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広島ガス

HIROSHIMA GAS CO.,LTD.

最終更新日: 2026年3月29日

ROE2.4%
BPS104.2円
自己資本比率52.7%
FY2025/3 有報データ

広島と共に100年超、信頼と革新で未来を灯すエネルギー企業

エネルギーの安定供給を通じて地域社会の発展に貢献し、2050年のカーボンニュートラル実現をリードすることで、持続可能な未来を創造します。

この会社ってなに?

あなたが広島の家でお風呂を沸かしたり、キッチンで料理をしたりするとき、そのガスは広島ガスから届いているかもしれません。冬に部屋を暖かくするガスファンヒーターも、私たちの快適な生活を支えています。実は、最近では『このまち電気』というブランドで電気の販売もしており、関東や東北エリアにまでサービスを広げているのです。普段何気なく使っているエネルギーの裏側で、100年以上にわたって地域のインフラを支えている、そんな会社が広島ガスです。

広島を拠点とするガス事業の雄。FY2025は売上高916.0億円に対し、営業利益は前期比57.5%減の12.52億円と、原料価格の変動が利益を大きく圧迫。FY2026の会社予想は売上高892.0億円、営業利益13.00億円とほぼ横ばいを見込んでおり、収益性の回復が課題です。安定配当を維持する一方、カーボンニュートラルに向けた投資と、電力小売など新規事業の育成が今後の成長の鍵を握ります。

電気・ガス業プライム市場

会社概要

業種
電気・ガス業
決算期
3月
本社
広島県広島市南区皆実町2丁目7番1号
公式
www.hiroshima-gas.co.jp

社長プロフィール

中川 智彦
中川 智彦
代表取締役社長
堅実派
当社グループは、エネルギーの安定供給という社会的使命を果たし、地域社会の発展に貢献することを目指しています。同時に、2050年のカーボンニュートラル実現に向けた取り組みを加速させ、持続可能な社会の実現に挑戦し続けます。株主の皆さまへの安定した利益還元を継続しつつ、企業価値の向上に努めてまいります。

この会社のストーリー

1909
広島瓦斯株式会社として創業

広島市大手町に本社を設立し、石炭を原料とする都市ガスの供給を開始。広島の街に近代化の灯りをともした。

1945
原爆投下からの復興

原爆により壊滅的な被害を受けるも、わずか半年後には一部地域でガス供給を再開。広島の復興を支える使命を担った。

1971
天然ガスへの転換開始

環境負荷の少ないクリーンなエネルギーである天然ガスへの転換を開始。より安全で安定したエネルギー供給体制を構築した。

2003
液化天然ガス(LNG)の導入

廿日市工場が稼働し、LNGの導入を開始。供給の安定性と効率性をさらに高め、産業用の需要拡大にも対応した。

2017
電力小売事業への参入

電力小売全面自由化に伴い「広島ガスの電気」の販売を開始。ガスと電気をセットで提供する総合エネルギー企業へと進化した。

2023
LAES商用実証プラント運転開始

LNGの冷熱を利用した液体空気エネルギー貯蔵(LAES)の実証プラントが運転を開始。次世代エネルギー技術への挑戦が始まった。

2050
カーボンニュートラルへの挑戦

2050年のカーボンニュートラル実現に向け、メタネーション技術の開発や再生可能エネルギーの導入を推進。持続可能な社会を目指す。

注目ポイント

地域に根差した安定の事業基盤

100年以上にわたり広島都市圏のエネルギー供給を担う中国地方首位のガス事業者。約60万件以上の顧客基盤が安定した収益を生み出している。

魅力的な株主還元

安定した配当を継続することを基本方針としており、配当利回りは市場平均と比較しても魅力的。広島県特産品が選べる株主優待も嬉しいポイント。

脱炭素社会に向けた先進的な取り組み

LNG冷熱利用やメタネーション技術開発など、2050年カーボンニュートラル実現に向けた新技術へ積極的に投資。エネルギー企業の未来を切り拓く。

サービスの実績は?

41万件
都市ガス供給件数
広島市・呉市等
60万戸強
LPG含む総契約戸数
会社四季報より
12
年間配当金(1株あたり)
FY2025実績
±0% YoY
916.0億円
連結売上高
FY2025実績
+1.0% YoY
12.52億円
連結営業利益
FY2025実績
-60.7% YoY
1.4%
営業利益率
FY2025実績
-2.1pt YoY

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓
配当
少なめ
1株 12円
安全性
安定
自己資本比率 52.7%
稼ぐ力
普通
ROE 2.4%
話題性
普通
ポジティブ 40%

配当・優待はもらえる?

しっかりもらえます
1株配当(最新期)
12
方針: 安定配当
1株配当配当性向
FY2021/31012.9%
FY2022/31018.6%
FY2023/31215.7%
FY2024/31235.3%
FY2025/31248.7%
4期連続増配
株主優待
あり
権利確定月3月

配当方針として、業績に応じた安定的な利益還元を重視しています。近年は配当性向が上昇傾向にあり、株主への還元姿勢を強めています。中長期的には、企業成長と連動した無理のない持続的な配当実施を基本としています。

同業比較(収益性)

電気・ガス業の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
2.4%
業界平均
10.4%
営業利益率下回る
この会社
1.4%
業界平均
10.8%
自己資本比率上回る
この会社
52.7%
業界平均
33.8%

業績推移

儲かってるの?

まあまあです
売上高
FY2022/3768億円
FY2023/3952億円
FY2024/3907億円
FY2025/3916億円
営業利益
FY2022/332.1億円
FY2023/370.2億円
FY2024/331.9億円
FY2025/312.5億円

当社の業績は、天然ガスなどの原料価格の変動や安定供給のための設備投資の影響を大きく受ける構造にあります。FY2023/3には原料調達の効率化等により利益が大幅に拡大しましたが、以降はコスト上昇や競争激化により減益基調で推移しています。FY2026/3予想においても、厳しい外部環境を背景に利益水準の維持に努める見通しです。

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
2.4%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
1.3%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
1.4%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/38.8%4.6%4.5%
FY2022/35.6%3.0%4.2%
FY2023/37.7%3.7%7.4%
FY2024/33.3%1.7%3.5%
FY2025/32.4%1.3%1.4%

収益性は、原料価格の乱高下や市場環境の変化に左右されやすく、FY2024/3以降は営業利益率が低水準で推移しています。売上高は900億円前後を確保しているものの、売上の伸びに対して利益の成長が追いつかない状況が続いています。今後、さらなるコスト削減や高付加価値サービスの展開を通じた利益率の改善が求められる局面です。

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率52.7%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
761億円
会社の純資産
716億円

財務健全性は総じて安定しており、有利子負債を適宜管理しながら資産の効率化を図っています。自己資本比率は50%前後を維持しており、長期的な事業運営に耐えうる強固な財務基盤を構築しています。今後も設備投資の負担を考慮しつつ、健全なバランスシートの維持が経営の重要テーマとなります。

お金の流れは?

本業は稼げていますが投資が多めです
本業で稼いだお金
+58.7億円
営業CF
投資に使ったお金
-92.6億円
投資CF
借入・返済など
-36.5億円
財務CF
手元に残ったお金
-33.9億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/3140億円-133億円7.2億円6.5億円
FY2022/379.1億円-71.5億円38.0億円7.7億円
FY2023/389.5億円-70.6億円136億円18.9億円
FY2024/3148億円-96.8億円-132億円51.5億円
FY2025/358.7億円-92.6億円-36.5億円-33.9億円

営業キャッシュフローは、インフラ供給事業の特性上安定して推移してきましたが、FY2025/3は一時的にマイナスのフリーキャッシュフローとなりました。これは積極的な設備投資が継続していることに加え、運転資本の変動等が影響した結果です。長期的には、エネルギー供給を通じた安定的なキャッシュ創出と、効率的な資本配分の両立が重要な課題となっています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1業務用のお客さまの動向 当社グループのガス販売量は、業務用のお客さまの占める割合が高く、経済情勢や産業構造の変化等により、業績等に影響を及ぼす可能性があります
2資金調達金利の変動 金融市場動向等による資金調達金利の変動により、当社グループの業績等に影響を及ぼす可能性があります

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/334.7億円0円0.0%
FY2022/346.2億円9.5億円20.7%
FY2023/374.1億円22.0億円29.6%
FY2024/333.8億円10.5億円31.0%
FY2025/319.1億円2.2億円11.6%

法人税等の納税額は各期の税引前利益に連動して変動しており、適正な税務処理が行われています。実効税率は年度によって大幅に異なる場合がありますが、これは繰延税金資産の取り崩しや税額控除等の会計上の調整が影響しています。今後も業績変動に応じた適切な納税が継続される見込みです。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
586万円
従業員数
1,667
平均年齢
44.2歳
平均年収従業員数前年比
当期586万円1,667-

従業員の平均年収は586万円であり、ガス業界の地域中堅企業としては比較的安定した水準を維持しています。長期勤続年数が約19年と高いことから、地域に根差した企業として従業員の定着率が高い安定した雇用環境が推察されます。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主58.8%
浮動株41.2%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関27.2%
事業法人等31.7%
外国法人等1.5%
個人その他39%
証券会社0.7%

安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 事業法人の持合い比率が高く、安定した株主構成が特徴です。 主な安定株主は岩谷産業・明治安田生命保険相互会社・広島銀行。

岩谷産業株式会社(7,607,000株)11.08%
明治安田生命保険相互会社(3,855,000株)5.61%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(3,754,000株)5.47%
株式会社広島銀行(2,840,000株)4.13%
日本生命保険相互会社(2,376,000株)3.46%
広島電鉄株式会社(1,860,000株)2.71%
西部ガスホールディングス株式会社(1,420,000株)2.06%
千田興業株式会社(1,381,000株)2.01%
広島ガス自社株投資会(1,320,000株)1.92%
三菱UFJ信託銀行株式会社(1,100,000株)1.6%

岩谷産業が11.08%を保有する筆頭株主であり、広島銀行や地元企業など地域経済に関連する企業が安定的な株主として名を連ねています。機関投資家や信託口の保有比率も一定数存在し、地元密着型のインフラ企業として安定した株主構成を維持しています。

会社の公式開示情報

役員報酬

2億7,500万円
取締役8名の合計

主力のガス事業およびLPG事業を中心に展開し、地域社会へのインフラ供給を担っています。ロシアのサハリン2からのLNG調達リスクなどエネルギー資源の価格変動リスクを抱えつつも、多様なエネルギーサービスを展開することで経営の安定化を図っています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 14名)
女性 2名(14.3% 男性 12
14%
86%
監査報酬
4,300万円
連結子会社数
15
設備投資額
90.6億円
平均勤続年数(従業員)
18.9

女性役員比率は14.3%であり、多様性の推進に取り組んでいます。監査体制については4,300万円の報酬を投じて専門的な監視機能を維持しており、地域インフラを支える企業として盤石なガバナンス体制の構築に努めています。

会社の計画は順調?

C
総合評価
利益目標は大幅未達。業績予想も下振れが続いており、外部環境への耐性に課題。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

2025年度中期経営計画
FY2023〜FY2025
連結営業利益: 目標 21.00億円 やや遅れ (12.52億円)
59.6%
連結当期純利益: 目標 15.00億円 順調 (16.87億円)
112.5%
安定配当の継続: 目標 12円/株以上 順調 (12円/株)
100%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2025936億円892億円916億円-2.1%
FY2024960億円907億円-5.5%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY202521億円13億円13億円-40.4%
FY202441億円32億円-22.3%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

現行の中期経営計画では安定配当の維持を掲げ、これは達成の見込みです。しかし、収益の根幹である営業利益は、原料価格高騰などの外部環境の悪化を受け、目標を大幅に下回る状況が続いています。FY2024、FY2025と2期連続で期初予想から大きく下振れしており、経営環境の厳しさを示しています。今後は、コスト管理の徹底と新規事業による収益源の多角化が計画達成の鍵となります。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

過去5年間のTSR(株主総利回り)は、継続して市場平均であるTOPIXを大幅に下回る「アンダーパフォーム」となっています。これは、株価が長期的に横ばい圏で推移し、キャピタルゲインが限定的であったことが主な要因です。配当によるインカムゲインは安定的ですが、株価上昇を伴う成長ストーリーを描けていないことが、市場全体のパフォーマンスに劣後する結果につながっています。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+11.2%
100万円 →111.2万円
11.2万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2021119.0万円+19.0万円19.0%
FY202299.2万円-0.8万円-0.8%
FY2023107.8万円+7.8万円7.8%
FY2024119.0万円+19.0万円19.0%
FY2025111.2万円+11.2万円11.2%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残198,400株
売り残39,500株
信用倍率5.02倍
2024年3月8日時点時点
今後の予定
2026年3月期 第1四半期決算発表2025年8月上旬
2026年3月期 第2四半期決算発表2025年11月上旬
2026年3月期 通期決算発表2026年5月中旬

業界平均と比較すると、PERは割高ですが、PBRは0.41倍と著しく割安な水準にあります。これは、保有する資産価値に対して株価が低く評価されていることを示唆します。信用倍率は5倍台とやや高めで、短期的な需給の緩みを警戒する声もあります。PBRの低さは株主還元強化(増配や自社株買い)への期待につながる可能性があり、今後のIR施策が注目されます。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「中立
報道件数(30日)
42
前月比 +5.2%
メディア数
18
日本経済新聞, 株探, PR TIMES, Yahoo!ファイナンス, 日刊工業新聞
業界内ランキング
上位 35%
電気・ガス業 25社中 9位
報道のトーン
40%
好意的
50%
中立
10%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

決算・財務40%
新サービス・事業拡大30%
ガバナンス・IR20%
その他10%

最近の出来事

2025年9月サービス拡大

「このまち電気」の提供エリアを関東・東北地方へ順次拡大し、地域外顧客の獲得を本格化。

2026年2月決算発表

2026年3月期第3四半期累計において、原料価格下落の影響等により6.6億円の経常黒字を達成。

2025年6月ガバナンス

コーポレート・ガバナンス報告書を更新し、経営体制の透明性向上を図る。

広島ガス まとめ

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓
配当
少なめ
1株 12円
安全性
安定
自己資本比率 52.7%
稼ぐ力
普通
ROE 2.4%
話題性
普通
ポジティブ 40%

「広島の暮らしを温める100年企業、燃料価格の荒波と脱炭素の未来に挑む」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU