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東邦瓦斯9533

TOHO GAS CO.,LTD.

プライムUpdated 2026/03/29
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まずこの会社は何者?

事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ

ひとめ診断

業績
普通
営業益 前年比↓
配当
少なめ
1株 80円
安全性
普通
自己資本比率 43.5%
稼ぐ力
普通
ROE 7.0%(累計)
話題性
普通
ポジ 45%

この会社ってなに?

あなたが名古屋やその周辺でお料理をしたり、お風呂を沸かしたりするとき、その都市ガスは東邦瓦斯から供給されているかもしれません。さらに、最近では電力自由化により、ガスだけでなく電気も東邦瓦斯から購入できるようになりました。もしかしたら、あなたの家の電気も、実は東邦瓦斯が届けている可能性があります。また、街で見かける電動キックボードのシェアサービスや、電気自動車の充電スタンドの裏側でも、東邦瓦斯は未来のエネルギー社会を支えるための新しい取り組みを進めているのです。

東邦瓦斯は愛知・岐阜・三重を地盤とするガス業界3位の企業です。2025年3月期決算では、売上高6,560.1億円、営業利益308.87億円を記録し、安定した収益基盤を維持しています。原料価格の変動を受けやすい事業構造ですが、電力販売事業の拡大や、EV充電インフラ、マイクロモビリティ分野への投資など、ガスに依存しない収益源の多角化を加速させています。新中期経営計画では2027年度に経常利益300億円を目標に掲げ、コア事業の強化と戦略事業への投資を両立させる方針です。

電気・ガス業プライム市場

会社概要

業種
電気・ガス業
決算期
3月
本社
愛知県名古屋市熱田区桜田町19番18号

サービスの実績は?

200万件超
顧客数
2024年時点
安定
80
1株当たり配当金
2025期実績
+14.3% YoY
6,560.1億円
連結売上高
2025期実績
+3.6% YoY
308.87億円
連結営業利益
2025期実績
-8.1% YoY
9.10%
配当成長率
過去5年間平均
増配傾向
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なぜ伸びるの?

売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
7.0%(累計)
株主資本の利回り
ROA
3.1%(累計)
総資産の活用度
Op. Margin
5.5%
営業利益率
会計期ROEROA営業利益率
2021/03期2.4%1.4%-
2022/03期4.2%2.5%-
2023/03期8.6%5.0%-
2024/03期6.4%3.8%5.3%
2025/03期5.6%3.4%4.7%
3Q FY2026/37.0%(累計)3.1%(累計)5.5%

収益性については、資源高の影響を価格転嫁できた2023年3月期に営業利益率が6.2%まで向上しましたが、足元ではエネルギー価格の変動により5%前後で推移しています。資本効率を示すROE(自己資本利益率)は5-8%の範囲で安定的な水準を維持しており、着実に資本を有効活用できていると言えます。今後、既存のガス事業に加え、戦略事業の拡大を通じて収益性のさらなる底上げを目指す方針です。

儲かってるの?

まあまあです
会計期売上高営業利益当期純利益EPSYoY
2021/03期4,348億円85.9億円81.4円-
2022/03期5,153億円155億円146.7円+18.5%
2023/03期7,061億円337億円320.8円+37.0%
2024/03期6,330億円336億円273億円259.7円-10.4%
2025/03期6,560億円309億円255億円251.8円+3.6%

東邦瓦斯は、近年のエネルギー価格高騰に伴う販売単価の上昇により、2023年3月期には純利益が約337億円と過去最高水準を記録しました。しかし、その後は資源価格の落ち着きと需要動向の変化から減収減益傾向にあり、2026年3月期はエネルギー事業の収益性改善とコスト構造の効率化を急ぐ局面にあります。依然として強固な顧客基盤を維持していますが、今後は成長戦略への投資と安定的な利益創出の両立が求められています。 【3Q 2026/03期実績】売上4654億円(通期予想比76%)、営業利益258億円(同108%)、純利益241億円(同96%)。営業利益は既に通期予想を超過しており、上振れの可能性が高い。

業績の推移

売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。

同業比較(収益性)

電気・ガス業の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
7.0%(累計)
業界平均
12.0%
営業利益率下回る
この会社
5.5%
業界平均
7.7%
自己資本比率上回る
この会社
43.5%
業界平均
31.0%
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将来どうなりそう?

公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く

会社の公式開示情報

役員報酬

2億7,000万円
取締役7名の合計

事業リスクとして燃料価格の変動や為替リスクの影響を強く受けやすい点が挙げられます。連結子会社25社を有し、ガス供給のみならず、電力販売や不動産、エンジニアリング事業など多角的なサービス展開で収益の安定化を図っています。

会社の計画は順調?

A
総合評価
前中計を前倒しで達成し、業績予想も上振れが多く、計画達成能力は高い。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中期経営計画 (FY2025-2027)
2025期〜2027期
連結経常利益: 目標 300億円 順調 (299億円 (FY2026 第3四半期累計))
99.6%
(旧)中期経営計画 (FY2022-2025)
2022期〜2025期
連結経常利益: 目標 250億円 前倒し達成 (323億円 (FY2024実績))
100%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期330億円309億円修正なし
2024期220億円336億円+52.7%
売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
2024期6,700億円6,330億円-5.5%
純利益
年度当初予想修正予想実績乖離
2023期160億円330億円337億円+110.8%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

東邦瓦斯は、前中期経営計画の経常利益目標250億円を1年前倒しで達成するなど、高い計画遂行能力を示しています。原料価格の変動により売上高予想にはブレが見られるものの、利益面では期初予想を大幅に上回ることも多く、保守的なガイダンスを出す傾向があります。現在進行中の新中計(2025期-2027)では、最終年度に経常利益300億円を目指しており、進捗は順調です。

どんな話題が多い?

決算・業績40%
M&A・提携30%
ESG・投資20%
その他10%

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
142
前月比 +8.5%
メディア数
48
日本経済新聞, 株探, Yahoo!ファイナンス, PR TIMES ほか
業界内ランキング
上位 15%
電気・ガス業 25社中 4位
報道のトーン
45%
好意的
40%
中立
15%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

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この会社のストーリー

創業から現在までの歩みと、代表者の姿

創業ストーリー

出来事の年表

2024年4月事業承継

ガス機器販売・施工事業をグループ会社へ吸収分割し、事業の効率化を推進。

2024年12月資本業務提携

テラチャージと連携し、EV充電インフラの提供エリア拡大を発表。

2025年11月新規出資

マイクロモビリティを展開するLuup社への出資を行い、次世代インフラへの投資を強化。

社長プロフィール

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安心して投資できる?

財務・透明性・株主構成・リスクを点検

財務は安全?

やや注意が必要です
自己資本比率43.5%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
Interest-bearing Debt
1,397億円
借金(有利子負債)
Net Assets
4,615億円
会社の純資産

同社は無借金経営に近い健全な財務基盤を長年維持しており、2024年3月期以降は有利子負債が増加したものの、依然として自己資本比率が59%超と高い安全性を維持しています。BPS(1株当たり純資産)も年々着実に積み上がっており、盤石な財務体質が投資の裏付けとなっています。エネルギーインフラを支える企業として、大規模な設備投資を支える十分な財務的な余力を保有しています。 【3Q 2026/03期】総資産7770億円、純資産4615億円、自己資本比率43.5%、有利子負債1397億円。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
Operating CF
+831億円
本業で稼いだお金
Investing CF
-452億円
投資に使ったお金
Financing CF
-188億円
借入・返済など
Free CF
+379億円
手元に残ったお金
会計期営業CF投資CF財務CFFCF
2021/03期644億円410億円67.6億円234億円
2022/03期354億円549億円6.3億円194億円
2023/03期564億円524億円29.4億円39.8億円
2024/03期474億円421億円142億円53.0億円
2025/03期831億円452億円188億円379億円

営業キャッシュフローはエネルギー販売による安定的かつ潤沢な資金流入によって支えられており、2025/03期には過去5年間で最大の約831億円の営業キャッシュを創出しました。一方で、ガス導管網の更新や新たなエネルギーサービスへの積極的な投資により、投資キャッシュフローは年間400-500億円規模で恒常的に支出しています。これらインフラ投資を賄いつつ、余剰資金は配当や事業成長のための戦略的な投融資へと柔軟に充当されています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 14名)
女性 2名(14.3% 男性 12
14%
86%
監査報酬
8,200万円
連結子会社数
25
設備投資額
439.6億円
平均勤続年数(従業員)
15.2

女性役員比率は14.3%であり、ガバナンス体制の多様性向上に取り組んでいます。監査報酬として8,200万円を計上し、連結子会社25社を管理する強固な監査体制を構築しており、大規模なインフラ事業を支える適切な監視機能を備えています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主62.4%
浮動株37.6%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関48.1%
事業法人等14.3%
外国法人等13.4%
個人その他22.6%
証券会社1.6%

金融機関・事業法人を中心に安定株主比率が高く、経営の安定性が際立ちます。 主な安定株主は日本生命保険相互会社・三井住友銀行。

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(11,997,000株)12.29%
日本生命保険相互会社(5,506,000株)5.64%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(3,409,000株)3.49%
株式会社三井住友銀行(3,304,000株)3.38%
株式会社三菱UFJ銀行(2,872,000株)2.94%
桜和投資会(2,108,000株)2.16%
明治安田生命保険相互会社(1,841,000株)1.88%
第一生命保険株式会社(1,697,000株)1.73%
東邦ガス共栄持株会(1,610,000株)1.65%
株式会社クボタ(1,439,000株)1.47%

株主構成は機関投資家が中心であり、日本マスタートラスト信託銀行や日本カストディ銀行などの信託口が上位を占めています。また、日本生命保険や三井住友銀行など、国内の主要金融機関や保険会社が名を連ねており、安定的な長期保有株主による構成が特徴です。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1電力調達価格の変動による影響電力調達は発電事業者・卸電力取引市場等からの調達と自社電源を組み合わせているが、調達価格が変動した場合、当社グループの業績に影響を受ける可能性がある
2製造、供給支障による影響事故等による大規模な設備トラブルに伴い都市ガスの製造、供給に重大な支障が生じた場合、当社グループの業績に影響を受ける可能性がある
3情報システム支障による影響システム障害やサイバー攻撃等により基幹となる情報システムに重大な支障が生じた場合、当社グループの業績に影響を受ける可能性がある
4ガス消費機器・設備トラブルによる影響ガスの消費機器・設備に関する重大なトラブルが生じた場合、社会的な責任を含めて有形無形の損害が発生する可能性がある
5取扱商品・サービス等の品質による影響当社グループ及び委託先が取り扱う商品・サービス等に関する品質にトラブルが発生した場合、社会的な責任を含めて有形無形の損害が発生する可能性がある
6商品・資機材等の納入遅延による影響調達先の工場操業停止等により商品・資機材等に重大な納入遅延が生じた場合、当社グループの業績に影響を受ける可能性がある
7情報漏洩による影響当社グループが取得、管理しているお客さまの個人情報が外部に流出した場合、社会的な責任を含めて有形無形の損害が発生する可能性がある
8感染症の流行による影響新型コロナウイルス等の感染症が大規模に流行した場合、当社グループの業績に影響を受ける可能性がある

社員の給料はどのくらい?

平均年収
677万円
従業員数
6,074
平均年齢
41.4歳
平均年収従業員数前年比
当期677万円6,074-

従業員の平均年収は677万円となっており、公共性の高いインフラ企業として安定した水準を維持しています。ガス業界は景気変動の影響を受けにくい特性があるため、長期的に安定した雇用と賃金水準が確保されている傾向にあります。

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株主リターン・投資成果

リターン・配当・市場データを確認

平均よりも稼げてる?

この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。

TSR(株主総利回り)は、配当込みの投資リターンを示す指標です。東邦瓦斯のTSRは、2021期から2025期までの5年間、一貫してTOPIXのパフォーマンスを下回っています(アンダーパフォーム)。これは、同社株が安定配当株としての側面が強く、TOPIXを牽引するような成長株と比較して株価上昇が緩やかであったことが主な要因です。PBRが極端に低いことからもわかるように、市場が同社の資産効率や成長性を十分に評価しきれていない状況が続いており、これがTSRの低迷につながっています。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。

配当・優待はもらえる?

しっかりもらえます
1株配当(最新期)
80
方針: 安定配当
1株配当配当性向
2016/03期1012.6%
2017/03期1030.3%
2019/03期5539.5%
2020/03期5535.8%
2021/03期5567.6%
2022/03期57.539.2%
2023/03期6018.7%
2024/03期7027.0%
2025/03期8031.8%
8期連続増配
株主優待
あり
権利確定月3月

東邦瓦斯は安定配当を基本としつつ、利益成長に応じて積極的に株主還元を強化する累進配当的な姿勢を強めています。近年では配当額を順調に引き上げており、高い配当利回りを維持することで個人投資家からの注目を集めています。持続的な業績向上と資本コストを意識した経営を背景に、長期的かつ安定的な配当支払いを継続する方針です。

もし5年前に投資していたら?

2021期初めに100万円を投資した場合
100万円が 91.0万円 になりました (-9.0万円)
-9.0%
年度末時点評価額損益TSR
2021期140.5万円40.5万円40.5%
2022期57.9万円42.1万円-42.1%
2023期53.8万円46.2万円-46.2%
2024期75.6万円24.4万円-24.4%
2025期91.0万円9.0万円-9.0%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残32,500株
売り残41,300株
信用倍率0.79倍
2026年3月27日時点時点
今後の予定
2026年3月期 第1四半期決算発表2025年7月下旬
定時株主総会2025年6月下旬

PER4.7倍、PBR0.26倍と、業界平均と比較して株価は極めて割安な水準にあります。特にPBRは解散価値とされる1倍を大きく下回っており、資産価値の観点からの割安感が際立っています。信用倍率は0.79倍と売り残が買い残を上回っており、将来の株価上昇を見込む買い戻し(踏み上げ)への期待も燻ります。市場からは成長性を高く評価されているとは言えないものの、その分、株価指標には大きな魅力があります。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
2021/03期166億円80.3億円48.3%
2022/03期219億円64.5億円29.4%
2023/03期482億円145億円30.0%
2024/03期408億円135億円33.1%
2025/03期324億円69.6億円21.5%

法人税等の支払額は税引前利益の増減に連動して変動しており、一般的な税率水準である30%前後で推移するケースが多く見られます。2025/03期には税効果会計等の影響により一時的な実効税率の低下が見られました。2026/03期予想では、税前利益に対して一時的な差異調整などにより税負担が最小化される見込みとなっています。

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東邦瓦斯 まとめ

業績
普通
営業益 前年比↓
配当
少なめ
1株 80円
安全性
普通
自己資本比率 43.5%
稼ぐ力
普通
ROE 7.0%(累計)
話題性
普通
ポジ 45%

「中部圏のガス巨人が、規制緩和と脱炭素の波に乗り、電力や未来のインフラへ静かに舵を切る伝統と革新のハイブリッド企業」

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最終更新: 2026/05/22 / データ提供: OSHIKABU