静岡ガス9543
SHIZUOKA GAS CO.,LTD.
まずこの会社は何者?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
あなたがキッチンでお料理をするとき、スイッチ一つでお湯が出るお風呂に入るとき、その裏側で静岡ガスが都市ガスを届けています。実は、ガスだけでなく電力の販売や、キッチン・お風呂のリフォーム、さらには住宅の販売まで手掛けているのです。また、あなたが普段利用する商業施設や工場、病院などにもエネルギーを安定供給し、静岡の暮らしと産業を支えています。海外からクリーンな液化天然ガス(LNG)を調達する大きな基地も持っており、エネルギーの安定供給という重要な役割を担っている会社です。
静岡県を地盤とするガス会社国内4位。2025期は売上高2,012.1億円、営業利益140.72億円と、原料価格の変動を受けつつも効率的なLNG調達で利益を確保しました。2024期からの増配(40円→43円)も実現しています。現在進行中の中期経営計画では、海外のLNG事業や再生可能エネルギー、住宅関連事業など非ガス分野への投資を加速させ、収益源の多角化を目指しています。
会社概要
- 業種
- 電気・ガス業
- 決算期
- 12月
- 本社
- 静岡県静岡市駿河区八幡1-5-38
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
稼ぐ力はどのくらい?
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2021/12期 | 4.5% | 3.3% | - |
| 2022/12期 | 6.2% | 4.2% | - |
| 2023/12期 | 13.2% | 9.0% | - |
| 2024/12期 | 7.3% | 5.4% | 5.1% |
| 2025/12期 | 7.6% | 5.5% | 7.0% |
| 2025/12期 | 9.0% | 5.5% | 7.0% |
収益性は、2023年3月期にROEが12.3%まで急上昇するなど、原料費の変動に対するコスト管理が収益改善に大きく寄与しました。足元では営業利益率が7.0%前後で推移しており、インフラ企業として安定した利益率を維持しています。高効率なLNG調達体制と事業領域の拡大により、効率的な資産運用を実現しています。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | YoY |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021/12期 | 1,330億円 | — | 41.1億円 | 55.5円 | - |
| 2022/12期 | 2,073億円 | — | 59.8億円 | 80.6円 | +55.9% |
| 2023/12期 | 2,140億円 | — | 141億円 | 190.2円 | +3.2% |
| 2024/12期 | 2,022億円 | 103億円 | 87.8億円 | 117.0円 | -5.5% |
| 2025/12期 | 2,012億円 | 141億円 | 100億円 | 133.4円 | -0.5% |
静岡ガスの業績は、効率的なLNG調達や原料価格変動の影響を吸収し、2025年3月期には売上高約2,012億円、当期純利益約100億円を確保しました。前期比では増益を達成しており、静岡県を地盤とする安定的なインフラ供給が収益の土台となっています。今後も持続的な成長に向け、海外事業や住宅関連事業への投資を加速させる計画です。 【2025/12期実績】売上2012億円(前期比-0.5%)、営業利益141億円、純利益100億円。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
電気・ガス業の同業他社平均と比べると…
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
都市ガス事業を中核としつつ、電力販売やリフォーム、住宅関連の非エネルギー事業へ展開しています。LNG(液化天然ガス)価格や為替の変動リスクを抱える一方で、これらを補完する多角化戦略により収益安定化を図るリスク管理体制がとられています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 2,011億円 | — | 2,012億円 | +0.0% |
| 2024期 | 2,067億円 | — | 2,022億円 | -2.2% |
| 2023期 | 2,338億円 | — | 2,140億円 | -8.5% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 96億円 | — | 141億円 | +46.3% |
| 2024期 | 81億円 | 91億円 | 103億円 | +27.7% |
| 2023期 | 134億円 | — | 183億円 | +36.9% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
静岡ガスは、原料価格の変動で売上高予想はブレやすいものの、営業利益は期初予想を大幅に上回る傾向が続いています。これは効率的なLNG調達力とコスト管理が機能している証左です。現行の中期経営計画では、非ガス事業の強化を掲げており、特に海外投資やM&Aによる事業拡大の進捗が、目標達成の鍵を握るでしょう。配当性向目標を前倒しで達成するなど、株主還元への姿勢も評価できます。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
英MidOcean Energyへの160億円の出資を通じ、グローバルなLNG事業基盤を強化。
住宅事業拡大を目的に、グッドリビング株式会社を完全子会社化しました。
スマートホーム関連事業を行うmui Labとの資本業務提携により次世代ソリューションの販売を開始。
御殿場ガスを完全子会社化し、地域エネルギー供給の効率化を図っています。
社長プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
財務健全性は高く、自己資本比率が67.0%という強固な資本構成を維持しています。2024年3月期より有利子負債が増加していますが、これは将来の成長に向けた積極的な投資を支えるための資金調達が背景にあります。盤石な財務基盤を背景に、安定したインフラ供給と戦略的な事業投資の両立を図っています。 【2025/12期】総資産1959億円、純資産1387億円、自己資本比率58.6%、有利子負債351億円。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2021/12期 | 69.1億円 | 98.0億円 | 14.1億円 | 167億円 |
| 2022/12期 | 41.2億円 | 141億円 | 236億円 | 99.6億円 |
| 2023/12期 | 378億円 | 141億円 | 159億円 | 236億円 |
| 2024/12期 | 110億円 | 86.8億円 | 18.6億円 | 23.0億円 |
| 2025/12期 | 346億円 | 330億円 | 54.6億円 | 15.8億円 |
営業キャッシュフローは安定してプラスを維持しており、強固な本業の稼ぐ力が示されています。近年の多額の投資キャッシュフローは、海外事業や住宅関連事業への積極的な成長投資によるものです。これらの投資を営業CFの範囲内で賄いつつ、将来の成長に向けたキャッシュアロケーションを最適化しています。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率は9.1%であり、多様性確保が今後の課題です。33社の連結子会社を擁する規模に対し監査報酬5,600万円を投じるなど、適正な監査体制を構築しています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 774万円 | 1,586人 | - |
従業員の平均年収は774万円であり、地方インフラ企業としては比較的高い水準を維持しています。長年の安定した収益基盤と、地域密着型のエネルギー供給事業における堅実な利益体質が背景にあります。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
過去5年間のTSR(株主総利回り)を見ると、静岡ガスは一貫して市場平均であるTOPIXのパフォーマンスを下回る「アンダーパフォーム」状態にあります。これは、同社が属する電気・ガスセクターが、グロース株主導の近年の相場において相対的に人気が集まりにくかったことが背景にあります。しかし、2025期には130.1%と過去最高のTSRを記録しており、増配などの株主還元強化や成長戦略への期待から、徐々に市場評価が改善しつつある兆候も見られます。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/12期 | 13円 | 14.3% |
| 2017/12期 | 14円 | 20.7% |
| 2018/12期 | 15円 | 33.6% |
| 2019/12期 | 16円 | 21.4% |
| 2020/12期 | 17円 | 33.9% |
| 2021/12期 | 18円 | 32.4% |
| 2022/12期 | 19円 | 23.6% |
| 2023/12期 | 25円 | 13.1% |
| 2024/12期 | 40円 | 34.2% |
| 2025/12期 | 43円 | 32.2% |
| 権利確定月 | 12月 |
配当方針として配当性向30%を目標水準に掲げ、業績の成長に伴い着実な増配を継続しています。株主還元を重視しつつ、将来の成長投資に必要な内部留保とのバランスを考慮した経営を行っています。今後も安定した配当の継続が期待される銘柄です。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2021期 | 97.0万円 | 3.0万円 | -3.0% |
| 2022期 | 110.3万円 | 10.3万円 | 10.3% |
| 2023期 | 105.2万円 | 5.2万円 | 5.2% |
| 2024期 | 113.3万円 | 13.3万円 | 13.3% |
| 2025期 | 130.1万円 | 30.1万円 | 30.1% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
PBRは0.88倍と解散価値(1倍)を下回っており、株価には割安感があります。一方でPERは業界平均より高めで、これは安定した収益力と今後の成長への期待が反映されていると考えられます。信用倍率は1倍を割り込み「売り長」の状態で、将来の買い戻し需要が株価の下支え要因となる可能性があります。安定した配当利回りを持ちつつ、今後の非ガス事業の成長が評価されれば、さらなる株価上昇も期待されるでしょう。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2021/12期 | 64.7億円 | 23.6億円 | 36.4% |
| 2022/12期 | 94.9億円 | 35.2億円 | 37.0% |
| 2023/12期 | 201億円 | 59.6億円 | 29.7% |
| 2024/12期 | 131億円 | 43.1億円 | 32.9% |
| 2025/12期 | 148億円 | 47.2億円 | 32.0% |
法人税等の支払いは概ね法定実効税率に近い水準で推移しており、適正に納税が行われています。2023年3月期には利益の急増に伴い納税額も増加しました。2026年3月期の予想実効税率が低いのは、繰延税金資産の取り崩しや税効果会計の一時的な影響が考えられます。
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静岡ガス まとめ
「静岡地盤の老舗ガス会社が、LNG調達力を武器に海外投資や住宅事業へ積極展開する第二創業期」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。