品。そうした高価な美術品が、いったいどこで売買されているかご存知ですか?Shinwa Wise Holdingsは、まさにその『セリ市』、つまり美術品オークションを日本で最も大きく手がけている会社です。あなたがテレビや雑誌で目にするようなアート作品が、同社のオークションを通じて次の所有者のもとへ渡っていく、その橋渡しをしています。最近では、実物の絵画だけでなく、デジタルデータのアート作品(NFT)の取引にも力を入れており、アートの新しい未来を創り出そうとしています。
美術品オークション最大手のShinwa Wise Holdingsは、FY2025決算で売上高20.7億円、営業利益0.12億円と黒字転換を達成したものの、最終赤字を計上しました。FY2026は売上高23.1億円、営業利益0.80億円への回復を目指しますが、業績の変動が大きい状況です。近年はNFTアートなど新規分野の強化を進める一方、投資ファンドによるTOB(株式公開買付け)が発表されるなど、経営は大きな変革期にあります。PERは131.3倍と非常に高く、将来の事業再生への期待が織り込まれている形です。
会社概要
- 業種
- サービス業
- 決算期
- 5月
- 本社
- 東京都千代田区丸の内2-3-2 郵船ビルディング 2階
- 公式
- www.shinwa-wise.com
社長プロフィール

当社はアート市場の活性化を通じて、文化的な価値創造と経済的な豊かさを両立させることを目指しています。テクノロジーを活用した新しいアートの形を提案し、グローバルなアートプラットフォームとして、アーティストとコレクター、そして社会をつなぐ架け橋となることを目指します。
この会社のストーリー
愛知県名古屋市にて伸和株式会社を設立。美術品オークション事業への第一歩を踏み出す。
シンワアートオークション株式会社として、美術品オークション業界で初めて東京証券取引所マザーズ市場へ上場を果たす。
Shinwa Wise Holdings株式会社を持株会社とする体制へ移行。事業の多角化とグループ経営の強化を図る。
グローバルなアート市場への展開を見据え、新たな中期事業計画を策定。事業のさらなる成長を目指す。
デジタルアートの新たな潮流であるNFT(非代替性トークン)分野へ参入。テクノロジーとアートの融合を推進する。
事業拡大とブランドイメージ向上を目指し、本社を日本のビジネス中心地である東京・丸の内に移転。
「電子ゴミからアートを創造する」アーティスト長坂真護氏と業務提携し、サステナブルな価値創造を追求する。
投資ファンドによるTOBなどを経て、新たな経営体制へ移行。アートビジネスの知識と経験を結集し、さらなる成長を目指す。
注目ポイント
美術品公開オークションの運営で国内最大手。長年の実績と信頼を基盤に、アート市場を牽引するリーディングカンパニーです。
従来の美術品だけでなく、NFTアートやWeb3.0領域にも積極的に進出。時代を先取りし、アートの新たな可能性を切り拓いています。
気鋭のアーティストとの提携を通じて、廃棄物をアートに変えるなど社会課題の解決にも貢献。アートを通じてサステナブルな未来を目指します。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2016/3 | 4.2円 | 24.5% |
| FY2017/3 | 4.5円 | 25.4% |
| FY2018/3 | 4.7円 | - |
| FY2019/3 | 3円 | - |
| FY2020/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2021/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2022/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2023/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2024/3 | 7円 | - |
| FY2025/3 | 0円 | 0.0% |
| 権利確定月 | 5月 |
当社は経営基盤の強化を優先しており、業績動向に応じて機動的に配当を行う方針です。直近では安定的な配当よりも、事業投資や財務改善を最優先として無配が続いており、中長期的な企業価値向上を第一の配当方針としています。株主還元策として、自社のアート関連サービスを利用できる優待制度を導入し、株主との関係強化を図るユニークな取り組みを行っています。
同業比較(収益性)
サービス業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
当社は美術品公開オークションの運営を核としていますが、FY2024/3には市場環境の悪化や一部取引の不調により、営業損益が2.4億円の赤字、純損益は10.1億円の赤字へと大幅に悪化しました。FY2025/3には黒字化に向けた構造改革を進め営業損益は12百万円の黒字を確保しましたが、純損益は依然として1.4億円の赤字が残りました。FY2026/3予想では、売上高23.1億円、純利益0.6億円を見込み、収益体質の立て直しと黒字定着を目指すフェーズにあります。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2016/3 | 9.3% | 4.1% | 9.1% |
| FY2017/3 | 8.3% | 2.6% | 6.8% |
| FY2018/3 | -13.5% | -4.2% | -6.5% |
| FY2019/3 | -3.0% | -1.2% | -2.9% |
| FY2020/3 | -17.3% | -9.9% | -15.8% |
| FY2021/3 | 1.3% | 0.7% | 7.5% |
| FY2022/3 | 4.8% | 3.5% | 15.6% |
| FY2023/3 | 10.5% | 7.4% | 14.9% |
| FY2024/3 | -42.0% | -23.8% | -11.9% |
| FY2025/3 | -6.1% | -4.3% | 0.6% |
収益性はFY2023/3に営業利益率14.9%、ROE 10.5%と高い水準を記録しましたが、翌期の業績急落によりROEが-42.0%、営業利益率が-11.9%へと一気に低下しました。FY2025/3には営業利益率が0.6%とプラス圏へ回復したものの、ROEは依然として-6.1%と低迷しています。今後は、コスト管理の徹底と高利益率のアート関連事業の収益力強化が、資本効率の改善における最優先課題となります。
財務は安全?
財務健全性はFY2022/3に自己資本比率72.2%まで高まりましたが、FY2024/3の巨額赤字により純資産が減少しました。FY2025/3時点では自己資本比率は70.7%まで回復しており、有利子負債をゼロに抑えた無借金経営を維持できている点は大きな強みです。手元資金を慎重に管理しつつ、安定した財務基盤の上で事業の立て直しを図れる体制が整っています。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2016/3 | 2.8億円 | -3.5億円 | 3.8億円 | -7,000万円 |
| FY2017/3 | -15.5億円 | -12.5億円 | 21.3億円 | -28.0億円 |
| FY2018/3 | 7.6億円 | 6,700万円 | -1.8億円 | 8.2億円 |
| FY2019/3 | 3,400万円 | 4.0億円 | -9.9億円 | 4.4億円 |
| FY2020/3 | 3,600万円 | 3.2億円 | -9.3億円 | 3.6億円 |
| FY2021/3 | 7.6億円 | -1,600万円 | -5.8億円 | 7.4億円 |
| FY2022/3 | 5.5億円 | 4,200万円 | -1.0億円 | 6.0億円 |
| FY2023/3 | 8.5億円 | 2.2億円 | 1,600万円 | 10.7億円 |
| FY2024/3 | -8.1億円 | -2.5億円 | 1.4億円 | -10.6億円 |
| FY2025/3 | -2.1億円 | 2,200万円 | 6,700万円 | -1.9億円 |
FY2023/3までは営業活動によるキャッシュフローが順調に推移し、潤沢なフリーキャッシュフローを創出してきましたが、FY2024/3には業績悪化に伴い営業CFが8.1億円のマイナスへ転落しました。FY2025/3においても2.1億円の営業赤字が継続しており、現金確保に向けた経営の引き締めが急務となっています。現在は本業でのキャッシュ創出力をいち早く回復させることが、持続的な投資活動を再開するための鍵となります。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2016/3 | 3.3億円 | 1.7億円 | 50.6% |
| FY2017/3 | 3.0億円 | 1.4億円 | 45.2% |
| FY2018/3 | -2.6億円 | 0円 | - |
| FY2019/3 | -1.3億円 | 0円 | - |
| FY2020/3 | -3.2億円 | 0円 | - |
| FY2021/3 | 2.0億円 | 1.8億円 | 88.4% |
| FY2022/3 | 4.2億円 | 2.8億円 | 65.9% |
| FY2023/3 | 5.8億円 | 2.0億円 | 35.2% |
| FY2024/3 | -2.2億円 | 0円 | - |
| FY2025/3 | -1,700万円 | 0円 | - |
FY2023/3までは利益水準に応じた法人税等を納付してきましたが、FY2024/3およびFY2025/3は赤字計上に伴い法人税等は発生していません。過去の黒字期には高い実効税率が記録されていますが、これは繰延税金資産の取り崩しや、各期の特殊要因による税務上の調整が影響しているものと推察されます。FY2026/3には再び収益が見込まれており、税引前利益80百万円に対して約31%の法人税等を計上する予想となっています。
会社の公式開示情報
有価証券報告書や決算短信では、美術品オークション運営を核としつつも、市場環境に左右される収益構造がリスクとして示されています。不適切会計を機とした開示体制の強化が継続的な課題となっており、経営の透明性向上が注視されています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2022 | 29億円 | — | 26億円 | -10.2% |
| FY2023 | 42億円 | — | 37億円 | -12.5% |
| FY2024 | 27億円 | — | 20億円 | -23.6% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 1億円 | — | 0億円 | -85.0% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
同社は過去に「中期経営ビジョン」を公表していますが、具体的な数値目標は開示されていません。そのため、現在は単年度の業績予想が実質的な経営目標となります。直近の業績予想は期初予想を大幅に下回る傾向が続いており、FY2025の営業利益も期初予想0.8億円に対し実績は0.12億円と大きく乖離しました。アート市場の変動性に加え、事業構造改革の途上にあるため、計画の蓋然性を見極めるには注意が必要です。
株の売買状況と今後の予定
PERは131.3倍と業界平均を大幅に上回っており、将来の成長への過大な期待が織り込まれている可能性があります。一方、信用取引では売り残がゼロに対し、買い残が260万株以上積み上がっており、将来の株価下落時には需給の悪化要因となるリスクがあります。直近では投資ファンドによるTOBが進行中であり、その動向が株価の最大の変動要因となっています。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
代表取締役の異動を発表し、経営体制の再編を実施。
2026年5月期第2四半期累計において経常損益が2.52億円の赤字となり、業績の低迷が顕在化。
アート関連サービスを展開するbetween the artsと資本業務提携を締結し、事業強化を図る。
最新ニュース
Shinwa Wise Holdings まとめ
ひとめ診断
「日本最大手の美術品オークションハウスが、NFTやM&Aをテコに事業再生と成長の岐路に立つ」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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