(株)極楽湯ホールディングス2340
GOKURAKUYU HOLDINGS CO.,LTD.
どんな会社?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
お風呂好きなら一度は訪れたことがあるかもしれない『極楽湯』。天然温泉や露天風呂、サウナ、岩盤浴に加え、食事処やマッサージも楽しめるスーパー銭湯チェーンです。都市型の『RAKU SPA』ではコワーキングスペースやコミックコーナーなど、一日中過ごせる空間を提供。全国41店舗(直営・FC)を展開し、店舗数は業界No.1です。
極楽湯ホールディングスは、スーパー銭湯『極楽湯』『RAKU SPA』を全国に展開する温浴業界最大手です。2025年3月期は売上高152億円(前年比+7.7%)、営業利益11.4億円とコロナ禍からの業績回復が鮮明です。ただし2026年3月期は中国事業売却に伴い減収予想となっています。PBR 4.31倍と成長期待を織り込んだ株価水準にあり、株主優待(無料入浴券)の人気が高い銘柄です。
会社概要
- 業種
- サービス業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 東京都千代田区麹町二丁目4番地 麹町鶴屋八幡ビル6階
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
事業ごとの売上・利益
スーパー銭湯『極楽湯』『RAKU SPA』の直営およびフランチャイズ運営。全国41店舗を展開し、入浴料・飲食・物販・リラクゼーションが収益源。売上構成比100%の単一セグメント(中国売却後)。
稼ぐ力はどのくらい?
FY2025/3実績
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | ▲231.6% | ▲16.6% | - |
| 2022/03期 | ▲300.3% | ▲11.1% | - |
| 2023/03期 | ▲447.1% | ▲1.9% | - |
| 2024/03期 | 44.3% | 5.3% | 5.3% |
| 2025/03期 | 22.6% | 6.3% | 7.5% |
| 3Q FY2026/3 | 17.2%(累計) | 5.2%(累計) | 6.6% |
営業利益率はコロナ禍の-14.7%から2025/03期には7.5%まで劇的に改善しました。ROEも20%超と高水準を達成しています。ただし自己資本が小さいため、ROEは高めに出やすい点には留意が必要です。国内温浴事業に集中することで、今後の収益性安定が期待されます。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | 増収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 87.6億円 | — | ▲30.8億円 | -179.6円 | — |
| 2022/03期 | 100億円 | — | ▲19.8億円 | -99.2円 | +14.5% |
| 2023/03期 | 128億円 | — | ▲3.0億円 | -14.2円 | +27.2% |
| 2024/03期 | 141億円 | 7.5億円 | 7.0億円 | 24.7円 | +10.3% |
| 2025/03期 | 152億円 | 11.4億円 | 7.7億円 | 24.7円 | +7.7% |
極楽湯HDの業績は、コロナ禍で大きく落ち込んだ後、2024/03期に黒字転換し2025/03期には売上高152億円・営業利益11.4億円まで回復しました。2026/03期は中国事業(極楽湯中国)の売却完了に伴い、売上高100億円・営業赤字5.7億円の予想となっていますが、これは事業構造転換に伴う一時的な減収であり、国内温浴事業に集中する新体制への移行期です。 【3Q 2026/03期実績】売上119億円(前年同期比11.9%)、営業利益7.8億円、純利益6.6億円。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
サービス業の同業他社平均と比べると…(自社は直近の年次実績で比較)
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
事業別の稼ぎ
| 事業名 | 売上 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|
| 温浴事業(国内) | 152億円 | 11.4億円 | 7.5% |
温浴事業の単一セグメント企業です。2023年度中に中国事業を売却し、国内温浴事業に完全集中する体制に移行しました。営業利益率7.5%は温浴業界としては堅実な水準で、既存店のリニューアルと新規出店(RAKU SPA Station武蔵小金井を2025年12月開業予定)により成長を目指しています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 140億円 | — | 152億円 | +8.3% |
| 2024期 | 130億円 | — | 141億円 | +8.3% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
極楽湯HDは中国事業売却を経て国内温浴事業への集中戦略を推進中です。2025期の売上高152億円は会社予想を上回り、業績予想の上振れ傾向が見られます。新店(RAKU SPA Station武蔵小金井)の開業や株主優待の電子化など、成長施策も着実に実行されています。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
2026/03期 第3四半期累計で売上高118.5億円(前年比+11.9%)と堅調。営業利益7.8億円で着地。
RAKU SPA Station 武蔵小金井がグランドオープン。都市型温浴施設の新業態を展開。
ギフティと提携し、株主優待券を電子化。国内37店舗で利用可能に。
代表者プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
※ 有利子負債・純資産はいずれも3Q FY2026/3末時点
コロナ禍で2022/03期には債務超過(純資産マイナス)に陥りましたが、増資や業績回復により2024/03期に自己資本比率24.1%まで改善。2025/03期には27.4%に上昇し、財務体質の正常化が進んでいます。有利子負債も2024/03期の84億円から2025/03期には64億円に圧縮されています。 【3Q 2026/03期】総資産125億円、純資産46億円、自己資本比率33.4%、有利子負債20億円。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 1.2億円 | ▲2.8億円 | ▲1.0億円 | ▲1.5億円 |
| 2022/03期 | 15.0億円 | ▲6.6億円 | 4.6億円 | 8.4億円 |
| 2023/03期 | 8.4億円 | 1.8億円 | ▲17.6億円 | 10.1億円 |
| 2024/03期 | 15.8億円 | ▲11.1億円 | ▲26.6億円 | 4.7億円 |
| 2025/03期 | 21.9億円 | ▲12.1億円 | ▲9.6億円 | 9.9億円 |
営業キャッシュフローは2022/03期以降プラスを維持し、2025/03期には22億円と過去最高水準に達しました。2023/03期の投資CFプラスは中国事業関連の資産売却によるものです。2024/03期以降は財務CFがマイナスとなり、借入金の返済を積極的に進めています。
この会社のガバナンスは?
取締役・監査役10名中、女性は1名(10.0%)です。連結子会社2社のシンプルなグループ構成で、国内温浴事業に集中した経営体制を構築しています。臨時従業員601名が店舗運営の中核を担っており、設備投資11.3億円は既存店リニューアルと新規出店に充当されています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 912万円 | 181人 | - |
従業員の平均年収は912万円とサービス業界の中では高水準です。ただし、持株会社であるため従業員181名は本社管理部門中心であり、店舗スタッフ(臨時従業員601名)は含まれていません。平均年齢46.9歳・平均勤続9.1年となっています。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
極楽湯HDのTSRは5年間で124%とプラスに転じましたが、TOPIXの213%を大きく下回るパフォーマンスです。コロナ禍で株価が大幅に下落したことが主因で、直近2024期→2025期では69%→124%と急速な回復を見せています。国内事業の成長軌道が定着すれば、今後のTSR改善が期待できます。
※ 配当を含む株主総利回り(TSR)ベースです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/03期 | 6円 | 24.8% |
| 2017/03期 | 6円 | 28.4% |
| 2018/03期 | 6円 | 38.3% |
| 2019/03期 | 3.5円 | 4582.0% |
| 2020/03期 | 0円 | 0.0% |
| 2021/03期 | 0円 | 0.0% |
| 2022/03期 | 0円 | 0.0% |
| 2023/03期 | 0円 | 0.0% |
| 2024/03期 | 0円 | 0.0% |
| 2025/03期 | 0円 | 0.0% |
| 必要株数 | 100株以上(約4.9万円) |
| 金額相当 | 約2,800円〜14,000円相当 |
| 権利確定月 | 9月 |
配当はコロナ禍以降無配が継続しています。累積欠損金の解消が復配の前提条件であり、2024/03期の減資により欠損金の一部を解消しました。現時点では復配時期は未定ですが、株主優待(無料入浴券)が人気で、実質的な株主還元として機能しています。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2021期 | 66.0万円 | ▲34.0万円 | -34.0% |
| 2022期 | 54.0万円 | ▲46.0万円 | -46.0% |
| 2023期 | 38.0万円 | ▲62.0万円 | -62.0% |
| 2024期 | 69.0万円 | ▲31.0万円 | -31.0% |
| 2025期 | 124.0万円 | 24.0万円 | 24.0% |
※ 株価と配当をもとに配当込みで試算したTSR(株主総利回り)です。配当は再投資すると仮定しています。直近期は有価証券報告書が未提出のため株価から試算しています。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
極楽湯HDの株価指標は、PER 19.8倍とサービス業界平均並みですが、PBR 4.31倍と業界平均(2.1倍)を大きく上回っています。これは自己資本が小さい(BPS 113円に対し株価489円)ことが主因です。無配銘柄ですが、株主優待の人気が高く個人投資家の支持が厚い銘柄です。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | -9.3億円 | 0円 | - |
| 2022/03期 | 7.5億円 | 27.3億円 | 363.2% |
| 2023/03期 | 1.8億円 | 4.9億円 | 265.2% |
| 2024/03期 | 7.2億円 | 2,300万円 | 3.2% |
| 2025/03期 | 12.8億円 | 5.1億円 | 39.8% |
2022/03期・2023/03期の異常な実効税率は、中国子会社の損失処理や繰延税金資産の取崩しによるものです。2024/03期には税額が大幅に低下(繰越欠損金の活用)、2025/03期には約40%と正常化しました。2026/03期予想では赤字転落により法人税の実効税率は算出不能となっています。
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(株)極楽湯ホールディングス まとめ
「店舗数日本一のスーパー銭湯チェーン。コロナ禍の危機を乗り越え、国内温浴事業で再成長を目指す」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。