クオンツ総研ホールディングス
Quants Research Institute Holdings,Inc.
最終更新日: 2026年3月29日
テクノロジーとAIでM&A業界を変革する、急成長のリーディングカンパニー
テクノロジーを駆使したM&Aを通じて企業の存続と発展を支援し、日本経済の活性化と未来の創造に貢献する。
この会社ってなに?
あなたが普段通っているお気に入りの定食屋さんや、長年お世話になっている街の部品工場。こうしたお店や会社は、素晴らしい技術やサービスがあっても「後継者がいない」という理由で、ある日突然なくなってしまうかもしれません。クオンツ総研ホールディングスは、そんな後継者不足に悩む会社と、事業を引き継いで成長させたい会社をAI技術を使って結びつける「現代の仲人」のような存在です。あなたの身近にある大切なお店やサービスが、この会社の働きによって未来に引き継がれているかもしれないのです。
M&A仲介を祖業とし、AIとDX技術を駆使して急成長を遂げた企業。2025年9月期は売上高166.0億円、営業利益47.78億円と踊り場を迎えたものの、2026年9月期は売上高221.8億円、営業利益59.93億円と再び成長軌道に戻る会社計画を掲げています。旧社名「M&A総研ホールディングス」から現社名に変更し、子会社のクオンツ・コンサルティングを通じて戦略・ITコンサル事業を第二の柱として育成中です。ただし、直近の26年9月期第1四半期決算は減益着地となり、通期計画に対する進捗の遅れが株価の重しとなっています。
会社概要
- 業種
- サービス業
- 決算期
- 9月
- 本社
- 東京都千代田区丸の内1丁目8番1号丸の内トラストタワーN館18階
- 公式
- masouken.com
社長プロフィール

私たちは、テクノロジーの力を最大限に活用してM&Aの非効率を解消し、日本の社会課題である後継者問題の解決に貢献します。顧客への提供価値を最大化することで、圧倒的な成長を遂げ、日本を代表する企業となることを目指しています。
この会社のストーリー
代表取締役社長の佐上峻作氏が、テクノロジーを活用してM&A業界の課題解決を目指し、株式会社M&A総合研究所を設立。
PKSHA Technologyと業務提携し、AIマッチングアルゴリズムの開発に着手。独自のDXシステムでM&Aの効率化を推進。
設立からわずか3年半という異例の速さで東証グロース市場への上場を果たす。初値は公開価格を88%上回る高い評価を得た。
上場後約1年で東証プライム市場へ移行。さらに、子会社として「株式会社クオンツ・コンサルティング」を設立し、事業の多角化を開始。
M&A仲介事業に加え、コンサルティング事業など多角的な事業展開を加速させるため、現在の商号に変更。
AI・DX領域のコンサルティング強化のため、燈株式会社など外部企業との業務提携を積極的に進め、グループ全体の競争力を高める。
急成長を続ける一方で、市場環境の変化や競争激化に直面。株価は変動しつつも、アナリストからは高い成長ポテンシャルが期待されている。
M&A事業を中核としながら、コンサルティングなど周辺領域へも事業を拡大し、日本の社会課題を解決するリーディングカンパニーを目指す。
注目ポイント
自社開発のAIやDXシステムを活用し、従来は平均1年以上かかったM&A成約期間を平均約6ヶ月に短縮。スピード感のある事業展開が魅力です。
2018年の創業からわずか3年半で東証グロース市場へ上場し、その約1年後にはプライム市場へ移行。驚異的なスピードで成長を続ける勢いのある企業です。
M&Aが成約するまで一切費用が発生しない「完全成功報酬制」を採用。顧客のリスクを最小限に抑える、透明性の高い料金体系で信頼を集めています。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2022/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2023/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2024/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2025/3 | 5円 | 10.4% |
現在、株主優待制度は実施していません。
配当方針は、成長投資を最優先としつつ、将来的な利益還元を検討する姿勢を示しています。これまで無配でしたが、FY2025/3期に初の配当を実施しました。今後は事業成長とバランスを取りながら、配当性向10%以上を目安とした段階的な還元拡充を目指しています。
同業比較(収益性)
サービス業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
当社の売上高はFY2022/3の約39億円からFY2024/3には約165億円へと短期間で急激な成長を遂げました。FY2025/3は売上高約166億円と横ばいとなりましたが、FY2026/3予想では約222億円を見込んでおり、拡大基調を維持しています。主力であるM&A仲介事業に加え、コンサルティング事業の多角化が今後の収益拡大を牽引する見通しです。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2022/3 | 45.3% | 31.4% | 53.8% |
| FY2023/3 | 47.3% | 31.8% | 53.0% |
| FY2024/3 | 64.2% | 48.2% | 50.8% |
| FY2025/3 | 53.8% | 33.8% | 28.8% |
収益性は非常に高く、特にFY2024/3までは営業利益率が50%超を維持するなど、圧倒的な稼ぐ力を有していました。FY2025/3は先行投資の影響等により営業利益率が28.8%へと低下しましたが、それでも高水準を維持しています。ROE(自己資本利益率)も50%前後で推移しており、株主資本を効率的に運用し高い収益を生み出していることが分かります。
財務は安全?
総資産および純資産ともに順調に積み上がっており、実質無借金経営を継続していることから財務の健全性は極めて高いと言えます。自己資本比率も60%〜75%の高い水準を維持しており、経営の安定性が確保されています。潤沢な手元資金を背景に、将来的な成長投資やM&Aを柔軟に実施できる盤石な基盤を構築しています。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2022/3 | 20.8億円 | -7,900万円 | 8.0億円 | 20.0億円 |
| FY2023/3 | 39.6億円 | -4.0億円 | -1.1億円 | 35.6億円 |
| FY2024/3 | 54.8億円 | -3.1億円 | -24.3億円 | 51.7億円 |
| FY2025/3 | 13.0億円 | -3.5億円 | -70.1億円 | 9.5億円 |
営業キャッシュフローは一貫してプラスを確保しており、本業による安定したキャッシュ創出能力が強みです。FY2025/3には財務CFが約70億円のマイナスとなりましたが、これは自己株式の取得や財務活動によるもので、効率的な資本配分を行っています。投資活動は比較的小規模に留まっており、低コストで事業拡大が可能なビジネスモデルであることが分かります。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2022/3 | 20.8億円 | 7.6億円 | 36.3% |
| FY2023/3 | 44.8億円 | 18.4億円 | 41.0% |
| FY2024/3 | 84.0億円 | 26.2億円 | 31.1% |
| FY2025/3 | 47.8億円 | 20.3億円 | 42.5% |
法人税等の額は利益水準に連動しており、適正に納税が行われています。実効税率は30%台から40%台で推移しており、税効果会計や税額控除の影響により年度ごとに若干の変動があります。業績の成長に伴い納税額も増加傾向にあり、企業の経済活動の拡大を裏付ける結果となっています。
会社の公式開示情報
中核となるM&A仲介事業に加え、コンサルティング事業の拡大により多角化を推進しています。直近の決算では利益の減少が見られるものの、テクノロジーを活用した高効率なM&A仲介サービスという独自の強みが、競合他社に対する差別化要因として安定的な成長を支える根幹となっています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 232億円 | — | 166億円 | -28.4% |
| FY2024 | 153億円 | — | 166億円 | +8.2% |
| FY2023 | 67億円 | — | 86億円 | +29.0% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 104億円 | — | 48億円 | -54.1% |
| FY2024 | 72億円 | — | 84億円 | +16.8% |
| FY2023 | 32億円 | — | 46億円 | +45.4% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
同社は正式な中期経営計画を開示していませんが、通期の業績予想がその役割を担っています。FY2024までは期初予想を大幅に上回る好業績を記録してきましたが、FY2025は売上高・営業利益ともに期初予想を大幅に下回り、成長期待に急ブレーキがかかりました。これはM&A仲介事業の大型案件の成約遅延が主因とみられます。FY2026計画の達成には、主力のM&A事業の回復とコンサルティング事業の着実な成長が不可欠です。
株の売買状況と今後の予定
信用倍率は9倍台と高く、将来の株価上昇を見込んだ信用買い残が積み上がっている状況で、需給面では上値が重くなる可能性があります。業界平均と比較すると、PERは割安ですがPBRは割高と評価が分かれています。これは高い資本効率を示唆する一方、株価が資産価値に対してプレミアム付きで取引されていることを意味します。今後の決算で再び高い成長性を示せるかが、市場評価を左右するでしょう。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
第1四半期の連結最終利益が前年同期比35.7%減の6.8億円となり、通期計画に対する進捗率の鈍化が市場の懸念を招いた。
M&A総合研究所からクオンツ総研ホールディングスへ商号変更し、M&A仲介事業に加えコンサルティング・テック領域への多角化を鮮明にした。
コンサルティング事業の拡大により、M&A仲介事業の減収を補う形で連結増収を達成し、新たな収益の柱構築を加速させている。
最新ニュース
クオンツ総研ホールディングス まとめ
ひとめ診断
「AIを武器にしたM&Aの風雲児が、コンサルティング領域へも進出し『総合経営ファーム』への脱皮を急いでいる」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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