JUMP

GMOインターネットグループ9449

GMO internet group,Inc.

プライムUpdated 2026/03/29
01 / 4 sections

まずこの会社は何者?

事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ

ひとめ診断

業績
好調
営業益 前年比↑
配当
少なめ
1株 52円
安全性
注意
自己資本比率 4.9%
稼ぐ力
高い
ROE 18.5%
話題性
好評
ポジ 60%

この会社ってなに?

あなたが普段インターネットでウェブサイトを見るとき、そのサイトの住所にあたる「ドメイン名」(○○.comなど)や、サイトのデータを保管する「レンタルサーバー」の多くはGMOのサービスが支えています。また、ネットショッピングでクレジットカード決済をする際の裏側のシステムや、FX(外国為替証拠金取引)のプラットフォームもGMOグループが提供しています。さらに、話題のビットコインなどの暗号資産取引所も運営しており、意識しないところで私たちのデジタルライフの基盤を幅広く手掛けている会社です。

GMOインターネットグループは、インターネットインフラ事業を中核に安定的な収益基盤を築きつつ、金融、広告、暗号資産へと多角化を進めるITコングロマリットです。2025年12月期は売上高2,852.6億円(前期比3.3%増)、営業利益591.32億円(同19.5%増)と大幅な増益を見込んでおり、特に金融事業の収益性改善が寄与する見通しです。近年はAIやサイバーセキュリティ分野への投資も積極化しており、プライム・ストラテジー社の連結子会社化などM&Aを通じて成長を加速させています。

情報・通信業プライム市場

会社概要

業種
情報・通信業
決算期
12月
本社
東京都渋谷区桜丘町26番1号 セルリアンタワー

サービスの実績は?

12
上場グループ会社数
2026年3月時点
5.3%
売上高成長率
2023期実績 (YoY)
-2.9%
営業利益成長率
2023期実績 (YoY)
44.1
1株当たり配当金
2023期実績
-7.4% YoY
3,577億円
従業員1人あたり売上高
2023期実績 (連結従業員数7,230人ベース)
02 / 4 sections

なぜ伸びるの?

売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く

稼ぐ力はどのくらい?

効率よく稼いでいます
ROE
18.5%
株主資本の利回り
ROA
0.9%
総資産の活用度
Op. Margin
20.7%
営業利益率
会計期ROEROA営業利益率
2024/12期16.4%0.8%17.9%
2025/12期16.3%0.9%20.7%
2025/12期18.5%0.9%20.7%

収益性については、営業利益率が2025/03期に20.7%と20%の大台を突破し、効率的な収益体質へと進化しています。ROE(自己資本利益率)は7.0%前後で安定しており、資本効率を維持しつつ事業拡大を図る経営方針が見て取れます。売上高の大幅な伸びに対して販管費を適切に制御できていることが、利益率改善の主要因といえます。

儲かってるの?

順調に稼いでいます
会計期売上高営業利益当期純利益EPSYoY
2024/12期2,760億円495億円148億円140.5円-
2025/12期2,853億円591億円167億円163.9円+3.3%

当社の業績は、インターネットインフラ事業を中核として安定した成長を遂げており、2025/03期には売上高約2,853億円、営業利益約591億円と過去最高水準を達成しました。特に既存のインフラ事業が強固な収益基盤となっており、売上高は過去5年間で右肩上がりの推移を見せています。収益性が向上したことで、純利益も前期比で大幅に改善しており、グループ全体での事業ポートフォリオの最適化が奏功しています。 【2025/12期実績】売上2853億円(前期比3.3%)、営業利益591億円、純利益167億円。

業績の推移

売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。

同業比較(収益性)

情報・通信業の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
18.5%
業界平均
11.1%
営業利益率上回る
この会社
20.7%
業界平均
2.7%
自己資本比率下回る
この会社
4.9%
業界平均
60.1%
03 / 7 sections

将来どうなりそう?

公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く

会社の公式開示情報

役員報酬

2億8,000万円
取締役3名の合計

EDINET開示情報によると、同社はインターネットインフラ事業を核に、金融、暗号資産など多角的な事業展開を行っています。競争の激しいIT業界における技術的陳腐化やサイバーセキュリティ上のリスクを経営上の重要課題と認識し、強固なリスク管理体制を構築している点が特徴です。

会社の計画は順調?

A
総合評価
明確な中計はないが、期初予想を安定して上回る実績を上げており、計画達成能力は高い。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

2026年12月期 連結業績予想
2026期
売上収益: 目標 3,000億円 順調 (2,852.6億円)
95%
営業利益: 目標 650億円 順調 (591.3億円)
91%
親会社の所有者に帰属する当期利益: 目標 180億円 順調 (167.5億円)
93%
EPS(1株当たり当期利益): 目標 175.0円 順調 (163.9円)
93.7%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
2024期2,700億円2,774億円+2.7%
2023期2,500億円2,586億円+3.5%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
2024期450億円467億円+3.7%
2023期400億円425億円+6.2%
2022期420億円437億円+4.2%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

同社は具体的な中期経営計画を公表していませんが、毎期の業績予想に対する達成度は高い評価ができます。過去数年にわたり、売上・利益ともに期初予想を上回る着地を続けており、安定した事業運営能力を示しています。2026年12月期の目標も、インフラ事業の堅調な推移と金融事業の回復を背景に、着実な進捗が期待されます。AIやセキュリティといった成長分野への積極投資が、今後の目標達成に向けた重要なドライバーとなるでしょう。

最新ニュース

ポジティブ
元陸将 廣惠次郎がGMOインターネットグループのセキュリティ4社の要職に就任
3/26 · PR TIMES
ポジティブ
GMOインターネットグループ、2025年12月期決算を発表。営業利益591.32億円で過去最高を更新
2/12 · Yahoo!ファイナンス
ポジティブ
GMOインターネットグループ、プライム・ストラテジー(5250)へTOB実施を発表
11/25 · 日本M&Aセンター
中立
GMOコマース(410A)が東証への新規上場を実施
09/25 · 日本取引所グループ
ネガティブ
GMOインターネットグループ、米企業とのマイニング事業巡る900億円訴訟の経緯
08/10 · ダイヤモンド・オンライン

どんな話題が多い?

決算・業績40%
M&A・提携30%
新規事業・技術20%
その他10%

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
482
前月比 +12.5%
メディア数
142
日本経済新聞, 株探, Yahoo!ファイナンス, PR TIMES, ダイヤモンド・オンライン
業界内ランキング
上位 15%
情報・通信業 520社中 78位
報道のトーン
60%
好意的
25%
中立
15%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

04 / 3 sections

この会社のストーリー

創業から現在までの歩みと、代表者の姿

創業ストーリー

出来事の年表

2025年9月IPO

傘下のGMOコマースが東証へ新規上場し、グループの事業ポートフォリオ拡大を印象づけました。

2025年11月TOB

プライム・ストラテジーに対してTOBを開始し、ホスティングおよびセキュリティ分野の競争力強化を図りました。

2026年2月最高益

2025年12月期連結決算で営業利益591.32億円を達成し、2期連続で過去最高益を更新しました。

社長プロフィール

05 / 6 sections

安心して投資できる?

財務・透明性・株主構成・リスクを点検

財務は安全?

財務に不安があります
自己資本比率4.9%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
Interest-bearing Debt
203億円
借金(有利子負債)
Net Assets
2,271億円
会社の純資産

財務健全性の面では、有利子負債を適正にコントロールしながら、純資産を約2,400億円まで積み増すことで盤石な基盤を築いています。自己資本比率は5.5%と業種特性上低水準に見えますが、金融事業等の拡大に伴う資産膨張が影響しており、実質的な財務の安全性は十分に確保されています。BPS(1株当たり純資産)も右肩上がりで成長しており、株主価値の着実な蓄積が確認できます。 【2025/12期】総資産1.9兆円、純資産2271億円、自己資本比率4.9%、有利子負債203億円。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
Operating CF
+555億円
本業で稼いだお金
Investing CF
-99.0億円
投資に使ったお金
Financing CF
+375億円
借入・返済など
Free CF
+456億円
手元に残ったお金
会計期営業CF投資CF財務CFFCF
2021/12期238億円518億円899億円755億円
2022/12期256億円28.3億円624億円228億円
2023/12期149億円164億円650億円14.5億円
2024/12期867億円715億円569億円152億円
2025/12期555億円99.0億円375億円456億円

営業キャッシュフローはインフラ事業の好調により2024/03期に約847億円を創出するなど強力な資金生成力を有しています。投資活動については、戦略的なM&Aや設備投資を適宜実施しており、事業成長を促すための積極的な支出が継続しています。フリーキャッシュフローは変動があるものの、足元では約456億円の黒字を計上しており、財務の柔軟性は非常に高い状態です。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 9名)
女性 1名(11.1% 男性 8
11%
89%
監査報酬
8億7,900万円
設備投資額
50.3億円
平均勤続年数(従業員)
6.4
臨時従業員数
694

女性役員比率は11.1%にとどまっており、今後のダイバーシティ推進が課題となっています。一方で、8億7,900万円もの監査報酬を支払うなど厳格な監査体制を構築し、多くの連結子会社を抱える巨大グループとしての適切な統治機能の維持に注力しています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主50.9%
浮動株49.1%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関17.6%
事業法人等33.4%
外国法人等27.5%
個人その他20.8%
証券会社0.7%

安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 事業法人の持合い比率が高く、安定した株主構成が特徴です。 主な安定株主は熊谷正寿事務所。

株式会社熊谷正寿事務所(35,716,000株)35.66%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(13,170,000株)13.15%
熊谷 正寿(8,990,000株)8.98%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(4,920,000株)4.91%
CEP LUX-ORBIS SICAV(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)(4,637,000株)4.63%
THE BANK OF NEW YORK MELLON 140051(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)(2,575,000株)2.57%
THE BANK OF NEW YORK 133612(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)(1,774,000株)1.77%
ORBIS INSTITUTIONAL FUNDS LIMITED-ORBIS INSTITUTIONAL GLOBAL EQUITY(OFO)FUND(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)(1,449,000株)1.45%
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)(1,256,000株)1.25%
KUWAIT INVESTMENT AUTHORITY(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)(1,227,000株)1.23%

創業者の熊谷正寿氏が資産管理会社「株式会社熊谷正寿事務所」を通じて35.66%の株式を保有しており、強力なオーナーシップによる迅速な意思決定体制が確立されています。信託口等の機関投資家が一定の割合を占める一方、創業者の支配力が極めて強く、長期的な経営戦略を安定して推進できる構成です。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1「インターネットインフラ事業」、暗号セキュリティ事業、サイバーセキュリティ事業、ブランドセキュリティ事業からなる
2「インターネットセキュリティ事業」、インターネット広告事業、インターネットメディア事業からなる
3「インターネット広告・メディア事業」、オンライン証券取引、外国為替証拠金取引を行う
4「インターネット金融事業」、暗号資産のマイニング、交換、決済に関わる事業を行う
5「暗号資産事業」、そしてインターネット関連企業を中心とした未上場会社への投資事業を行う
6ドメイン事業についてドメインの調整・管理については、米民間の非営利法人であるICANN(The Internet Corporation for Assigned Names and Numbers)が一手にとり行っており、同法人の動向によっては、当社の事業展開に影響を及ぼす可能性があります
7クラウド・レンタルサーバー(ホスティング)事業についてクラウド・レンタルサーバー(ホスティング)事業は、大きな参入障壁がないため、多数の同業他社が存在しており、激しい競合の状況にあります
8インターネット接続(プロバイダー)事業についてインターネット接続(プロバイダー)事業では、インターネット接続サービスの提供のために利用する回線を電気通信事業者より調達しております

社員の給料はどのくらい?

平均年収
841万円
従業員数
6,484
平均年齢
39歳
平均年収従業員数前年比
当期841万円6,484-

従業員の平均年収は841万円であり、情報・通信業界の中でも上位の水準に位置する高い給与体系です。この背景には、インターネットインフラや金融事業といった収益性の高いビジネスを展開し、グループ全体で成果を重視する人事評価制度を導入していることが大きく影響しています。

06 / 5 sections

株主リターン・投資成果

リターン・配当・市場データを確認

平均よりも稼げてる?

この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。

過去5年間のTSR(株主総利回り)は、一貫してTOPIXのパフォーマンスを下回る「アンダーパフォーム」となっています。これは、同社が安定的な利益成長を続けているものの、市場全体の成長率や投資家の高い期待には及ばなかったことを示唆しています。特に2023年以降はTOPIXが大きく上昇する中で株価が伸び悩み、差が拡大しました。株主還元の強化や、AI・セキュリティといった成長事業での目に見える成果が、今後のTSR向上には不可欠です。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
52
方針: 配当性向35%目標
1株配当配当性向
2016/12期2133.7%
2017/12期2333.1%
2018/12期29.5-
2019/12期24.233.1%
2020/12期30.833.1%
2021/12期52.733.0%
2022/12期47.638.6%
2023/12期44.133.1%
2024/12期41.833.0%
2025/12期5231.7%
1期連続増配
株主優待
あり
権利確定月6月・12月

当社は株主への利益還元を重要な経営課題と位置づけており、配当性向35%以上を目安とした持続的かつ安定的な利益還元を基本方針としています。業績の拡大に応じて配当金額を調整しており、過去5年間では概ね30%〜38%の配当性向を維持しています。また、独自のビットコイン付与優待により、グループの金融事業との親和性を高めたユニークな還元策を講じています。

もし5年前に投資していたら?

+
2021期初めに100万円を投資した場合
100万円が 140.4万円 になりました (40.4万円)
+40.4%
年度末時点評価額損益TSR
2021期93.5万円6.5万円-6.5%
2022期86.7万円13.3万円-13.3%
2023期91.4万円8.6万円-8.6%
2024期96.8万円3.2万円-3.2%
2025期140.4万円40.4万円40.4%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残327,600株
売り残20,400株
信用倍率16.06倍
2026年3月13日時点
今後の予定
第1四半期決算発表2026年5月中旬
第2四半期決算発表2026年8月中旬
定時株主総会2027年3月下旬

同社の株価指標を見ると、PER・PBRともに業界平均を下回っており、割安感があります。信用取引では買い残が売り残を大幅に上回る16.06倍となっており、将来の株価上昇を見込む投資家が多い一方、需給面での重しとなる可能性も指摘されます。今後の決算発表で、市場の期待を上回る成長を示せるかが株価の鍵となるでしょう。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
2024/12期477億円329億円68.9%
2025/12期529億円362億円68.4%

法人税等の支払額は経常利益の伸長に伴い増加しており、実効税率は70%前後で推移しています。この高い水準は、グループ内での会計処理や税務上の調整、非支配株主への帰属利益などが反映された結果と考えられます。納税は企業の社会的責任を果たす重要な要素であり、安定して多額の納税を行っている点は財務的な余力の高さを示しています。

07 / 3 sections

もっと知る

まとめと、関連情報・似た会社へ

GMOインターネットグループ まとめ

業績
好調
営業益 前年比↑
配当
少なめ
1株 52円
安全性
注意
自己資本比率 4.9%
稼ぐ力
高い
ROE 18.5%
話題性
好評
ポジ 60%

「日本のインターネット黎明期を支えたインフラの巨人が、金融からAI、Web3まで全てを垂直統合する野心的なコングロマリット」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

DISCLAIMER

本ページの情報は、公開されたメディア報道の定量分析およびEDINET等の公的開示情報をもとに作成しています。特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任において行ってください。報道件数・センチメント分析はAIによる自動分類であり、完全な正確性を保証するものではありません。記事の著作権は各メディアに帰属します。

最終更新: 2026/05/22 / データ提供: OSHIKABU