ダスキン
DUSKIN CO.,LTD.
最終更新日: 2026年3月22日
「きれいをお届け、おいしいをお届け。暮らしを丸ごと支えるフランチャイズの雄」
人に社会に寄り添い、安心と喜びのある豊かな暮らしの実現に貢献する。
この会社ってなに?
自宅やオフィスのモップ・マットのレンタル、ハウスクリーニング、害虫駆除からミスタードーナツのドーナツまで、ダスキンは日常生活のあらゆる場面で活躍しています。最近はナッシュとの提携による冷凍宅配弁当サービスも開始し、忙しい家庭の「食」もサポート。暮らしの快適さを支える身近な存在です。
ダスキンは清掃・衛生用品のレンタルを柱とする訪販グループと、ミスタードーナツを中心とするフードグループの二本柱で事業を展開する生活総合サービス企業です。全国約5,500のフランチャイズ加盟店網を通じて安定したストック型収益を実現しており、FY2025/3実績では売上高1,888億円・営業利益73億円を達成。FY2026/3予想では売上高1,950億円・営業利益79億円と増収増益を見込みます。2025年7月にはナッシュ社と資本業務提携し冷凍宅配弁当分野への新規進出を発表。「中期経営方針2028」のもと、M&A投資200億円を含む成長投資300億円規模の積極展開を計画しつつ、4期連続増配と充実した株主優待で個人投資家からの支持も厚い銘柄です。
会社概要
- 業種
- サービス業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 大阪府吹田市豊津町1番33号
- 公式
- www.duskin.co.jp
社長プロフィール
ダスキンは1963年の創業以来、「喜びのタネをまこう」という理念のもと、お客様の暮らしに寄り添うサービスを提供し続けてきました。訪販事業の「きれい」とフード事業の「おいしい」を両輪に、これからも社会に安心と喜びのある豊かな暮らしを届けてまいります。ナッシュとの提携など新たな挑戦も積極的に進めながら、持続的な成長と株主還元の充実を両立させていきます。
この会社のストーリー
創業者・鈴木清一が「道と経済の合一」を理念に株式会社ダスキンを設立。ダストコントロール事業をフランチャイズ方式で全国展開し、新しい清掃文化を創造しました。
米国ミスタードーナツとの提携によりドーナツ事業に参入。「おいしい」を届けるフード事業の柱として急速に店舗網を拡大しました。
米国本部の事業撤退に伴いミスタードーナツの商標権を取得。日本独自のメニュー開発と店舗戦略で、国民的ブランドへと育て上げました。
高齢化社会への対応として福祉用具レンタル「ヘルスレント」や訪問介護サービスを拡大。暮らしのインフラ企業としての領域を広げました。
訪販グループの収益性改善に向けた構造改革を実施。一時的な利益減少を経て、FY2025には営業利益が大幅回復し、改革の成果が表れ始めました。
長期戦略「Do-Connect」を掲げ、ナッシュとの資本業務提携やM&A投資200億円を含む成長投資計画を発表。フランチャイズモデルの進化で次のステージに挑みます。
注目ポイント
フランチャイズ方式で全国を網羅する圧倒的な拠点数を持ち、訪問型サービスの配送・メンテナンス網が強固な参入障壁を形成。ストック型収益の安定基盤となっています。
「ミスド」の愛称で親しまれる国民的ブランド。年間約960店舗で多彩なドーナツを提供し、コラボ商品やポン・デ・リングなど独自の商品力で顧客を魅了し続けています。
4期連続増配に加え、ミスタードーナツ等で使える株主優待カードを年2回贈呈。配当利回り2.69%に優待を加えた総合利回りは3%台と、個人投資家にとって非常に魅力的な還元水準です。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2016/3 | 40円 | 76.7% |
| FY2017/3 | 40円 | 50.7% |
| FY2018/3 | 40円 | 40.1% |
| FY2019/3 | 50円 | 44.5% |
| FY2020/3 | 56円 | 50.9% |
| FY2021/3 | 40円 | 69.9% |
| FY2022/3 | 83円 | 50.4% |
| FY2023/3 | 88円 | 60.2% |
| FY2024/3 | 100円 | 105.3% |
| FY2025/3 | 112円 | 60.3% |
| 必要株数 | 100株以上(約43万円) |
| 金額相当 | 約2,000円相当(年間) |
| 権利確定月 | 3月・9月 |
| 長期特典 | 3年以上継続保有で追加優待あり |
4期連続増配を実現し、1株配当はFY2021の40円からFY2025の112円へ約2.8倍に増加しました。FY2026予想は115円と5期連続増配の見通しです。配当性向60%を目標としており、FY2024は純利益減少により一時的に100%を超過しましたが増配を維持。株主優待としてミスタードーナツ等で使える優待カードも年2回贈呈されており、配当と合わせた総合利回りは約3%台と魅力的な水準です。
同業比較(収益性)
サービス業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
ダスキンは5期連続の増収を達成し、FY2021からFY2025の4年間で売上高は約22.8%成長しました。FY2024は訪販グループの構造改革費用等で営業利益が一時的に落ち込みましたが、FY2025には営業利益73億円へ回復。FY2026予想では売上高1,950億円・営業利益79億円と増収増益基調の継続を見込みます。純利益はFY2025に固定資産売却益等の特殊要因もあり88億円と大幅増加しています。
事業ごとの売上・利益
ダストコントロール(モップ・マットレンタル)、ケアサービス(ハウスクリーニング・害虫駆除等)、ヘルスレント(福祉用具レンタル)などの訪問型生活サービス
ミスタードーナツを中心としたフードサービス事業。国内約960店舗のFC展開に加え、海外店舗も展開
新規事業・研究開発等
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 2.2% | 1.5% | - |
| FY2022/3 | 6.1% | 4.1% | - |
| FY2023/3 | 5.7% | 3.6% | - |
| FY2024/3 | 4.0% | 2.3% | 2.8% |
| FY2025/3 | 6.8% | 4.3% | 3.8% |
営業利益率はFY2022の6.1%から、FY2024には構造改革費用の影響で2.8%に低下しましたが、FY2025には3.8%へ回復しています。ROEもFY2025に5.8%へ改善し、中期計画のROE8%目標に向けて前進中。自己資本比率74%台と財務の安全性が極めて高い一方、資本効率の向上が今後の課題です。
財務は安全?
総資産は5年間で1,884億円から2,033億円へ約8%拡大し、純資産も着実に積み上がっています。自己資本比率は74〜77%台と極めて高い水準を安定維持しており、実質無借金経営に近い財務体質です。FY2024に一時発生した有利子負債16億円もFY2025には4億円まで減少。BPSは3,220円と着実に増加しており、盤石な財務基盤がダスキンの経営安定性を支えています。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 101億円 | -50.2億円 | -25.6億円 | 50.8億円 |
| FY2022/3 | 196億円 | -85.2億円 | -8.3億円 | 111億円 |
| FY2023/3 | 121億円 | -128億円 | -79.9億円 | -7.8億円 |
| FY2024/3 | 111億円 | -166億円 | -57.4億円 | -55.1億円 |
| FY2025/3 | 167億円 | -50.7億円 | -108億円 | 116億円 |
営業CFは毎年100〜196億円と安定的にキャッシュを創出しています。FY2023・FY2024はM&A投資や設備投資の拡大で投資CFが膨らみFCFがマイナスとなりましたが、FY2025には営業CF167億円・FCF116億円と力強く回復。フランチャイズモデルによるストック型収益がキャッシュフローの安定を支えており、中期計画の成長投資を十分に賄える財務余力を有しています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 66.3億円 | 38.1億円 | 57.5% |
| FY2022/3 | 122億円 | 40.8億円 | 33.4% |
| FY2023/3 | 114億円 | 41.8億円 | 36.7% |
| FY2024/3 | 78.8億円 | 32.9億円 | 41.7% |
| FY2025/3 | 107億円 | 18.9億円 | 17.7% |
税引前利益はFY2022の122億円をピークに一時減少しましたが、FY2025には107億円へ回復しています。FY2021の実効税率57.5%は減損損失等による一時的な要因、FY2025の17.7%は固定資産売却益に伴う税効果が影響しています。通常時は33〜42%程度で推移しており、累計5年間の納税額は約173億円です。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 735万円 | 3,775人 | - |
ダスキンの平均年収は735万円で、サービス業界の中では高い水準を維持しています。従業員数は単体で3,775名、平均年齢46.1歳と安定した雇用基盤を有しています。フランチャイズ本部として加盟店の支援・管理を行う本部機能に特化した人員構成が特徴です。
誰がこの会社の株を持ってる?
安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。 主な安定株主はダスキンFC加盟店持株会氏・ニップン・ダスキン働きさん持株会。
筆頭株主は日本マスタートラスト信託銀行(信託口)が12.93%を保有。事業法人としてはニップン(3.81%)やモスフードサービス(1.61%)など食品関連企業が名を連ねます。「ダスキン働きさん持株会」(3.09%)と「ダスキンFC加盟店持株会」(2.55%)が上位に入っている点がフランチャイズ企業らしい特徴です。個人投資家比率が47.1%と高く、株主優待を重視した株主構成となっています。
会社の公式開示情報
役員報酬
事業別の稼ぎ
| 事業名 | 売上 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|
| 訪販グループ | 約1,170億円 | 約50億円 | 4.3% |
| フードグループ | 約710億円 | 約25億円 | 3.5% |
| その他 | 約8億円 | 約-2億円 | - |
訪販グループが売上高の約62%を占める収益の柱で、ダストコントロール製品のレンタルを中心とするストック型ビジネスモデルが安定した収益基盤を形成。フードグループはミスタードーナツの高い知名度を活かし約38%を占めます。訪販グループは営業利益率4.3%でフードグループの3.5%を上回りますが、いずれもサービス業としては改善余地がある水準。中期計画ではナッシュとの提携による「食」分野の拡大とDX推進による訪販事業の生産性向上を目指しています。
この会社のガバナンスは?
取締役・監査役合計14名のうち女性3名(21.4%)と、サービス業としては比較的高い女性比率を確保しています。連結子会社40社を擁するフランチャイズ本部として、全国の加盟店ネットワークを統括。設備投資額109.9億円はレンタル用品の製造・更新や店舗投資を反映。平均勤続年数15.3年は安定した雇用環境を示しており、フランチャイズ本部としてのノウハウ蓄積に寄与しています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2024 | 1,810億円 | — | 1,788億円 | -1.2% |
| FY2025 | 1,870億円 | — | 1,888億円 | +1.0% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2024 | 70億円 | — | 51億円 | -27.1% |
| FY2025 | 60億円 | — | 73億円 | +21.7% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
「中期経営方針2028」では、長期戦略「Do-Connect」の第1フェーズとして売上高2,100億円・営業利益100億円以上・ROE8%以上を最終目標に掲げています。M&A投資200億円を含む成長投資300億円規模を計画しており、ナッシュとの提携もその一環です。FY2024は構造改革費用で計画を下回りましたが、FY2025は売上・利益とも計画を上回って着地。中期目標の達成にはさらなる収益性改善が必要ですが、着実に前進しています。
この株を持っていたら儲かった?
この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。
ダスキンの5年間累積TSR(株主総利回り)は143.0%と、同期間のTOPIXリターン213.4%を下回るアンダーパフォームとなっています。FY2024の構造改革による一時的な業績低迷が株価の足を引っ張りましたが、FY2025以降は回復基調にあり、増配と株主優待を含めた長期保有の魅力は健在です。ディフェンシブ銘柄として市場下落局面での耐性も期待されます。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| FY2021 | 99.4万円 | -0.6万円 | -0.6% |
| FY2022 | 99.0万円 | -1.0万円 | -1.0% |
| FY2023 | 119.7万円 | +19.7万円 | 19.7% |
| FY2024 | 127.1万円 | +27.1万円 | 27.1% |
| FY2025 | 143.0万円 | +43.0万円 | 43.0% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
信用倍率は0.14倍と大幅な売り長の状態で、機関投資家のヘッジ売りが多い状況です。PER22.3倍はセクター平均をやや上回りますが、安定したフランチャイズ収益モデルと高い自己資本比率を考慮すれば妥当な水準。配当利回り2.69%はセクター平均の2.0%を上回り、株主優待と合わせた総合利回りは約3%台と個人投資家にとって魅力的です。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
長期経営戦略「Do-Connect」の第1フェーズ「中期経営方針2028」を策定。M&A投資200億円を含む成長投資300億円規模を計画。
冷凍宅配弁当のナッシュ社と資本業務提携を締結。訪問販売網を活用した新たな「食」サービスの展開を開始。
FY2026/3上期の経常利益が前年同期比19%増益で着地。ミスタードーナツの好調と訪販グループの価格改定効果が寄与。
FY2026/3 3Q累計の経常利益が前年同期比9%増益で着地。通期計画に対する進捗は順調。
FY2026/3の年間配当を115円に設定し5期連続増配の見通し。配当性向60%目標と株主優待の二本柱で個人投資家を重視。
最新ニュース
ダスキン まとめ
ひとめ診断
「掃除のプロから食の王国へ。フランチャイズ経営で生活インフラを丸ごと支えるダスキンの底力」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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