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イーレックス9517

eREX Co.,Ltd.

プライムUpdated 2026/03/29
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まずこの会社は何者?

事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ

ひとめ診断

業績
好調
営業益 前年比↑
配当
少なめ
1株 11円
安全性
普通
自己資本比率 43.4%
稼ぐ力
普通
ROE 5.7%(累計)
話題性
普通
ポジ 45%

この会社ってなに?

あなたが自宅やお店の電気の契約先を、大手電力会社からよりお得なプランに切り替えようと考えたことはありませんか?イーレックスは、まさにその選択肢の一つとなる「新電力」の会社です。特に、ヤシ殻などの植物由来の燃料を使った「バイオマス発電」に力を入れており、環境にやさしいクリーンな電気を家庭や工場に届けています。あなたが電気を使うとき、その裏側でイーレックスが再生可能エネルギーの普及を支えているかもしれません。

イーレックスは、再生可能エネルギーを主力とする新電力大手です。2024期には燃料価格高騰の影響で営業利益-198.51億円という大幅な赤字を計上しましたが、事業構造改革が奏功し2025期には71.37億円の営業黒字へV字回復しました。現在は不採算事業から撤退し、安定収益が見込めるバイオマス発電や海外事業に経営資源を集中させています。2026期は営業利益86.01億円を見込んでおり、本格的な成長軌道への復帰が期待されます。

電気・ガス業プライム市場

会社概要

業種
電気・ガス業
決算期
3月
本社
東京都中央区京橋2丁目2番1号

サービスの実績は?

269.88億円
営業利益改善額
2025期 vs 2024期
V字回復
11
1株当たり配当金
2025期実績
1期ぶり復配
1,712.2億円
売上高
2025期実績
-30.1% YoY
71.37億円
営業利益
2025期実績
黒字転換
95億円
純利益目標(長期)
2029年3月期
海外展開加速
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なぜ伸びるの?

売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
5.7%(累計)
株主資本の利回り
ROA
2.4%(累計)
総資産の活用度
Op. Margin
3.6%
営業利益率
会計期ROEROA営業利益率
2024/03期39.3%13.1%9.0%
2025/03期3.8%1.4%4.2%
3Q FY2026/35.7%(累計)2.4%(累計)3.6%

収益性については、電力卸売市場の価格高騰等の影響を受けやすく、営業利益率がマイナスに転じるなど激しい振れ幅が見られました。2024/03期にはROEが-40.3%まで低下しましたが、不採算事業の整理や効率化の徹底により、足元では経営効率の改善基調を取り戻しつつあります。今後は、バイオマス発電の安定稼働とトレーディング精度の向上により、持続的な収益性確保が課題となります。

儲かってるの?

順調に稼いでいます
会計期売上高営業利益当期純利益EPSYoY
2024/03期2,450億円219億円213億円-359.9円-
2025/03期1,712億円71.4億円21.2億円28.6円-30.1%

イーレックスの業績は、電力小売およびバイオマス発電事業を主軸に展開していますが、近年の燃料価格の乱高下や市場環境の変化により大きな変動を経験しています。特に2024/03期には外部環境の悪化を背景に約223億円の最終赤字を計上しましたが、その後は事業構造改革や収益基盤の再構築により、2025/03期には黒字化を達成しました。今後は更なるコスト削減や海外事業の成長投資を通じて、安定した収益拡大を目指す見通しです。 【3Q 2026/03期実績】売上1280億円(通期予想比73%)、営業利益47億円(同54%)、純利益37億円(同109%)。

業績の推移

売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。

同業比較(収益性)

電気・ガス業の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
5.7%(累計)
業界平均
11.1%
営業利益率下回る
この会社
3.6%
業界平均
7.7%
自己資本比率上回る
この会社
43.4%
業界平均
31.2%
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将来どうなりそう?

公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く

会社の公式開示情報

役員報酬

3億3,600万円
取締役5名の合計

EDINET開示情報では、再生可能エネルギーを核とした電力小売およびバイオマス発電を主軸としています。主要なリスク要因として燃料調達価格の変動や電力需給バランスの不確実性が挙げられており、市場環境の変化が直接的に業績へ影響を与えるビジネスモデルとなっています。

会社の計画は順調?

B
総合評価
V字回復は評価できるが、過去の業績変動が大きく計画の安定性には課題。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中期経営計画
2027期〜2029期
税引前利益: 目標 500億円 大幅遅れ (63.3億円)
12.6%
純利益: 目標 95億円 大幅遅れ (21.18億円)
22.3%
通期連結業績予想
2026期
売上高: 目標 1761.8億円 順調 (1712.2億円)
97.2%
営業利益: 目標 86.01億円 順調 (71.37億円)
83%
純利益: 目標 34.15億円 やや遅れ (21.18億円)
62%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期54億円71億円71億円+32.7%
2024期77億円-199億円大幅未達
2023期149億円149億円-0.1%
売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期1,555億円1,712億円+10.1%
2024期2,280億円2,450億円+7.4%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

2024期に燃料価格高騰で大幅赤字となり、従来の計画は事実上白紙となりました。その後、事業構造改革を断行し、2025期には見事にV字回復を達成。 2026期以降は、ベトナムやカンボジアでの発電所稼働を成長ドライバーとし、2029年3月期に純利益95億円という野心的な目標を掲げています。過去の業績予想のブレは大きいものの、黒字化へのコミットメントは評価できます。

どんな話題が多い?

業績・決算40%
脱炭素・PPA30%
経営戦略20%
株主還元10%

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
142
前月比 +12.5%
メディア数
28
日本経済新聞, 株探, Yahoo!ファイナンス, 会社四季報オンライン, PR TIMES
業界内ランキング
上位 45%
電気・ガス業 200社中 90位
報道のトーン
45%
好意的
35%
中立
20%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

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この会社のストーリー

創業から現在までの歩みと、代表者の姿

創業ストーリー

出来事の年表

2026年2月中計策定

2027年3月期から2029年3月期までの中期経営計画を発表し、成長基盤の強化を打ち出しました。

2025年6月提携

JR東日本とのオフサイト型コーポレートPPAを締結し、鉄道事業における脱カーボン推進を開始。

2025年3月業績

前期の赤字から構造改革を経て、売上高1712.2億円、営業利益71.37億円へと黒字転換を達成しました。

社長プロフィール

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安心して投資できる?

財務・透明性・株主構成・リスクを点検

財務は安全?

やや注意が必要です
自己資本比率43.4%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
Interest-bearing Debt
460億円
借金(有利子負債)
Net Assets
749億円
会社の純資産

財務健全性は、過去の赤字計上等により一時的に自己資本比率が低下したものの、資本構成の改善に向けた取り組みが進んでいます。有利子負債は2024/03期に急増しましたが、2025/03期時点では圧縮が進み、自己資本比率は41.8%まで回復しました。今後はキャッシュフローの創出力を高めつつ、健全なバランスシートを維持しながら成長投資へ資金を投下する計画です。 【3Q 2026/03期】総資産1564億円、純資産749億円、自己資本比率43.4%、有利子負債460億円。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
Operating CF
+195億円
本業で稼いだお金
Investing CF
-55.3億円
投資に使ったお金
Financing CF
+3,200万円
借入・返済など
Free CF
+140億円
手元に残ったお金
会計期営業CF投資CF財務CFFCF
2021/03期187億円96.7億円64.1億円90.4億円
2022/03期133億円230億円46.6億円96.6億円
2023/03期215億円146億円2.3億円69.1億円
2024/03期227億円65.6億円151億円293億円
2025/03期195億円55.3億円3,200万円140億円

営業キャッシュフローは、電力仕入価格の変動の影響を強く受けており、2024/03期には大幅な流出が発生しましたが、2025/03期には約195億円のキャッシュインへと大きく改善しました。投資CFはバイオマス発電所建設等の設備投資が主因ですが、現在は戦略的投資と採算重視の抑制が並行しています。結果として、フリーキャッシュフローがプラスに転換したことで、将来的な成長投資や株主還元に向けた基盤が整いつつあります。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 11名)
女性 1名(9.1% 男性 10
9%
91%
監査報酬
6,900万円
設備投資額
64.0億円
平均勤続年数(従業員)
4.2
臨時従業員数
3

ガバナンス体制においては、女性役員比率が9.1%にとどまっており、多様性の確保が今後の課題です。監査体制としては6,900万円の監査報酬を投じて透明性を維持しており、中規模な企業規模ながら東証プライム上場企業として適正な統治プロセスの構築に努めています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主70.8%
浮動株29.2%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関7.4%
事業法人等63.4%
外国法人等10.9%
個人その他16.4%
証券会社1.9%

金融機関・事業法人を中心に安定株主比率が高く、経営の安定性が際立ちます。 事業法人の持合い比率が高く、安定した株主構成が特徴です。 主な安定株主はUH Partners 3・DAIWA CM SINGAPORE LTD(TRUST A/C) (常任代理人 大和証券)・JFEエンジニアリング。

株式会社UH Partners 3(6,570,100株)8.41%
DAIWA CM SINGAPORE LTD(TRUST A/C) (常任代理人 大和証券株式会社)(5,347,300株)6.84%
JFEエンジニアリング株式会社(4,391,400株)5.62%
戸田建設株式会社(4,391,400株)5.62%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(4,125,800株)5.28%
KISCO株式会社(4,000,976株)5.12%
東日本旅客鉄道株式会社(3,646,500株)4.67%
株式会社九電工(3,568,700株)4.57%
株式会社UH5(3,543,900株)4.53%
上田八木短資株式会社(3,434,000株)4.39%
CBC株式会社(2,922,278株)3.74%
三井住友ファイナンス&リース株式会社(2,506,200株)3.21%

イーレックスの株主構成には事業パートナーや主要な電力・建設関連企業が名を連ねており、安定的な関係性がうかがえます。株式会社UH Partners 3やDAIWA CM SINGAPORE LTDなど、投資会社や海外ファンドが上位株主となっており、経営陣の意向に加え、資本市場からの影響も一定程度受ける構造です。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1情報管理・セキュリティ 当社グループは、大量のお客様情報をはじめ、業務上の重要な情報を保有しています

社員の給料はどのくらい?

平均年収
839万円
従業員数
284
平均年齢
37.6歳
平均年収従業員数前年比
当期839万円284-

従業員平均年収は839万円と電力・ガス業界の中では比較的高水準にあります。バイオマス発電所運営や電力トレーディング事業といった専門性の高いスキルが求められる職種が多く、業績に応じた評価制度が給与水準を下支えしていると考えられます。

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株主リターン・投資成果

リターン・配当・市場データを確認

平均よりも稼げてる?

この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。

TSR(株主総利回り)は、2023期まではTOPIXを大幅に上回る高いパフォーマンスを示していましたが、2024期に燃料価格高騰による無配転落と株価下落が響き、TOPIXを大きく下回りました。 2025期もアンダーパフォームが続いており、市場全体の成長に追いつけていない状況です。今後は、業績の安定化と増配を通じて、株主還元の信頼を回復し、TSRを向上させることが経営の重要課題となります。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
11
方針: 安定配当
1株配当配当性向
2016/03期5.231.0%
2017/03期6.526.1%
2018/03期7.819.9%
2019/03期7.821.9%
2020/03期11.820.3%
2021/03期1815.5%
2022/03期2213.5%
2023/03期2214.2%
2024/03期00.0%
2025/03期1138.4%
株主優待
あり
権利確定月3月・9月

配当方針は安定的な還元を目指す姿勢を示していますが、業績変動により配当額が大きく変動するリスクを伴います。2024/03期には業績悪化を受けて無配となりましたが、2025/03期には復配を実現し、持続的な株主還元への意欲を見せています。今後は、業績の回復度合いに応じた配当性向の最適化が重要な焦点となります。

もし5年前に投資していたら?

2021期初めに100万円を投資した場合
100万円が 86.8万円 になりました (-13.2万円)
-13.2%
年度末時点評価額損益TSR
2021期182.4万円82.4万円82.4%
2022期173.4万円73.4万円73.4%
2023期185.2万円85.2万円85.2%
2024期74.9万円25.1万円-25.1%
2025期86.8万円13.2万円-13.2%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残1,159,100株
売り残1,477,400株
信用倍率0.78倍
2026年3月19日時点
今後の予定
2027年3月期 第1四半期決算発表2026年8月上旬
2027年3月期 第2四半期決算発表2026年11月上旬
中期経営計画(2027-2029) 進捗説明会未定

業界平均と比較すると、PER・PBRともに割高な水準にあります。これは、2024期の大幅赤字からのV字回復と将来の成長期待が株価に織り込まれているためと考えられます。信用倍率は0.78倍と売り残が買い残を上回る「売り長」の状態で、将来の株価下落を見込む投資家が多い一方、株価上昇時には買い戻しによる踏み上げ相場の可能性も秘めています。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
2024/03期-199億円0円-
2025/03期63.3億円42.1億円66.5%

法人税等の支払額は各期の税引前利益に連動していますが、2024/03期には損失計上により納税が発生していません。近年の実効税率が高いのは、特定の会計処理や税務上の繰越欠損金の取り扱いなどによる一時的な要因が含まれている可能性があります。今後、業績の黒字定着に伴い、税務上の負担水準は標準的な範囲へ収束していくものと想定されます。

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もっと知る

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イーレックス まとめ

業績
好調
営業益 前年比↑
配当
少なめ
1株 11円
安全性
普通
自己資本比率 43.4%
稼ぐ力
普通
ROE 5.7%(累計)
話題性
普通
ポジ 45%

「電力自由化の申し子が、燃料価格高騰の大赤字からV字回復し、バイオマス発電を軸に海外へ再挑戦する再生可能エネルギー企業」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

DISCLAIMER

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最終更新: 2026/05/22 / データ提供: OSHIKABU