エル・ティー・エス
LTS,Inc.
最終更新日: 2026年3月28日
顧客に寄り添い、変革を最後までやり遂げるDXの伴走者
デジタル時代のベストパートナーとして、あらゆる企業の変革実行能力を高め、持続的な成長を支援することで、人々の新たな働き方や社会のあり方を創造します。
この会社ってなに?
普段あなたが利用する銀行のシステムがスムーズになったり、新商品の開発スピードが上がったりする裏側で、実はエル・ティー・エスが活躍しているかもしれません。彼らは、大企業が抱える「もっと効率よく仕事を進めたい」「新しいサービスを始めたいけど、どうすればいいの?」といった悩みを解決する専門家集団です。業務の流れを一つひとつ見直し、最適なITシステムの導入などを支援することで、私たちの生活をより便利にするサービスが生まれる手助けをしています。
DX推進を主軸とするコンサルティング企業。FY2025は売上高171.0億円(前期比3.1%増)、営業利益11.85億円(同7.0%増)と増収増益を見込みます。M&Aや提携に積極的で、物流や製造業向けソリューションを強化し事業領域を拡大中です。継続的な成長を背景にFY2024から初の配当を開始し、株主還元への姿勢も示し始めていますが、株価は52週安値圏でPERは7.1倍と市場評価は低い水準にあります。
会社概要
- 業種
- サービス業
- 決算期
- 12月
- 本社
- 東京都港区元赤坂1丁目3番13号 赤坂センタービルディング
- 公式
- lt-s.jp
社長プロフィール
私たちはデジタル時代のベストパートナーとして、お客様の変革実行能力を高めることを目指しています。表面的な提案に留まらず、現場に深く入り込み、お客様と共に汗を流しながら最後までやり遂げる伴走型の支援で、企業の持続的な成長を実現します。
この会社のストーリー
樺島弘明氏が、企業の変革を支援するため株式会社エル・ティー・エスを設立。顧客に深く寄り添うコンサルティングサービスを開始した。
IT人材や案件を繋ぐプラットフォーム「アサインナビ」のサービスを開始。コンサルティング事業に加え、新たな収益の柱を構築。
設立15周年を迎え、東京証券取引所マザーズ市場に新規上場(証券コード6560)。公開価格680円に対し、初値は2,810円と高い注目を集めた。
ソフトウェアの設計・開発を手掛ける株式会社ワクト(現:LTSソフトウェアテクノロジー)を子会社化し、DX支援体制を強化。
2021年から2024年までの中期経営計画を発表。M&Aや提携も活用しながら、事業の多角化と規模拡大を本格化させる。
東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、最上位であるプライム市場へ移行。企業としての信頼性と成長性が認められた。
グループ再編を行い、各社の専門性を高める体制を構築。より高度で包括的なサービス提供を目指す。
物流DXのスタートアップへの出資や、METATEAMとの資本業務提携など、外部の力も取り込みながら、さらなる成長を目指す。
注目ポイント
机上の空論で終わらせず、顧客の現場に入り込み、変革が定着するまで支援する「伴走型」が強み。長期契約が多く、安定した収益基盤を築いています。
DX需要を追い風に、自社成長だけでなく積極的なM&Aや提携を通じて事業領域を拡大。売上高は右肩上がりで成長を続けています。
ITビジネスマッチングサービス「アサインナビ」を運営。コンサルティング事業とのシナジーを生み出し、独自のポジションを確立しています。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2021/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2022/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2023/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2024/3 | 30円 | 13.9% |
| FY2025/3 | 35円 | 22.8% |
現在、株主優待制度は実施していません。
当社は成長投資を優先するフェーズを経て、近年より株主還元を開始しました。配当は業績連動を意識しつつ、安定的かつ継続的な還元を目指す方針を掲げています。今後も業績の成長に合わせ、配当性向の向上を通じた還元強化が期待されます。
同業比較(収益性)
サービス業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
エル・ティー・エスは、企業のDX推進やコンサルティング支援を主軸に展開し、近年の旺盛なDX需要を背景に売上高を大幅に伸ばしています。2021年3月期から2025年3月期にかけて売上高は74億円から171億円まで順調に拡大しており、高い成長率を維持しています。2026年3月期もDXプロジェクトの拡大により、売上高183億円、純利益10.5億円の増収増益を見込んでいます。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 18.7% | 7.6% | 8.1% |
| FY2022/3 | 7.1% | 4.1% | 5.2% |
| FY2023/3 | 12.6% | 3.8% | 5.9% |
| FY2024/3 | 21.3% | 8.5% | 6.7% |
| FY2025/3 | 14.6% | 6.9% | 6.9% |
当社の収益性はコンサルティングファーム特有の成長局面による変動を経て、ROE(自己資本利益率)は20%を超える水準を達成するなど、高い資本効率を示しています。営業利益率は概ね6〜8%の範囲で推移しており、組織拡大に伴う先行投資を行いながらも安定した利益を生み出しています。今後もコンサルティング人材の確保とDXソリューションの提供により、収益基盤を強化していく方針です。
財務は安全?
財務健全性は事業拡大に伴う投資により変化していますが、2025年3月期時点で自己資本比率は46.3%と比較的健全な水準を維持しています。2023年3月期以降は有利子負債が増加していますが、これは事業拡大のための資金調達や投資を積極的に行っているためです。潤沢な自己資本を背景に、成長投資と財務の安定性のバランスを取った経営を行っています。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 4.2億円 | -4.0億円 | -2.8億円 | 2,200万円 |
| FY2022/3 | 2.5億円 | -3.3億円 | 6.3億円 | -7,400万円 |
| FY2023/3 | 6.5億円 | -36.6億円 | 40.7億円 | -30.1億円 |
| FY2024/3 | 8.2億円 | 21.4億円 | -13.6億円 | 29.5億円 |
| FY2025/3 | -3.3億円 | -1.4億円 | -16.0億円 | -4.6億円 |
営業キャッシュフローは本業の成長に伴いプラスで推移していますが、投資キャッシュフローはM&Aや事業投資に伴い年度によって大きな変動が見られます。特に2023年3月期は大型の投資活動により一時的にマイナス幅が拡大しましたが、翌期以降は投資回収や資産売却等により適宜調整されています。現在は成長のための資金活用と、キャッシュフローの安定的な創出を両立させるフェーズにあります。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 5.8億円 | 1.9億円 | 33.0% |
| FY2022/3 | 4.9億円 | 2.6億円 | 52.6% |
| FY2023/3 | 7.5億円 | 3.0億円 | 39.4% |
| FY2024/3 | 10.7億円 | 9,600万円 | 9.0% |
| FY2025/3 | 12.9億円 | 6.0億円 | 46.2% |
実効税率は税効果会計や一時的な会計上の処理の影響により、年度によって大きく変動する傾向があります。特に2024年3月期は一時的な税負担の軽減により実効税率が約9%まで低下しました。基本的には法定実効税率に準じた水準で納税を行っています。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 671万円 | 1,003人 | - |
従業員平均年収は671万円と、コンサルティング業界の特性上、高い専門性が求められるため比較的高水準な報酬体系が維持されています。独立系コンサルティングファームとして、人材獲得競争が激しい中で、成長意欲の高い若手層を中心に安定した待遇を提示することで優秀な人材を確保しています。
誰がこの会社の株を持ってる?
外国人・個人投資家の比率が高く、市場の需給が株価に反映されやすい構造です。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。 主な安定株主はクレスコ・SBI証券・FPTジャパンホールディングス。
創業者の樺島弘明氏が13.31%を保有する筆頭株主であり、強いリーダーシップと安定した経営基盤を維持しています。また、事業上のパートナーである株式会社クレスコやFPTジャパンホールディングス、機関投資家である日本マスタートラスト信託銀行なども名を連ねており、戦略的な資本提携を重視した株主構成となっています。
会社の公式開示情報
役員報酬
デジタル・トランスフォーメーション(DX)推進を軸に、企業変革コンサルティングやビジネスプロセス改善を主導しています。事業リスクとして、コンサルタント人材の採用・育成の成否が業績に直結する点や、顧客企業のIT投資動向による売上変動の影響が挙げられており、機動的な事業展開が求められています。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率は14.3%とさらなる多様性の確保が課題ですが、東証プライム上場企業として強固な監査体制と透明性の高い情報開示を継続しています。グループ全体で7社の連結子会社を統括する経営規模拡大期にあり、成長に応じた迅速な意思決定と内部統制の強化を両立させています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 171億円 | — | — | 進行中 |
| FY2024 | 165億円 | — | 166億円 | +0.5% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 12億円 | — | — | 進行中 |
| FY2024 | 13億円 | — | 11億円 | -11.4% |
| FY2023 | 10億円 | — | 7億円 | -24.5% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
新たな中期経営計画ではFY2027に売上高250億円、営業利益25億円という野心的な目標を掲げています。過去の計画では、売上高は達成したものの利益目標は未達に終わっており、収益性の向上が最大の課題です。特に直近2期は期初予想に対して営業利益が下振れする傾向があり、利益計画の達成確度が今後の市場評価を左右するでしょう。
この株を持っていたら儲かった?
この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。
過去5年間のTSR(株主総利回り)は、一貫してTOPIXを大幅に下回る「アンダーパフォーム」となっています。特に株価の上昇率が市場平均に及んでいないことが主な要因です。FY2024から配当を開始しましたが、その効果は限定的で、成長期待の剥落が株価の低迷に繋がり、TSRを押し下げている状況です。今後は利益成長と株価上昇を両立させ、市場の信頼を回復することが求められます。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| FY2021 | 66.8万円 | -33.2万円 | -33.2% |
| FY2022 | 68.0万円 | -32.0万円 | -32.0% |
| FY2023 | 69.6万円 | -30.4万円 | -30.4% |
| FY2024 | 57.5万円 | -42.5万円 | -42.5% |
| FY2025 | 52.9万円 | -47.1万円 | -47.1% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
信用倍率は123.43倍と非常に高く、信用買い残が積み上がっているため、将来的な売り圧力への警戒が必要です。業界平均と比較すると、PER・PBRともに著しく割安な水準に放置されており、市場の期待値が低いことが伺えます。一方で配当利回りは業界平均を上回っており、株価の下支え要因となる可能性があります。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
物流DXスタートアップ「アセンド」への出資を発表し、物流領域のDX支援体制を大幅強化しました。
代表取締役社長樺島弘明氏がIRセミナーに登壇し、中長期的な成長戦略と顧客への提供価値について説明しました。
2025年1-3月期の連結営業利益が前年同期比19.5%増の4億2300万円を達成し、堅調な収益成長を維持しています。
最新ニュース
エル・ティー・エス まとめ
ひとめ診断
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※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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