9543プライム

静岡ガス

SHIZUOKA GAS CO.,LTD.

最終更新日: 2026年3月29日

ROE7.2%
BPS182円
自己資本比率67.0%
FY2025/3 有報データ

静岡から未来のエネルギーと暮らしを創る、地域密着型総合インフラ企業

エネルギーと暮らしのサービスを通じて、地域社会と共に持続可能で暮らしやすい未来を創造することを目指しています。

この会社ってなに?

あなたがキッチンでお料理をするとき、スイッチ一つでお湯が出るお風呂に入るとき、その裏側で静岡ガスが都市ガスを届けています。実は、ガスだけでなく電力の販売や、キッチン・お風呂のリフォーム、さらには住宅の販売まで手掛けているのです。また、あなたが普段利用する商業施設や工場、病院などにもエネルギーを安定供給し、静岡の暮らしと産業を支えています。海外からクリーンな液化天然ガス(LNG)を調達する大きな基地も持っており、エネルギーの安定供給という重要な役割を担っている会社です。

静岡県を地盤とするガス会社国内4位。FY2025は売上高2,012.1億円、営業利益140.72億円と、原料価格の変動を受けつつも効率的なLNG調達で利益を確保しました。FY2024からの増配(40円→43円)も実現しています。現在進行中の中期経営計画では、海外のLNG事業や再生可能エネルギー、住宅関連事業など非ガス分野への投資を加速させ、収益源の多角化を目指しています。

電気・ガス業プライム市場

会社概要

業種
電気・ガス業
決算期
12月
本社
静岡県静岡市駿河区八幡1-5-38
公式
www.shizuokagas.co.jp

社長プロフィール

松本 尚武
松本 尚武
代表取締役社長執行役員
挑戦者
当社グループは、エネルギーを軸とした事業領域の拡大を通じて、持続可能なくらしやすい地域の実現を目指します。2030年ビジョンに掲げた目標の早期達成に向け、事業計画を確実に遂行するとともに、将来の成長に向けた積極的な投資を実行してまいります。

この会社のストーリー

1910
静岡瓦斯株式会社設立

静岡市の発展と市民生活の向上を目指し、資本金30万円で会社を設立。地域社会のインフラを担う企業としての第一歩を踏み出した。

1977
清水LNG基地の稼働開始

クリーンな天然ガス時代に対応するため、清水港にLNG(液化天然ガス)基地を建設。これにより、安定的かつ大規模なエネルギー供給体制を確立した。

2001
東京証券取引所市場第二部に上場

さらなる事業拡大と経営基盤の強化を目指し、東証二部へ上場。翌年には東証一部に指定替えとなり、社会的な信頼性を高めた。

2017
電力小売事業に本格参入

電力小売全面自由化を受け、「静岡ガスのでんき」の販売を開始。ガスと電気をセットで提供する総合エネルギー企業へと進化を遂げた。

2022
住宅関連会社の子会社化を推進

グッドリビングや共同開発などを子会社化し、住宅関連事業を強化。エネルギー供給だけでなく、快適な住まいづくりまでサポートする体制を構築した。

2024
海外LNG事業へ大型出資

英国のLNG事業会社ミッドオーシャン・エナジーへ約160億円を出資。原料調達の多様化と海外での収益源確保に向け、グローバルな挑戦を開始した。

2026
中期経営計画による成長の加速

2026~28年の中期経営計画を発表。海外事業、電力、再生可能エネルギーなどの成長分野に3年間で1070億円を投資し、非ガス事業の拡大を目指す。

注目ポイント

安定配当と魅力的な株主優待

安定した事業基盤を背景に、増配傾向にあります。さらに、保有株数と継続保有期間に応じて静岡の特産品などがもらえる株主優待も魅力です。

エネルギー事業の枠を超える挑戦

主力のガス事業に留まらず、電力、再生可能エネルギー、住宅関連、さらには海外のLNG事業への大型投資など、積極的に事業領域を拡大しています。

地域と共に未来を創るサステナビリティ経営

「地域共創」をビジョンに掲げ、カーボンニュートラルの実現に向けた取り組みや、地域の暮らしを豊かにするサービス開発を推進しています。

サービスの実績は?

43
1株当たり配当金
FY2025実績
+7.5% YoY
1.37億円
従業員一人当たり売上高
FY2025実績
2,012億円
売上高
FY2025実績
-0.5% YoY
140.7億円
営業利益
FY2025実績
+36.6% YoY
1,466
連結従業員数
2024年12月時点

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 43円
安全性
安定
自己資本比率 67.0%
稼ぐ力
普通
ROE 7.2%
話題性
好評
ポジティブ 65%

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
43
方針: 配当性向30%目標
1株配当配当性向
FY2021/31832.4%
FY2022/31923.6%
FY2023/32513.1%
FY2024/34034.2%
FY2025/34332.2%
4期連続増配
株主優待
あり
権利確定月12月

配当方針として配当性向30%を目標水準に掲げ、業績の成長に伴い着実な増配を継続しています。株主還元を重視しつつ、将来の成長投資に必要な内部留保とのバランスを考慮した経営を行っています。今後も安定した配当の継続が期待される銘柄です。

同業比較(収益性)

電気・ガス業の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
7.2%
業界平均
10.2%
営業利益率下回る
この会社
7.0%
業界平均
10.5%
自己資本比率上回る
この会社
67.0%
業界平均
33.1%

業績推移

儲かってるの?

順調に稼いでいます
売上高
FY2022/32,073億円
FY2023/32,140億円
FY2024/32,022億円
FY2025/32,012億円
営業利益
FY2022/386.3億円
FY2023/3183億円
FY2024/3103億円
FY2025/3141億円

静岡ガスの業績は、効率的なLNG調達や原料価格変動の影響を吸収し、2025年3月期には売上高約2,012億円、当期純利益約100億円を確保しました。前期比では増益を達成しており、静岡県を地盤とする安定的なインフラ供給が収益の土台となっています。今後も持続的な成長に向け、海外事業や住宅関連事業への投資を加速させる計画です。

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
7.2%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
5.1%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
7.0%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/34.5%3.3%3.8%
FY2022/36.0%3.7%4.2%
FY2023/312.3%9.1%8.6%
FY2024/37.0%5.2%5.1%
FY2025/37.2%5.1%7.0%

収益性は、2023年3月期にROEが12.3%まで急上昇するなど、原料費の変動に対するコスト管理が収益改善に大きく寄与しました。足元では営業利益率が7.0%前後で推移しており、インフラ企業として安定した利益率を維持しています。高効率なLNG調達体制と事業領域の拡大により、効率的な資産運用を実現しています。

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率67.0%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
520億円
会社の純資産
1,387億円

財務健全性は高く、自己資本比率が67.0%という強固な資本構成を維持しています。2024年3月期より有利子負債が増加していますが、これは将来の成長に向けた積極的な投資を支えるための資金調達が背景にあります。盤石な財務基盤を背景に、安定したインフラ供給と戦略的な事業投資の両立を図っています。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+346億円
営業CF
投資に使ったお金
-330億円
投資CF
借入・返済など
-54.6億円
財務CF
手元に残ったお金
+15.8億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/3-69.1億円-98.0億円-14.1億円-167億円
FY2022/341.2億円-141億円236億円-99.6億円
FY2023/3378億円-141億円-159億円236億円
FY2024/3110億円-86.8億円-18.6億円23.0億円
FY2025/3346億円-330億円-54.6億円15.8億円

営業キャッシュフローは安定してプラスを維持しており、強固な本業の稼ぐ力が示されています。近年の多額の投資キャッシュフローは、海外事業や住宅関連事業への積極的な成長投資によるものです。これらの投資を営業CFの範囲内で賄いつつ、将来の成長に向けたキャッシュアロケーションを最適化しています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1異常気象 当社グループの基盤事業である都市ガスの需要は、気温動向に大きく影響を受けやすい特性があります

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/364.7億円23.6億円36.4%
FY2022/394.9億円35.2億円37.0%
FY2023/3201億円59.6億円29.7%
FY2024/3131億円43.1億円32.9%
FY2025/3148億円47.2億円32.0%

法人税等の支払いは概ね法定実効税率に近い水準で推移しており、適正に納税が行われています。2023年3月期には利益の急増に伴い納税額も増加しました。2026年3月期の予想実効税率が低いのは、繰延税金資産の取り崩しや税効果会計の一時的な影響が考えられます。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
774万円
従業員数
1,586
平均年齢
44.3歳
平均年収従業員数前年比
当期774万円1,586-

従業員の平均年収は774万円であり、地方インフラ企業としては比較的高い水準を維持しています。長年の安定した収益基盤と、地域密着型のエネルギー供給事業における堅実な利益体質が背景にあります。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主65.6%
浮動株34.4%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関13.6%
事業法人等52%
外国法人等12%
個人その他21.5%
証券会社0.9%

金融機関・事業法人を中心に安定株主比率が高く、経営の安定性が際立ちます。 事業法人の持合い比率が高く、安定した株主構成が特徴です。 主な安定株主は鈴与商事・鈴与建設・東京瓦斯。

鈴与商事株式会社(13,652,000株)18.11%
鈴与建設株式会社(10,609,000株)14.07%
東京瓦斯株式会社(5,000,000株)6.63%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(4,131,000株)5.48%
株式会社静岡銀行(2,682,000株)3.55%
中部電力株式会社(1,500,000株)1.99%
株式会社TOKAIホールディングス(1,368,000株)1.81%
株式会社清水銀行(1,200,000株)1.59%
静岡ガス従業員持株会(1,088,000株)1.44%
株式会社プレミアムウォーターホールディングス(1,069,000株)1.41%

静岡ガスは鈴与グループの鈴与商事および鈴与建設が計32%超の株式を保有しており、地場系企業との強固な資本関係が特徴です。加えて東京瓦斯や中部電力といった大手エネルギー会社も主要株主として名を連ねており、安定した経営基盤を支える構造となっています。

会社の公式開示情報

役員報酬

1億4,800万円
取締役4名の合計

都市ガス事業を中核としつつ、電力販売やリフォーム、住宅関連の非エネルギー事業へ展開しています。LNG(液化天然ガス)価格や為替の変動リスクを抱える一方で、これらを補完する多角化戦略により収益安定化を図るリスク管理体制がとられています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 11名)
女性 1名(9.1% 男性 10
9%
91%
監査報酬
5,600万円
連結子会社数
33
設備投資額
294.7億円
平均勤続年数(従業員)
20.9
臨時従業員数
307

女性役員比率は9.1%であり、多様性確保が今後の課題です。33社の連結子会社を擁する規模に対し監査報酬5,600万円を投じるなど、適正な監査体制を構築しています。

会社の計画は順調?

A
総合評価
売上は市況に左右されるも、利益予想は上振れ傾向が強く、株主還元への意識も高い。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

2030年ビジョン(旧目標)
〜FY2030
連結経常利益: 目標 130億円 前倒し達成 (147.69億円)
100%
旧・2030年ビジョン目標
~FY2030
連結経常利益: 目標 130億円 前倒し達成 (147.7億円)
100%
中期経営計画
FY2026~FY2028
売上高: 目標 2,362億円 順調 (2,012.1億円 (FY2025))
85.2%
経常利益 (補正後): 目標 136億円 順調 (118億円 (FY2025))
86.8%
配当性向: 目標 30%程度 前倒し達成 (32.2% (FY2025))
100%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY20252,011億円2,012億円+0.0%
FY20242,067億円2,022億円-2.2%
FY20232,338億円2,140億円-8.5%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY202596億円141億円+46.3%
FY202481億円91億円103億円+27.7%
FY2023134億円183億円+36.9%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

静岡ガスは、原料価格の変動で売上高予想はブレやすいものの、営業利益は期初予想を大幅に上回る傾向が続いています。これは効率的なLNG調達力とコスト管理が機能している証左です。現行の中期経営計画では、非ガス事業の強化を掲げており、特に海外投資やM&Aによる事業拡大の進捗が、目標達成の鍵を握るでしょう。配当性向目標を前倒しで達成するなど、株主還元への姿勢も評価できます。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

過去5年間のTSR(株主総利回り)を見ると、静岡ガスは一貫して市場平均であるTOPIXのパフォーマンスを下回る「アンダーパフォーム」状態にあります。これは、同社が属する電気・ガスセクターが、グロース株主導の近年の相場において相対的に人気が集まりにくかったことが背景にあります。しかし、FY2025には130.1%と過去最高のTSRを記録しており、増配などの株主還元強化や成長戦略への期待から、徐々に市場評価が改善しつつある兆候も見られます。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+30.1%
100万円 →130.1万円
30.1万円
年度末時点評価額損益TSR
FY202197.0万円-3.0万円-3.0%
FY2022110.3万円+10.3万円10.3%
FY2023105.2万円+5.2万円5.2%
FY2024113.3万円+13.3万円13.3%
FY2025130.1万円+30.1万円30.1%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残68,800株
売り残82,500株
信用倍率0.83倍
2026年3月時点
今後の予定
第1四半期決算発表2026年5月中旬
第2四半期決算発表2026年8月中旬

PBRは0.88倍と解散価値(1倍)を下回っており、株価には割安感があります。一方でPERは業界平均より高めで、これは安定した収益力と今後の成長への期待が反映されていると考えられます。信用倍率は1倍を割り込み「売り長」の状態で、将来の買い戻し需要が株価の下支え要因となる可能性があります。安定した配当利回りを持ちつつ、今後の非ガス事業の成長が評価されれば、さらなる株価上昇も期待されるでしょう。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
142
前月比 +12.5%
メディア数
48
日本経済新聞, Yahoo!ファイナンス, 株探, 日本M&Aセンター, PR TIMES
業界内ランキング
上位 15%
電気・ガス業 120社中 18位
報道のトーン
65%
好意的
25%
中立
10%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

決算・財務35%
M&A・提携30%
海外事業投資20%
サステナビリティ15%

最近の出来事

2025年3月海外出資

英MidOcean Energyへの160億円の出資を通じ、グローバルなLNG事業基盤を強化。

2025年7月子会社化

住宅事業拡大を目的に、グッドリビング株式会社を完全子会社化しました。

2025年8月サービス開発

スマートホーム関連事業を行うmui Labとの資本業務提携により次世代ソリューションの販売を開始。

2025年12月事業統合

御殿場ガスを完全子会社化し、地域エネルギー供給の効率化を図っています。

最新ニュース

ポジティブ
12/19 · 日本M&Aセンター
ポジティブ
12/10 · Yahoo!ファイナンス
ポジティブ
8/05 · 日本経済新聞
ポジティブ
3/26 · 日本経済新聞

静岡ガス まとめ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 43円
安全性
安定
自己資本比率 67.0%
稼ぐ力
普通
ROE 7.2%
話題性
好評
ポジティブ 65%

「静岡地盤の老舗ガス会社が、LNG調達力を武器に海外投資や住宅事業へ積極展開する第二創業期」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU