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北海道瓦斯

HOKKAIDO GAS CO.,LTD.

最終更新日: 2026年3月29日

ROE11.8%
BPS99.8円
自己資本比率44.1%
FY2025/3 有報データ

北海道の暮らしを支え、未来を拓く総合エネルギー企業

北海道の持続的な発展に貢献する総合エネルギーサービス企業グループであり続けること。

この会社ってなに?

あなたが北海道の自宅でお風呂を沸かしたり、キッチンで料理をしたりするとき、そのガスを供給しているのがこの北海道ガス(北ガス)かもしれません。実は、都市ガスだけでなく、電力の販売も行っており、「ガスと電気をセットで北ガスから」という家庭も増えています。さらに、家庭のエネルギー利用を最適化する「EMINEL」のようなスマートホームサービスも展開。普段何気なく使っているエネルギーの裏側で、あなたの快適な暮らしを支え、より賢いエネルギー利用を提案している会社です。

北海道を地盤とする都市ガス大手。FY2024決算では、原料価格の変動が一巡し、売上高は1,738.8億円(前期比0.6%減)と微減も、営業利益は155.95億円(前期比16.9%増)と大幅な増益を達成しました。続くFY2025も売上高1,703.0億円、営業利益143.28億円と高水準の利益を維持する見込みです。電力事業の拡大や、スマートエネルギー分野への投資を積極化しており、従来のガス事業に依存しない収益構造への転換を進めています。

電気・ガス業プライム市場

会社概要

業種
電気・ガス業
決算期
3月
本社
北海道札幌市東区北7条東2丁目1番1号
公式
www.hokkaido-gas.co.jp

社長プロフィール

川村 智郷
川村 智郷
代表取締役社長 社長執行役員
ビジョナリー
当社グループは、エネルギーの安定供給と脱炭素社会の実現という二つの使命を果たすため、天然ガスの高度利用や再生可能エネルギー事業の拡大に取り組んでいます。変化の激しい時代においても、北海道の皆さまの暮らしと経済を支え、持続可能な未来を創造してまいります。

この会社のストーリー

1911
北海道瓦斯株式会社 設立

北海道における都市ガスの安定供給を目指し、会社を設立。札幌、小樽、函館の3都市での事業展開を開始した。

1949
東京証券取引所に株式上場

戦後の復興が進む中、事業基盤の強化と社会的な信用の獲得を目指し、東京証券取引所に上場を果たした。

1998
天然ガスへの転換を開始

環境負荷の少ないクリーンなエネルギーである天然ガスへの転換作業に着手。より環境に優しいエネルギー供給体制への移行を進めた。

2016
電力事業へ参入

電力小売全面自由化を機に、家庭向け電力販売「北ガスの電気」を開始。ガスと電気を合わせた総合エネルギー企業へと歩みを進めた。

2018
株式併合と単元株数の変更

投資単位あたりの金額を引き下げ、より多くの投資家が株式を売買しやすくなるよう、5株を1株に併合し、単元株数を100株に変更した。

2023
mui Labとの資本業務提携

スマートホーム技術を持つmui Labと提携し、家庭用エネルギーマネジメントシステム「EMINEL」の開発を推進。テクノロジーで快適な省エネ生活を目指す。

2030
経営計画「Challenge 2030」

脱炭素社会の実現への貢献を掲げた長期経営計画を推進中。再生可能エネルギーの活用や天然ガスの高度利用を通じて、北海道の未来を創造していく。

注目ポイント

安定した株主還元

インフラ企業ならではの安定した経営基盤を背景に、継続的な配当を実施。500株以上の保有で「おこめ券」や北海道の特産品がもらえる株主優待も魅力的です。

脱炭素社会への挑戦

クリーンな天然ガスの普及に加え、再生可能エネルギー事業にも注力。北海道の豊かな自然を活かし、持続可能な社会の実現に貢献しています。

ガスから総合エネルギー企業へ

電力小売事業への参入や、AIを活用したエネルギーマネジメントシステムの開発など、従来のガスの枠を超えた新しい価値創造に積極的に取り組んでいます。

サービスの実績は?

55万件
都市ガス供給件数
2024年時点
安定
1,703億円
連結売上高
2025年3月期実績
-2.1% YoY
143.28億円
連結営業利益
2025年3月期実績
-8.1% YoY
80
1株当たり配当金
2024年3月期実績
+10円 YoY
12.1%
配当性向
2024年3月期実績
-2.3pt YoY

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓
配当
少なめ
1株 16円
安全性
普通
自己資本比率 44.1%
稼ぐ力
高い
ROE 11.8%
話題性
好評
ポジティブ 60%

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
16
方針: 安定配当
1株配当配当性向
FY2021/31020.5%
FY2022/31220.2%
FY2023/31412.4%
FY2024/31612.1%
3期連続増配
株主優待
あり
権利確定月3月

配当方針は安定した配当の継続を重視しつつ、業績の成長に合わせて適宜還元を図る姿勢です。配当性向は低水準で推移しており、将来的な増配の余地を十分に有していると言えます。株主優待と合わせたトータルリターンを意識した還元姿勢が個人投資家に評価されています。

同業比較(収益性)

電気・ガス業の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
11.8%
業界平均
10.0%
営業利益率下回る
この会社
8.4%
業界平均
10.4%
自己資本比率上回る
この会社
44.1%
業界平均
34.2%

業績推移

儲かってるの?

まあまあです
売上高
FY2022/31,270億円
FY2023/31,748億円
FY2024/31,739億円
FY2025/31,703億円
営業利益
FY2022/370.5億円
FY2023/3133億円
FY2024/3156億円
FY2025/3143億円

当社の売上高は、ガス販売量の変動やエネルギー市況の影響を受けつつも、安定した供給基盤により1,700億円規模を維持しています。営業利益は効率化や販売単価の適正化が進み、近年は140億円から150億円台と高水準で推移しています。2026年3月期も堅調な需要が見込まれ、売上・利益ともに高水準な着地を予想しています。

稼ぐ力はどのくらい?

効率よく稼いでいます
ROE
11.8%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
5.3%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
8.4%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/37.9%2.8%4.3%
FY2022/38.8%3.3%5.6%
FY2023/314.7%5.4%7.6%
FY2024/314.7%6.2%9.0%
FY2025/311.8%5.3%8.4%

収益性については、売上高営業利益率が8%から9%台と向上傾向にあり、効率的な経営体制が構築されています。ROE(自己資本利益率)も12%前後と高水準を維持しており、株主資本を効率的に活用して利益を生み出す力が強化されました。これは、エネルギー事業における付加価値サービスの提供や、コスト管理の徹底が成果を上げているためです。

財務は安全?

やや注意が必要です
自己資本比率44.1%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
1,032億円
会社の純資産
885億円

財務健全性は向上しており、自己資本比率は44.1%まで改善するなど、強固な資本構成を構築しています。かつては無借金経営でしたが、近年の積極的な設備投資や発電所建設に伴い有利子負債が増加しています。それでも、潤沢な資産背景により財務の安全性は極めて高い水準を維持しています。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+298億円
営業CF
投資に使ったお金
-201億円
投資CF
借入・返済など
-79.2億円
財務CF
手元に残ったお金
+97.7億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/3224億円-102億円-75.5億円122億円
FY2022/3197億円-111億円-51.8億円86.1億円
FY2023/367.0億円-226億円90.3億円-159億円
FY2024/3317億円-168億円-81.7億円149億円
FY2025/3298億円-201億円-79.2億円97.7億円

本業で稼ぐ力を示す営業キャッシュフローは年間約300億円規模と極めて強力です。これに基づき年間200億円規模の積極的な設備投資を継続しており、未来に向けた基盤構築を行っています。結果として、安定してポジティブなフリーキャッシュフローを創出しており、財務の健全性は保たれています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1ガス消費機器・設備に関するトラブルの発生ガス消費機器・設備に関する重大な不具合が発生した場合、対応に要する直接的費用の発生に加え、社会的信用の低下等により、事業収支に影響を及ぼす可能性があります
2資金調達・資産運用による影響市況や金融の混乱により資金調達・資産運用の環境が悪化した場合、財務状況等に影響を及ぼす可能性があります
3取引先の信用問題や事故の発生取引先の倒産や事故等があった場合、債権未回収や業務支障を招き、事業収支に影響を及ぼす可能性があります

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/354.6億円11.7億円21.4%
FY2022/373.0億円20.7億円28.3%
FY2023/3134億円34.3億円25.6%
FY2024/3159億円42.6億円26.8%
FY2025/3144億円40.2億円27.9%

実効税率は概ね25%から29%の範囲で推移しており、一般的な法人税負担水準と整合的です。利益の成長に応じて税金費用も増加していますが、税務上の特段の歪みは見られません。安定した納税を通じて社会貢献を果たしています。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
722万円
従業員数
1,563
平均年齢
40.6歳
平均年収従業員数前年比
当期722万円1,563-

同社の平均年収は722万円であり、地方都市ガス大手の水準として安定した雇用環境が整備されていることを示しています。北海道・東北地方の上場企業ランキングでも上位に位置しており、地域経済における優良な給与水準を確保しています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主51.6%
浮動株48.4%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関36.4%
事業法人等12.7%
官公庁2.5%
外国法人等8.9%
個人その他37.5%
証券会社2.1%

安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 主な安定株主は東京瓦斯・日本生命保険相互会社・北海道銀行。

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(7,542,000株)8.55%
東京瓦斯株式会社(4,274,000株)4.84%
日本生命保険相互会社(3,432,000株)3.89%
株式会社北海道銀行(3,429,000株)3.89%
株式会社北洋銀行(3,427,000株)3.88%
北海道瓦斯従業員持株会(2,770,000株)3.14%
ヨシダ トモヒロ(2,660,000株)3.01%
みずほ信託銀行株式会社退職給付信託みずほ銀行口再信託受託者株式会社日本カストディ銀行(2,629,000株)2.98%
北海道信用農業協同組合連合会(2,475,000株)2.8%
札幌市(2,244,000株)2.54%

北海道瓦斯の株主構成は、日本マスタートラスト信託銀行などの金融機関が上位を占めており、安定株主が一定割合を保有していることが特徴です。また、創業家に関連する個人名や持株会が名を連ねており、地域インフラ企業として地元金融機関や取引先との強固な資本関係を維持しています。

会社の公式開示情報

役員報酬

1億4,800万円
取締役5名の合計

都市ガス供給を基盤としつつ、電力事業やエネルギーマネジメントなどの新規領域へ拡大しています。安定した供給義務を負う一方で、原料価格の変動や設備投資リスクが業績に影響しやすい構造ですが、連結子会社7社を通じた多角化でリスク分散を図っています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 11名)
女性 1名(9.1% 男性 10
9%
91%
監査報酬
4,800万円
連結子会社数
7
設備投資額
181.7億円
平均勤続年数(従業員)
18.6
臨時従業員数
600

女性役員比率は9.0%と改善の余地がありますが、独立社外取締役が過半数を占める報酬委員会を設置するなど、ガバナンス体制の強化が進められています。連結子会社7社を統括し、大規模な設備投資を伴うエネルギー供給事業を支えるための堅実な経営監視体制を構築しています。

会社の計画は順調?

A
総合評価
期初予想を大幅に上回る着地が続いており、計画達成に向けた実行力は高い。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

北ガスグループ経営計画「Challenge 2030」
FY2022〜FY2031
連結経常利益: 目標 200億円 順調 (147億円 (FY2026予想))
73.5%
ROE: 目標 8%以上 順調 (10.7% (FY2025実績))
133.8%
自己資本比率: 目標 40%程度 順調 (43.3% (FY2025実績))
108.3%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2025132億円147億円143億円+8.5%
FY2024135億円156億円+15.5%
FY202377億円133億円+73.3%
売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY20251,660億円1,687億円1,703億円+2.6%
FY20241,655億円1,739億円+5.1%
FY20231,560億円1,748億円+12.1%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

長期経営計画「Challenge 2030」では、2030年度に経常利益200億円、ROE8%以上という挑戦的な目標を掲げています。近年の業績は原料価格の変動を受けつつも、期初予想を大幅に上回る好調な推移を見せており、計画は順調に進捗中です。特に、FY2023、FY2024は営業利益予想をそれぞれ73%、16%も上回る実績を叩き出しており、外部環境の変化への対応力と収益性の高さが伺えます。電力事業の拡大や新規事業が今後の目標達成の鍵となります。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

TSR(株主総利回り)は、配当と株価上昇を合わせた総合的な投資リターンを示す指標です。開示データによると、北海道瓦斯のTSRは調査期間(FY2021〜FY2025)を通じて一貫してTOPIXを下回って(underperform)います。これは、同期間において市場全体の成長率ほどには株価が上昇しなかったことを意味します。ただし、近年は増配傾向にあり、業績も好調なことから、今後の株価上昇と合わせたTSRの改善が期待されます。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+86.7%
100万円 →186.7万円
86.7万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2021107.1万円+7.1万円7.1%
FY2022102.4万円+2.4万円2.4%
FY2023137.4万円+37.4万円37.4%
FY2024180.5万円+80.5万円80.5%
FY2025186.7万円+86.7万円86.7%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残101,700株
売り残25,900株
信用倍率3.93倍
2026年3月19日時点
今後の予定
2026年3月期 第1四半期決算発表2025年7月下旬
2026年3月期 第2四半期決算発表2025年10月下旬
定時株主総会2026年6月下旬

同社のPBRは0.90倍と、解散価値を示す1倍を依然として下回っており、株価の割安感を示唆しています。PERは7.4倍と業界平均(7.0倍)並みですが、配当利回りは業界平均を上回っており、インカム投資家にとって魅力的です。信用倍率は3.93倍と標準的な水準で、需給面での懸念は限定的です。PBR1倍割れの解消に向けた株主還元強化や成長戦略が今後の株価のカタリストとなる可能性があります。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
48
前月比 +12.5%
メディア数
18
株探, 日本経済新聞, PR TIMES, Yahoo!ファイナンス, 会社四季報オンライン
業界内ランキング
上位 30%
電気・ガス業 85社中 22位
報道のトーン
60%
好意的
25%
中立
15%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

決算・業績40%
提携・新規事業30%
株主還元15%
その他15%

最近の出来事

2025年10月資本業務提携

mui Lab株式会社と資本業務提携を締結し、家庭用エネルギーマネジメントシステムの拡充を図る。

2026年1月業績上方修正

2026年3月期通期の純利益予想を上方修正し、業務用販売の拡大が寄与したことを発表。

2026年2月事故リリース

札幌市手稲区における爆発事故に関するリリースを発表し、市場で一時的な株価急落を招いた。

最新ニュース

北海道瓦斯 まとめ

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓
配当
少なめ
1株 16円
安全性
普通
自己資本比率 44.1%
稼ぐ力
高い
ROE 11.8%
話題性
好評
ポジティブ 60%

「北海道のエネルギーインフラを担う老舗ガス会社が、電力事業とスマートエネルギーで次の100年を切り拓く」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU