創業ストーリー
名古屋にて創立。自動車メーカー向けの技術マニュアル制作を開始し、「伝える技術」の原点を築いた。
JASDAQ証券取引所(現・東証スタンダード)に株式を上場。マニュアル制作大手としての地位を確立。
ACI社を子会社化し、医薬品業界向けコンテンツ制作に参入。事業領域の多角化を推進。
木村情報技術との資本・業務提携を通じてAI事業を強化。DXソリューションの提供を本格的に開始。
「2030年を見据え、人とデータの共生を支える情報活用の基盤を拡げる」を掲げ、3カ年中計をスタート。
CMC CORPORATION
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
新車を買ったとき、グローブボックスに入っている取扱説明書。ディーラーで整備士が参照するサービスマニュアル。これらの多くにシイエム・シイが関わっています。トヨタ車だけでなく、自動車メーカー各社のマニュアルやカタログ、販促ツールを手がけており、あなたが自動車に関わるドキュメントに触れるとき、その裏側にシイエム・シイの技術力があります。最近ではAIを活用した業務効率化サービスにも進出し、製薬業界向けコンテンツ制作にも領域を広げています。
シイエム・シイは1962年創立のマニュアル制作大手で、トヨタ自動車向けが売上の7割超を占めます。技術仕様書・取扱説明書の制作で培ったナレッジを武器に、DX支援・販促支援・AI活用へと事業領域を拡大中です。2025/09期は売上高183億円・営業利益27億円と安定した収益力を維持し、2026/09期は売上高200億円・営業利益30億円を計画しています。実質無借金経営で自己資本比率79.5%という鉄壁の財務基盤が特徴です。PER 11.0倍・PBR 1.12倍と適正水準にあり、3期連続増配中の安定配当銘柄です。
有利子負債ゼロ・自己資本比率79.5%の実質無借金経営。どんな経済環境でも揺るがない堅固な財務体質が最大の安心材料です。営業利益率14.8%と収益力も高水準です。
配当は3期連続増配中で2026/09期は55円を予想。株主優待のカタログギフト(3,000〜5,000円)を加えた実質利回りは4%超と魅力的です。
トヨタ向けマニュアル制作の安定基盤に加え、AI活用・DXソリューション・医薬品業界進出で新たな成長の芽が育っています。1Q決算の営業利益+153%がその萌芽を示しています。
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
自動車メーカー向け技術仕様書・取扱説明書・サービスマニュアルの制作。トヨタ向けが中心で売上構成比約70%を占める主力事業。
販促ツール・カタログ制作、Web・デジタルマーケティング支援、CRM構築など。自動車ディーラー向けを中心に展開。
AI・DXソリューション開発、医薬品業界向けコンテンツ制作、自動車整備効率化サービスなど新規事業領域。
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2016/09期 | 6.8% | 5.2% | 8.3% |
| 2017/09期 | 8.0% | 6.0% | 8.1% |
| 2018/09期 | 10.5% | 7.7% | 11.0% |
| 2019/09期 | 9.6% | 7.3% | 11.7% |
| 2020/09期 | 9.1% | 7.0% | 10.6% |
| 2021/09期 | 10.3% | 7.9% | 13.1% |
| 2022/09期 | 12.0% | 9.2% | 14.5% |
| 2023/09期 | 9.6% | 7.4% | 14.2% |
| 2024/09期 | 10.4% | 8.1% | 15.2% |
| 2025/09期 | 10.0% | 8.0% | 14.8% |
| 1Q FY2026/9 | 2.7%(累計) | 2.1%(累計) | 14.5% |
営業利益率は13〜15%台と非常に高い収益性を安定的に維持しています。マニュアル制作という専門性の高い事業領域で高い参入障壁を構築しており、ROEも10%前後で安定推移しています。サービス業の中でもトップクラスの利益率であり、DX・AI活用によるさらなる収益性向上が期待されます。
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | YoY |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021/09期 | 173億円 | 22.8億円 | 16.2億円 | 118.9円 | +1.5% |
| 2022/09期 | 179億円 | 25.9億円 | 20.0億円 | 150.6円 | +3.4% |
| 2023/09期 | 185億円 | 26.2億円 | 17.6億円 | 133.0円 | +3.0% |
| 2024/09期 | 195億円 | 29.8億円 | 20.8億円 | 156.7円 | +5.8% |
| 2025/09期 | 183億円 | 26.9億円 | 21.5億円 | 164.1円 | -6.5% |
シイエム・シイの業績は安定成長を続けており、2024/09期に売上高195億円・営業利益30億円と過去最高を記録しました。2025/09期は一部事業の組替えにより減収となったものの、純利益は21億円と過去最高を更新。2026/09期は売上高200億円・営業利益30億円の計画で、1Q時点で売上高+23%・営業利益+153%と好発進しています。 【1Q 2026/09期実績】売上46億円(通期予想比23%)、営業利益6.6億円(同22%)、純利益5.6億円(同26%)。
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
サービス業の同業他社平均と比べると…
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
| 事業名 | 売上 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|
| Manuals事業 | 127億円 | 20億円 | 15.7% |
| Marketing事業 | 38億円 | 5億円 | 13.2% |
| R&D・その他 | 18億円 | 2億円 | 11.1% |
Manuals事業が売上の約70%を占める主力セグメントで、営業利益率15.7%と高い収益性を誇ります。Marketing事業(約20%)も安定した利益を創出しています。R&D・その他事業はAI活用や医薬品業界進出など将来の成長ドライバーとして育成中です。
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 220億円 | — | 183億円 | -16.8% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2024期 | 27億円 | — | 30億円 | +10.2% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
シイエム・シイは新中期経営計画のもと、2030年を見据え「人とデータの共生を支える情報活用の基盤を拡げる」を基本方針に掲げています。2027/09期に売上高220億円以上・営業利益35億円以上を目標とし、Manuals事業の高付加価値化とAI・DXソリューションの拡大が成長の柱です。
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
名古屋にて創立。自動車メーカー向けの技術マニュアル制作を開始し、「伝える技術」の原点を築いた。
JASDAQ証券取引所(現・東証スタンダード)に株式を上場。マニュアル制作大手としての地位を確立。
ACI社を子会社化し、医薬品業界向けコンテンツ制作に参入。事業領域の多角化を推進。
木村情報技術との資本・業務提携を通じてAI事業を強化。DXソリューションの提供を本格的に開始。
「2030年を見据え、人とデータの共生を支える情報活用の基盤を拡げる」を掲げ、3カ年中計をスタート。
2026/09期 第1四半期で売上高+23%・営業利益+153%の大幅増収増益。業績予想・配当予想を上方修正。
2025/09期通期決算で純利益21億円と過去最高を更新。新中期経営計画(2025〜2027年度)を発表。
株主優待制度を新設。カタログギフト(3,000〜5,000円相当)を1.5年以上の継続保有株主に贈呈。
2030年を見据え、人とデータの共生を支える情報活用の基盤を拡げる。シイエム・シイは長年にわたるマニュアル制作で培った「伝える技術」を武器に、お客様の課題解決と社会の発展に貢献してまいります。
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
有利子負債ゼロの実質無借金経営を継続しており、自己資本比率は75〜80%と極めて健全な財務体質です。BPSも1,194円から1,668円へと着実に増加しており、株主資本の蓄積が順調に進んでいます。堅固な財務基盤が安定配当と成長投資の両立を支えています。 【1Q 2026/09期】総資産270億円、純資産221億円、自己資本比率77.3%、有利子負債15百万円。
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2016/09期 | 11.8億円 | 9.7億円 | 8,200万円 | 2.0億円 |
| 2017/09期 | 17.8億円 | 2.4億円 | 3.5億円 | 15.4億円 |
| 2018/09期 | 21.0億円 | 10.4億円 | 5.7億円 | 10.7億円 |
| 2019/09期 | 17.2億円 | 3.7億円 | 2.9億円 | 13.5億円 |
| 2020/09期 | 13.4億円 | 6,400万円 | 7.0億円 | 12.7億円 |
| 2021/09期 | 19.2億円 | 2.1億円 | 12.8億円 | 17.1億円 |
| 2022/09期 | 17.9億円 | 1.6億円 | 4.5億円 | 16.4億円 |
| 2023/09期 | 30.6億円 | 6.7億円 | 4.7億円 | 23.8億円 |
| 2024/09期 | 21.0億円 | 31.1億円 | 6.5億円 | 10.2億円 |
| 2025/09期 | 23.1億円 | 3.7億円 | 15.7億円 | 26.8億円 |
営業キャッシュフローは毎期18〜31億円のプラスを安定的に創出しており、事業の現金創出力は非常に高い水準です。2024/09期は投資CFが-31億円と大きくなりましたが、これはM&A(府中自動車の子会社化等)による成長投資です。2025/09期にはFCFが27億円に回復し、健全なキャッシュフロー経営を実践しています。
取締役・監査役10名中、女性が2名(20.0%)を占めており、ダイバーシティに配慮した経営体制を構築しています。8社の連結子会社を統括し、平均勤続年数14.2年と高い定着率を維持。創業家経営による長期的視点での経営判断が特徴です。
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 2025/09期 | 650万円 | 800人 | - |
従業員の平均年収は約650万円で、名古屋エリアのサービス業としては良好な水準です。マニュアル制作やDXコンサルティングという専門性の高い職種構成を反映しています。
リターン・配当・市場データを確認
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
シイエム・シイのTSRは5年間で148%と株価は上昇していますが、TOPIX(213%)を下回るパフォーマンスとなっています。ただし直近1年では+47%と大幅に上昇しており、2026/09期 1Qの好決算を契機にリレーティングの可能性があります。PER 11倍と割安感があり、中計達成による株価見直しが期待されます。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/09期 | 14.2円 | 26.2% |
| 2017/09期 | 14.2円 | 21.5% |
| 2018/09期 | 18円 | 19.1% |
| 2019/09期 | 20円 | 21.2% |
| 2020/09期 | 25円 | 25.9% |
| 2021/09期 | 54円 | 45.4% |
| 2022/09期 | 30円 | 19.9% |
| 2023/09期 | 38円 | 28.6% |
| 2024/09期 | 44円 | 28.1% |
| 2025/09期 | 52円 | 31.7% |
| 必要株数 | 100株以上(約19万円) |
| 金額相当 | 3,000円〜5,000円相当 |
| 権利確定月 | 9月 |
| 長期特典 | 1.5年以上の継続保有が条件 |
配当は2022/09期の30円を底に3期連続増配中で、2026/09期は1株55円(予想)を計画しています。配当性向は30%前後と健全な水準で、実質無借金の財務体質から増配余地は十分にあります。株主優待のカタログギフトを加えた実質利回りはさらに魅力的です。
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2021期 | 100.0万円 | 0.0万円 | 0.0% |
| 2022期 | 102.0万円 | 2.0万円 | 2.0% |
| 2023期 | 98.0万円 | 2.0万円 | -2.0% |
| 2024期 | 105.0万円 | 5.0万円 | 5.0% |
| 2025期 | 148.0万円 | 48.0万円 | 48.0% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
シイエム・シイの株価指標は、PER 11.0倍・PBR 1.12倍とサービス業平均を大きく下回る割安水準にあります。配当利回り2.94%はセクター平均(1.8%)を上回り、実質無借金の財務健全性と合わせて堅実なバリュー投資先として評価できます。
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2016/09期 | 13.3億円 | 5.6億円 | 41.9% |
| 2017/09期 | 15.3億円 | 6.0億円 | 38.9% |
| 2018/09期 | 20.8億円 | 7.5億円 | 36.3% |
| 2019/09期 | 22.5億円 | 9.3億円 | 41.5% |
| 2020/09期 | 18.3億円 | 4.7億円 | 25.9% |
| 2021/09期 | 24.2億円 | 8.0億円 | 33.2% |
| 2022/09期 | 29.6億円 | 9.6億円 | 32.4% |
| 2023/09期 | 28.7億円 | 11.1億円 | 38.7% |
| 2024/09期 | 31.8億円 | 11.0億円 | 34.7% |
| 2025/09期 | 32.0億円 | 10.6億円 | 32.9% |
税引前利益は24億円から32億円へと堅調に増加しています。実効税率は32〜39%で推移しており、2023/09期にやや高めとなったのは一時的な税効果の影響です。安定した利益水準で法人税等の社会貢献を果たしています。
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最終更新: 2026/05/22 / データ提供: OSHIKABU