2340スタンダード

(株)極楽湯ホールディングス

GOKURAKUYU HOLDINGS CO.,LTD.

最終更新日: 2026年3月25日

ROE29.9%
BPS113.4円
自己資本比率26.8%
FY2025/3 有報データ

店舗数日本一の風呂屋。お風呂で人々を笑顔にし、日本の温浴文化を世界へ広げる企業

『ゆ』から世界を新しく。

この会社ってなに?

お風呂好きなら一度は訪れたことがあるかもしれない『極楽湯』。天然温泉や露天風呂、サウナ、岩盤浴に加え、食事処やマッサージも楽しめるスーパー銭湯チェーンです。都市型の『RAKU SPA』ではコワーキングスペースやコミックコーナーなど、一日中過ごせる空間を提供。全国41店舗(直営・FC)を展開し、店舗数は業界No.1です。

極楽湯ホールディングスは、スーパー銭湯『極楽湯』『RAKU SPA』を全国に展開する温浴業界最大手です。2025年3月期は売上高152億円(前年比+7.7%)、営業利益11.4億円とコロナ禍からの業績回復が鮮明です。ただし2026年3月期は中国事業売却に伴い減収予想となっています。PBR 4.31倍と成長期待を織り込んだ株価水準にあり、株主優待(無料入浴券)の人気が高い銘柄です。

サービス業スタンダード市場

会社概要

業種
サービス業
決算期
3月
本社
東京都千代田区麹町二丁目4番地 麹町鶴屋八幡ビル6階
公式
www.gokurakuyu-holdings.co.jp

社長プロフィール

新川 隆丈
代表取締役会長兼社長
再建リーダー
ゆから世界を新しく。極楽湯グループは温浴を通じて、お客様に癒しと楽しさを提供し、心身ともに健康で豊かな暮らしに貢献してまいります。国内温浴事業に集中し、新しい温浴体験の創出に挑みます。

この会社のストーリー

1980
極楽湯の創業

新川隆丈氏が温浴施設事業を開始。低価格で高品質な入浴体験を提供するスーパー銭湯の先駆けとなった。

2002
ジャスダック上場

ジャスダック証券取引所に上場。全国展開の資金を確保し、店舗数の拡大を加速させた。

2012
中国市場に進出

中国・上海に海外1号店をオープン。日本式スーパー銭湯を中国に展開し、最大9店舗まで拡大した。

2020
コロナ禍の危機

新型コロナの影響で来客数が激減。FY2022/3には債務超過に陥り、存続の危機に直面した。

2023
中国事業売却と国内集中

中国事業を売却し、国内温浴事業に経営資源を集中。減資により財務体質の正常化を図った。

2025
新業態で再成長へ

都市型温浴施設RAKU SPA Stationを武蔵小金井にオープン。優待電子化など新たな取り組みで成長を目指す。

注目ポイント

店舗数日本一の温浴チェーン

全国41店舗(直営・FC)を展開し、温浴業界で店舗数No.1。天然温泉、サウナ、岩盤浴、食事処まで揃ったスーパー銭湯の代名詞的存在です。

株主優待で無料入浴券がもらえる

100株(約4.9万円)の保有で無料入浴券4枚がもらえます。6カ月以上の継続保有が条件ですが、低投資額で実用的な優待が人気です。

コロナ危機からのV字回復

債務超過から自己資本比率27%まで改善し、営業利益も過去最高水準に回復。国内事業集中で筋肉質な経営体制を構築中です。

サービスの実績は?

41店舗
国内店舗数
直営+FC(2025年9月)
+7.7%
売上高成長率
FY2025実績 (YoY)
7.5%
営業利益率
FY2025実績
181
従業員数(単体)
2025年3月時点

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑(FY2026/3予想は中国事業売却に伴う一時的な減収・赤字であり、国内事業は堅調)
配当
なし
配当なし(累積欠損金の解消後に復配予定。現時点では株主優待が実質的な還元手段)
安全性
注意
自己資本比率 26.8%(コロナ禍で債務超過を経験したが、FY2025/3には自己資本比率27.4%まで改善)
稼ぐ力
高い
ROE 29.9%
話題性
好評
ポジティブ 50%

配当・優待はもらえる?

もらえません
1株配当(最新期)
0
方針: 累積欠損金解消後の復配を目指す方針
1株配当配当性向
FY2016/32.724.8%
FY2017/32.928.5%
FY2018/33.538.6%
FY2019/33.54582.0%
FY2020/300.0%
FY2021/300.0%
FY2022/300.0%
FY2023/300.0%
FY2024/300.0%
FY2025/300.0%
株主優待
あり
極楽湯グループ無料入浴券(4枚〜20枚)
必要株数100株以上(約4.9万円)
金額相当約2,800円〜14,000円相当
権利確定月9月

配当はコロナ禍以降無配が継続しています。累積欠損金の解消が復配の前提条件であり、FY2024/3の減資により欠損金の一部を解消しました。現時点では復配時期は未定ですが、株主優待(無料入浴券)が人気で、実質的な株主還元として機能しています。

同業比較(収益性)

サービス業の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
29.9%
業界平均
12.3%
営業利益率下回る
この会社
7.5%
業界平均
11.9%
自己資本比率下回る
この会社
26.8%
業界平均
51.5%

業績推移

儲かってるの?

順調に稼いでいます
売上高
FY2022/3100億円
FY2023/3128億円
FY2024/3141億円
FY2025/3152億円
営業利益
FY2022/30円
FY2023/30円
FY2024/37.5億円
FY2025/311.4億円

極楽湯HDの業績は、コロナ禍で大きく落ち込んだ後、FY2024/3に黒字転換しFY2025/3には売上高152億円・営業利益11.4億円まで回復しました。FY2026/3は中国事業(極楽湯中国)の売却完了に伴い、売上高100億円・営業赤字5.7億円の予想となっていますが、これは事業構造転換に伴う一時的な減収であり、国内温浴事業に集中する新体制への移行期です。

事業ごとの売上・利益

温浴事業(国内)
152億円100.0%)
温浴事業(国内)152億円
利益: 11.4億円利益率: 7.5%

スーパー銭湯『極楽湯』『RAKU SPA』の直営およびフランチャイズ運営。全国41店舗を展開し、入浴料・飲食・物販・リラクゼーションが収益源。売上構成比100%の単一セグメント(中国売却後)。

稼ぐ力はどのくらい?

効率よく稼いでいます
ROE
29.9%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
5.9%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
7.5%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/3-231.5%-16.6%-
FY2022/3--11.5%-
FY2023/3-203.9%-2.0%-
FY2024/3240.9%6.1%5.3%
FY2025/329.9%5.9%7.5%

営業利益率はコロナ禍の-14.7%からFY2025/3には7.5%まで劇的に改善しました。ROEも20%超と高水準を達成しています。ただし自己資本が小さいため、ROEは高めに出やすい点には留意が必要です。国内温浴事業に集中することで、今後の収益性安定が期待されます。

財務は安全?

財務に不安があります
自己資本比率26.8%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
63.8億円
会社の純資産
38.2億円

コロナ禍でFY2022/3には債務超過(純資産マイナス)に陥りましたが、増資や業績回復によりFY2024/3に自己資本比率24.1%まで改善。FY2025/3には27.4%に上昇し、財務体質の正常化が進んでいます。有利子負債もFY2024/3の84億円からFY2025/3には64億円に圧縮されています。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+21.9億円
営業CF
投資に使ったお金
-12.1億円
投資CF
借入・返済など
-9.6億円
財務CF
手元に残ったお金
+9.9億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/31.2億円-2.8億円-1.0億円-1.5億円
FY2022/315.0億円-6.6億円4.6億円8.4億円
FY2023/38.4億円1.8億円-17.6億円10.1億円
FY2024/315.8億円-11.1億円-26.6億円4.7億円
FY2025/321.9億円-12.1億円-9.6億円9.9億円

営業キャッシュフローはFY2022/3以降プラスを維持し、FY2025/3には22億円と過去最高水準に達しました。FY2023/3の投資CFプラスは中国事業関連の資産売却によるものです。FY2024/3以降は財務CFがマイナスとなり、借入金の返済を積極的に進めています

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1新型感染症の再流行による来店客数減少リスク
2エネルギーコスト(ガス・電気・水道)の高騰リスク
3人手不足・人件費上昇による運営コスト増加リスク
4温浴施設の事故(レジオネラ菌等)に関する安全管理リスク
5中国事業売却に伴う一時的な損失計上リスク
6競合施設の増加・業界内競争激化リスク

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/3-9.3億円0円-
FY2022/37.5億円27.3億円363.2%
FY2023/31.8億円4.9億円265.2%
FY2024/37.2億円2,300万円3.2%
FY2025/312.8億円5.1億円39.8%

FY2022/3・FY2023/3の異常な実効税率は、中国子会社の損失処理や繰延税金資産の取崩しによるものです。FY2024/3には税額が大幅に低下(繰越欠損金の活用)、FY2025/3には約40%と正常化しました。FY2026/3予想では赤字転落により法人税の実効税率は算出不能となっています。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
912万円
従業員数
181
平均年齢
46.9歳
平均年収従業員数前年比
当期912万円181-

従業員の平均年収は912万円とサービス業界の中では高水準です。ただし、持株会社であるため従業員181名は本社管理部門中心であり、店舗スタッフ(臨時従業員601名)は含まれていません。平均年齢46.9歳・平均勤続9.1年となっています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主15.1%
浮動株84.9%
所有者別内訳(有価証券報告書)
事業法人等15.1%
外国法人等15.5%
個人その他67.7%
証券会社1.6%

外国人・個人投資家の比率が高く、市場の需給が株価に反映されやすい構造です。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。

合同会社ミライニホン・アセットマネジメント(3,000,000株)9.54%
SPRING OF GOLD HOTEL INVESTMENT AND MANAGEMENT COMPANY LIMITED(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)(2,958,000株)9.41%
HAITONG INT SEC-CL AC-10 (PERCENTAGE)(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)(596,000株)1.89%
NOMURA PB NOMINEES LIMITED OMNIBUS-MARGIN (CASHPB)(常任代理人 野村證券株式会社)(551,000株)1.75%
アサヒビール株式会社(500,000株)1.59%
株式会社奥田商店(430,000株)1.36%
新川隆丈(379,000株)1.2%
株式会社久世(300,000株)0.95%
ステート ストリート バンク アンド トラスト カンパニー 505004(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)(208,000株)0.66%
JPモルガン証券株式会社(192,000株)0.61%

筆頭株主はミライニホン・アセットマネジメント(9.54%)で、経営支援を目的とした投資ファンドです。2位のSPRING OF GOLD(9.41%)は旧中国事業パートナー関連の海外法人です。新川隆丈氏(1.2%)は極楽湯の関係者であり、個人投資家比率が67.7%と極めて高いのが特徴的で、株主優待の人気を反映しています。

会社の公式開示情報

役員報酬

1億6,193万円
取締役7名の合計

事業別の稼ぎ

事業名売上利益利益率
温浴事業(国内)152億円11.4億円7.5%

温浴事業の単一セグメント企業です。2023年度中に中国事業を売却し、国内温浴事業に完全集中する体制に移行しました。営業利益率7.5%は温浴業界としては堅実な水準で、既存店のリニューアルと新規出店(RAKU SPA Station武蔵小金井を2025年12月開業予定)により成長を目指しています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 10名)
女性 1名(10.0% 男性 9
10%
90%
監査報酬
2,460万円
連結子会社数
2
設備投資額
11.3億円
平均勤続年数(従業員)
9.1
臨時従業員数
601

取締役・監査役10名中、女性は1名(10.0%)です。連結子会社2社のシンプルなグループ構成で、国内温浴事業に集中した経営体制を構築しています。臨時従業員601名が店舗運営の中核を担っており、設備投資11.3億円は既存店リニューアルと新規出店に充当されています。

会社の計画は順調?

B
総合評価
コロナ禍からの回復は順調で、FY2025の業績は予想を上回りました。ただし中国事業売却によるFY2026の減収は避けられず、国内事業の成長力が真価を問われる局面です。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

国内温浴事業集中による成長戦略
FY2024〜FY2026
国内店舗数: 目標 45店舗 順調 (41店舗 (FY2025))
91%
営業利益: 目標 15億円 順調 (11.4億円 (FY2025))
76%
累積欠損金解消: 目標 完了 順調 (減資実施済み)
70%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2025140億円152億円+8.3%
FY2024130億円141億円+8.3%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

極楽湯HDは中国事業売却を経て国内温浴事業への集中戦略を推進中です。FY2025の売上高152億円は会社予想を上回り、業績予想の上振れ傾向が見られます。新店(RAKU SPA Station武蔵小金井)の開業や株主優待の電子化など、成長施策も着実に実行されています。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

極楽湯HDのTSRは5年間で124%とプラスに転じましたが、TOPIXの213%を大きく下回るパフォーマンスです。コロナ禍で株価が大幅に下落したことが主因で、直近FY2024→FY2025では69%→124%と急速な回復を見せています。国内事業の成長軌道が定着すれば、今後のTSR改善が期待できます。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+24.0%
100万円 →124.0万円
24.0万円
年度末時点評価額損益TSR
FY202166.0万円-34.0万円-34.0%
FY202254.0万円-46.0万円-46.0%
FY202338.0万円-62.0万円-62.0%
FY202469.0万円-31.0万円-31.0%
FY2025124.0万円+24.0万円24.0%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残209,309株
売り残-
信用倍率-
2026年1月時点
今後の予定
2026年3月期 本決算発表2026年5月下旬(予定)
定時株主総会2026年6月下旬(予定)

極楽湯HDの株価指標は、PER 19.8倍とサービス業界平均並みですが、PBR 4.31倍と業界平均(2.1倍)を大きく上回っています。これは自己資本が小さい(BPS 113円に対し株価489円)ことが主因です。無配銘柄ですが、株主優待の人気が高く個人投資家の支持が厚い銘柄です。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
42
前月比 +8.5%
メディア数
18
日経電子版, 株探, Yahoo!ファイナンス, みんかぶ, 会社四季報
業界内ランキング
上位 40%
サービス業 レジャー関連 上位
報道のトーン
50%
好意的
40%
中立
10%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

業績・決算35%
店舗・新規出店30%
コラボ・イベント20%
その他15%

最近の出来事

2026年2月3Q決算発表

FY2026/3 第3四半期累計で売上高118.5億円(前年比+11.9%)と堅調。営業利益7.8億円で着地。

2025年12月新店オープン

RAKU SPA Station 武蔵小金井がグランドオープン。都市型温浴施設の新業態を展開。

2025年12月優待電子化

ギフティと提携し、株主優待券を電子化。国内37店舗で利用可能に。

(株)極楽湯ホールディングス まとめ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑(FY2026/3予想は中国事業売却に伴う一時的な減収・赤字であり、国内事業は堅調)
配当
なし
配当なし(累積欠損金の解消後に復配予定。現時点では株主優待が実質的な還元手段)
安全性
注意
自己資本比率 26.8%(コロナ禍で債務超過を経験したが、FY2025/3には自己資本比率27.4%まで改善)
稼ぐ力
高い
ROE 29.9%
話題性
好評
ポジティブ 50%

「店舗数日本一のスーパー銭湯チェーン。コロナ禍の危機を乗り越え、国内温浴事業で再成長を目指す」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU