2185スタンダード

(株)シイエム・シイ

CMC CORPORATION

最終更新日: 2026年3月25日

ROE9.8%
BPS1667.8円
自己資本比率79.5%
FY2025/3 有報データ

トヨタの「伝える力」を支える黒子企業。マニュアル制作からDXの未来を拓く名古屋の知見カンパニー

2030年を見据え、人とデータの共生を支える情報活用の基盤を拡げる

この会社ってなに?

新車を買ったとき、グローブボックスに入っている取扱説明書。ディーラーで整備士が参照するサービスマニュアル。これらの多くにシイエム・シイが関わっています。トヨタ車だけでなく、自動車メーカー各社のマニュアルやカタログ、販促ツールを手がけており、あなたが自動車に関わるドキュメントに触れるとき、その裏側にシイエム・シイの技術力があります。最近ではAIを活用した業務効率化サービスにも進出し、製薬業界向けコンテンツ制作にも領域を広げています。

シイエム・シイは1962年創立のマニュアル制作大手で、トヨタ自動車向けが売上の7割超を占めます。技術仕様書・取扱説明書の制作で培ったナレッジを武器に、DX支援・販促支援・AI活用へと事業領域を拡大中です。FY2025/9は売上高183億円・営業利益27億円と安定した収益力を維持し、FY2026/9は売上高200億円・営業利益30億円を計画しています。実質無借金経営で自己資本比率79.5%という鉄壁の財務基盤が特徴です。PER 11.0倍・PBR 1.12倍と適正水準にあり、3期連続増配中の安定配当銘柄です。

サービス業スタンダード市場

会社概要

業種
サービス業
決算期
9月
本社
愛知県名古屋市中区平和1-1-19
公式
www.cmc.co.jp

社長プロフィール

佐々 幸恭
代表取締役社長
創業家経営者
2030年を見据え、人とデータの共生を支える情報活用の基盤を拡げる。シイエム・シイは長年にわたるマニュアル制作で培った「伝える技術」を武器に、お客様の課題解決と社会の発展に貢献してまいります。

この会社のストーリー

1962
シイエム・シイ創立

名古屋にて創立。自動車メーカー向けの技術マニュアル制作を開始し、「伝える技術」の原点を築いた。

2008
JASDAQ上場

JASDAQ証券取引所(現・東証スタンダード)に株式を上場。マニュアル制作大手としての地位を確立。

2017
医薬品業界へ進出

ACI社を子会社化し、医薬品業界向けコンテンツ制作に参入。事業領域の多角化を推進。

2019
AI・DX事業を本格化

木村情報技術との資本・業務提携を通じてAI事業を強化。DXソリューションの提供を本格的に開始。

2024
新中期経営計画始動

「2030年を見据え、人とデータの共生を支える情報活用の基盤を拡げる」を掲げ、3カ年中計をスタート。

注目ポイント

鉄壁の財務基盤

有利子負債ゼロ・自己資本比率79.5%の実質無借金経営。どんな経済環境でも揺るがない堅固な財務体質が最大の安心材料です。営業利益率14.8%と収益力も高水準です。

3期連続増配+株主優待

配当は3期連続増配中でFY2026/9は55円を予想。株主優待のカタログギフト(3,000〜5,000円)を加えた実質利回りは4%超と魅力的です。

AI・DXで新たな成長フェーズへ

トヨタ向けマニュアル制作の安定基盤に加え、AI活用・DXソリューション・医薬品業界進出で新たな成長の芽が育っています。1Q決算の営業利益+153%がその萌芽を示しています。

サービスの実績は?

55
1株当たり配当金
FY2026予想
+5.8% YoY
14.8%
営業利益率
FY2025実績
79.5%
自己資本比率
FY2025実績
0
有利子負債
実質無借金経営

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓
配当
少なめ
1株 52円
安全性
安定
自己資本比率 79.5%(有利子負債ゼロの実質無借金経営で、自己資本比率79.5%は極めて健全)
稼ぐ力
普通
ROE 9.8%
話題性
好評
ポジティブ 58%

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
52
方針: 安定配当を基本とし、配当性向30%以上を目標
1株配当配当性向
FY2016/314.226.2%
FY2017/314.221.5%
FY2018/31819.1%
FY2019/32021.2%
FY2020/32525.9%
FY2021/35445.4%
FY2022/33019.9%
FY2023/33828.6%
FY2024/34428.1%
FY2025/35231.7%
3期連続増配
株主優待
あり
カタログギフト(3,000円相当〜)
必要株数100株以上(約19万円)
金額相当3,000円〜5,000円相当
権利確定月9月
長期特典1.5年以上の継続保有が条件

配当はFY2022/9の30円を底に3期連続増配中で、FY2026/9は1株55円(予想)を計画しています。配当性向は30%前後と健全な水準で、実質無借金の財務体質から増配余地は十分にあります。株主優待のカタログギフトを加えた実質利回りはさらに魅力的です。

同業比較(収益性)

サービス業の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
9.8%
業界平均
12.4%
営業利益率上回る
この会社
14.8%
業界平均
11.8%
自己資本比率上回る
この会社
79.5%
業界平均
51.3%

業績推移

儲かってるの?

まあまあです
売上高
FY2022/3179億円
FY2023/3185億円
FY2024/3195億円
FY2025/3183億円
営業利益
FY2022/325.9億円
FY2023/326.2億円
FY2024/329.8億円
FY2025/326.9億円

シイエム・シイの業績は安定成長を続けており、FY2024/9に売上高195億円・営業利益30億円と過去最高を記録しました。FY2025/9は一部事業の組替えにより減収となったものの、純利益は21億円と過去最高を更新。FY2026/9は売上高200億円・営業利益30億円の計画で、1Q時点で売上高+23%・営業利益+153%と好発進しています。

事業ごとの売上・利益

Manuals事業
127億円69.4%)
Marketing事業
38億円20.8%)
R&D・その他
18億円9.8%)
Manuals事業127億円
利益: 20億円利益率: 15.7%

自動車メーカー向け技術仕様書・取扱説明書・サービスマニュアルの制作。トヨタ向けが中心で売上構成比約70%を占める主力事業。

Marketing事業38億円
利益: 5億円利益率: 13.2%

販促ツール・カタログ制作、Web・デジタルマーケティング支援、CRM構築など。自動車ディーラー向けを中心に展開。

R&D・その他18億円
利益: 2億円利益率: 11.1%

AI・DXソリューション開発、医薬品業界向けコンテンツ制作、自動車整備効率化サービスなど新規事業領域。

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
9.8%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
7.9%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
14.8%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2016/36.8%5.2%8.3%
FY2017/37.7%5.6%8.1%
FY2018/310.1%7.6%11.0%
FY2019/39.2%7.0%11.7%
FY2020/38.8%6.9%10.6%
FY2021/310.1%7.7%13.1%
FY2022/311.4%8.9%14.5%
FY2023/39.2%7.1%14.2%
FY2024/39.9%7.9%15.2%
FY2025/39.8%7.9%14.8%

営業利益率は13〜15%台と非常に高い収益性を安定的に維持しています。マニュアル制作という専門性の高い事業領域で高い参入障壁を構築しており、ROEも10%前後で安定推移しています。サービス業の中でもトップクラスの利益率であり、DX・AI活用によるさらなる収益性向上が期待されます。

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率79.5%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
0円
会社の純資産
219億円

有利子負債ゼロの実質無借金経営を継続しており、自己資本比率は75〜80%と極めて健全な財務体質です。BPSも1,194円から1,668円へと着実に増加しており、株主資本の蓄積が順調に進んでいます。堅固な財務基盤が安定配当と成長投資の両立を支えています。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+23.1億円
営業CF
投資に使ったお金
+3.7億円
投資CF
借入・返済など
-15.7億円
財務CF
手元に残ったお金
+26.8億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2016/311.8億円-9.7億円-8,200万円2.0億円
FY2017/317.8億円-2.4億円-3.5億円15.4億円
FY2018/321.0億円-10.4億円-5.7億円10.7億円
FY2019/317.2億円-3.7億円-2.9億円13.5億円
FY2020/313.4億円-6,400万円-7.0億円12.7億円
FY2021/319.2億円-2.1億円-12.8億円17.1億円
FY2022/317.9億円-1.6億円-4.5億円16.4億円
FY2023/330.6億円-6.7億円-4.7億円23.8億円
FY2024/321.0億円-31.1億円-6.5億円-10.2億円
FY2025/323.1億円3.7億円-15.7億円26.8億円

営業キャッシュフローは毎期18〜31億円のプラスを安定的に創出しており、事業の現金創出力は非常に高い水準です。FY2024/9は投資CFが-31億円と大きくなりましたが、これはM&A(府中自動車の子会社化等)による成長投資です。FY2025/9にはFCFが27億円に回復し、健全なキャッシュフロー経営を実践しています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1トヨタ自動車への売上依存度が高い(7割超)
2自動車業界の構造変化(EV化・CASE対応)による需要変動リスク
3AI・生成AIの進展によるマニュアル制作市場の変革リスク
4人材確保・育成に関するリスク(DX人材の獲得競争激化)
5M&A投資に関するリスク(のれん減損等)
6情報セキュリティ・個人情報保護に関するリスク

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2016/313.3億円5.6億円41.9%
FY2017/315.3億円6.0億円38.9%
FY2018/320.8億円7.5億円36.3%
FY2019/322.5億円9.3億円41.5%
FY2020/318.3億円4.7億円25.9%
FY2021/324.2億円8.0億円33.2%
FY2022/329.6億円9.6億円32.4%
FY2023/328.7億円11.1億円38.7%
FY2024/331.8億円11.0億円34.7%
FY2025/332.0億円10.6億円32.9%

税引前利益は24億円から32億円へと堅調に増加しています。実効税率は32〜39%で推移しており、FY2023/9にやや高めとなったのは一時的な税効果の影響です。安定した利益水準で法人税等の社会貢献を果たしています。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
650万円
従業員数
800
平均年齢
38.5歳
平均年収従業員数前年比
FY2025/9650万円800-

従業員の平均年収は約650万円で、名古屋エリアのサービス業としては良好な水準です。マニュアル制作やDXコンサルティングという専門性の高い職種構成を反映しています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主52.5%
浮動株47.5%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関15%
事業法人等12%
外国法人等8%
個人その他62%
証券会社3%

創業家の佐々一族が筆頭株主(佐々香予子24.4%+佐々幸恭CEO 3.0%)で経営の安定性が高い。社員持株会や提携先の木村情報技術も保有し、安定株主比率は約53%。

佐々 香予子(3,163,000株)24.42%
光通信株式会社(917,000株)7.08%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(706,000株)5.45%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(601,000株)4.64%
佐々 幸恭(383,540株)2.96%
株式会社三菱UFJ銀行(360,000株)2.78%
シイエム・シイ社員持株会(324,000株)2.5%
木村情報技術株式会社(319,000株)2.46%
龍山 真澄(225,000株)1.74%
鷲尾 美里(220,000株)1.7%

筆頭株主は創業家の佐々香予子氏(24.4%)で、代表取締役社長の佐々幸恭氏(3.0%)と合わせて創業家が約27%を保有しています。光通信(7.1%)が第2位株主として存在し、信託銀行2社が機関投資家の受け皿として上位に入っています。社員持株会(2.5%)の保有も従業員のエンゲージメントの高さを示しています。

会社の公式開示情報

役員報酬

2億5,000万円
取締役8名の合計

事業別の稼ぎ

事業名売上利益利益率
Manuals事業127億円20億円15.7%
Marketing事業38億円5億円13.2%
R&D・その他18億円2億円11.1%

Manuals事業が売上の約70%を占める主力セグメントで、営業利益率15.7%と高い収益性を誇ります。Marketing事業(約20%)も安定した利益を創出しています。R&D・その他事業はAI活用や医薬品業界進出など将来の成長ドライバーとして育成中です。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 10名)
女性 2名(20.0% 男性 8
20%
80%
監査報酬
2,800万円
連結子会社数
8
設備投資額
12億円
平均勤続年数(従業員)
14.2
臨時従業員数
350

取締役・監査役10名中、女性が2名(20.0%)を占めており、ダイバーシティに配慮した経営体制を構築しています。8社の連結子会社を統括し、平均勤続年数14.2年と高い定着率を維持。創業家経営による長期的視点での経営判断が特徴です。

会社の計画は順調?

B
総合評価
新中期経営計画の初年度はManuals事業の一部組替えで減収となったが、利益面では堅調。1Q決算の大幅増益で巻き返しの兆し。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

新中期経営計画(2025〜2027年度)
FY2025/9〜FY2027/9
売上高: 目標 220億円以上 順調 (183億円 (FY2025))
83%
営業利益: 目標 35億円以上 順調 (27億円 (FY2025))
77%
ROE: 目標 10%以上 順調 (9.8% (FY2025))
98%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2025220億円183億円-16.8%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY202427億円30億円+10.2%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

シイエム・シイは新中期経営計画のもと、2030年を見据え「人とデータの共生を支える情報活用の基盤を拡げる」を基本方針に掲げています。FY2027/9に売上高220億円以上・営業利益35億円以上を目標とし、Manuals事業の高付加価値化とAI・DXソリューションの拡大が成長の柱です。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

シイエム・シイのTSRは5年間で148%と株価は上昇していますが、TOPIX(213%)を下回るパフォーマンスとなっています。ただし直近1年では+47%と大幅に上昇しており、FY2026/9 1Qの好決算を契機にリレーティングの可能性があります。PER 11倍と割安感があり、中計達成による株価見直しが期待されます。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+48.0%
100万円 →148.0万円
48.0万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2021100.0万円+0.0万円0.0%
FY2022102.0万円+2.0万円2.0%
FY202398.0万円-2.0万円-2.0%
FY2024105.0万円+5.0万円5.0%
FY2025148.0万円+48.0万円48.0%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残32,800株
売り残0株
信用倍率-
2026/1/30時点
今後の予定
2026年9月期 第2四半期決算発表2026年5月中旬(予定)
定時株主総会2025年12月下旬(予定)

シイエム・シイの株価指標は、PER 11.0倍・PBR 1.12倍とサービス業平均を大きく下回る割安水準にあります。配当利回り2.94%はセクター平均(1.8%)を上回り、実質無借金の財務健全性と合わせて堅実なバリュー投資先として評価できます。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
42
前月比 +6.5%
メディア数
18
日経電子版, 株探, Yahoo!ファイナンス, みんかぶ, 会社四季報
業界内ランキング
上位 40%
サービス業 450社中 180位
報道のトーン
58%
好意的
35%
中立
7%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

業績・決算40%
DX・AI活用25%
株主還元・優待20%
その他15%

最近の出来事

2026年2月1Q好決算

FY2026/9 第1四半期で売上高+23%・営業利益+153%の大幅増収増益。業績予想・配当予想を上方修正。

2025年11月通期決算

FY2025/9通期決算で純利益21億円と過去最高を更新。新中期経営計画(2025〜2027年度)を発表。

2025年7月優待新設

株主優待制度を新設。カタログギフト(3,000〜5,000円相当)を1.5年以上の継続保有株主に贈呈。

最新ニュース

(株)シイエム・シイ まとめ

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓
配当
少なめ
1株 52円
安全性
安定
自己資本比率 79.5%(有利子負債ゼロの実質無借金経営で、自己資本比率79.5%は極めて健全)
稼ぐ力
普通
ROE 9.8%
話題性
好評
ポジティブ 58%

「トヨタ向けマニュアル制作のトップ企業。DX・AI活用で'情報活用の基盤'を拡げる名古屋発スタンダード上場企業」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU